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ゲッタウェイ スーパースネーク

ボクの車はセダンタイプのガソリン車なのですが、古いので燃費が悪いです。
(実燃費10km/Lくらいかも…。)
なので昨今のガソリン高は深刻で、なかなか車を出すことができず、
かれこれ2か月くらいは乗ってないです。
燃費のいい車に買い替えたいのですが、ハイブリッドは存在が中途半端で嫌いだし、
電気自動車はまだまだ発展途上で、今はまだ様子見した方がいいかも。
ここはあえてディーゼルがいいかもしれません。
マツダの新型デミオのディーゼル搭載モデルなんていいですよね。
…って、車を買い替えられるお金はないので、妄想ですけどね。
むしろ駐車場代が勿体ないので、次の車検で廃車を考えているくらいです。

ということで、今日は5km/Lくらいの高燃費車が活躍する映画の感想です。

ゲッタウェイ スーパースネーク
Getaway.jpg

2014年9月20日日本公開。
イーサン・ホーク、セレーナ・ゴメス共演のカーアクション。

見知らぬ男から妻を誘拐したという脅迫電話を受けた元プロレーサーのブレント(イーサン・ホーク)。男に指示されるままマスタング・シェルビーGT500スーパースネークを盗み猛スピードで暴走し街中を大混乱に陥れる中、車の持ち主だと話す少女(セレーナ・ゴメス)が同乗してくる。警察の追跡を振り切りながら男が次々に出す指令に従い、ブルガリアの首都ソフィアを爆走するブレントだったが……。(シネマトゥデイより)



本作は製作費1800万ドルの比較的低予算なカーアクション映画ですが、
それを下回る1000万ドルの興収しか上げられなかった興行的失敗作です。
全米初登場9位と低調すぎる滑り出しでしたが、映画批評家のレビューもかなり悪く、
某批評サイトでは驚異の支持率2%を叩き出しています。
ただ、ボクが観た感じではそこまで酷くはないと思うんですよね。
たしかにダメなところはあるけど、そんなに叩かれるほどじゃない気が…。
きっと批評家連中は本作のヒロインである元ディズニーアイドルのお騒がせ女優
セレーナ・ゴメスのことが嫌いなだけなんじゃないかと思います。
彼女は本作で、ゴールデンラズベリー賞の最低女優賞にノミネートされています。
受賞したのはタイラー・ペリー(男)なので、おふざけ賞なのは間違いなく、
何の当てにもなりませんが、彼女が嫌われているのは薄々感じます。
ボクも彼女を見たのは本作が久しぶりでしたが、干されてるんですかね?

本当にそこまで酷い内容なら、さすがに日本公開もされないと思いますが、
こうしてちゃんと上映されていますからね。
ただ本作はダークキャッスル最後のワーナー映画ですが、
(ダークキャッスルがユニバーサルに買収されたため。)
ワーナーは本作の日本公開を見送り、代わりにショウゲートが配給しています。
内容の出来不出来はともかく、配給見送った判断は正しかったかもしれません。
というのも、ボクが観たのは公開初週末だったにも関わらず、劇場はガラガラで…。
まさか本作の悪い評判が日本でも広く知られているとは思えないので、
これは邦題が悪かったんじゃないかなと思います。
『ゲッタウェイ スーパースネーク』なんて、いくらなんでもダサすぎるでしょ。

原題は『Getaway』だから「ゲッタウェイ」の部分は仕方がないとして、
「スーパースネーク」なんてB級アクション映画臭が半端ないネーミングです。
まぁ本作はカーアクション映画であり、主人公の乗るヒロインの愛車が
「シェルビー・マスタングGT500スーパースネーク」なので、
そのまま「スーパースネーク」を邦題に付けちゃったわけだけど、
それが車の名称の一部だなんて気付くのは車好きだけじゃないのかな?
名称使うなら『ゲッタウェイ シェルビー・マスタング』の方が通りがよかったはず。
本作に限らず、ショウゲートはネーミングセンスで損していることが多いと思います。
ちなみに「ゲッタウェイ」と名の付く本作ですが、
そもそもスティーブ・マックイーン主演の『ゲッタウェイ』のリメイクと報じられていたのに、
いざ完成してみると全く関係ないカーアクション映画となっていました。
その経緯はよくわかりませんが、製作過程で迷走したのは間違いなさそうです。

「シェルビー・マスタングGT500スーパースネーク」という車は、
伝説のカーデザイナー、キャロル・シェルビーがフォード・マスタングをベースに作った
チューニングカー「シェルビー・マスタングGT500」の高性能版ですが、
GT500は6月公開のカーアクション『ニード・フォー・スピード』の主人公の愛車でしたね。
『ニード・フォー・スピード』はGT500で街中を疾走し、警察から逃げ回る映画でしたが、
本作も主にスーパースネークで警察から逃げ回る内容なので、
ちょっと被っちゃってる気がしました。
それが原因で、比較されてしまったために低評価を受けたのかと思いましたが、
どうも全米での公開順は本作が先だったみたいなので関係なさそうかな。
主人公はほぼスーパースネークに乗っている状態なので、
スーパースネークも出突っ張りみたいなものですが、車内映像も多くて、
車体自体が映っている時間は思ったほど多くないかも…。
「主演:シェルビー・マスタング スーパースネーク!!」と謳っている本作ですが、
車体に取り付けられた無数のカメラによる映像が主体の作品なので、
主演というよりもカメラマン状態です。

マスタングはかっこよくて好きですが、その全貌が観れるシーンが少な目なので、
それについては残念ですが、上映時間の大半が走行状態だったので、
カーアクション映画としては堪能できたと思います。
宣伝によると、130台もの車が激突し、平均45秒に1台が大破したらしいです。
正直、ドラマパートもそこそこあったし、それほどクラッシュシーンがあったとは思えず、
ちょっと眉唾な気はしますが、たしかに普通のカーアクション映画に比べたら
クラッシュシーンはかなり多い方だと思います。
アバンタイトルの段階で片手では収まらない台数がクラッシュしてましたしね。
まぁその130台の大半がパトカーなので、もっといろんな車が見たいとも思いましたが、
この低予算ではパトカーを使いまわして撮るしかないでしょうね。
ロケ地もなぜかブルガリアでしたが、きっとそこで撮るのが安上がりなのでしょう。
以下、ネタバレ注意です。

元プロレーサーのブレントが自宅に帰ると、部屋が荒らされ、血痕も残っています。
その後、謎の男から「妻は誘拐した。殺されたくなければ言う通りにしろ。」と電話が…。
「夜明けまでいくつか課題を出す。警察に通報したり捕まれば妻は死ぬ」と脅迫され、
ブレントは男の指示通り、指定された駐車場からスーパースネークを盗難します。
車には沢山のカメラが設置されており、男に監視されているみたいです。
男はカーナビのモニターを通して課題を伝えてきます。
さっそく2台のパトカーが追ってきますが、ブレントは事故を恐れたのか、
道路ではなく河川敷でチェイスするのが面白かったですね。
でも男は不満だったみたいで、最初の課題として、
人の大勢いる公園の中を暴走しろと命令するのです。
仕方なくクリスマス時期で露店が出たりと賑わっている公園に突っ込みますが、
奇跡的に一人も轢くことなく乗り切ることができました。
いやいや、さすがにあの人混みに突っ込んで死傷者ゼロはあり得ないと思ったけど、
スケートリンクや階段など、普通車が走らない場所でも暴走するのは面白いです。
当然、またパトカーが集まってきますが、赤信号に突っ込み見事逃げ切ります。
それにしても、ブレントに無意味な暴走をさせる男の正体や目的が気になります。

男の指示で、指定された地下工事現場で束の間の休憩をしていると、
突然ピストルを持った少女が助手席に乗り込んでくるのです。
はじめは車強盗かと思ったのですが、どうやら彼女はこの車の所有者らしく…。
ブレントが盗んだのが、この少女の車だったみたいですね。
こんな少女が高級車を所有しているなんて不思議ですが、
彼女の父親はブルガリア投資銀行のCEOで、車は卒業プレゼントだったとか。
親から高級車を貰える金持ちのお嬢様なんて、なんか鼻持ちなりませんね。
この工事現場に自分の盗難された車があると警察(を装った男)から連絡を受け、
取り返しに来たみたいですが、当然ブレントは「はい、そうですか」と返せるはずもなく。
すると男はその少女を殺すように指示しますが、ブレントはさすがに拒否。
ならばその少女を人質にして、車から降ろすなと指示され、
仕方なくブレントはその少女を拉致し、同乗させることになるのです。

工事現場を出ると、すぐに覆面パトカーが追いかけてきます。
男は次の課題として「4分で逃げ切れ」と命令してきます。
どうやら男は警察のサーバに侵入して、パトカーをブレントに誘導しているみたいです。
かと思えば、ブレントが警察に捕まらないようにパトカーのいない方へと道案内するし、
男はブレントを捕まえたいのか逃がしたいのか、謎は深まるばかりです。
パトカーをギリギリ撒いたと思ったら、男がまた次の課題を出します。
「発電所に行き、制御室に侵入して、街を停電させろ」と…。
いよいよ男の目的に近づける、具体的な課題になってきましたね。
発電所の制御室には簡単に侵入できますが、彼らが電力供給を停止させる前に、
男が仕掛けていた爆弾を爆破させ、発電所をぶっ壊すのです。
自分で爆弾で電力停止できるなら、わざわざブレントを使うこともないと思いましたが、
爆発から辛くも脱出できたブレントらは、発電所爆破の容疑者になってしまい、
なるほど彼らに濡れ衣を着せるのが男の目的なのだなと思いました。
(街は停電したはずなのに、街灯とかネオンは普通に付いてたけど…?)

男は最後の課題として「ブルガリア投資銀行を襲え」と命令します。
そこは少女の父親がCEOを務める銀行で、彼女が手引きしたと見せかけるため、
男は彼女を工事現場に呼び出し、拉致させたわけですね。
ところが彼女は男の想像以上に頭がよくて、男の本当の狙いに気づきます。
父親の銀行は投資銀行なので盗む金なんてなく、
盗むとすれば顧客の資産を管理しているハードドライブだけです。
男がそれで記録の改ざんをしようとしているのだろうと勘付きます。
しかし停電になると、ドライブは装甲車で別の場所に移されるので、
指示通り銀行を襲ったとしても金どころかドライブもないはず。
ブレントを囮にして、装甲車を襲うつもりだと考えた少女は、
得意のIT技術を駆使して、車載カメラの映像を『スピード』のようにループさせ、
偽の監視映像を作り、男の目を誤魔化し、装甲車のある駐車場へ向かいます。
はじめは鼻持ちならない金持ちのバカガキって感じの少女でしたが、できる女ですね。
金持ちのお嬢様がこんなにITや機械に詳しいのは不自然すぎるくらいです。

案の定、ドライブを積んだ装甲車は謎のバイク4台に襲撃されており…。
ブレントはその場に突撃して、ドライブを持ち去ります。
当然バイク4台から追われることになるのですが、
たかがバイクではスーパースネークの相手にはなりませんね。
バイクは銃で攻撃するが、防弾仕様に改造されたスーパースネークには利かず、
逃走するブレントを止める手立てがありません。
男としてはブレントが警察に簡単に捕まらないように改造しておいたのでしょうが、
敵に回した途端に、その改造が裏目に出てしまったわけで、いい気味ですね。
ドライブを手に入れ、主導権を掴んだブレントは、ドライブと妻を交換しようと男に要求。
男を飛行場の格納庫に呼び出します。
その場所はブレントの職場らしいのですが、彼はレーサー引退後、
汚い仕事をしていると言っていたので、てっきり犯罪的な意味の「汚い」だと思ったけど、
飛行機の整備士みたいな普通に汚れるという意味の汚い仕事だったの?

格納庫に男が部下を連れて現れ、妻とドライブを交換しますが、
その直後、予想通り殺されそうになります。
しかし少女が警察に通報していたようで、そこに警察が踏み込み、
男たちは射殺されるのですが、実はその男は男の代役で…。
本物の男が乗った車は、少女を拉致して逃走しました。
ブレントは少女を救出するため、再びスーパースネークに乗り込み後を追います。
途中で男の部下が乗った車から、まさかのバズーカ砲で攻撃されますが、
交差点でエンストし絶体絶命の時に、敵の車はトラックに激突され危機を脱します。
男の車は見失いますが、前もって少女が見つけていた街からの脱出ルートに行くと、
案の定、男の車を見つけて追いつくことができます。
このシーンは前方を撮った車載カメラの長回しワンカット主観映像となっていて、
男と公道でカーチェイスするところを、まるでレースゲームのような映像で見れます。
それは本当に自分が運転しているようで面白い演出ではあるものの、
そのシーンの間はクラッシュも全く起きないんですよね…。
ワンカットだと誤魔化しが利かないから、派手なカーアクションは出来ないのかな?

朝方の公園で男とカーチェイスになりますが、男が急に少女をドアから突き落とし、
ブレントは少女を避けるため急ハンドルを切り、ついにクラッシュしていまいます。
彼は奇跡的に助かりますが、男の車もなぜかクラッシュしており、
後から到着した警察に男は逮捕されるのです。
少女も妻も助かり、濡れ衣も晴れて、めでたしめでたし。
…と思いきや、その捕まった男も代役だったみたいで、
本物の男は遥か遠くアメリカのバーからブレントに電話してきて、
結局その男の正体も真の目的もわからないまま、本作は幕を下ろすのです。
まるで「つづく」と言わんばかりの終わり方で、シリーズ化を目論んでいたようですが、
この成績、評判では続編製作なんてまず不可能で、一生解けない謎が残りました。

まぁ男の目的はやはり投資銀行のドライブだと思われ、代役がチェイスしている間にも、
ドライブのデータを使って大儲けしたみたいですが、ただドライブを盗むだけなら、
どう考えてもブレントを利用する必要なんてありません。
盗んだスーパースネークを改造したり、無意味な課題を命令したりするなんて、
あまりにも回りくどすぎて、ブレントへの私怨がなければ納得できませんが、
男は「君の大ファン」としか正体を明かさず…。
これ以上の続編製作はあり得ないとわかっているだけに、
どうにもスッキリしないラストですが、それも本作の評価に影響していて、
そのせいで続編が製作できないという悪循環を生んでますよね。
というか、本作はダークキャッスル最後のワーナー映画なんだから、
ユニバーサルがその続編を配給するなんて思えず、端から単発なのは明らかなはず。
結局企画が迷走し、脚本が完成しないまま撮影に突入して、
オチを投げっぱなしただけでは?…と疑ってしまいます。

出来はイマイチだけど、評判ほど悪くはないので、
カーアクションが好きなら楽しめる作品だと思います。

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