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スガラムルディの魔女

ディズニー映画『ベイマックス』の公開を記念して、
「あったかクリスマススタンプラリー」なるイベントが開催されています。
全国的にやってるのかどうかは知らないけど、ウチの地域では、
TOHOシネマズ梅田、グランフロント大阪、TOHOシネマズ西宮OS、
阪急西宮北口駅の4か所に設置してあるスタンプを専用シートに押して、
梅田や西宮のディズニーストアに持って行くとオリジナルクリアファイルが貰えます。
別にスタンプを4つ集める必要はなく、2つ集めるだけでいいので楽勝です。
ボクは西宮在住なので、手直に西宮のスタンプ設置場所を回ろうと思ったけど、
西宮北口駅の設置場所は改札を通る必要のある駅構内にあるので、
阪急電車を利用しないと押せないので断念し、梅田の設置場所を回りました。
グランフロント大阪→TOHOシネマズ梅田→ディズニーストア梅田HEP FIVE店なら、
徒歩10分で回れてお手軽なので、お近くに寄った際は是非参加してください。

表面にはミッキーとミニー、裏面にはヒロとベイマックスのイラストが描かれた
クリスマス仕様のクリアファイルで、タダで貰える割には期待以上の物でしたが、
本当にタダで貰うのは気が引け、ディズニーストアで何か買った方がいいかなと思い、
『ベイマックス』グッツでもあれば買おうと思ったのですが、全く置いてなくて…。
いつも思うけどディズニーストアってミッキーマウスやクマのプーさんなどの
ファンシーな女の子向けグッツばかり取り扱ってますよね。
ディズニー映画でも、どちらかと言えば男の子向け作品の印象がある
『ベイマックス』や『シュガーラッシュ』のグッツは取り扱ってくれません。
本家ディズニーは男の子ファンの獲得に躍起になっていて、
アメコミのマーベルや『スターウォーズ』も買収したんだから、
『アイアンマン』などの男の子向けグッツも取り扱ってほしいところですが、
せめて最新ディズニー映画『ベイマックス』のグッツくらいは揃えましょうよ。
近くのキディランド梅田店にはちゃんと置いてありましたよ。

…てか、正直ミッキーやミニーは好きじゃないんですよね…。
ボクはディズニー映画ファンなので、ロクに映画に登場しないこのネズミどもが、
ディズニーの看板を背負っていることが納得できなくて…。
ボクの中ではディズニーのネズミキャラと言えばレミーですから。

ということで、今日はミッキーやミニーが登場する(?)映画の感想です。
あ、ちなみにディズニーストアではスティッチのグッツを買いました。

スガラムルディの魔女
Witching Bitching

2014年11月22日日本公開。
アレックス・デ・ラ・イグレシア監督のホラーコメディ。

失業した揚げ句妻ともうまくいかなくなったホセ(ウーゴ・シルバ)率いる強盗団は白昼堂々宝飾店を襲撃、ホセは息子らと共に偶然通りかかったタクシーに飛び乗り逃げる。パトカーの追跡をかわすうちに道に迷ってしまった一行は、魔女伝説が伝わるスガラムルディ村にたどり着く。人食い魔女たちの洗礼を受ける中、強盗団を追ってきた者たちも加わり魔女軍団と人間の壮絶バトルが始まり……。(シネマトゥデイより)



東京などでは先月22日に、ここ関西では先週末に、
銀獅子賞監督アレックス・デ・ラ・イグレシアの映画が二本同時に公開されました。
本作『スガラムルディの魔女』と『刺さった男』の二本で、
予告編を観た時からどちらもとても面白そうな作品だと思ったのですが、
諸般の事情で1本しか観ることができないため、どちらを観るべきか悩み…。
結局、2013年に製作された新しい方を選び、本作を観ました。
どちらも松竹メディア事業部が配給していますが、
配給会社もおそらく本作の方を推していると思います。
ボクは本作をシネ・リーブル梅田で観ましたが、本作は一日二回上映なのに対し、
『刺さった男』は一回上映だったので、メインは本作の方でしょう。

なのでとりあえず本作に決めて観に行ったのですが、とても面白くて、
上映終了後に『刺さった男』の方も観てしまおうかなと思ったほどです。
ハイテンションな異色ホラーコメディでとても楽しむことが出来ました。
以下、ネタバレ注意です。

舞台はスペインのバスク地方。
主人公ホセは離婚した妻に息子の養育費を払うため、
貴金属買取店を強盗することを決意し、即席の仲間を集めて押し入ります。
その日はちょうど隔週に一度となる10歳の息子セルジオとの面会日だったので、
息子も店に連れて行き、銃を持たせ強盗の手伝いまでさせてしまいます。
セルジオは楽しそうですが、まったくとんでもない父親ですね。
とんでもないのはそれだけではなく、強盗に入った格好も酷いです。
全身銀色に塗ったキリストの姿で押し入ります。
キリストの格好をすれば、畏れ多くて撃たれないだろうと考えたのかと思いましたが、
そうではなく、店の前で警備輸送車両が来るまで怪しまれないで待つために、
キリストの像の真似をする大道芸人を装っていたみたいです。
彼の即席の仲間もみんな大道芸人に化けているのですが、
透明人間の格好やパチもん臭いミニーマウスの着ぐるみなど、
「こんな格好で強盗する気か?」と思わず笑ってしまうやつらばかりです。

息子セルジオの手引きで、グリーンアーミーメンに変装したトニーと一緒に、
貴金属買取店に押し入ったホセは、まんまと大量の金の指輪を奪いますが、
外で見張り役をしていたスポンジ・ボブの着ぐるみの仲間が警官に気づき、
思わず銃を乱射してしまって、町は大混乱になります。
ホセとトニーはセルジオを連れて賃走中のタクシーをジャックして逃走。
(乗っていた客はトランクに閉じ込めてしまいます。)
銃を突き付けられた運転手マヌエルは必死にパトカーを巻き、逃げ切ります。
しかしセルジオが店に通学カバンを忘れて来てしまったようで、
中に入っていた教科書の名前(なぜか住所まで書いてある)から、
ホセの身元が警察にばれ、元妻シルビアに連絡されます。
息子セルジオの身を案じたシルビアは、ケータイの追跡機能で後を追い、
彼女の後を警察も尾行することになるのです。

タクシーで逃走する彼らはフランスへ国外逃亡するため、
国境目指して山道を進みますが、途中でお腹がすいたのでバーによることに。
バーの老いた女主人から「スガラムルディ村を抜けたら国境だ」と教えてもらうが、
運転手マヌエルは「あの魔女の村のこと?」と青ざめるのです。
どうやら彼が読んだオカルト本にスガラルムディ村が
魔女が集会を開く洞窟がある村と紹介されていたみたいで、
彼はそれを真に受けて怖がっているのです。
架空の村かと思ったけど、実際にあるみたいで、
17世紀に悪名高いバスク魔女裁判が行われたところらしいです。
洞窟も本当にあって、観光名所化しているみたいなので、
マヌエルのように恐れるような場所ではないみたいですけど。
まぁマヌエルがビビっちゃったのは、何もスカラムルディ村にだけではなく、
このバーのことも奇妙なところだと思っているみたいです。
トイレの便器の排水溝からコチラを見上げる男が見えたり、
提供されたスープの鍋に人間の足らしきものが見えたりしたので当然ですが、
逆にそんな不気味な目に遭ってるわりにはリアクションが薄い気がしますね。

バーを発ち、国境を超えるためにスカラルムディ村に向かう彼らですが、
その道中で人を撥ねてしまいますが、なんとその人は先程のバーの女主人で…。
ところが彼女の遺体は、すぐにどこかに消えてしまうのです。
きっと魔女だったに違いないと思う彼らですが、とにかく先を急ぐことに。
スカラルムディ村に着いた彼らですが、どんな恐ろしげなところかと思いきや、
意外と普通の町で安心しますが、夜道でグラシーという婦人から声を掛けられ、
「手術した股関節が痛むので家まで乗せて」と頼まれます。
魔女の村で見知らぬ女性から声を掛けられるなんて、怪しいにも程がありますが、
気の毒に思ったのか、彼女を家まで乗せてあげることにします。
彼女の家はこれまた怪しいにも程がある大きな館で、普通なら警戒するでしょうが、
ホセとトニーはグラシーの娘エバに一目惚れしてしまい、
彼女たちに言われるままに家の中に入ってしまうのです。
たしかにエバは若くて綺麗な女性ですが、パンクな髪型で只者じゃない雰囲気で、
正直怪しすぎるので、そんなホイホイついていくのは不思議です。

そんな館内で、息子セルジオが行方不明になります。
ホセたちは息子を探し回るのですが、なんと台所であのバーの女主人から、
竈で丸焼きにされそうになっていて、彼らは慌てて助けて館から速攻逃げ出します。
その女主人はグラシーの母親ですが、やはりこの家は魔女三代が住む家だったのです。
彼女たちはホセたちがこの村に来ることを占いで知っていたのですが、
特にセルジオは「選ばれし者」として、彼女たちに狙われていました。
まぁグラシーの母親はセルジオが選ばれし者だと気づかず、
丸焼きにして食べようと思っていたみたいですけど…。

館を逃げ出し、国境に急ぐ彼らですが、ホセが金の入ったカバンを館に忘れてきて…。
大事なものを忘れてきてしまう似た者父子ですね。
この際、金より命の方が大事だろうと思うのですが、彼らは取りに戻ることに。
こっそり館に侵入してカバンを探しますが、グラシーたちに見つかり捕まります。
そして選ばれし者セルジオ以外のタクシー客含む4人は、
魔女の儀式を行う時の晩餐で使う食材にされることになるのです。
セルジオは彼女たちが崇拝する女神の生贄にされるみたいです。

グラシーは魔女仲間を大勢招待して、晩餐会が始まりますが、
そこに元妻シルビアと警察2人が飛び込んで来ます。
その混乱に乗じて、ホセとトニーとマヌエルは逃げ出そうとしますが、
魔女たちがまるでゾンビように追いかけて来て…。
ホセは仲間と逸れてひとりで逃げますが、その途中でエバと遭遇。
なんと彼女はホセに逃げ道を教えてくれるのです。
どうやらエバはホセに恋したみたいで、魔女仲間を裏切ってでも、
彼と一緒に逃げたかったみたいですが、彼が息子を連れていくと聞かないので激怒。
ホセは怒り狂うエバにぶち殺されそうになりますが、強引に彼女にキスすると、
彼女はなぜか悶え始め、その隙に謎の地下通路から脱出するのです。
たしかにホセは渋めの中年ですが、魔女のエバが彼のどこに惹かれたのか謎です。
彼女たち魔女は、男を非常に嫌っているみたいなのに…。
魔女たちがセルジオを女神の生贄にするのも、女神の力を借りて
男社会の世の中を破壊するためですが、特にスペインは男社会が根強いみたいで、
本作はそんなスペイン社会の風刺でもあるみたいです。

地下通路を進むホセは、地下で魔女から監禁されている男に遭遇します。
ルイスというその男は、エバの弟ですが、15年間も家族に閉じ込められているようで、
魔女は女系家族だから男が生まれたら監禁しちゃうのでしょうか。
しかもトイレの排水溝の下に監禁するなんて酷すぎますね。
例のマヌエルがバーのトイレで見た男は、このルイスだったみたいですが、
つまりこの地下通路はバーと館を繋いでおり、この場所はバーのトイレの真下です。
ルイスは姉エバからは何かと気にかけてもらっていたみたいで、
弟に優しくしたり男に恋したりと、彼女は特異な魔女なのかもしれません。
エバはホセに惚れていることが家族にばれ、墓地に生き埋めにされます。
(魔女は墓から這い上がってこられないようにうつ伏せに埋葬するんだとか。)
ルイスから息子セルジオが洞窟で行われる魔女の儀式の生贄になると聞き、
ホセは地下通路を通って洞窟に向かいますが、途中で墓地の下を通り、
図らずも生き埋めにされたエバを救出することになります。

洞窟では大勢の魔女が集まり、儀式が始まろうとしています。
トニーとマヌエルは捕まっており、警察2人と一緒に火炙りにされそうになっています。
生贄になるセルジオは変な格好をさせれて、生贄台に乗せられますが、
全く怖がる様子もなく、意外なほど落ち着いていますね。
たぶん母のシルビアが魔女の仲間になったので、言うことを聞いているのかも。
儀式が始まると女神が現れますが、これが醜悪な太った全裸の巨大な女で…。
RPG『真・女神転生』のエルズリー(ブードゥー教の女神)によく似ていて、
かなりインパクトがあるデザインで面白いですが、元ネタはエルズリーではなく、
古代の遺跡から発掘された小像「ヴィレンドルフのヴィーナス」です。
有名な小像なので見たことがある人も多いと思いますが、
まさかこれを魔女が崇拝する女神(悪魔)として描くなんて、目の付け所が素晴らしい。
そしてその女神をCGでこんな風に再現しちゃうなんて最高ですね。
実際の小像は魔女の崇拝対象になるようなものではないみたいですが、
古代の物なので何の目的で作られたものかも明確ではないみたいで、
意外と本当に悪魔を象った小像だったかもしれませんね。

ホセも洞窟に駆け付けますが、時すでに遅く、セルジオは女神に丸呑みに…。
愕然とするホセですが、その直後、女神はすぐにセルジオを生きたまま排泄します。
排泄というか、分娩だったのかもしれません。
グラシー曰く、セルジオは女神の胎内で転生、性を超越した復讐の悪魔になったとか。
今後セルジオが男社会の文明を破壊するということでしょうか。
見た目的には丸呑みされる前と何も変わってないように見えますが…。
次に女神はルイスを丸呑み、弟想いのエバは怒って飛びかかり、
女神の醜悪な顔を隠すために顔に巻いてある縄を切ります。
すると女神はルイスを吐き出してどこかに逃げ去り…。
その後エバは、母グラシーと戦って倒し、ホセらと共に洞窟を脱出。
その直後、なぜか洞窟は大爆発し…。(女神が爆発したのかな?)
トニーもマヌエルもルイスも脱出し、セルジオも救出できてめでたしめでたしです。

それから一か月後、どうやらホセとエバは交際しているみたいですが、
息子セルジオは、なんと少年マジシャンとしてステージに立っていました。
やっぱり女神の胎内で転生し、普通の子供ではなくなったみたいで、
魔女のように魔法が使えるので、それを活かしてマジシャンになったのでしょう。
ただ彼の披露する人体切断マジックは超過激です。
魔法が使えるから普通のマジシャンのようにマジックにタネなんていらないので、
本当に人体をぶった切って、後で魔法で元に戻すのですが、
血は吹き出すわ、切り株を見せられるわで、客が逃げ出すほどです。
ただ、彼に文明を崩壊させるほどの力があるかは微妙ですよね。

やっぱり本作のようなハイテンション・ノンストップ・コメディは、
文字では面白さを伝えられないので、実際に観に行ってほしいです。
外国のコメディ映画で日本人客があんなに笑うのは珍しいですが、
それも納得の面白い作品だったと思います。

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