ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

ランナーランナー

今日は年末ジャンボ宝くじの発売日だったので、
いつも通り10枚だけ購入しました。
ジャンボ宝くじは毎回10枚だけ購入しているのですが、
運勝負なギャンブルなので、ゲンを担いでしまいがちで、
どのタイミングで買おうか、どこの売り場で買おうかとか、いつも悩んでしまいます。
例えば「今日は嫌なことがあったから運気が下がってそうだな」とか、
「大阪駅前第四ビルの特設売場はよく当たるらしい」とか考えちゃいますが、
結局、近所の小さな売り場で、たまたま通りかかった時に買っちゃいます。
ボクの経験から言って、宝くじが当たるかどうかは、買った時の運気よりも、
当籤番号をチェックした時の運気の方が影響している気がするしね。
なんて、ボクは数千円の少額当選しかしたことがありませんが…。

ということで、今日は宝くじに4回当籤する確率のギャンブルに騙される物語の感想です。

ランナーランナー
Runner Runner

2014年11月21日日本公開。
ジャスティン・ティンバーレイク主演のクライムスリラー。

プリンストン大学の学生リッチー(ジャスティン・ティンバーレイク)は、大事な学費をオンラインカジノのポーカーに使い込んでしまう。カジノのいかさまを疑い胴元のサイトオーナー(ベン・アフレック)に直接話をしに向かったリッチーだったが、自らの命が懸かった賭けに挑む羽目に。カジノ王にFBIも絡み合う裏社会で絶体絶命の窮地に陥ったリッチーは、わが身を守り勝ち抜くことができるのか……?(シネマトゥデイより)



これは期待外れな映画でした。
ボクは詳しくないのだけど、タイトルの『Runner Runner』とは、
ポーカー用語で「最後の2枚のカードで逆転すること」(予告編より)だそうで、
本作はそんなポーカー用語をタイトルにするくらいだから、
てっきり主人公がポーカーで悪者たちと勝負するような物語だと思ってました。
計算やイカサマを駆使して、悪徳カジノやギャングをギャフンと言わせるような、
痛快なポーカー映画に違いないと期待していたのですが、
いざ観てみたら、ポーカーなんてほとんどしません。
ところどころで状況をポーカーに例えたりする台詞があるくらいで、
ポーカーとはほとんど関係ないと言っても過言ではない、普通のクライム映画です。
ヒリヒリするようなカードバトルを期待すると、肩透かしを食らってしまいます。

本当に普通のクライム映画ですが、クライム映画としても凡庸すぎます。
全米公開時にもかなり酷評されたみたいですが、ホントに退屈でした。
退屈すぎて(ちょっと疲れていたのもあるけど)ところどころで意識が飛びました。
上映時間91分と、かなり短めな作品でしたが、それでも終盤は
「眠たいから早く終わらないかな?」と思ってしまうくらいで…。
意識が飛ぶと言っても、完全に寝ているわけじゃなくて、
ほんの2~3秒のことですが、それが4~5回あって、
終盤の結構重要なシーンでも意識を飛ばしてしまったため、
ちょっと流れがわからなくなってしまったところもあり、
そんな状態で感想を書けるかわかりませんが、とりあえず書いてみます。
以下、ネタバレ注意です。

主人公のリッチーは、ウォール街の大手投資会社で働いていましたが、
これから大儲けできるという時にリーマンショックになり職を失います。
彼はいい会社に再就職するため、名門プリンストン大学に入学しますが、
前職での収入が高かったため、奨学金を受けることができず、
残り総額6万ドルにもなる授業料が払えません。
そこで彼はオンラインカジノのサイトを運営し、
友達の学生や教授にオンラインカジノを勧めて金を稼ぎ、学費を払っていました。
日本では(例え国外のものであっても)オンラインカジノで遊ぶのは違法だし、
当然ボクも利用したことがないので、どんなものかいまいちピンとこなくて、
はじめはリッチーがオンラインカジノを運営しているんだと思ったのですが、
貧乏学生がオンラインカジノを運営できるはずはなく、どうも違うみたいですね。
たぶん自分のサイトにオンラインカジノのバナーを貼って訪問者を誘引し、
訪問者がオンラインカジノで遊べば、その掛け金の一部を手数料に受け取れる、
いわゆるアフィリエイトだったみたいです。
胴元になって友達から金を巻き上げているわけではないけど、
友達をカジノに売るに等しい行為で、どうも感心できない輩です。
まぁ元ウォール街の金転がしってだけで、十分鼻持ちならない奴ですけど。

大学側のリッチーの行為を問題視し、
サイトの運営をやめろ、さもなくば退学させる、と警告します。
オンラインカジノのアフィリエイトで稼げなくなった彼は、
全財産1万7000ドルを元手に、残りの学費6万ドルまで増やそうと、
自らオンラインカジノ「ミッドナイトブラック」のポーカーに挑戦します。
「ポーカーは運ではない」と明言する頭脳明晰な彼は、
独自のポーカーの勝利のメソッドを持っているのでしょうが、
結果は惨敗し、全財産を失ってしまうのです。
しかし大学で多峰性分布の勉強をしている彼は、
ポーカー相手の勝率が標準偏差を逸脱しすぎていると考え、
このオンラインカジノは詐欺行為を行っているのではないかと疑います。
まるで相手に手札を見透かされているようでしたが、オンラインポーカーなんて、
そのくらいのインチキは普通にやってると考えて当然だと思うけど、
オンラインカジノで遊ぶ人って、全く恣意的な行為を疑ったりしないのかな?
ボクなら絶対に信用しないから、もし違法じゃなくてもオンラインカジノはしません。

リッチーは「ミッドナイトブラック」の運営会社のあるコスタリカに飛び、
社長アイヴァンに直接会って、「詐欺だ、証拠もある」とクレームを付けます。
アイヴァンは「プログラマーがバックドアを使って詐欺を行ったことだ」と、
会社ぐるみの関与を否定し、公表しなかったリッチーに感謝して、
彼を破格の条件で雇うと言い出すのです。
アイヴァンから、普通にプリンストン大学を卒業しても、成功者になれる確率は、
「ランナーランナーでラッシュする確率(4%)より低い」と言われたリッチーは、
そのお誘いを受けることにするのです。
この台詞が本作のタイトルに使われたわけだけど、全くピンとこない比喩ですよね。
劇中には全然ポーカーをプレイするシーンはないくせに、
やたら聞き慣れないポーカー用語ばかり使うので厄介です。

アイヴァンの下で現場を任せられ、数か月働いたリッチーですが、
ある時、大物アフィリエイターと契約してこいと命令されます。
オンラインカジノの成功は、客をサイトに誘引してくれる
アフィリエイターに掛かっているみたいです。
なんと誘導した客の掛け金の30%もアフィリエイターに払うと言うのだから驚きですが、
50万人もの顧客を持つその大物アフィリエイターは33%を要求します。
30%も33%も微々たる差だろうと思うのですが、アイヴァンは要求を飲まず、
代わりにお姉ちゃんを用意して、彼を接待するのです。
色仕掛けで口説き落とそうなんて、意外とベタなことするな、と思いきや、
なんと女を抱かせて、浮気をネタに妻子ある彼を脅して契約させます。
なかなか狡猾な方法ですが、女を抱けて喜ぶだけの男もいるだろうし、
誰にでも通用する手ではありませんね。

それと前後して、リッチーは白昼堂々街中で拉致られます。
拉致ったのは、どこぞのギャングかと思いきや、なんとFBIで、
捜査官シェイバースは違法行為の疑いがあるアイヴァンを捕まえるため、
リッチーに協力しろと要請してきます。
もし協力しなければアメリカに帰国できなくなる可能性を示唆し、解放します。
リッチーはすぐに「FBIに捕まった」と報告しますが、アイヴァンは驚く様子もなく、
「コスタリカはFBIの管轄外で、駐禁も取れないから大丈夫だ」と…。
たしかにFBIはアメリカの警察組織だからコスタリカでは権限ありません。
だからオンラインカジノは国外で運営され、国内で営業するんですが…。
余談ですがFC2ブログを運営している会社も、アメリカにサーバーがあるみたいで、
日本の警察はFC2動画の無修正エロ動画などを取り締まることができません。
グローバルなネット社会の困ったところですね。
FBIはリッチーの部下にも接触し、部下はこのままでは出国できなくなることを恐れて、
リッチーの下から抜けて帰国してしまいます。
それでもリッチーは、もうコスタリカに骨を埋める覚悟で残るのです。

アイヴァンは、国のギャンブル責任者エレーラに賄賂を渡す役をリッチーに命じます。
しかしリッチーが賄賂を渡すと、エレーラが「足りない」と言い、部下に彼を殴らせます。
命の危険を感じたリッチーは、そのことをアイヴァンに報告して文句を言うと、
逆に「それくらいのリスクは当然の仕事だ」と怒られてしまい…。
まぁ堅気とは言えないし、それだけ給料も高いんだから、至極真っ当な意見ですね。
その後、アイヴァンは強欲なエレーラをワニの池に突き落として脅すのですが、
そんな強硬手段に出るなら、端から賄賂なんて払わなければいいのに…。
こんな仕事を続けていたら命がいくつあっても足りないと思った腰抜けリッチーは、
この仕事を降りて帰国しようと空港に行きますが、すでにFBIの手が回っており、
彼はコスタリカから出国できない状態になっていて…。
もう自業自得すぎて、いい気味だとしか思えません。

リッチーの部下のクローニンが、アイヴァンが客の金を使い込んでいることを発見。
いわゆるポンジ・スキーム(出資金詐欺)なので、客に勝たせるわけにはいかず、
やはりポーカーでも客が絶対勝てないように不正操作を行っているみたいです。
しかも客から盗んだ金は、一度リッチー名義の口座に入れているみたいで、
それが発覚したらリッチーに罪を着せるつもりのようです。
その後、クローニンが失踪してしまい、リッチーは焦ります。
このあたりから急激に眠たくなって意識が飛びまくっていたので、
詳細な展開はちゃんと把握できなかったのですが、
とにかくリッチーはFBIのアイヴァン逮捕に協力することにしたみたいです。
アイヴァンはFBIの権限が及ばないアンティグアに高飛びするのですが、
その前にリッチーがアイヴァンの自家用機のパイロットを買収し、
アイヴァンが到着した先はアンティグアではなく、アメリカ領プエルトリコ…。
当然FBIの管轄内で、着陸するなり待っていたFBI捜査官に逮捕されます。
リッチーはFBIへの協力が認められ、無罪放免でめでたしめでたしです。

…が、ボクはリッチーに好印象を持っていないので、あまりめでたくはないかな。
昨日感想を書いた駄作『パワー・ゲーム』でも、
犯罪に加担した主人公が最後はFBIに協力して大物を逮捕させ、
自分は協力者として罪を問われなくなるという展開でしたが、
いくら犯罪に加担してもFBIに協力さえすれば全ての罪が帳消しになるなんて、
司法取引が認められない日本に住む日本人としては、
ちょっと釈然としないものがありますし、安易であまりいいオチではないです。
少なくとも無罪になった主人公には、ただ作戦が成功して喜ぶばかりではなく、
自分のこれまでの行いを反省する描写がほしいです。
全く観る価値のない映画でした。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/1420-3b7fa242
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad