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プレーンズ2 ファイアー&レスキュー

昨日、お正月映画『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』の
前売券が発売となったみたいなのですが、多くの劇場で即日完売したそうです。
なんでも先週発売され、大ヒットしているN3DSソフト『妖怪ウォッチ2』で、
レアな仲間をゲットできる「フユニャン」メダルなるものが付いているらしく、
それ目当ての客が殺到したみたいですね。
先着50万個限定ですが、ボクが昼過ぎに映画館に行くと、すでに完売していて…。
(ボクは前売券を買いに行ったのではなく、いつも通り映画を観に行っただけです。)
『マレフィセント』の初週末の動員数が約50万人ですから、
それだけの客をすでに確保してるわけで、公開されたら末恐ろしいことになりそうです。

ただボクとしては『映画 妖怪ウォッチ』が大ヒットするのは非常に有難くないです。
なぜなら同日公開のディズニー最新作『ベイマックス』を応援しているからです。
『ベイマックス』はディズニークラシックス第53作『アナと雪の女王』の次を担う、
ディズニークラシックス第54作目で、とても注目度の高い作品です。
アメコミの日本人ヒーローチーム「ビッグヒーロー6」を基にしたCGIアニメで、
随所に日本カルチャーが散見される作品なのですが、
日本人として、これは是非ヒットしてほしいと願っています。
しかし『映画 妖怪ウォッチ』にチビッコ層を根こそぎ奪われそうで不安です。
面白さで負けるのなら諦めも付くが、特典商法で負けるのは納得できません。

ということで、今日はディズニーアニメ映画の感想です。
本作も強豪ジブリの『思い出のマーニー』と公開日が被り、不利を受けてますが、
ジブリとディズニーの関係、宮崎駿とジョン・ラセターの蜜月関係を考えると、
ジブリがあえて公開日をぶつけてくるのは不自然です。
宮崎駿が引退したからディズニーなんて関係ないとでも思っているのか?

プレーンズ2 ファイアー&レスキュー
Planes Fire Rescue

2014年7月19日日本公開。
ピクサー『カーズ』の世界観で描かれた飛行機が主人公のCGIアニメ第二弾。

世界一周レースで優勝したダスティは、世界で一番速いレーサーという肩書を捨てて、雄大な自然が広がる山々を火災から守り抜くレスキュー隊のメンバーとなる。ベテラン隊員たちの勇気にあふれた活躍に圧倒されながらも、困難な訓練を一つずつ乗り越えていくダスティ。厳しく接する隊員たちも、ひそかに彼の奮闘を温かく見守っていた。広範囲に及ぶ山火事の現場から炎で行き場を失った車たちを抜群の連携プレーで救ったのを機に、ダスティとほかの隊員たちの絆は一つに。そんな中、彼のレスキュー隊入りの真相が明らかになり……。(シネマトゥデイより)



ピクサー作品『カーズ』シリーズのスピンオフである『プレーンズ』シリーズ。
もともとはディズニートゥーンによって、ビデオシリーズとして制作されたのですが、
前作の出来があまりにもよかったということで、急遽劇場公開されることになり、
その続編である本作も、めでたく劇場公開されることになりました。
乗り物たちが生活する『カーズ』の世界観で、飛行機を主人公にしたシリーズですが、
特に『カーズ』のキャラが登場するわけでもないので、スピンオフではなく、
世界観を共有するシェアード・ユニバースというべきかな。
前作公開時には「三部作」と銘打たれていたはずですが、
本作は三部作の第二弾とは言われていないので、その企画は消えたのかも。
なので3作目が終わっても、4作目、5作目と続くかもしれませんが、
逆に2作目の本作でシリーズ終了するかもしれないです。
全ては本作の成績次第でしょうが、全米公開も今週だったので、
本作の成否が語られるのはまだまだ先になりそうかな。
ただ初日の全米興収だけ見れば、前作の8割に満たない出足なので、
続編が製作されるかどうかは微妙なラインかもしれません。
『カーズ』シリーズの続編は難しい状況なので、こちらには踏ん張ってほしいですが…。

ただ、本作の出来はちょっとショボいような気も…。
前作はビデオシリーズの予定で制作されたので、
劇場用を制作する本家ピクサー作品に比べると少し落ちるのは仕方がないけど、
本作は企画スタート時はビデオリリース予定でも、
かなり前から劇場用になることは決まっていたわけだし、
もっとピクサーのクオリティに迫れてもよかったのではないかと思います。
まぁディズニーアニメは世界最高峰なので、本作も腐ってもディズニーアニメだし、
ちょっとショボいとはいえ、他社の作品と比べれば引けを取るものではありませんが…。

実際に映像が劣化したわけでもないと思うし、
脚本も悪くはないと思うのですが、どうにもショボく思えちゃうのは、
物語が前作よりもコジンマリしてしまっているからかもしれません。
前作では世界一を目指して世界一周レースに出場して、
見事優勝するという農薬散布機ダスティのサクセスストーリーでしたが、
本作ではそのダスティが今度は消防士を目指すという話で、
世界最高峰のレーサーの物語と一介の消防士の物語では、
どうしてもスケールが小さくなってしまってる感は否めません。
ただ見方によっては、レースの話なら本家『カーズ』と大差はないし、
本家と差別化し、『プレーンズ』シリーズの独自性を打ち出しているとも言えます。
展開のスケールが狭くなった分、ドラマは深化しているようにも思えますが、
やはり派手さが逓減しちゃうと、ショボくなった印象を受けてしまいます。

あと、全米とほぼ同時公開にしたためか、ローカライズも手つかずです。
ディズニーアニメは日本上映版制作時に、ただ日本語に吹き替えるだけではなく、
劇中の看板の文字なんかも日本語に書き換えたりするのですが、
本作ではそんなローカライズを怠っています。
前作ではわざわざ日本出身飛行機キャラまで登場させるほど、
サービス精神溢れるローカライズをしてくれていたのに…。
本来はそこまでする必要ないことではあるのですが、
やはりサービスの質を下げられると、ちょっと不満に思っちゃいますよね。
ただひとつ褒めたいのは、新ヒロインの飛行機ディッパーの日本語キャストです。
ハリセンボンの近藤春菜が抜擢されているのですが、これがかなりのハマリ役。
ヒロインといっても、前作のヒロインとは違って三枚目キャラなのですが、
まるで『ファインディング・ニモ』のドリー(室井滋)を彷彿とさせるような好演で、
とても面白い、魅力的なキャラになっていました。
もちろんオリジナル音声では観てないので、比べることはできませんが…。
ちなみに相方の箕輪はるかは、レーキドーザーのパイコーンを演じますが、
5人いるパラシュート隊のひとりという端役で、完全に春菜のバーターでした。
あとダスティ役は瑛太が続投したのも安心しました。
以下、ネタバレ注意です。

世界一周レースで優勝した農薬散布機ダスティはその後もレーサーとして大活躍。
人気者になった彼は故郷の田舎町プロップウォッシュ・ジャンクションに凱旋し、
地元のお祭り「コーン・フェスティバル」に出演することになり、
「今年のフェスティバルは盛り上がる」と住民たちは大喜びです。
しかしコーチの戦闘機スキッパーとの練習中に、エンジンに異常が発生します。
修理工のフォークリフトのドッティに点検してもらうと、減速ギアボックスが故障が判明。
たぶん農薬散布機なのにレースに出場することの無理が祟ったのでしょう。
今の状態ではトルクメーターがレットゾーンになると危険なので、高速飛行は禁止に。
ギアボックスの交換を頼むのですが、ダスティの型はすでに製造中止されており、
一縷の望みを賭けて、親友のトラックのチャグが伝手で捜し回りますが、
見つからない可能性も高く、ダスティは不安な日々を過ごします。
トップアスリートが故障により選手生命を絶たれるかもしれないという悲劇ですが、
なんだか絶頂で故障したヤンキースのマー君を思い出しちゃいました。
ちょっと重すぎる展開で、気持ちが沈みます。

ある夜、先輩の農薬散布機レッドボトムからの
「レーサー諦めて農薬散布に戻ればいい」と言う無思慮な発言に傷付いたダスティは、
飛行訓練を再開しますが、トルクメーターに気を取られて鉄塔に接触、
ガソリンスタンドに墜落し、大火災を起こしてしまうのです。
消防車メーデーが駆け付けますが、彼はかなり老朽化しており…。
なにしろ彼は1968年以前から活動しているみたいですからね。
ロクに放水も出来ませんが、給水タンクを倒すことでなんとか消化に成功。
しかしメーデーの消化能力を懸念した運輸局から、
「もうひとり消防士を増やすまで飛行場の運営許可は取り下げる」とお達しが…。
このままでは皆が楽しみにしているコーンフェスティバルも中止になってしまいます。
責任を感じたダスティは自分が消防士になる決意をして、ライセンスを取るため、
ピストンピーク国立公園の消防レスキュー隊で訓練を受けることになります。
消防ヘリというのは聞いたことがありますが、消防飛行機というのは初耳。
でも劇中でも語られますが、実際にSEATという消防飛行機があるそうで、
ダスティのように農薬散布機が転用されたりもしていたのだとか。
なのでダスティにとってはレーサーになるよりも現実的な目標ですね。
続編で目標の難易度が下がるのはどうかと思いますけどね。
それにギアボックスが手に入り、レーサーに戻るまでの腰掛のつもりなので、
消防士になる目標に向かって頑張る彼だが、あまり応援できない気持ちにも…。

ピストンピークの基地では、隊長のベテラン消防ヘリのブレード、
飛行艇の女の子ディッパー、インディアンな貨物ヘリのウィンドリフター、
元大型輸送機キャビー、5人の重機からなるパラシュート隊、
そして修理工のフォークリフトのマルーが出迎えてくれます。
ダスティはマルーからフロートを付けてもらい水上飛行機になり、
ブレード教官に師事して、消防士になる訓練を受けます。
彼らの仕事は山火事を消火することなので、普通の消防士とは違いますよね。
ここも少し微妙で、消防士と言えば人命を救う仕事ってイメージがあるから、
キャンプ客の焚火の不始末を消すなんて仕事は、ちょっと地味に思えます。
どうせなら大都会を舞台にした消防レスキューにしてほしかったけど、
街での消防は消防車の仕事だから、消防飛行機の物語にするなら、
実際に消防飛行機が活躍する山や森林を舞台にするしかないのかも…。
でも山火事の消火活動がどんなものかは知らなかったので、
本作でそれを知れたのは少し勉強になったかも。
火を消すことよりも燃え広がらないようにするのが重要みたいで、
消火剤で火の侵攻を食い止め、その間に防火帯を作るみたいです。

前述のように、農薬散布機のダスティは消防飛行機に向いているはずですが、
どうも彼は不器用で、消火剤の投下も湖からの給水も下手くそ…。
ただ下手なだけならいいけど、ブレード教官に反抗したり、
支持を無視してスタンドプレーを繰り返すのはいただけません。
訓練させてもらってるんだからもっと謙虚に教えを乞うべきですが、
世界一のレーサーになって天狗になってんじゃないのか、なんて感じてしまいます。
まぁダスティは故障で全力で飛ぶことが出来ず、イライラしてるだろうし、
全力を出さないダスティを教官も怠慢だと誤解して辛く当たるので、
この師弟関係が上手くいかないのも仕方ないのかも…。
なぜダスティが故障のことをレスキュー隊に隠しているのかは疑問ですが。

ある日、故郷プロップウォッシュ・ジャンクションから電話があり、
結局ギアボックスは手に入らなかったという報告が…。
二度とレーサーに戻れないと知ったダスティは激しく落ち込みます。
そんな折、二か所で同時に火の手が上がる大規模な山火事が発生し、
レスキュー隊は二手に分かれて出動し、ダスティはブレード教官と行動しますが、
レーサーに戻れないことで上の空な彼は、教官の支持を全く聞かず、
2度に分けて使う消火剤を一度に放出してしまう大失態を犯し、
代わりの水を補給しようと川に入るも、水が重すぎてエンストし、離陸できなくなり…。
火の海の中で教官に「全力を出さないならレーサーに戻れ!」と叱責され、
ダスティは「全力を出したくても出せない」と故障のことを初めて告白。
それを聞いた教官はダスティを坑道に押し込み、身を挺して彼を火から守ります。
しかしそのせいで大火傷をした教官は飛べなくなり、基地に運び込まれます。

飛べなくなったブレード教官と一緒に基地に戻ったダスティは、
修理工マルーから教官がレスキュー隊になった経緯を聞きます。
教官は昔、レスキュー隊の活躍を描いた『CHoPs』というテレビドラマに
ブレイジン・ブレードという芸名で出演していたのですが、
そのドラマでバディ役だったニック・ルーピン・ロペスが事故死してしまい、
ドラマの役ではなく本物のレスキュー隊になろうと決心したそうです。
ダスティはその話を聞いて感銘を受け、消防士の誇りに目覚めたようですが、
うーん、なんだか前作の師匠スキッパーの経緯に比べるとイマイチかも…。
役者をやめた理由はわかったけど、それでレスキュー隊になろうと思うかな?
ニックはループ中に横風に煽られて墜落したみたいですが、
そんな突発的な事故ではレスキュー隊では助けられないし、
そもそも人命救助の少ない山火事の消防レスキューになる意味がわかりません。
ちなみに『CHoPs』は実在のドラマ『CHiPs』のパロディだそうで、
日本では『白バイ野郎ジョン&パンチ』という邦題で放送されていたそうです。

山火事はどんどん広がり、国立公園の園長が経営するフューセル・ロッジに迫ります。
このキャド園長ですが、避難指示を受けても客に伝えず無視したり、
このロッジを建設するためにレスキュー隊の予算の8割をカットしたり、
防火剤に水が必要なのに、ロッジを守るためにスプリンクラーを全開にするなど、
自分のことしか考えていないかなりのクソ野郎です。
レスキュー隊は客が大勢いるロッジまで火が回らないように頑張るのですが、
そんなカス野郎のロッジなんて燃えてしまえと思っていまいました。
結局、レスキュー隊の活躍でロッジの客は非難に成功したのですが、
ロッジがどうなったのかまではわからず、ちょっとモヤモヤします。
キャド園長は客として招待していた内務大臣の怒りを買って解任されますが、
園長解任なんて処分では甘すぎ、こんなやつはスックラップにするべきです。

ロッジの客は全員避難させたと思ったのですが、キャンピングカーの熟年夫婦が、
火の海となっているオーガリン・キャニオンの橋に取り残されているとの情報が…。
ダスティは単身救助に向かい、メーターがレッドゾーンになるのも顧みず、
全力で滝から水を汲み上げて、夫婦の避難経路を作ってあげるのです。
しかし全力を出してしまったことで、ギアボックスが壊れ、エンジンが止まって墜落…。
そこにブレード教官が助けに来てくれて、基地に運ばれます。
うーん、教官はかなり重症だと思ったけど、もう回復したの?
修理工マルーは油圧装置が丸コゲだとか言ってましたが、やはり機械だから、
部品さえ交換すればどんな大怪我もたちどころに治っちゃうのかな?
周りからしてみると、心配して損したって感じですよね。

ただこの修理工マルーの技術は尋常ではないので、
彼にかかればブレード教官の怪我くらい造作もないだけだったのかも。
基地で目を覚ましたダスティですが、ビックリします。
翼など墜落で壊れたパーツを交換してもらっていたのはもちろんのこと、
なんとギアボックスまでも直っていたのです。
どこにもなくて絶対入手できないギアボックスがなぜ?…と思ったら、
マルーがカスタムメイドで修理しちゃったみたいで…。
心臓移植のためにドナーを探しますが、名医が手術で治療できたので、
端からドナーなんて必要なかった的な、なんとも拍子抜けなオチでした。
プロップウォッシュ・ジャンクションの修理工ドッティには直せなくても、
別の修理工なら直せる可能性があったということですね。
よく考えたらダスティの型のギアボックスが製造中止になったところで、
過去には製造していたものなんだから、また製造すればいいだけの話です。
世界一のレーサーであるダスティなら、そのくらいオーダーメイドできそうですよね。

ダスティはブレード教官からも認められて、晴れて消防士になり、
故郷に戻ってコーン・フェスティバルを開催することができ、めでたしめでたしです。
でもギアボックスが直った彼は、消防士の傍らレーサーも続けるみたいで、
レーサーも消防士も二足の草鞋で出来るような仕事じゃないと思うのですが…。
やはり常任の消防士が見つかったら、すぐレース一本にするつもりだと思えて、
今回の出来事で目覚めた消防士としての覚悟や誇りは無駄になる気がします。
まぁ続編(シリーズ三作目)が制作されたとして、
またダスティのレーサー人生が描かれるとは思えないので、
今度はまた違う仕事に挑戦することになるのでしょう。
どんな仕事でもいいけど、そろそろマックィーンやメーターのと絡みが見たいな。

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プレーンズ

コメント

プレーンズ2

私も見ましたまさかダスティが力尽きて墜落するとは思っていませんでした、以前日本でもあった事故のようにならなくて、良かった思っています、日本全国や世界の消防士に改めて感謝します、命を守ってくれてありがとうございます。

  • 2014/12/17(水) 07:54:55 |
  • URL |
  • 島貫惇希 #-
  • [ 編集 ]

Re: プレーンズ2

え、日本で消防飛行機の事故でもあったのですか?

  • 2014/12/17(水) 21:35:47 |
  • URL |
  • BLRPN #-
  • [ 編集 ]

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