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トカレフ

梅田ブルク7と当日半券があると、タワレコのマルビル店で割引が受けられます。
(2000円以上買うと200円割引してもらえます。)
なので梅田ブルク7に行った時はついついタワレコにも寄っちゃうのですが、
そう都合よく欲しいCDなんて見つからないもので、割引を利用したことはありません。
先日も梅田ブルク7に行ったので、いつも通りタワレコに立ち寄りましたが、
いつも通り特に欲しいCDもなく、ちょっとだけ新譜の視聴して帰ろうとしたら、
一枚のチラシを発見し、思わず手に取りました。
アイドルユニット「バニラビーンズ」のシングル『きっといい場所』のチラシでしたが、
なんとタワレコ限定版にタワレコオリジナルの「コップのフチ子」が付くそうで、
ついつい衝動買いしてしまいました。
…といっても発売前のため予約になるので半券の割引は受けられませんが…。

実は「バニラビーンズ」のことは全く知らないのですが、
「コップのフチ子」のことはちょっとだけ好きなんですよね。
発売当初は全然惹かれなかったけど、109シネマズで「シネマのフチ子」を見て、
その素朴な佇まいがちょっとかわいいなと思いました。
といっても収集しているほどでもなく、今は3つだけ持ってます。
今月18日には届くであろうタワレコ仕様のフチ子が4つめになる予定ですが、
チラシのサンプル画像を見るかぎりは、かなり出来がよさそうです。
フチ子はサッカー日本代表応援団「ULTRAS」ともコラボしていて、
そのガチャガチャが好評発売中ですが、それもひとつ買いました。
こんなコラボ企画はどんどんやってほしいです。

ということで、今日は半券で割引を受けられるコラボ企画のある映画の感想です。
こんなコラボ企画はどんどんやってほしい…かどうかは微妙です。

トカレフ
Tokarev.jpg

2014年6月9日日本公開。
ニコラス・ケイジ主演によるアクションサスペンス。

元ギャングであった過去を精算し、妻ヴァネッサ(レイチェル・ニコルズ)と娘ケイトリン(オーブリー・ピープルズ)と平穏な日々を過ごしていたポール(ニコラス・ケイジ)。だが、何者かによって拳銃トカレフから放たれた銃弾によりケイトリンが命を落としてしまう。激しい怒りと深い悲しみを抱えることになったポールは復讐(ふくしゅう)を決意、かつての仲間たちを集めて犯人探しに奔走する。やがて、ロシアマフィアの関与が明らかになり、ポールたちは真っ向から勝負を挑む。しかし、娘の死には思わぬ真実が隠されていた。(シネマトゥデイより)



本作は(昨日感想書いた)ジェイソン・ステイサム主演『ハミングバード』と同日公開で、
共同企画として、鑑賞料金割引キャンペーンが実施されています。
片方の映画の半券を提示すると、もう片方の映画を1000円で観れます。
その名も「"二人目のハゲ"は1000円で楽しもう!」キャンペーン…、
もとい「"二度目の復讐"は1000円で楽しもう!」キャンペーンです。
どちらも(ハゲが主演の)復讐劇なので、このコラボが企画されたみたいですが、
『ハミングバード』はショウゲート配給、本作はクロックワークス配給なので、
配給会社の垣根も超えたコラボというのは珍しいですね。
料金の配分をどうしているのかちょっと気になります。
ただし、その割引を受けられるのは、同一の劇場で観た場合に限られます。
Tジョイ系のシネコンを中心に実施されており、ボクは梅田ブルク7で観ました。
あまり宣伝が行き届いてないのもあり、このキャンペーンのことも知らず、
休日にまとめて2作観ようと思ってチケットカウンターで購入した際、
受付のお姉さんが教えてくれて、2本目の映画料金を1000円にしてくれました。
もしKINEZO(自動券売機)で購入していたら気付かなかったところですが、
せっかくのキャンペーンなんだから、劇場にポスターくらい貼ればいいのに…。

あと梅田ブルク7の部屋割りも絶対におかしいと思います。
この2作であれば、どう考えたって『ハミングバード』の方が人気あるのに、
本作『トカレフ』の方が大きいスクリーンを割り当てられているんですよね。
まるでこのキャンペーンは『ハミングバート』を
本作がフックアップするための企画のような割り当てです。
たしかに知名度では『ハミングバード』の主演ジェイソン・ステイサムは、
ニコラス・ケイジには及ばないかもしれないけど、ファン数は確実にステイサムが上。
実際にステイサム主演映画は、(公開規模は小さめだけど)毎回大盛況だし、
今回の『ハミングバード』もほぼ満席でした。
一方の本作は寒々しいほどガラガラで、大きなスクリーンが勿体ないです。
その出来栄えもスクリーンの大きさに反比例(客数には比例)しており、
『ハミングバード』は面白かったが、本作はかなりイマイチでした。
キャンペーンで安く観れるのは有難いけど、コラボにより同一視されると、
本作から先に観た人は『ハミングバード』を観る気も起きなくなるかも。
実体は『ハミングバード』の方が本作をフックアップしているわけですが、
『ハミングバード』サイドにとってはあまり旨みのないキャンペーンかも。
ボクは本作から観ましたが、本作が退屈すぎたため、鑑賞後帰りたくなったけど、
前述のように本作を観る前に『ハミングバード』の分も購入済みなので、
仕方なく予定通りハシゴすることになりました。
でも『ハミングバード』が本作の不出来を払拭する出来だったので、
楽しい気持ちのまま帰路に着けたのはよかったかもしれません。

本作はインディペンデント系の映画会社による作品で、
製作費のほとんどがニコラス・ケイジのギャラに消えたのではないかと思う
小規模なB級アクション映画です。
借金まみれのニコラス・ケイジは作品を選んでいる余裕がないのか、
昨今の(特に小規模作品での)駄作率が非常に高いですが、
残念ながら本作も御多分に漏れない結果になってしまいました。
いや、全く面白くないわけでもないんだけど、とにかく在り来たりな復讐劇で、
全く特筆すべきところもなく、なんとも退屈な映画なんですよね。
正直、内容が普通すぎて、こうして感想を書くのも難しいくらいです。
とりあえず、以下、ネタバレ注意です。

主人公ポールは市長の再開発計画にも協力する成功したビジネスマンです。
ある夜、彼は妻ヴァネッサと外出しますが、家では16歳の娘ケイトリンが、
男友達2人と一緒に留守番をすることになります。
ところが外出中に娘たちのいる家に何者かが押し入り、
娘を拉致して逃げたと警察に知らされます。
残された男友達曰く、誘拐犯は武装した3人組で抵抗できなかったと…。
ポールは旧友のケインとダニーに協力を求め、娘を捜し始めるのです。

ポールとケインとダニーの中年オヤジ3人だけで誘拐犯を捜したところで、
そんな簡単に見つかるはずないと思うけど、この3人は普通のオヤジではないようで、
十代の頃にギャングのようなことをしていたみたいです。
ケインとダニーが情報を聞き出すために売人の黒人を脅すシーンなんて、
ほんと「こいつら無茶苦茶するなぁ」って思いましたからね。
結局その黒人は何も知らなかったけど、下手すれば殺人になってましたよ。
警察も「ポールの経歴を報道すれば、誘拐犯はビビッて娘を返すかも」と言うし、
彼が15年前に関与した「4Pの虐殺」という事件は今でも警察の語り草で、
かなりとんでもない悪党だったことは窺えます。
娘が誘拐されたのに身代金の要求もないため、金目的の犯行ではなく、
ポールの過去の所業から、彼に恨みを持つ者の仕業ではないかと考えられます。
ところが本作は、なかなかポールの過去の所業について明示してくれないため、
序盤はどんな状況なのかなかなか掴み難いんですよね。
「4Pの虐殺」についても、その詳細は最後までわかりませんでしたし、
そんな状況では、ポールらの行動の意図もわからず、感情移入もできません。

誘拐からほどなく、娘ケイトリンが遺体で発見されます。
葬儀の時、ポールは昔世話になったギャングのボスであるオコンネルから
「捜査は警察に任せて手を引け」と忠告されるのです。
このオコンネルという男、なんだかあからさまに怪しいなと思いましたが、
ポールはそうは思わず、検屍で遺体の銃創がトカレフTT-33によるものだとわかり、
ロシアンマフィア「チェルノフ・ファミリー」の犯行を疑うのです。
徐々に見えてくるポールの過去を知れば、チェルノフ・ファミリーとの因縁もわかるので、
なぜ彼がそいつらを疑うのかも理解できますが、この時点ではまだ謎が多く、
安易に疑っている気がしたので、いまいちポールの考えに賛同できず、
その後チェルノフを追う展開も、あまり気持ちが盛り上がりませんでした。
ただロシア製の拳銃トカレフというだけでロシアンマフィアの犯行と断定するなんて、
凶器が日本刀ってだけでヤクザの犯行と断定するようなものですもんね。
ボクはこの時点では最も怪しいのはポールの妻で、
動機も彼の仕事である街の再開発に絡むものだと考え、
チェルノフを追うポールは見当ハズレだと思えたので…。
ちなみにその因縁とは、19年前にポールら3人はあるロシア人を殺して、
金を奪って山分けしたそうで、殺したロシア人がチェルノフの兄だったらしいです。
それをはじめに聞いていれば、なるほどチェルノフを疑って当然だと思います。

ポールら3人はチェルノフの賭場に殴り込みをかけ、中にいた奴らを皆殺しにします。
(そこにはいなかった)チェルノフの注意を引くのが目的だったみたいですが、
普通は皆殺しにしないで拷問でもして口を割らせるものですよね。
それにしてもポールはナイフ一本で殴り込みをかけるなんて無茶苦茶です。
なんでも彼は銃に疎く、ナイフの方が好きらしいのですが、
それ以降は普通に銃も使用しているので、意味が解らないです。
その後、ストリップクラブにいたマフィアの構成員を襲撃しますが逃走され、
ポールは追いかけるのですが、旧友ダニーの撃った弾が構成員に被弾し、
話を聞きだす前に死んでしまいます。
どうやらダニーにはオコンネルの息がかかっているようで、
チェルノフを追うポールの邪魔をしようとしていたみたいですが、
退屈で眠たかったので、そのあたりの詳細は覚えていません。
ダニーとケンカになったポールは、勢い余ってダニーを刺殺します。
構成員を殺されたチェルノフは、旧友ケインを拉致し殺害し、
オコンネルも銃撃戦の末、殺害します。

ポールがチェルノフを追ったことで、何人もの死人が出る大惨事となりましたが、
その後、娘ケイトリンを殺したのはチェルノフではないとわかります。
なんと彼女の男友達のひとりマイケルが、ポールの家にあった拳銃をオモチャにして、
うっかりケイトリンを撃ち殺してしまったのです。
焦ったマイケルは嘘の供述をして誘拐犯の仕業に見せかけたのでした。
うーん、予想外といえば予想外ですが、なんだか微妙なオチです。
やっぱりポールの今までの行動が無駄だったわけだし、後味も悪いです。
それにしても、自分の家にもトカレフTT-33があるなら、
それが使われた可能性が一番高いとすぐに気付きそうなものなのに…。
それに序盤でポールがマイケルに事件当時の話を聞きに行った時に、
マイケルはかなり怯えていたので、あの時点でゲロっちゃいそうなものです。

真相を知ったポールですが、なぜかマイケルを見逃します。
自分も17歳の時に殺人を犯しているから責められないとでも思ったのか…。
マイケルは「あれは事故だった」と許しを請いますが、
事故で片付けようとするところに反省のなさを感じて不愉快でしたが、
ポールはなぜ彼を殺さないのか、娘への愛はその程度なのかと思っちゃいます。
その後、ロシアンマフィアから襲撃を受け、ポールは射殺されてオシマイです。
あまりの酷いオチに、エンドロール中ずっと項垂れちゃいました。
その後、続けて『ハミングバード』を鑑賞して、気を取り直すことができましたが、
たぶん本作を観てすぐに帰宅し、そのまま感想を書いていたら、
もっとボロカスに叩いていたと思います。
すでに『ハミングバード』を観た人は、もしまだ半券を持っていたとしても、
本作なんて観に行くのは時間の無駄なのでやめたほうがいいですよ。
ステイサムの次回作『バトルフロント』の料金の足しにその1000円は残しておきましょう。

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