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2014年日本映画ベスト10

昨日の2014年アニメ映画ベスト5に続いて、今回は日本映画ベスト10です。
といっても、昨年はあまり日本映画を観れなかったんですよね。
一昨年(2013年)は97本も観たのに、昨年は58本だけで、
そこからベスト10対象外のアニメを除けば46本になります。
5本に1本がランクインするベスト10なんて甘すぎますし、
けっこう見逃した日本映画も多かったので、あまり参考にはならないです。

なぜ日本映画を観る本数が減ったかといえば、一昨年は幅広く観たのですが、
あまり面白い作品に出合えず、日本映画に対して期待が持てなくなったためです。
折しも消費増税や円安などによる物価高で、遊興費を削る必要に迫られ、
何を削るかと考えると、期待できない日本映画を削るしかなかったので…。
余裕があったら観たかった日本映画も相当ありましたが、泣く泣くスルーしました。
でもスルーした日本映画も、後にレンタルビデオで観ましたが、
スルーして正解だったなと思うことが多く、やはり日本映画は打率が低いかも…。
劇場鑑賞したものにしても、かなり篩に掛けていたにも拘わらず、
面白いと思えるものはそれほど多くなかったです。

でもやはり世間では日本映画の方が人気があるみたいです。
ヒットの目安とされる興収10億円を超えた本数は外国映画の倍です。
まぁ『アナと雪の女王』がヒット作十何本もの興収を上げているので、
洋邦の興収比ではそれほど差はないかもしれませんが…。
最もヒットした日本映画も『STAND BY ME ドラえもん』で、
やはり日本のアニメ映画人気はすごいですが、アニメや漫画の実写化も強く、
実写日本映画のトップは『るろうに剣心 京都大火編』で、
その後も『テルマエ・ロマエII』『るろうに剣心 伝説の最期編』、
『ホットロード』『ルパン三世』『土竜の唄』と漫画実写化作品が続きます。
アニメや漫画の実写化は叩かれることも多いので、やめとけばいいのにと思うけど、
漫画の実写化作品しかヒットしない現状では作られ続けるのも当然ですね。
叩かれながらも作り続けたことにより、多少腕も上がってきたみたいで、
原作ファンからも歓迎される実写化作品も増えてきました。
『るろうに剣心』なんてまさにそうですが、前評判は最悪だった『ルパン三世』が、
ふたを開けてみれば「意外とありかも」と概ね好評だったのは予想外でしたね。
今年も『暗殺教室』『進撃の巨人』『バクマン。』など、無謀としか思えないような
人気漫画の実写化作品は控えていますが、果たして結果は如何に…。

あと、昨年の日本映画の重要な出来事といえば、
『小さいおうち』のベルリン映画祭での銀熊賞(最優秀女優賞:黒木華)、
『私の男』のモスクワ映画祭での最優秀作品賞と最優秀男優(浅野忠信)、
『ふしぎな岬の物語』のモントリオール世界映画祭での審査員特別賞、
『渇き。』のシッチェス映画祭での最優秀男優賞(役所広司)受賞くらいかな。
日本アカデミー賞はこのあたりの作品で決まるんじゃないかな?
特に興収がいいわけでもないし、それほど面白くもないですが…。

ということで、2014年日本映画ベスト10の発表です。
でも実際は1位の作品が頭ふたつくらい跳び抜けていますが、
2位以下は同率2位でもいいくらい団子で、思いつく順に書いただけだったり…。

1位『青天の霹靂
青天の霹靂
劇団ひとり原作、脚本、監督、出演の作品ですが、まさかまさかの傑作です。
芸人なんかにこんな傑作を撮られて、本職の監督は恥を知れと言いたいところですが、
ここは素直に劇団ひとりのマルチな才能を褒めるべきですね。
松本何某や品川何某とは別格、本職にも劣らぬ芸人監督で次回作が楽しみです。

2位『寄生獣
寄生獣
今年4月に『寄生獣 完結編』公開で、物語自体はまだ完結しておらず、
現段階での評価は尚早かもしれませんが、あの映像化不可能そうな原作漫画を、
見事に映像化してしまう山崎貴監督には脱帽、世界に通用するVFXです。
適材適所なキャストの演技も素晴らしかったです。

3位『KILLERS キラーズ
キラーズ KILLERS
インドネシアの俳優を主演に迎え、インドネシアで撮られた日本映画です。
悪役、というかW主演の北村一輝のサイコキラーっぷりが本当に素晴らしかったですね。
この縁で彼は大人気インドネシア映画『ザ・レイド GOKUDO』にも出演しましたが、
そちらはあまり出番がなくて残念でした。

4位『TOKYO TRIBE
トーキョー・トライブ TOKYO TRIBE
バトル・ラップ・ミュージカルという前代未聞の意味不明なジャンルで、
人を選ぶかもしれませんが、日本語ラップ好きなボクにはド直球でした。
カルト的人気漫画を、あのカルト的人気監督・園子温が映像化しており、
彼らしいバイオレンス・ハイテンション・コメディでとても面白かったです。

5位『イン・ザ・ヒーロー
イン・ザ・ヒーロー
まず今となっては希少なオリジナル脚本作品であることを評価したいです。
スーツアクター(スタントマン)という題材も映画ファンなら興味深いはず。
演出的にかなり惜しいところもあるのですが、それを差し引いても、
とても面白い熱血ドラマで、なかなか燃える映画ですね。

6位『海月姫
海月姫
先週末公開の昨年最後に観た映画ですが、映画納めに相応しい楽しい作品でした。
これも漫画の実写化作品で、能年玲奈が腐った女の子役で主演してますが、
大人気朝ドラ『あまちゃん』の後、彼女が満を持して主演した『ホットロード』は、
退屈極まりない作品だったので、その残念さの反動もあって本当に面白かったです。

7位『白ゆき姫殺人事件
白ゆき姫殺人事件
日本の監督の中でボクが最も信頼している中村義洋監督の作品ですが、
やはり信頼に応えてくれる、とても見応えのあるミステリーでした。
湊かなえの原作も面白いでしょうが、映画という媒体に合わせて演出する
監督の映像化センスは感心します。今年公開の監督最新作『予告犯』にも期待です。

8位『舞妓はレディ
舞妓はレディ
『マイ・フェア・レディ』の日本版パロディ作品ですが、さすがは周防正行監督、
パロディなんて言うのは失礼なくらいの、上質な国産ミュージカルになっています。
主演の新人女優の、透き通るような雰囲気と歌声も素晴らしいです。
もっとミュージカル映画が増えたらいいのにな。

9位『ある優しき殺人者の記録
ある優しき殺人者の記録
フェイクドキュメンタリーの第一人者、白石晃士監督のPOVスリラーです。
実は『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版』の後日談なんですよね。
韓国との関係が悪化する中、韓国を舞台にした日韓合作なのは引っかかるけど、
その内容は日韓友好なんかとは正反対のバイオレンススリラーで面白いです。

10位『ジャッジ!
ジャッジ!
海外の広告祭の審査員たちを描いた非常に興味深いコメディ映画です。
昨年、最初に観た日本映画がこの作品でしたが、とても面白かったので、
「今年は日本映画も幸先いいな」なんて思ったのですが、結果的には上記の通り…。
なお次点は芦田愛菜主演『円卓 コッコ、ひと夏のイマジン』です。

今年の日本映画の展望ですが、もうだいたい書いちゃってますね。
現時点で楽しみなのは『寄生獣 完結編』と『予告犯』くらいです。
今年は一層倹約に励むことになるから、日本映画はあまり観れなさそう。
評判がいいものや、映画賞受賞作を後追いで観る感じになるかな。

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