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ベイマックス

『アナと雪の女王』が200億円を超える大ヒットをした今年、
映画界はディズニーの年だったな、なんて思いますが、
思い返してみると今年はピクサー作品が公開されなかったんですね。
ピクサー由来の『プレーンズ2』は公開されたけど、
本家ピクサー作品は一本も公開されませんでした。
この十年、毎年公開されていたピクサー作品が公開されなかったのは寂しいけど、
『ベイマックス』の日本公開が今年中に間に合ったため、
今年はディズニー長編アニメが2本公開された年でもあり、
ピクサー作品不在の寂しさを十分に埋めてくれています。
それに過去7本のオスカーを受賞した強すぎるピクサー不在のため、
ゴールデン・グローブ賞、アカデミー賞の長編アニメーション部門、
およびアニー賞の作品賞が混戦模様で、ちょっと面白いです。

アメコミ映画好きで日本人のボクとしては、アメコミ原作で、
日本へのオマージュ満載の『ベイマックス』に賞レースを席巻してほしいけど、
今年の世界ナンバー1ヒットアニメ映画『ヒックとドラゴン2』は強敵です。
『ヒックとドラゴン2』は日本未公開なので比較することはできませんが…。
でももしオスカーを受賞すれば、日本でのアニメ公開に消極的な20世紀フォックスも、
重い腰をあげて『ヒックとドラゴン2』の日本公開が決まるかもしれませんね。
アニー賞の作品賞にはジブリの『かぐや姫の物語』もノミネートされていて、
傑作なのでその動向が気になるところですが、ちょっと相手が悪すぎるかな。

ということで、今日はアニー賞作品賞、ゴールデングローブ賞長編アニメ部門の候補で、
アカデミー賞長編アニメ部門にもノミネート間違いなしの作品の感想です。
同時上映はアニー賞短編部門の候補『愛犬とごちそう』(6分)です。

ベイマックス
Big Hero 6

2014年12月20日日本公開。
ディズニー、長編アニメーション映画54作目となるアメコミアニメ。

西洋と東洋の文化がマッチし、最先端技術分野の先駆者たちが数多く住んでいるサンフランソウキョウ。そこに暮らしている14歳の天才児ヒロは、たった一人の肉親であった兄のタダシを亡くしてしまう。深い悲しみに沈む彼だったが、その前にタダシが開発した風船のように膨らむ柔らかくて白い体のロボット、ベイマックスが現れる。苦しんでいる人々を回復させるためのケアロボット・ベイマックスの優しさに触れて生気がよみがえってきたヒロは、タダシの死に不審なものを感じて真相を追い求めようと動き出す。(シネマトゥデイより)



2009年にディズニーがマーベルコミックを買収しましたが、
もともとこの買収の目的は、2006年に買収したピクサーに、
アメコミ原作のアニメを作らせたいという思惑からだったはずです。
ところがどういうわけか、最初のアメコミ原作ディズニー・アニメは、
ディズニー長編アニメーションとして製作されることになります。
(ピクサーはオリジナル作品しか作らないのかな?)
ディズニー長編アニメーションは『アナと雪の女王』など、
プリンセスもの、というかフェアリーテイル系アニメが多いので、
どちらかといえば女の子向けレーベルって感じがするため、
アメコミ原作の男の子向けヒーローアニメを作るのは違和感がありますが、
テレビゲームを題材にした前々作『シュガーラッシュ』も比較的男の子向けだし、
ディズニーは男の子市場開拓のため、女の子向けという印象を払拭したいのかも。

なんにしても本作が作られたことで、
ようやくディズニーがマーベルを買収した意味があったと思います。
これまでも実写では『アベンジャーズ』シリーズを配給していましたが、
それはパラマウントが立ち上げたシリーズを横取りしただけですから、
本作が初めてのディズニー発アメコミ原作映画だと言えるでしょう。
ボクも大好きなマーベルがディズニーに買収された時は、強い反感を覚えましたが、
ディズニーがちゃんとマーベル映画を作ってくれるとわかり安心しました。
しかも本作はマーベルの日本人ヒーローチーム、
「BIG HERO 6」を原作にするということで、もう狂喜乱舞ですよ。

とはいえ、ボクがその「BIG HERO 6」を知っていたかといえば、
実は本作の製作発表まで全く知りませんでした。
それだけマーベルコミックの中でもマイナーなヒーローだったということです。
『アベンジャーズ』シリーズ最新作の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』も、
かなりマイナーなヒーローチームだけど、BIG HERO 6のマイナーさは比ではないです。
日本人ヒーローチームの活躍するアメコミなんて人気が出るはずないですもんね。
そんなマーベル関係者も忘れているような作品を原作にして、
ディズニー長編アニメーションの新作にするなんて、正気の沙汰とは思えませんが、
マイナーだからこそ自由度の高いクリエイティブな作品が作れます。
アイアンマンなどのファンの多い人気キャラは、あまり改変すると苦情も出るが、
原作では厳ついベイマックスをユルフワなキャラに変えても、
ファンもいない(というか誰も知らない)ので誰も文句いいませんしね。
たぶん、まずディズニー側に「こういう物語を作りたい」という企画があって、
それに合うキャラをマーベルコミックの中から探したんじゃないかと思います。

ヒーローチームとしてはマイナーなBIG HERO 6ですが、
歴代構成員の中には有名なキャラもいるんですよね。
初期の中心メンバーであるシルバーサムライやサンファイアですが、
残念ながらどちらも本作には出演していません。
どちらも『X-MEN』系のキャラなので、『X-MEN』シリーズを製作する
20世紀フォックスに配慮したのかもしれませんが、
クイックシルバーが20世紀フォックスの『X-MEN:フューチャー&パスト』と
ディズニーの『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』を掛け持ちしているので、
別に使おうと思えば使えたのだろうと思います。
たぶん前述のような理由で、メジャーなキャラを嫌ったのもあるでしょうが、
あまりに日本的なキャラなので、あえて排除したのかもしれません。

本作は日本へのオマージュが満載のアメコミ映画で、
日本に対してフレンドリーな印象の作品ですが、
皮肉なことに日本ではアメコミ映画はあまり人気がないんですよね…。
本作がアメコミ映画であることを隠すかのように宣伝されているのもそのためですが、
逆にアメコミ映画が人気のある国といえば、反日国である中国・韓国です。
親日的な作品すぎると、アメコミ映画のお得意様である中韓にそっぽ向かれ、
興行的に大打撃を受けるので、あまり日本的な作品には出来なかったのかも。
シルバーサムライも出た日本を舞台にしたアメコミ映画『ウルヴァリン:SAMURAI』も、
他のアメコミ映画に比べると中韓では苦戦しましたからね。
(それ以上に日本で苦戦するという意味不明な状況でしたが…。)
それなら、そもそも日本のヒーローチームなんて題材にしなければいいのですが、
『シュガーラッシュ』も『カーズ2』も日本へのオマージュ満載の作品だったし、
如何にディズニーのアニメ部門が日本贔屓なのかってことです。
でも日本オマージュ作品よりも『アナと雪の女王』が日本で人気というのも皮肉です。

『ウルヴァリン:SAMURAI』は中韓のみならず、アメリカでの大ヒットしたとは言い難く、
やはりアメリカ人も日本を題材にした作品になんて興味はありません。
そこで本作は、日本を舞台にした日本人ヒーローの物語ではなく、
東京とサンフランシスコを合体させた架空都市「サンフラン奏京」を舞台に、
日系人主人公が活躍する物語に変更されています。
なんでも裏設定では、サンフランシスコ地震の後で日本人移民が再建した街だとか。
日本人のボクとしては、そんな半端な架空都市をデッチ上げるくらいなら、
素直に日本を舞台にしてほしいと思ったこともありますが、
ハリウッドで日本が描かれるとトンデモ日本になるのは目に見えているので、
それなら端からトンデモ日本として描いたのは正解かもしれませんね。
金門橋の主塔に鳥居の意匠が施されてますが、そんな橋は日本にもないしね。
別にBIG HERO 6を完全なアメリカ人チームに改変するという手もあったのに、
日本人チームという設定を少しでも残してくれたのは感謝しべきかもしれないです。

主人公のヒロ浜田、およびその兄であるタダシも、生粋の日本人ではありません。
彼らの両親はヒロが3歳の時に他界したみたいなのですが、
親代わりであるキャス叔母さんが白人なので、彼らの片親はおそらく白人で、
ヒロはディズニーアニメ史上初の東洋人と白人のハーフの主人公になります。
(でも公式設定ではキャス叔母さんの名字も浜田なんですよね…。)
BIG HERO 6の他のメンバーも、原作では全員日本人ですが、
ハニーレモンとフレッドは白人、ワサビは黒人に変更されています。
ゴーゴーは東洋人ぽいけど、声のキャストがジェイミー・チャンなので韓国系かな?
チームだと人種的にバランスを取ろうとするのは、いかにもアメリカっぽいですね。
ちなみに本作のヴィラン(敵キャラ)は、隈取模様のマスクを被った男で、
劇中だと「マスクの男」と呼ばれますが、正式には「ヨーカイ」という名前です。
もちろん日本語の「妖怪」から取られた名前ですが、『妖怪ウォッチ』と同日公開だし、
日本は妖怪ブームの真っただ中なので、なんだかタイムリーな名前ですね。
マーベルコミックにはいない、本作オリジナルのキャラみたいですが、
他にも芸者3人組や、バンザイボンバーズなんてヴィランも企画されていたとか。
最終的にヨーカイ一本に絞られましたが、この判断は正解だったでしょうね。
前置きが長くなりましたが、以下、本作の感想です。ネタバレ注意です。

13歳で高校卒業した天才少年ヒロですが、その天才的頭脳を使って、
電磁ベアリングサーボを応用した小型ロボット「メガボット」を制作し、
違法な賭博ロボットファイトに参戦して稼いで(遊んで)います。
そのロボットファイトで、ヤマという男の「リトルヤマ」というロボットと戦いますが、
武者っぽいデザインで、『リアル・スティール』のノイジーボーイを彷彿とさせますが、
もしかすると今回は外されたBIG HERO 6のメンバー、シルバーサムライの名残かも。
ヒロの兄タダシは、弟がロボット工学の才能を賭博なんかで無駄にしていると考え、
自分の通う工科大学のラボにヒロを連れて行きます。
ラボを「科学オタクのたまり場」と馬鹿にしていたヒロですが、
怪獣の着ぐるみで大学のマスッコトをしているフレッドは置いといて、
電磁サスペンション自転車を作るゴーゴーや、レーザープラズマの研究をするワサビ、
タングステンを粉々にする薬品を作ったハニーレモンら、タダシの仲間に会い感銘。
そしてタダシが研究している折り畳み式ケアロボット「ベイマックス」も初めて見ます。
更にメガボットに使用している電磁ベアリングサーボの発明者でもある
偉大な科学者キャラハン教授に会い、彼がこのラボを指導していると知り、
自分もこの大学に入学して、このラボで研究したいと思うようになるのです。

研究発表会で発明品を教授に認めてもらえれば入学できると聞かされ、
ヒロはメガボットを小型化し改良した「マイクロボット」を発明して発表します。
マイクロボットは粒のように小さい大量のロボットを、神経トランスミッターで操って、
自分の好きな形に構築できるという凄すぎる発明です。
ラボのレベルを遥かに超えてるし、もう入学して研究する必要ないだろって感じです。
キャラハン教授もその発明には驚き、当然入学許可を出しますが、
もうひとり、世界的ハイテク企業クレイテック社のCEOクレイも目を付け、
自社にヒロをスカウトしますが、教授から「クレイは利益しか考えない」と注意され、
「ロボット工学の発展のために大学で研究するべきだ」と助言され、
ヒロはクレイのスカウトを断るのです。

発表会の後、ヒロたちが大学を出ると、突如校舎で火災が発生。
タダシは「中にまだ教授がいるはずだ」と、ひとりで校舎に飛び込みますが、
その直後、校舎は爆発炎上し、タダシは帰らぬ人となるのです。
目の前で最愛の兄を亡くしたヒロは激しく落ち込み、
大学の入学手続きもしないまま、自室に引きこもります。
ある日、ヒロがうっかりメガボットを足の上に落として「痛い!」と叫ぶと、
タダシのベットの傍に置いてあったベイマックスが起動します。
ケアロボットであるベイマックスは助けを呼ぶ声に反応して起動するようです。
ベイマックスはヒロをスキャンし、思春期と診断、心をケアしてあげようとします。
いやー、ヒロの心の傷は思春期とは関係ないと思うけど、なんか面白いですね。
今はそっとしておいてほしいヒロは、ベイマックスをウザがりますが、
そんな折、脱ぎ捨てていた上着からマイクロボットの一粒を発見。
他のマイクロボットは大学の火事で消失したはずなので動かないはずですが、
その一粒は動いていて、どこかに向かおうとしています。
ベイマックスはその謎を解けば、ヒロの悩みが解決すると判断し、
その一粒のマイクロボットを追いかけて、勝手に街に出て行きます。
ヒロもさすがに放ってはおけず後を追いますが、着いたところは廃倉庫で…。
倉庫に忍び込むと、なんと焼失したはずのマイクロボットがあり、
謎のマスクの男がマイクロボットを操って、彼らを攻撃してきます。
ケアロボットであるベイマックスは戦闘ができないため、逃げるしかなく…。

辛くも逃げ切ったヒロは、焼失したはずのマイクロボットを持っているマスクの男が、
大学を放火した犯人、つまり兄タダシの仇ではないかと考え、
マスクの男を捕まえようと、ベイマックスを戦闘ロボに改造します。
改造といっても、空手をプログラミングしたチップをアクセスポートに差し、
チタン製のアーマーを装着させただけですけどね。
ベイマックスを連れて再び倉庫に行くも、すでにモヌケの殻で、
再び一粒のマイクロボットを追って行くと、港湾にたどり着きます。
マイクロボットは海の向こうに飛んで行ってしまいますが、その方角からマスクの男が、
マイクロボットで何かを運びながら海を越えて現れるのです。
ヒロは隠れて様子を伺いますが、そこに彼を心配してラボの仲間がやって来たため、
マスクの男に見つかり、彼らは攻撃を受けて、車で一緒に逃げることに。
実は大富豪だったフレッドの邸宅に逃げ込んだ彼らですが、ヒロの話を聞き、
フレッドがマスクの男の正体は、クレイテック社のクレイだと推理します。
まぁ誰が考えても、マイクロボットに目を付けたクレイが怪しいとは思いますが、
フレッドの場合はアメコミオタクで、大富豪=ヴィランと思い込んでいるのが面白いです。
自分も大富豪なのに、まったくアホな奴ですが、そんな彼がクレイを犯人と推理したら、
クレイが犯人ではないと言っているようなもので、自ずと真犯人がわかっちゃいますね。

でもヒロたちフレッドの推理にそこそこ納得したみたいで、
ラボの仲間もマスクの男の逮捕に協力したいと申し出ます。
港湾で襲われた時にベイマックスがマスクの男の健康状態をスキャンしており、
そのデータに適合する人を広範囲で探すためにスキャンをバージョンアップしますが、
ついでにみんなもバージョンアップしちゃおうと考え、
それぞれの研究テーマを活かしたヒーロースーツを開発するのです。
ゴーゴーは電磁サスペンションのホイールで高速移動できるホイール、
ワサビはレーザープラズマの両腕から出せるブレイド、
ハニーレモンは瞬時に科学物質を合成できるパワーパースを装備します。
フレッドは別に研究しておらず、ただ怪獣の着ぐるみを着ていただけなので、
やっぱり怪獣の着ぐるみ型スーツを着ますが、口から火炎放射が出来ます。
フレッドは原作だとゴジラのようなオーラを発することが出来るキャラなので、
スーツももっとゴジラっぽくしてほしかったですが、なんだか変な怪獣のスーツで、
大学で着ていた着ぐるみの方がゴジラっぽかったですね。
ゴーゴーのスーツが黄色で、ホイールが目玉焼きみたいなデザインなのは、
原作での彼女の名前がゴーゴー・トマゴ(タマゴ)だからです。
ワサビは原作だと寿司職人で、二刀流の包丁で戦うらしいけど、
レーザープラズマのブレイドが両腕に付いているのはその名残かな。
ハニーレモンは普段はメガネでちょっとオタクっぽい格好だけど、
ヒーロースーツを着ると急に可愛くなりますね。
ベイマックスもスキャンをバージョンアップしただけではなく、
ロケットパンチとウイングを装備し、「ベイマックス2.0」になります。
ヒロのスーツには特に機能はないみたいです。
マイクロボットを使うマスクの男に対抗するなら、もう一回マイクロボットを作って、
自分でも装備すればいいと思うのですが、それは言わない約束です。
きっと作るにはなかなか手に入らないレアメタルが必要、ということにしておきます。

クレイが怪しいと思ってるなら、まずクレイをスキャンしに行けばいい気がしますが、
ウイングで上空から街全体をスキャンして、マスクの男と適合する人を探します。
するとある島の謎の隔離施設に適合者がいるとわかり、ヒロたちは乗り込みますが、
そこは政府の極秘プロジェクト「沈黙のツバメ計画」で、
クレイテック社がテレポーテーション技術の実験をしていた施設でした。
しかしテレポーテーションに挑んだ女性研究員が、ポータルに入った後、
機械の故障で行方不明になってしまったので、実験は中止になったようです。
そのことを知ったヒロたちですが、そこにマスクの男が現れ、攻撃してきます。
しかしヒーローが6人もいれば、けっこう対抗できそうですが、
即席ヒーローチームではイマイチ息が合わず、足の引っ張り合いに…。
でもベイマックスの体当たりが決まり、マスクの男のマスクが外れます。

マスクの男の正体は、意外にもというか、予想通りというか、
火事で死んだはずのキャラハン教授だったのです。
火事の時に教授はマイクロボットを使って身を守ることができ、生き延びましたが、
つまり意外にもあの火事自体は誰かの放火ではなかったということかな?
ヒロが「兄タダシはあなたを助けようとして死んだ」と言うと、
教授は「頼んだわけじゃない」と冷たく返し、ヒロは激怒。
ベイマックスはヒロから教授を殺すように命じられますが、
ロボット三原則…、ではなくタダシのプログラムしたヘルスケアチップにより、
人間に危害を加えられないように設定されているため殴ることすら出来ません。
ヒロがベイマックスのヘルスケアチップを抜くと、空手チップだけになり、
ベイマックスは攻撃的になり、教授に襲い掛かります。
しかしマスクの男を捕まえることには協力したが、殺人は看過できない仲間は、
ベイマックスを食い止めようとし、その隙に教授はマスクを持って逃げます。
ハニーレモンが再びベイマックスにヘルスケアチップを差して止めますが、
ヒロは尚も教授を追おうとするも、スキャン機能が故障したため、
ヒロとベイマックスは修理のため一度自宅に戻ることに。

ヒロはスキャン機能を修理し、再びヘルスケアチップを抜こうとしますが、
ベイマックスはチップを差すアクセスポートを開こうとせず、拒否します。
怒るヒロに、ベイマックスは自分を開発中のタダシの記録ビデオを見せます。
タダシがみんなの役に立つケアロボットとしてベイマックスを開発したと知り、
そんなケアロボットを逆に殺しの道具に使おうとしたことをヒロは反省。
そこに施設に置き去りにした仲間も戻って来ます。
施設で発見したデータから、テレポーテーション実験で行方不明になったのは
キャラハン教授の娘アビゲイルだったと判明し、
教授が実験を強行したクレイに復讐するつもりだとわかります。

キャラハン教授は大学の新校舎の開校式典に出席したクレイを襲撃。
マイクロボットを使って、テレポーテーションのポータルをそこに再建し、
新校舎ごとクレイを吸い込もうとするのです。
ヒロたちも教授を阻止しようと駆けつけ、教授と激しいバトルになります。
ポータルがマイクロボットまで吸い込んでいることに気付いたヒロは、
マイクロボットの塊をみんなで攻撃して分解し、少しづつ吸い込ませます。
教授が気付いた時には大部分のマイクロポッドを失っている状態で、
著しく弱体化した教授から、神経トランスミッター付きのマスクを剥がし、
マイクロボットを完全に無力化し、ヒロたちは戦いに勝利するのです。

しかしポータルはまだ開いたままで、ベイマックスのセンサーは
その奥からハイパースリープ状態のアビゲイルの生体反応をキャッチします。
ヒロはベイマックスに乗り、アビゲイル救出のためポータルに飛び込みます。
ポータル内はデブリだらけで危険でしたが、なんとかアビゲイルのポッドを回収し、
ポータルから出ようとしますが、ヒロを守ってベイマックスがデブリに激突。
ベイマックスのロケットエンジンが損傷し、これ以上進めなくなるのです。
そこでベイマックスはロケットパンチでヒロごとポッドを押し出すことを提案。
でもそれはベイマックスをポータル内に置き去りにすることになるわけで、
兄タダシ同様にベイマックスのことも好きになっていたヒロは提案を拒否。
しかしベイマックスの説得を受け、ヒロは泣く泣く提案を受け入れ、
ベイマックスのロケットパンチの力で、アビゲイルを連れて帰還します。
『STAND BY ME ドラえもん』にも負けない、感動的なロボと少年の別れですが、
ここで単なる小ネタだと思ったロケットパンチが利いてくるとは思いませんでしたね。
ディズニーはホントに伏線の張り方が巧みで、いつも感心します。

その後、大学生になったヒロは、大切に保管していたベイマックスのロケットパンチに、
ヘルスケアチップが握られていたことに気が付きます。
ヒロはベイマックスを再構築し、そのチップを差して復活させるのです。
再びベイマックスと再会したヒロは、6人でヒーロー活動を再開して本作は終わり。
…と思ったら、エンドロールの後にオマケシーンがあるのでお見逃しなく。
特に意味があるシーンでもないですが、エンドロール後のオマケシーンは、
マーベルのアメコミ映画のお約束みたいなもので、一種のパロディですね。
それにマーベル映画では恒例、というかファンの楽しみのひとつでもある、
「スタン・リーを探せ!」なので、マーベル映画ファンは必見です。
まぁ別にファンじゃなければ、意味のわからないシーンかもしれませんが…。
後ろの席のカップルが、「続編の伏線だよ」なんて話していましたが、
ディズニーのアニメ映画は続編を念頭に置いて作るようなことはしないので違います。
毎回全力投球だからディズニーのアニメ映画は面白いんですよね。
ボクも続編が製作されたらもちろん嬉しいですが、
ピクサーが『Mr.インクレディブル2』を予定しているので、暫くはないかな。
『Mr.インクレディブル2』とクロスオーバーなんて妄想も膨らみますが…。

ディズニー長編アニメーションの感想
ボルト
プリンセスと魔法のキス
塔の上のラプンツェル
くまのプーさん
シュガー・ラッシュ
アナと雪の女王

コメント

ベイマックス2が楽しみですね。

  • 2015/01/15(木) 23:19:01 |
  • URL |
  • とおりすがり #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

え、続編が決まったのですか?
ディズニー長編アニメーションは基本的に続編を作らないので、
(作るとしたらOVAになることが多いです。)
ボクは本作に続編はないと考えているのですが…。
もし続編があるなら、それはもちろん楽しみです。

  • 2015/01/15(木) 23:47:52 |
  • URL |
  • BLRPN #-
  • [ 編集 ]

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