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イコライザー

映画館の予告編を観ていて最近知ったのですが、
テレビドラマ『ST 赤と白の捜査ファイル』って、予定通り劇場版化されるんですね。
放送前から劇場版になることはアナウンスされていたものの、
視聴率も悪く、評判も悪かったので企画倒れかと思ってましたが、
テレビ局も劇場版が失敗するとわかっていても公約は破れないということかな。
ボクも劇場版化されるということで当初は注目していたのですが、
英国テレビドラマ『SHERLOCK』のパクリだったため、見るのをやめました。
『SHERLOCK』は大好きなのですが、それを日本のドラマがパクるなんて許せず、
本当に不快だったので、物語の面白さ云々は問題ではありません。
劇場版も壮絶にコケてほしいし、実際にそうなるとは思いますが、
そもそもこんな恥知らずな作品を劇場版にしないでほしかったくらいです。
あの超絶駄作『ガッチャマン』の監督が演出家だから、この出来も当然ですが、
彼には二度とドラマも映画も手掛けてほしくないです。

ということで、今日はテレビドラマ原作の映画の感想です。
本作はテレビドラマの劇場版ではなく、リブートです。

イコライザー
The Equalizer

2014年10月25日日本公開。
デンゼル・ワシントン主演のアクションスリラー。

ホームセンターに勤務するマッコール(デンゼル・ワシントン)は、かつてCIAで名をなせた工作員であったが引退し、ひっそりと生活していた。ある夜、少女の娼婦(しょうふ)、テリー(クロエ・グレース・モレッツ)がロシアンマフィアにひどい扱いを受けているのを知ったことから、マッコールは自分にしかできない仕事をすることを決意。それは、警察が手出しできない不正を瞬く間に解決へと導くことだった。(シネマトゥデイより)



本作は米テレビドラマ『ザ・シークレット・ハンター』を映画化した作品ですが、
原作のテレビドラマは日本でも放送されていたみたいだけど、
どうやら関西では放送してないみたいで、ボクは全く知りません。
まぁそのテレビドラマの邦題をそのまま流用しなかったところを見ると、
日本であまり人気があったわけではなさそうですね。
タイトルが変わっているし、宣伝でも触れられてないし、オリジナル脚本らしいので、
当時ドラマを見ていても、それに気付かずに本作を鑑賞する日本人も多そうです。
本作は全米1位でしたが、それも納得なほど面白い作品なので、
その原作ならドラマももっと人気があってもよさそうなものなのにね。

スケジュールの都合で観に行くのが少し遅くなりましたが、
先週土曜日の封切作の中では、最も楽しみな作品でした。
というのも、本作のヒロインが注目の若手女優クロエ・グレース・モレッツだからで、
本作の2週間前に封切られた彼女の前作『イフ・アイ・ステイ』は、
彼女の魅力を全く活かせていない残念な作品だったこともあり、
本作では挽回してほしいと、期待感が高まりました。
本作はなんとコールガール役で、少し前まで子役だった彼女の成長を見た気がします。
ちゃんと彼女の魅力を活かしたキャラクターで、その点では期待通りですが、
序盤とラストで少し登場するだけで、如何せん出番が少なかったです。
それでもこれだけの印象を残せるのだから大したものですが、少し物足りないかな。
ただ、主演のデンゼル・ワシントンは、それを補って余りある好演でしたね。
彼の主演作は本当に打率が高いので、それだけでも安心感があります。
以下、ネタバレ注意です。

ボストンのホームセンターに勤めるボブは、
行き付けの食堂で十代のコールガール、テリーと顔馴染みになります。
テリーは源氏名で、本名はアリーナですが、アリーナの方が源氏名っぽいような…。
彼女はボブに「ボブというよりロバートっぽいね」と言うのですが、
彼の本名は本当にロバートだったみたいで、アリーナの勘って凄いですね。
それにしても偽名を名乗るロバートは、ちょっと怪しい感じがしますが、
ホームセンターの同僚に前職を尋ねられた時も誤魔化してたし、
なにか凄い経歴がありそうな只ならぬ雰囲気を醸していますね。

歌手を夢見るアリーナですが、ポン引きに売春を強要されており、
その日も金持ちのブタ野郎の相手をさせられることに…。
しかしその客から殴られ、思わず殴り返してしまい、客からクレームを付けられ、
怒ったポン引きは、他のコールガールへの見せしめに彼女を半殺しにして、
彼女は病院送りになってしまうのです。
あんなに顔面ボロボロになるほど殴ったら、商品価値なくなるだろと思いましたが、
「次は喉を切るぞ」という脅しも本気らしく、ポン引きもかなりヤバい連中で、
どうやらロシアンマフィアだったみたいです。

アリーナの入院を知ったロバートは、彼女を売春から救い出したいと考え、
ポン引きたちの拠点であるロシアンレストランに行き、元締めのスラヴィに会います。
ポン引きたちをボコボコにするのかな?と思いきや、
スラヴィに9800ドルを渡し「これで彼女を自由にしてほしい」と交渉するのです。
9800ドルなら1万ドルにした方がキリがいいと思ったのは別にどうでもいいとして、
スラヴィは「そんな額じゃ、彼女の半月の稼ぎにしかならない」と拒否。
未成年のアリーナはロリコンに大人気で、稼ぎ頭だったみたいです。
それならなおさら傷物にしちゃダメだろって感じですけどね。

お金で解決できなかったため、いよいよ暴力で解決を図ります。
ロバートは部屋にいたスラヴィを含む5人のポン引きを瞬殺。
その所要時間、なんと19秒です。
本作は「19秒で世の不正を完全抹消する。」というキャッチコピーでしたが、
別にロバート自身は「19秒」にコダワリはなく、たまたま今回は19秒だっただけ。
実際は16秒で片付けるつもりでしたが、3秒オーバーしたくらいです。
武器は携帯していないので、手近なものを武器にして戦うのも見所です。
でもそのシーンでも、敵の持っているナイフや、コルク抜きを使ったりするけど、
「こんなものが武器になるの?」と思うような意外な物も使ってほしかったかな。
スラヴィをぶち殺し、売春斡旋組織を潰して、アリーナの復讐を果たします。

なぜロバートが出会ったばかりの女の子のために、
そんな大金を用意したり、命をかけたりするのか不思議ですが、
どうも彼は世話焼きな性格みたいですね。
ホームセンターで警備員採用を目指す同僚ラルフィのために、
警備員試験に向けての訓練をしてあげたりしますが、
肥満気味の彼のために食事制限まで考えてあげたりと、お節介なほど世話焼きです。
どうも彼自身、食事にコダワリがあるみたいで、オーガニックなものしか食べません。
馴染みの食堂にも自分でティーバックを持参するんだから徹底してます。
いや、食事だけではなく、とにかく科学物質に抵抗があるみたいで、
怪我した時も純粋ハチミツを煮詰めて、それで傷口を消毒するんですよね。
ここまでくると潔癖というよりも病気です。

ある日、ラルフィが突然ホームセンターを辞めてしまいます。
どうやら母親の経営する店が火事になったみたいで、
そこを手伝わなければならなくなり、警備員採用も諦めたみたいです。
しかし火事の原因がボストン市警の悪徳刑事にみかじめ料を払わなかったため、
その報復として放火されたと気づいたお節介なロバートは、悪徳警官を闇討ち。
ラルフィはホームセンターに戻り、晴れて警備員になるのです。
しかしとんでもない悪徳刑事がいたものですね。
ラルフィの実家もメキシコからの不法移民か何かで弱みでもあったのかな?

また、ホームセンターに強盗が入った時は、強盗の要求通り、
ロバートはレジのお金を全部渡します。
アリーナの件でもそうですが、どうもロバートは「たかが金」と思っているようで、
金で解決できるなら暴力に訴えることはしないみたいです。
ところが調子に乗った強盗がレジのオバサンの大切な指輪まで要求したため、
逃走した強盗を追いかけてぶちのめし、指輪だけをこっそりレジに返すのです。
それならお金も取り返したらいいと思うのに、お金は回収しなかったみたいです。
そんな妙なコダワリが面白いキャラクターですね。
あと、強盗をぶちのめすのに商品のハンマーを持って行くのですが、
使用後に血をふき取って商品棚に戻すところは笑いました。

そんなロバートが同僚の世話を焼いている頃、
売春斡旋組織が潰されたことの調査のために、
ロシアンマフィアのトラブル処理係テディがボストンにやって来ます。
ロシアンレストランの一件は、マフィアの抗争だと報道されますが、
テディは地元アイリッシュマフィアの拠点である建材所に攻め込み、
あっという間に潰して、「こいつらの仕業じゃなさそうだ」と判断。
レストランの防犯カメラから、ロバートに目を付け、
彼が馴染みの食堂にいるところを刺客に襲わせるのです。
刺客を瞬殺したロバートは、外で見張っているテディに気が付き、写メを撮って逃走。
後日その写メを昔の同僚に見せ、誰なのか調べてもらいます。

昔の同僚スーザンはCIAの相談役で、ロバートも元CIA工作員だったみたいです。
まぁ彼の経歴はそんなところだろうと思ってはいたものの、
ちょっと在り来たりで、もう少し予想外の過去があってもよかった気がしますね。
CIAを辞める時に、自分は爆死したことにしてCIAと完全に縁を切ったみたいですが、
スーザンだけはそれに気付いていたみたいです。
つまり証人保護プログラム的なものも受けていないということかな?
それでも過去の経歴を全てでっち上げているんだとしたら、相当凄いですね。
スーザンの調査によれば、テディはロシアンマフィアのボス・プーシキンの部下で、
元スペツナズで元KGBという凄腕の執行人みたいです。
孤児だったのですが、優しい養父を殺した経歴のある危ない男です。
プーシキンのロシアンマフィアはボストン市警の悪徳刑事とも癒着しており、
誰も手が出せないみたいですが、ロバートはその悪徳刑事を車の排気ガスで拷問し、
マフィアの金蔵である食肉工場に単身攻め込み、壊滅させます。
食肉工場なんて武器にしたらエグそうなものの宝庫でワクワクしましたが、
本作はあまりグロくしたくなかったのか、そんな際どいシーンはなかったのが残念です。
しかしコンテナ何台分だよってほどの現金を隠しているところの割には、
そこの責任者アンドレもラリった三下で、かなり不用心ですね。

テディはロバートを探すために、その道のプロである殺し屋を雇うのですが、
かなり濃いビジュアルで凄そうな奴が出てきたなと思ったら、
探す必要もなく出向いてきたロバートに瞬殺されたみたいで…。
いやはや、元CIA工作員とはいえ、ロバートは強すぎますね。
その後、プーシキンの所有する石油タンカーも爆破してしまいますが、
いくらなんでもやりすぎというか、隠遁生活のわりにはやることが派手です。
展開上あまり必要のあるシーンでもないため、単に映画を盛り上げるために、
爆破シーンを無理やり作ったのかもしれませんね。

テディは武装した部下を何人も連れてロバートの務めるホームセンターに行き、
閉店後、警備員ラルフィら数人の従業員を人質にして、ロバートを誘き出します。
しかしホームセンターはロバートのホームグランドで、
彼が武器に出来る商品も沢山取り揃えています。
たぶんだからこそロバートはホームセンターに就職したんでしょうね。
ロバートは商品の有刺鉄線や電動ドリルなどを使って敵を次々と殺し、
難なくラルフィらを解放し、裏口から逃げるように指示。
ラルフィもせっかく警備員になったんだから、ここで一緒に戦わないとダメだろ。
…と思ったら、ちゃんとロバートがピンチの時に助けに来てくれましたね。
ロバートはラルフィに警備室に行ってブレーカーを上げるように頼みますが、
どうやらそれはテディを警備室に誘き出す作戦だったみたいで…。
助けに来てくれたラルフィを囮に使うなんて、なかなか鬼です。
のこのこ警備室やって来たテディを、ロバートはネイルガンで撃ち殺します。
ハリウッド映画ではネイルガンはお馴染みの武器なので、
最後くらいはもっと面白いものを武器にしてほしかった気がします。
それにしても、アメリカ製のネイルガンは釘が発射できるんだから危険ですよね。
そんなものホームセンターで普通に売っていいのかって思っちゃいます。

3日後、ロバートはモスクワに行き、シャワー中のプーシキンを感電死させ、
ロシアンマフィアを完全に解体してしまいます。
そんなことが簡単にできるなら、端から頭を潰せばよかったのに…。
ボストンに戻った彼はアリーナと再会。
なんでもを入院していた彼女お荷物に、スラヴィから突き返された9800ドルと
メキシコ行きのチケットを忍ばしておき、安全な場所に避難させていたみたいで、
自由になった彼女は売春から足を洗い、堅気になったみたいです。
どうやらロバートが助けてくれたことに薄々気づいているみたいですね。

単なるお節介な世話焼きから人助けに目覚めたロバートは、
世の不正に苦しむ逃げ場のない人々を助けるために、
必殺仕事人「イコライザー」として活動を始めて本作は終了です。
どうやら続編の計画があるみたいで、イコライザーの活躍は次回のお楽しみですが、
デンゼル・ワシントンが続編ものをやるなんて想像も出来ないので、
本当に続編が実現するとはちょっと考えにくいです。
実現したらもちろん観ますが、期待しない方がいいかもしれません。

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