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劇場版 零 ~ゼロ~

来月11日にNewニンテンドー3DSが発売になるそうですね。
ボクはニンテンドー3DSLLを持っていますが、まだ買ってから1年ほどなので、
さすがに買いませんが、今度のやつは単なる新モデルではないみたいで、
Cスティック、ZRボタン、ZLボタンが追加されるみたいです。
もしかしたら今後、Newじゃないとプレイできないソフトも出るのかも…。

そういえば、今月13日に3DSの『大乱闘スマッシュブラザーズ』を買いましたが、
1週間ほどコツコツやったけど、隠しキャラ全員出して以降、やめちゃいました。
正直、ボクにはちょっと難しいです。
ソニックが好きなので買ったのですが、全く使いこなせず自滅してばかりで…。
ちょっと上級者向けのキャラなのかもしれません。
ソニックが難しかったので、いろんなキャラを試してみたのですが、
やはりあまり思い入りのないキャラは、使っていてもつまらないです。
プレイアブルが48キャラもいますが、ほとんどが任天堂のキャラで、
半数は知らないし、好きなのはソニックも含めて5キャラだけ。
それだとすぐに飽きちゃうのも仕方ないです。

ということで、今日は任天堂発売のゲームの映画化作品の感想です。
このゲームのキャラはスマブラに登場しないんですね。

劇場版 零 ~ゼロ~
零

2014年9月26日公開。
人気ホラーゲーム『零』の実写映画化。

アヤ(中条あやみ)は山間部の町にある、ミッション系女子高校の学生寮で生活していた。ある日、彼女はまるで自分の死を予告するような鮮やかなビジョンを見て以来、部屋に引きこもるようになる。それと同時にあちこちで少女の幽霊が現れるようになり、目撃者たちが次々と姿を消す中、寮住まいのミチ(森川葵)も、自分の目前で親友を見失い……。(シネマトゥデイより)



本作はテクモのテレビゲーム『零 zero』シリーズの実写映画化です。
実際はゲームのノベライズ『零 ~ゼロ~ 女の子だけがかかる呪い』の実写化ですが、
ノベライズの目的自体が映画のための脚本作りだったので、
ゲームの実写化と言っても差支えないと思われます。
シリーズ計8作と数える人気ゲームシリーズですが、この手のゲームにしては珍しく、
今までメディアミックスを行わなかったらしいのですが、どんな大人の事情か、
ついに映画化(そしてノベライズ)が行われてしまいました。
それに少し先んじて、今年7月からコミカライズも行われているみたいです。
なんだか焦っているようにも思える急なメディアミックス戦略ですが、
全ては明日発売のゲーム最新作『零 濡鴉ノ巫女』を売るための戦略じゃないかな?
テクモというよりは、発売元の任天堂の意向が強い気がします。
最新作『零 濡鴉ノ巫女』はWiiU専用ソフトとなりますが、
WiiUが不調な原因のひとつはキラータイトルが少なすぎることなので、
人気ゲームシリーズであるこのゲームに牽引してほしいのでしょう。
テクモの意向ならすでにメディアミックスしていたはずですしね。

ボクはWiiUを持っていないのでゲーム最新作は出来ませんが、
他ハードで発売された過去作も全くやったことがありません。
テレビゲームは好きだし、ホラー映画も大好きなのですが、ホラーゲームが苦手で…。
ホラーゲームって客層が高めに設定されているためか難しい印象があって、
非常に興味はあるけど、ぬるゲーマーのボクには手が出し難いんですよね…。
サウンドノベル系ならできるのですが、アクション系は全くダメで、
『バイオハザード』や『イルブリード』など挑戦しましたが、やっぱり無理でした。
『零 zero』シリーズは全くノータッチなので難しいかどうかわかりませんが…。

なので原作ゲームの内容についてもほとんど知らないも同然なのですが、
わかる範囲で言えば、幽霊が写るカメラで幽霊と戦うゲームですよね?
その点だけだと、本作は幽霊の写るカメラは申し訳程度に登場するものの、
カメラで幽霊と戦わないので、どこが原作ゲームの映画化なの?…と思います。
おそらく物語も登場人物も、原作ゲームにはない完全オリジナルだと思われ、
タイトルだけを借りた別物と言えるかもしれません。
それについて原作ファンがどう感じるかが気になるところですが、
ゲームとして面白くなるように作られている原作の物語を踏襲して、
映画として中途半端なものになるよりは、全く別物になったとしても、
面白いホラー映画に仕上がった方がいいかもしれません。
少なくともゲーム未経験の観客としてはその方がありがたいです。
そして本作は、なかなか面白いホラー映画になっていると思います。

冒頭、「女の子だけにかかる呪いって知ってる」という台詞で始まるのですが、
それを聞いて初っ端からとてもガッカリさせられました。
たとえば呪いのビデオとか、呪われた家とか、呪われたメールとか、
ホラー映画は誰でも巻き込まれかねない題材だったら怖がれますが、
「女の子だけ」なんて言われてしまうと、男であるボクとしては冷めます。
これは怖くなさそうなホラー映画だなと、少し後悔し始めました。
しかし見進めるに従って、そんなことは気にならなくなってきます。
というのも、本作はもともと霊的な怖さなんて皆無の作品だったからです。
なにしろ登場する霊は綺麗な女の子で、視覚的な不気味さも全くなく、
どんな怖がりな人でも全く問題なく観ることができる作品です。
ホラー映画として、全く怖くないのはダメだろうと思われるかもしれませんが、
霊的な怖さはないが、それ以外のところで怖さが盛り込まれています。
以下、ネタバレ注意です。

ミッション系全寮制女子高で、卒業間近の2月、美人女生徒アヤが引き籠りになり、
彼女に憧れている同級生カスミはとても心配します。
自称卒業生の通称メリーさん曰く、この学園には言い伝えがあるらしく、
深夜零時に好きな相手の写真にキスすると想いが通じるというおまじないがあるが、
実はそれは女の子が女の子にかける呪いで、昔それをやった女生徒2人が、
ひとりは死に、ひとりは死んだ子の霊に憑りつかれたそうです。
女子高なので、好きな相手というのは必然的に同性になりますが、
本作の百合映画と言っても過言ではないので、同性愛が苦手なら注意が必要かも。
まぁキス止まりなので、そんな過激なものではありませんけどね。
アヤに憧れるカスミは、どこからか手に入れたアヤの写真に午前零時にキスします。
すると翌日の園芸の授業中に、友達ミチの目前でカスミが霞のように消えるのです。
冒頭からカスミの語りで進行していたので、彼女が主人公だと思っていたため、
まさか第一被害者になるとは意外な展開でした。
本作の本当の主人公は、カスミの友達ミチの方だったようです。

カスミは神隠しとして処理されますが、ミチはカスミの部屋でアヤの写真を発見し、
こっそり自室に持ち帰るが、その翌日の英語の授業中にアヤの幻を見ます。
アヤの幻はミチの耳元で「私の呪いを解いて」と囁き、消えますが、
その後ミチは廊下で急に倒れ、同級生のリサとイツキに自室に運ばれます。
そこでアヤの写真を見つけたリサとイツキは「写真を保管しよう」と言い出し、
寮の屋根裏部屋に飾るのです。
ミチもリサもイツキもアヤのことが好きなようですね。
それ以降、リサとイツキもアヤの幻を見るようになり、イツキも失踪してしまうのです。
どうもその写真を見ると、アヤの幻が現れて写真にキスさせようとするみたいで、
キスしてしまうと神隠しに遭うみたいです。
写真が写メで拡散し、更に3人の女生徒が神隠しに遭います。
その後、まるで『オフィーリア』のように川を流れていくイツキの水死体が見つかり、
カスミを含む神隠しに遭った生徒5人の水死体がその川で見つかるのです。
本作は低年齢向け作品だと思っていたため、
神隠しに遭った5人は呪いが解けたらヒョッコリ戻ってくると思っていたので、
こんなにアッサリ死んでしまうとは、ちょっと意外な展開でした。
かなり性質の悪い呪いだと思わされましたが、これは誤解なんですよね。

ある日、ミチの前にまたアヤが現れるのですが、今度の彼女は幻ではなく本物です。
たしかに幻のアヤよりも血色がいいですね。
自分の幻が女生徒を殺しまくっていると聞き、引き籠るのをやめて出てきたのですが、
例の自分の写真を見たアヤは、「これは私じゃない。私にそっくりな女の子だ。」と言い、
「一緒に女の子の謎を解いてほしい。」とミチにお願いします。
ミチはアヤと一緒に、女の子にだけかかる呪いに詳しいメリーさんに会いに行きます。
メリーさんこと草薙さんはゴスロリファッションのオバサンですが、
意外とまともな人で、普段はパン工場で働き、小学生の息子もいます。
彼女曰く、写真のおまじないは学園ができる前(大正くらい?)からあり、
彼女の実家はその写真を撮ってあげていた写真館だったみたいです。
単なる恋のおまじないだったみたいですが、当時は同性愛が許される時代ではなく、
多くの少女が湖で入水心中したそうで、その中には学園の生徒もいますが、
その2人は件の通り、片方は死に、片方は生き残って呪われたそうです。

でもその女生徒の写真はアヤとは似ても似つかず、写真の女の子の謎は解けませんが、
その写真を撮ったのがメリーさんの息子で、その子がカスミに写真をあげたみたいです。
その子は「女の子の幽霊を撮る」のが趣味らしく、やたら古いカメラを持ち歩き、
あちこちを撮って回っていて、たまたま橋でアヤ似の女の子を見かけて撮ったそうな。
その子は、橋の女の子が幽霊だってよくわかったなと不思議に思いますが、
カメラのレンズ越しにしか見えなかったからかな?
これが原作ゲームにも登場する幽霊が写るカメラ「射影機」ですね。
本作と原作ゲームの繋がりは、この射影機だけかもしれません。
…いや、もうひとつ、原作ゲームのキャラかなと思った登場人物がいたのですが、
それは勘違いだったみたいで…。

ある夜道で、魂が抜けたかのように彷徨っているリサを、
宅配便の車が発見し、学園へと連れて来てくれます。
この宅配便の従業員と思われる男女二人ですが、
水死した5人の葬儀の時には葬儀屋をしていましたよね。
ひとりはスキンヘッドの男で、ひとりは金髪の女で、やたらとキャラが濃く、
明らかに只者ではないオーラを発していました。
特に男の方はリサや水死体を見て「残留思念が全くない」と言ったり、
リサの口寄せをしたりと、どうやら霊能力者(いたこ)のようです。
そんなキャラの濃い宅配便の2人ですが、その後呪いを解くのに協力するでもなく、
あまり展開上必要とは思えない口寄せをしただけで出番終了です。
いわゆるカメオ出演だったので、原作ゲームの人気キャラをゲスト出演させたのかな?

…と思ったのですが、このキャラは原作ゲームのキャラではなく、
どうやらノベライズをした作者の別作品『黒鷺死体宅配便』のキャラみたいなのです。
ノベライズに自分の持ちキャラをぶっ込むなんて、こんな内輪ノリは許せません。
明らかに本作の作風からは浮いてるし、そんなマイナー漫画のキャラが出たら、
原作ファンも原作未プレイの客も戸惑ってしまいますよ。
意味のわからないキャラが登場しただけでも作品の雰囲気がぶち壊しだが、
ホラー映画は霊能力者を登場させると陳腐化してしまうのに…。
まぁこのキャラをぶっ込んだのはノベライズの作者ではなく、
安里麻里監督の意向らしいのですが、観客無視して作者にサービスしてどうする。
その漫画を発行している角川に媚び売って、また仕事貰おうと思ってんのか?
(本作も角川映画です。)

実はアヤは写真の女の子に心当たりがあります。
彼女は7歳の時にこの学園に引き取られたのですが、
(学園は単なるミッション系の全寮制女子高ではなく、修道院でもあるのかな?)
その時に一緒に引き取られるはずでしたが水死してしまった女の子がいるそうです。
アヤに似ていることから考えても、彼女の双子の姉妹だと予想されますね。
実際にそうだったみたいで、双子の姉のマヤが写真の女の子でした。

どうやらリサは写真の女の子に呼ばれて、そこに向かって彷徨っていたようで、
写真の女の子の居場所を知るために、ミチは自ら呪いにかかることにします。
アヤは写真にキスして呪いにかかったミチの後を尾けますが、
途中で謎の地震に遭い、ミチを見失ってしまうのです。
そこに学園のシスター真由美の弟・崇が現れて、シャベルでアヤを殴打し、
気絶した彼女を貯水場に運び込み、貯水槽に放り込むのです。
急な展開でビックリしましたが、何より意外だったのは崇が知的障害者なことです。
(ついでにビッコ引きだったので身体障害者でもあります。)
障害者キャラが女の子を殺害しようとするなんて、障害者の偏見を助長するとして、
普通なら二の足を踏んでしまうような過激な展開ですよね。
崇はアヤを見て、貯水場に沈んでいるはずのマヤが出てきたと勘違いして、
再び沈めてやろうとしたみたいで、彼に悪気はありませんが、
そんな善悪の区別がつかないところが、知的障害者の実態を捉えており、
とてもリアルで怖い展開だと思ったし、そんなタブーを描いた勇気にも敬服します。

ただサイコなのは知的障害者の崇だけでなく、姉のシスター真由美も狂ってます。
真由美は呪いにかかって貯水場にフラフラと向かってくるミチを殴打し、
気絶した彼女を川で溺れさせようとするのです。
どうやら7歳のマヤを貯水場に放り込んで溺死させたのは知障の弟・崇のようで、
真由美はその秘密を隠すため、貯水場に近寄る者を殺して川に流しているのです。
つまり川で水死体で発見されたイツキら5人を殺したのは写真の呪いではなく、
真由美による殺人事件だったわけで、やはり本当に恐ろしいのは、
幽霊の呪いではなく、生きた人間の業だったわけですね。
その真由美が犯人だったという、どんでん返し的展開も予想外でしたが、
知障の崇が7歳の少女まで殺していたという、更に攻めた展開も驚きでした。
知的障害者に小児性犯罪が多いのは事実なので、
イタズラ目的だったのではなんて考えるとゾッとしますね。
崇がまた女の子を沈めたと知った真由美は観念し、弟と心中します。

崇から貯水槽に沈められたアヤは、水の中で幽霊になったマヤに再会します。
アヤと再会できたことでマヤは成仏し、呪いは解けたみたいで、
川で溺れかけたミチも正気を取り戻し、貯水槽からアヤを救出します。
そこで一件落着でもよかったのですが、本作はそこから更に一捻りあるのです。
なんとマヤを貯水場で水死させたのは崇ではなく、学園の校長だったと判明するのです。
校長は例の入水心中に失敗した女生徒の生き残りだったみたいで、
ずっと水死した女生徒の霊に憑りつかれていましたが、
自分の代わりに誰かを霊に捧げればいいと考えて、
学園で引き取った双子の少女のうちひとりを生贄にすることにしたのです。
妹想いのマヤが志願し、校長から貯水槽に投げ込まれ死んでしまいます。
後に崇が貯水槽に浮かぶマヤの水死体を発見し、供養のために花を捧げていると、
それを見た真由美が「弟が女の子を殺した」と勘違いしたみたいです。
ボクも崇がマヤ殺しの犯人だと思い、知的障害者に対する偏見が深まりましたが、
それが誤解だとわかって、ちょっと申し訳ない気分になったものの、
崇のマヤ殺しは冤罪でもアヤ殺人未遂は間違いないので、
やはり知的障害者が危うい存在であるという認識までは完全には覆らないかな…。
まぁ本作で言えば、健常者である姉・真由美や校長の方がよほどサイコですけどね。
いずれにせよ、やはり幽霊よりも人間の方が恐ろしく、
本作はある意味単なる幽霊ものよりも怖い、人間の怖さを描いたホラー映画です。

校長のマヤ殺しに気づいたのはメリーさんだけでしたが、
なぜか彼女は「呪いが解けたから構わない」と、校長を糾弾しないんですよね。
自分勝手に7歳の女の子を溺死させた校長を野放しにしておくなんて納得できません。
小学生の子を持つ母親として、それでいいのかと思ってしまいます。
そんな校長の処遇と、誰得な内輪ノリを除けば、なかなか楽しめた映画でした。
原作ゲームも最新作は無理だけど、旧作をプレイしてみようかな?

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