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ザ・スピリット

公開前に本編映像がネット流出して話題になった『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』ですが
結果的にそれが大きな宣伝になったのか、アメリカでは上半期No.1の大ヒットに
なっているんだそうで、早くもX-MEN ZEROシリーズとして続編が企画されてるとか。
次のスピンオフはマグニートとかストームとかいわれてますが、
『ウルヴァリン』の監督は次回作はサムライキャラを予定してるとかで、
ウルヴァリンとは浅からぬ関係のシルバーサムライの映画が作られるのかも?
いずれにせよアメコミ映画ファンのボクには楽しみな展開です。
でもアメコミ映画の乱発はファンとしては嬉しいけど、まさにアメコミバブル状態で、
いずれ破裂して飽きられるんじゃないかという杞憂があります。
日本ではもう飽きられてるし、ある程度のクオリティは維持してくれないと…。

ザ・スピリット

2009年6月6日日本公開。
ウィル・アイズナー原作のグラフィック・ノベルをフランク・ミラーが実写映画化。

殺された後で謎の復活を遂げ、愛する街セントラル・シティを守るために犯罪者たちと戦う仮面のヒーロー、スピリット(ガブリエル・マクト)。ある夜、怪しげな取引の通報を受けて現場に向かった彼は、宿敵オクトパス(サミュエル・L・ジャクソン)と死闘を繰り広げる。後日、現場にかつての恋人がいたことを知ったスピリットは動揺し…。(シネマトゥデイより)

フランク・ミラー監督といえば『シン・シティ』や『300』の原作者であり、
アメコミに新風を吹かせた巨匠漫画家です。
映画監督としては『シン・シティ』で共同監督をして以来かな。
映画『シン・シティ』は原作の雰囲気を大切にするために、
全編モノクロに部分着色した独特の映像で話題になりました。
本作も同様の映像手法を用いた作風になってます。
でもなんだか、洋邦問わず、そんな感じの映像美を売りにする映画が増えたし、
やはり『シン・シティ』の時ほどの斬新さは感じません。
本作はモノクロではなくセピア風なので、部分着色のコントラストの強さも控えめ…。
むしろ部分着色した部分は不自然に浮き上がって見えてしまってます。

とはいえ漫画家が監督しただけあって、映像にはコダワリを感じます。
オシャレというかアーティスティックというか…。
でもそこにばっかり力を入れていて、肝心の物語が面白くないです。
サミュエル・L・ジャクソンやスカーレット・ヨハンソンなど、出演者は豪華だけど、
主人公ザ・スピリットはダサい格好のベタで地味なアメコミヒーローだし、
ヴィランのオクトパスも小さな街の小悪党って感じで魅力が全くないです。
どちらも不死身の能力がありますが、不死身同士の戦いは緊張感がないです。

なにより性質が悪いのはブラック・ジョークを随所でいれてくること。
これが笑えればいいんだけど、ナンセンスというか、シュールすぎるというか、
かなり人を選ぶジョークです。
一部のお客さんは声上げて笑ってたけど、ボクに対してはスベリ倒してました。
このブラック・ジョークを通してオクトパスの狂気を表現しているんだろうけど、
残念ながらコスプレ好きのただのバカにしか見えません。
この監督は映像センスも常人離れしてますが、笑いのセンスもぶっ飛んでますね。

唯一よかったのは、愛らしい猫が随所に登場することですね。
でも猫好きにはショッキングなブラック・ジョークもあるので気をつけて…。

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