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ハミングバード

フジテレビの『HEY!HEY!HEY!』で、AKB48大島優子の卒業公演を生中継したそうです。
他局はワールドカップの話題で盛り上がる中、フジだけAKBで盛り上がってますが、
それもそのはず、先日フジで生放送したAKB48第6回選抜総選挙の視聴率が
平均16.2%、最高28.7%だったそうで、フジがAKBに依存するのもわかります。
正直落ち目なはずのAKBの番組が、こんなにいい数字を取るとは予想外でした。
ボクはその時映画館にいたので見てませんが、そんなに注目度が高いならと、
ネットニュースで選挙結果だけは確認したのですが、1位すら知らない子で…。
というか、上位16人では2位の指原莉乃しか知らないかも…。
あ、16位の川栄李奈って子は知ってます。
先達ての握手会でノコギリ男に襲われた可哀想な子ですよね。
ブラッド・ピットも試写会で乱入してきた男に顔面を殴られたそうですが、
有名人はそんな被害に遭う可能性も高いので大変ですね。

ブラピといえば、主演作の続編『ワールド・ウォーZ2』の脚本家が決まったとか。
ゾンビ映画とは知らずに観た客のお陰で世界的に大ヒットした前作ですが、
正直、金をかけただけの普通のゾンビ映画で面白くなかったので、
本当に続編が製作されるとは思ってませんでした。
でも今度の監督と脚本家は期待できそうなので、面白くなるかもね。

ということで、今日は『ワールド・ウォーZ2』に抜擢された脚本家の、
初の長編監督作の感想です。

ハミングバード
Hummingbird.jpg

2014年6月7日日本公開。
ジェイソン・ステイサム主演のスリラー。

以前特殊部隊を率いていた元軍曹ジョゼフ(ジェイソン・ステイサム)は、戦場で罪を犯したのをきっかけに、心に傷を抱えながらひっそりと暮らしていた。そんなある日、ただ一人打ち解けていた少女が誘拐されてしまい、彼女を救うためロンドンの暗黒街を突き進む。しかし、最悪な結末を迎え怒りを爆発させた彼は、リベンジを胸に誓い……。(シネマトゥデイより)



ジェイソン・ステイサム主演のイギリス映画である本作。
世界一かっこいいハゲでお馴染みのステイサムですが、ボクも大好きだけど、
とんとご無沙汰で、昨年7月公開の『ワイルド・スピード EURO MISSION』で、
ラストシーンでちょっと登場したのが最後に観た彼でした。
なので主演作としてはかなり久々で、かなり期待して観に行きましたが、
期待を全く裏切らない、かなり面白いスリラーだったと思います。
ちなみにタイトルの『Hummingbird』とは直訳でハチドリという意味で、
劇中にもPTSDで苦しむ主人公の幻覚としてハチドリも出てきますが、
米軍の無人偵察ヘリの名称でもあり、それが本作のタイトルの元ネタです。
でもわかり難いためか、イギリスと同時公開のアメリカでは『Redemption(贖い)』、
同じくフランスでは『Crazy Joe』というタイトルだったそうです。
うん、やっぱり原題が一番いいですね。
以下、ネタバレ注意です。

イギリス海軍特殊部隊としてアフガミスタンで従事していたジョセフですが、
帰還後、陸軍病院から脱走し、ロンドンでホームレス生活をしています。
ホームレスらしく汚らしい格好でしたが、髪も伸び放題で、
世界一かっこいいハゲのステイサムでも、長髪の薄毛姿は微妙ですね。
チンピラのホームレス狩りに遭った彼は、他人のマンションに逃げ込みます。
そこはデイモンという男のヌード専門の写真家の部屋でしたが、
仕事でNYに出張しているようで帰宅は10月1日になる予定だとわかります。
この時はまだ2月だったので、家主が帰ってくるまでに8カ月以上もあり、
これは都合がいいと、ジョセフはそこに居座ることにします。
バリカンで散髪もして、高そうなスーツも勝手に拝借して、
いつものかっこいいステイサムになりました。
さらに郵便受けの郵便物の中から家主の新しいクレジットカードも発見し、
勝手にキャッシングできる至れり尽くせりの生活です。
日本だったらカード類は絶対に書留なのに、不用心ですね。

ジョセフはホームレス狩りの時に逸れた路上生活少女イザベルを捜します。
ホームレス支援で炊き出しをしている顔なじみの修道女クリスティーナに、
イザベルの行方を知らないか聞きますが、何も収穫はなかったものの、
泥酔しているジョセフは、クリスティーナに500ポンドもあげてしまうのです。
彼女は盗んだ金だと気付き戸惑いますが、寄付金として受け取ることに。
しかしその金を憧れのバレリーナの引退公演のチケット購入に使ってしまい、
本来まじめな修道女である彼女は罪の意識に苛まれるように…。

3月、ジョセフはマンションの近所の住人から不審に思われるようになります。
デイモンの部屋に見知らぬ男が出入りしてたら不審がって当然ですが、
ジョセフはデイモンのゲイ恋人だと嘘をついて何とか誤魔化すも、
いつまでも勝手にカードを使うと本人にバレると思ったのか、バイトを始めます。
そのバイトが中華飯店の調理場で、あまりに普通で逆に意外でした。
しかしある日、店に性質の悪い客が来店し、給仕係に頼まれ彼が追い返しますが、
それを見ていたチャイニーズマフィアが彼を気に入り、ボスの運転手として雇われます。
運転手と言っても、用心棒、集金、縄張り争い、ヤクの配達まで、
汚れ仕事を一手に引き受けるマフィアの使い走りって感じです。
でもやはりステイサムは高級車を乗り回す運転手役が似合いますね。
なんでもチャイニーズマフィアにとって白人の構成員はステータスで、
最近の中国人は汚れ仕事をやりたがらないのだそうで、とても重宝されます。
大好きなステイサムがチャイニーズマフィアのために働くなんて設定は嫌ですが、
給料はかなりよくて、その金でホームレスに宅配ピザを差し入れしたりする、
義賊的なところはちょっとよかったです。

7月、修道女クリスティーナから、捜していたイザベルの情報が入ります。
イザベルは娼婦として働いていたそうですが、
客のひとりである30歳くらいで目の上に傷のある加虐性欲者の金融マンからの、
プレイ中の行き過ぎた暴力により死んでしまったそうで、
その金融マンから河原に捨てられ、遺体で発見されました。
怒りを露わにするジョセフに、クリスティーナはイザベルが薬物中毒だったと指摘し、
マフィアの仕事で売人もやっている彼を非難し、行いを改めるように諭します。
てっきりイザベルの復讐のために諸悪の根源であるチャイニーズマフィアを
ジョセフが壊滅させる痛快な展開になるのかと思いましたが、そうはならず、
普通にマフィアの仕事もこなしながら、殺人犯の金融マンを捜します。
でもその仕事に良心の呵責を感じているような描写もあります。

クリスティーナはイザベル殺しの犯人捜しを警察にも相談しますが、
娼婦の殺人事件なんて、警察は全く相手にせず、捜査してくれません。
ジョセフはマフィアの女ボスで裏社会に精通するマダム・チョイから、
殺人犯の手掛かりをもらうのですが、情報提供の交換条件として、
中国人がロンドンに密入国する手助けをします。
五十余人の密入国者をコンテナに詰めてトレーラーでロンドンに入るのですが、
運転手が白人だと、積荷もロクに点検されないんでしょうね。
五十余人の中には子供もいましたが、どうも単純な密入国ではなく、
人身売買くさくて、ジョセフにはそんなことに加担してほしくなかったです。

10月1日、マダム・チョイから犯人の金融マンの情報を得たジョセフは、
修道女クリスティーナを呼び出して自分の写真を撮ってもらいます。
そしてその写真を自分の9歳の娘に渡すのです。
彼は妻子持ちだったみたいですが、海軍時代に家族を捨てたみたいですね。
でも妻子のことはまだ気に掛けていたみたいで、金融マンに復讐する前に、
綺麗な格好の自分の写真を娘のために残しておこうと思ったみたいです。
本作では最終的にクリスティーナとのロマンスが描かれますが、
妻にも未練があるみたいだし、被害者イザベルとの関係もはっきりせず、
ジョセフが最も愛している女性は結局誰だったのでしょうね。

金融マンが参加する高層ビルの屋上パーティに潜り込んだジョセフは、
そいつを発見するなり、屋上から突き落として殺します。
目撃者も多数いて、自分の素性もバレ、指名手配されます。
というか、彼は陸軍病院から脱走した時から、すでに指名手配されてたようです。
病院から抜け出せば、心配はされるけど犯罪者ではないはずだと思いきや、
彼は軍法会議からも逃げ出した脱走兵だったみたいです。
彼は海軍特殊部隊時代に、テロリストから襲撃を受け、仲間5人を殺され、
その報復として、アフガン人を見境なく5人殺したそうで、
その様子を無人偵察機ハミングバードに撮影されていて、
軍法会議にかけられていたいたみたいなのです。
本作のラストシーンでは、ロンドンで金融マンを殺し逃げ回る彼を、
ハミングバードが上空から撮影した映像で終わります。
演出としては面白いけど、ロンドン警察がハミングバードなんて持ってるのかな?

アフガンで壮絶な経験をしてPTSDになってしまったジョセフですが、
何気にクリスティーナが修道女になった経緯の方が壮絶な気がしました。
子供の頃からバレリーナに憧れる彼女ですが、
弱冠10歳の時に体操教室の先生から性的虐待を受けており、
ある日、彼女は先生をナイフで切り殺してしまうのですが、
未成年のために罪には問われず、その代わりに修道女にされたとか…。
彼女はその償いのために真面目に奉仕活動をしていますが、
どう考えて悪いのはその先生で、彼女が償う必要はないですよね。
最後に彼女はアフリカに奉仕活動に行くのですが、なんとも奇特なことです。
ジョセフもたぶんアフガンでの罪を贖うためにイザベラの復讐をしたのでしょうが、
結果的にチャイニーズマフィアの手先として悪行の限りを尽くしていたので、
罪は逆に深くなっているような気も…。
まぁ半年以上も勝手に部屋を使わせてもらったデイモンに対しても、
ちゃんとカードの使用分に家賃を足して返済したみたいだし、
基本的にはとてもいい人なんですけどね。

なかなか壮絶なクライムスリラーで面白い作品でした。

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