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モーガン・ブラザーズ

明日からミスタードナッツで、「カラフルスケジュールン2015」の交換が始まります。
(スケジュールンは毎年ミスドが作っているオリジナルのスケジュール帳です。)
ボクは(薄くて使いやすい)スケジュールンを毎年楽しみにしているのですが、
例年はスケジュールンと交換してもらうため、クラブカードのポイントを貯めていましたが、
今年はクラブカードが廃止されているので、交換方法が変わってしまいました。
300円分購入で1枚貰える引換券を8枚集めて交換してもらうみたいです。
特典目当てでドーナツを2400円分も購入するなんて、少し引っかかるものがあります。
(それなら市販のスケジュール帳買った方が安いし…。)
ミスドで2400円も使うには数週間はかかるけど、11月始まりのスケジュール帳なのに、
やっと8枚揃えて交換したころには11月も終わりそうです。

特典といえば、現在シネリーブル梅田で開催中の
「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2014」でも、
上映される全6作品を観ると、特典としてオリジナルTシャツが貰えるそうですが、
なんと4日目にして、もう配布終了しちゃったみたいで…。
何枚用意してたのか知らないけど、もう6作全部観た人が結構いたことに驚きです。
ボクは期間中に6作品観るのは難しいと思いながらも、もう3本観たし、
特典が貰えるなら頑張って6本全部観てみようかなとも思ってましたが、
特典も終了したので諦めがつきました。

ということで、今日は「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション」で観た
3本目(つまり最後)の映画の感想です。

モーガン・ブラザーズ
100 Bloody Acres

2014年10月25日日本公開。
オーストラリア製スプラッタ・コメディ。

オーストラリアの田舎町で肥料工場を営むモーガン兄弟。経営難に陥った彼らは、とある新商品の開発に成功する。それは、人間の死体を肥料にするというものだった。ある日、拾った死体をトラックで運んでいた兄弟は、その途中でヒッチハイクしていた若者たちを乗せる。若者たちはトラックに積まれていた死体を発見して驚くが、そのまま工場へと連れて行かれてしまう。(映画.comより)



本作は現在テアトル系映画館で開催中の特集上映
「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2014」の中の1本です。
今年は第46回シッチェス映画祭出品作の中から6本が選出され、上映されていますが、
コンペ部門から選ばれたのは『ボーグマン』『キョンシー』『トランストリップ』の3本で、
本作はミッドナイトエクストリーム部門というところに出品されていたみたいです。
たしかもともとは世界のホラーを紹介する部門だったはずですが、
本作と同時に出品されていたのがコメディ映画『HK 変態仮面』だったりするので、
もう何を基準に上映している部門だかわからなくなっています。
まぁシッチェス映画祭の諸部門は内容や名称がコロコロ変わることでお馴染みですが。
本作はそのミッドナイトエクストリーム部門でグランプリを受賞していますが、
その価値もどれほどのものかわからないものの、確実に言えることは、
本作は面白さだけならコンペ部門グランプリの『ボーグマン』を遥かに凌ぎます。

本作はジャンル的にはスプラッタ・コメディになると思うのですが、
シッチェス映画祭のスプラッタ・コメディといえば、
第40回シッチェス映画祭でパノラマ部門グランプリに輝いた傑作
『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』を思い出します。
ボクは本作から『タッカーとデイル』と似た匂いを感じ取って、
本作を観に行くとこに決めたのですが、その予感は見事に的中し、
本当に『タッカーとデイル』っぽい内容のスプラッタコメディでした。
『タッカーとデイル』は、凶悪な殺人鬼と勘違いされてしまった2人の男が
血みどろの事件に巻き込まれてしまうという内容ですが、
本作も殺人鬼と勘違いされた兄弟の物語で、方向性はほぼ一緒です。
ただやはり同系統の作品だと、先行した方がインパクトは強く、面白く感じるし、
それを差し引いたとしても、『タッカーとデイル』の方がよく出来ていて、
ちょっと劣化コピー感は否めません。
しかし『タッカーとデイル』は本当に傑作だったので、それが多少劣化したところで、
やっぱり十分に面白く、本作もとても楽しい作品になっていました。
以下、ネタバレ注意です。

兄と二人で肥料工場を経営しているレジ・モーガンは、
得意先への配達の途中で、車が沿道の木に突っ込んだ事故現場を発見。
レジは運転席で死んでいた男を引きずり降ろし、配達用トラックの荷台に詰め込みます。
死体なんて拾って一体何をするつもりだろうと思ったのですが、
どうやら自社で開発した有機肥料の材料にしようと考えたみたいです。
彼が作る肥料には、動物の肉骨粉が使われているみたいなのですが、
普段は交通事故で死んだ野生動物を拾って材料にしています。
舞台は南オーストラリアの田舎ヤンドイトですが、そんなに肥料の材料に出来るくらい
野生動物の交通事故が頻繁に起こるものですかね?
と思ってちょっと調べたら、カンガルーの交通事故は人間よりも断然多いそうです。
まぁオーストラリアは人間よりカンガルーの方が多いから当たり前か。

とはいえ、事故死した人間の遺体まで拾って帰るなんて常軌を逸してますが、
なんでも以前、6人の死者を出した交通事故があったそうで、
その時、魔が差して6人の遺体をこっそり拾って帰り肥料を作ったら、
カリウム満点のめちゃめちゃ上質な肥料ができたみたいで、味を占めたんでしょう。
人間の遺体から作られた肥料で育った農産物なんてゾッとしますが…。
捕まれば死体損壊罪で、犯罪者なのは間違いないけれど、
材料調達のために人を殺しているわけでもないので、殺人鬼とは違います。
むしろレジは殺人なんて絶対に出来なさそうな気の弱い優しい中年です。

優しい彼は、遺体運搬中にも関わらず、3人組ヒッチハイカーをトラックに乗せます。
彼らはストックポートフェスという音楽イベントに行く途中で車がエンコしたみたいで、
フェス会場まで乗せてほしいとレジに頼みますが、助手席には一人しか乗れないので、
女性のソフィを助手席に乗せ、連れの男2人ジェームスとレジを
あろうことか遺体の積んである荷台に乗せるんですよね。
当然、遺体は見つかり、男2人はレジが殺人鬼だと勘違いしますよね。
それでも何食わぬ顔で黙っていれば、ちゃんとフェス会場まで送ってくれたでしょうが、
彼らは浅はかな若者なので荷台で騒ぎまくります。
ボクがレジなら目撃者は速攻殺すべきだと考えますが、優しい彼は殺人は嫌みたいで、
兄に相談するため、彼らを荷台に閉じ込めたまま肥料工場に戻ります。
兄リンゼイ・モーガンも、見た目はゴツいが別に殺人鬼ではないので、
レジから話を聞いて「大変なことになった」と思いますが、冷静な彼はボクと同じように、
「目撃者は殺して、ついでに肥料にするしかない」と考え、3人を工場内に拘束します。

間違いなく被害者は若者3人の方ですが、コイツらは軽薄な若者で嫌いなタイプなので、
ボクとしては殺人鬼と勘違いされたレジの方が被害者な気がして肩入れしちゃいます。
拘束された3人は持っていたバタフライナイフを使って脱出を図ったりしますが、
ボクとしては彼らが殺されてほしいので、その奮闘も全く応援できません。
あまりに若者3人が殺されてほしいために、彼らを殺さない道を模索するレジに対しても、
徐々に肩入れできなくなってきちゃうくらいです。

兄リンゼイは若者3人を始末する前に、交通事故の運転手の遺体を挽くことにします。
吊し上げて頭からミキサーに突っ込むのですが、これはグロ注意ですね。
まぁスプラッタ・コメディなので、この程度のグロ描写は客も覚悟しているでしょう。
というか、本作のグロ描写はほぼこのシーンしかないので、物足りないくらいです。
運転手を吊り上げ、いよいよ挽こうとした時に、なんと運転手が意識を取り戻すのです。
気付いたレジは慌てて止めようとしますが、時すでに遅く、
運転手はミキサーに落とされ生きたまま挽かれてしまいます。
これでいよいよモーガン兄弟も死体損壊犯だけでなく殺人犯の仲間入りですが、
こうなれば一人殺すも二人殺すも同じなので、若者を殺すのにも躊躇はなくなるかな。
しかも生きたまま挽くと、遺体を挽いた時よりもカリウムが豊富になることも判明。
リンゼイは喜び、次にジェームスを生かしたまま吊り上げます。

しかしジェームスに気を取られた隙に、ウェスがナイフで拘束を解いて脱出。
配達用トラックを奪って逃走するのです。
まったく、トラックに鍵を差しっぱなしにするなんて、レジは本当にダメな奴ですね。
リンゼイはレジに見張りを任せ、自家用車でウェスの後を追います。
本作の原題は「100 Bloody Acres」ですが、工場の周囲100エーカーには民家はなく、
逃げてもそう簡単に誰かに助けを求めることはできないみたいです。
いや、もし近所に誰かいたとしてもウェスには助けを求めることはできないかな。
なにしろ彼はドラッグをやっていて、この時もラリッてる真っ最中だったので、
まともな状況判断なんてできません。
ホントにこんなアホな若者は大嫌いなので、さっさと死んで欲しいですね。
ウェスは「妖精の国」という(探偵ナイトスクープ的な)パラダイスに逃げ込むが、
ラリッているため、逃げていることも忘れて遊びはじめてしまい、
当然追ってきたリンゼイに簡単に捕まってしまいます。
ホントに笑えるを通り越して、ムカつくほどバカなガキです。

ウェスとリンゼイが追いかけっこをしている間、工場ではソフィが弟レジに、
何とか逃がしてもらおうと色仕掛けで迫ります。
雑誌のレベッカ・ギブニーの写真を恋人にしているレジは、どうやら童貞のようで、
ソフィの色仕掛けにイチコロ、…かと思いきや、むしろ童貞で純情すぎたため、
色仕掛けで迫る彼女に嫌悪感を覚え、「売女!」と罵るのです。
まぁ実際にソフィはとんだ淫乱で、ジェームスが恋人なのですが、
ウェスとも関係を持っているのに、平気で3人で旅行するんだから酷い女です。
このビッチもさっさと殺されたらいいのにと思っちゃいますね。

ソフィに迫られたレジも三股かけられると思って、彼女を責めるのですが、
それを聞いていたジェームスは、はじめて彼女がウェスと関係があることを知り、
大激怒して、彼女を罵り、責めまくるのです。
…が、吊り上げられたジェームズは今にもミキサーにかけられそうな状況なのに、
この期に及んで痴話ゲンカなんてしている場合じゃないだろ、と。
せっかくソフィがレジを誑し込んで逃がしてもらおうと頑張ってるのに、
それに協力するどころか、逆に非難するんだからどうしようもないです。
ホントにこの若者3人は揃いも揃って死に値するほどのアホですね。

一方、兄リンゼイは捕まえたウェスを車のトランクに放り込み、
工場へ帰る途中で、警官バーキーに止められ、職質されるのです。
特に何か違反したわけでもなく、旧知の仲だったので世間話しただけでしたが、
その時トランクの中でウェスが暴れ、その物音にバーキーが不審がったために、
リンゼイはバーキーを撃ち殺さなくてはならなくなります。
バーキーもあんな態度とったら殺されても当然なのに、浅はかな奴です。
しかしバーキーを殺しちゃうくらいなら、もうウェスも殺しちゃえばいいのに。
この期に及んで肥料作りなんてどうでもいいだろと思うしね。

一度はソフィに嫌悪感を示したレジですが、所詮は童貞、
色仕掛けも満更ではなかったようで、優しくしてくれた彼女に恋をしてしまい、
若者たちを逃がしてやろうと考えるのです。
コイツらは殺すべきだと思うボクとしては、もうレジには全く賛同できません。
兄リンゼイが工場に戻ってきたので、レジは兄に戦いを挑むのです。
兄弟の叔母が急にやってきたり、ウェスが腕を切られたり死んだりと、
なんだかんだありますが、工場内でリンゼイとレジの兄弟対決になります。
しかしやはりレジはヘナチョコで、リンゼイからミキサーに吊し上げられ絶体絶命。
ところがそこに、逃がしたはずのソフィが助けにやってきます。
ジェームスと逃げていたソフィですが、ジェームスよりレジを選んだみたいです。
まぁあんな嫉妬深い男は確かに鬱陶しいし、捨てたい気持ちもわかりますが、
それでも殺人犯であるレジよりはマシなのに酔狂なことですね。
これもある種のストックホルム症候群でしょうか。
ちなみにひとりで逃げたジェームスは、いつになっても肥料が配達されないので
工場まで取りに行く最中の得意先のトラックに撥ねられて死にます。
ソフィとレジは協力してリンゼイをミキサーに落として挽殺し、めでたしめでたしです。
クライマックスだというのに、リンゼイが挽き肉になる描写はかなり生温く、
なんとも物足らない決着になってしまいました。

うーん、途中まではかなり面白かったのに、ちょっと尻つぼみな印象でした。
一応主人公であるレジの行動に解せない点が多くなったのも原因のひとつですが、
やはりターニングポイントはリンゼイがバーキーを殺したところかな。
そこまではリンゼイも殺人鬼と勘違いされていただけだったのに、
そこからは本当にサイコな殺人鬼になっちゃいますからね。
普通の殺人鬼ホラーになったら面白味も激減するのは当然です。
殺人鬼になっただけじゃなくて、叔母にク○ニしたりと、
終盤のリンゼイの行動はめちゃくちゃすぎます。
有機肥料の設定は面白いし、もうちょっと終盤をテコ入れして、
グロ描写も増やしたら、傑作スプラッタ・コメディになったと思うので惜しいです。

シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2014の感想
キョンシー
ボーグマン

コメント

映画と関係ないコメントですみません。

私もスケジュールンを愛用している者ですが、早速2015年版を交換しましたところ、デザインが新しくなっており、非常に使いにくくなったように感じます。店頭の見本を見てから貰うか決めることを強くお薦めします。

  • 2014/10/30(木) 22:11:28 |
  • URL |
  • 通りすがりのミスド愛用者 #-
  • [ 編集 ]

Re: 映画と関係ないコメントですみません。

実は好きなカラーがなくなると困るので、もうゲットしちゃいました。
ボクも貰ってビックリ、今回の内容は酷いと思います。
そのダメ出しだけで一記事書けそうなほど酷いです。
どこぞの料理研究家が監修したみたいですが、主婦向けというか、
彼女だけが使いやすいように作られている印象です。
「いただきものリスト」なんて、どこに需要があるのかと…。
片面一週間なのでスペースが狭すぎて何も書き込めないし、
めちゃめちゃ自由度が低いため、使えたものではありませんね。
あと、個人的には「リラックマ」より「ピーナッツ」の方が好きです。

  • 2014/10/31(金) 21:23:44 |
  • URL |
  • BLRPN #-
  • [ 編集 ]

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