ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛

近所のTSUTAYAが潰れてました…。
別に昨日今日潰れたわけではないみたいですが、最近気付いて驚きました。
ちょっと前に改装したばかりなので、まさかそのあとすぐに潰れるなんて…。
なかなか気づかなかったのは最寄店ではないためですが、
最寄店は比較的狭い店で、商品数が少なく、貸し出し中が多かったり、
そもそも入荷すらしないDVDも多々あり、そんな時に潰れた方の店に行ってました。
最寄店よりは遠いけど、商品数はかなり豊富な店で重宝してたのですが…。
まだTSUTAYAは近所に最寄店を含めて3店舗あるのでそれほど困りませんが…。
というか、近所にありすぎてTSUTAYA同士で過当競争してたんじゃないかな?
潰れた途端に最寄店からもクーポン配信メールが来なくなったし…。
まぁ何気にTSUTAYAの店舗を苦しめているのは、
宅配レンタルのTSUTAYA DISCASかもしれませんね。
ボクも今では7割ちかくは宅配レンタルだし。

ということで、今日はTSUTAYAでレンタルしたDVDの感想です。

ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛
The Last Exorcism Part II

2014年6月11日リリース。
イーライ・ロス製作によるオカルトホラー『ラスト・エクソシズム』の続編。

家族を惨殺されるという惨劇に遭い、その時の記憶を失ってしまった17歳の美少女ネル。保護された施設で新たな人生を送り始めるが、彼女に取り憑いた悪魔がネルを執拗に追いつめていく。異様な超常現象やフラッシュバック、そして動画サイトに投稿されていた自身の除霊映像を見たネルは、動揺しつつも決意する。再び悪魔祓いの儀式を受けることを──。(公式サイトより)



本作は180万ドルの製作費ながら全米で4000万ドル以上の興収を上げた
大ヒットホラー映画『ラスト・エクソシズム』の続編です。
前作は日本でも劇場公開され、ボクも観に行きましたが、とても面白かったです。
ところがその続編である本作は、どうしようもない駄作に成り下がっています。
全米興収も1500万ドルまで落ち込み、日本でもビデオスルーになりましたが、
それでも出来すぎな結果だと思えるくらい悲惨な仕上がりです。

その駄作化した最大の原因は誰の目にも明らかだと思いますが、
本作は前作と異なりファウンドフッテージ形式を取らなかったことです。
(※ファウンドフッテージとはフェイクドキュメンタリーのことです。)
前作が低予算なのも低予算の撮影手段であるファウンドフッテージだからですが、
本作は普通のフィクション映画の形式で撮影されています。
ファウンドフッテージはその特性上、何かと制約のある撮影法なので、
お金があるならより自由度の高い普通の撮影法で撮りたい気持ちはわかるけど、
ファウンドフッテージは単なる低予算の撮影法なだけではなく、
その使い方によっては、ホラーを面白くするのに効果的な演出になるのです。
ファウンドフッテージによる映像は、普通のホラー映画では得られない臨場感を付与し、
それにより普通のホラー映画だったらあまり面白くないような内容でも、
臨場感が強まることで面白くしてしまう効果があります。
前作も内容は大したことありませんでしたが、ファウンドフッテージの効果により、
面白いと思える仕上がりになり、大ヒットに結びついたのは間違いありません。
しかし本作の製作サイドは、単に低予算の撮影方法と考えていたのでしょう。
前作がヒットし、そこそこ予算がつくことになったことで、
あっさりとファウンドフッテージを捨ててしまいました。
その結果、本作がどうなるかは推して知れるでしょう。

ファウンドフッテージをやめたホラー映画シリーズとしては、
スペインのゾンビ映画『REC/レック』シリーズがあり、
3作目『REC/レック3 ジェネシス』で普通のフィクション映画に切り替わりました。
それも残念だったものの、3作目は内容で勝負しようという気概があったので、
結果的に面白さだけなら、それほど酷い劣化にはならなかったと思います。
一方、ハリウッドリメイク版である『REC:レック/ザ・クアランティン』シリーズは、
本家より先に(オリジナル脚本の)2作目でファウンドフッテージをやめましたが、
こちらは内容のテコ入れをしなかったため、酷い駄作に仕上がっています。
そして本作は後者のパターンになったわけですが、
内容でも前作にはるかに及ばない脚本となり、その劣化は凄まじいです。
悪魔に憑りつかれた少女を悪魔祓いするというだけの、
何の変哲もない退屈極まりないエクソシストものに成り下がってます。

ファウンドフッテージだけでも、普通のエクソシストものと一線を画す前作ですが、
主人公のエクソシスト、マーカス牧師の設定がなかなか斬新でした。
マーカス牧師は、悪魔払いのペテンを暴く告白ドキュメンタリー映画への出演を許諾し、
撮影クルーとともに依頼を受けた一家を訪問し、少女ネルの悪魔祓いを行う。
という内容で、エクソシストなのに悪魔を信じていない牧師の物語で、
なかなか興味深くて魅力的な主人公だったと思います。
しかしその続編である本作は、前作の悪魔に憑かれた少女ネルのその後の物語で、
彼女が主人公であり、マーカス牧師はワンシーンも出てきません。
前作のラストシーンで十字架を掲げて、カルト教団に突っ込んでいたマーカス牧師が
その後どうなったかは気になりますが、別に少女ネルのその後なんてどうでもよく、
それだけでもう本作の魅力は半減程度では済みませんが、
主人公をバトンタッチされた少女ネルがあまりにも魅力がなさすぎます。
本人には申し訳ないけど、まずルックスがあまりにも微妙すぎます。

ネルは17歳という設定ですが、顔は皺だらけで窶(やつ)れ、目は窪み血色は悪く、
髪の毛もボサボサで、40代の疲れ果てた団地妻のようなルックスです。
よく言えば旧『キャリー』のヒロイン役シシー・スペイセクのようで、
悪魔に憑かれているということでは説得力のある外見ですが、
全く可愛くなく、ヒロインの魅力が重視されるホラー映画としては致命的。
これがファウンドフッテージなら、それもリアリティとして受け止められるけど、
普通のホラー映画でこんな可愛くないヒロインはあり得ないでしょ。
きっと前作のオーディションで、悪魔に憑かれたような壮絶な表情が評価され、
ネル役に選ばれたのだと思いますが、主演を張れるルックスではないです。
ぶっちゃけ、彼女が悪魔に憑り殺されようがどうでもいいと思えてしまいます。
せめて役の歳相応(17歳)に見えればよかったけど、老け顔にも程があります。
以下、ネタバレ注意です。

悪魔アバラムに純潔を冒され、悪魔の子を妊娠し、
前作のラストで地元のカルト教団に拉致されて出産したネルですが、
その後、どんな経緯かは不明ですが、彼女はカルト教団から逃げ出したようで、
あるカップルの家に侵入して保護され、カタトニア症候群と診断され病院へ。
その後少し落ち着きを取り戻し、問題を抱えた少女たちの施設に入れられます。
施設でルームメイトたちとも仲良くなり、モーテルの清掃員の仕事にも就き、
2カ月ほど経過し、ネルも悪魔のことは幻だったと思い始めます。
うーん、なんだか立ち直るのが早すぎますよね。
医者や施設の先生は、彼女がカルト教団の被害者としか考えませんが、
指も折れてるはずだし、体には出産の痕跡だってあったはずです。
それに何人も人を殺したはずのカルト教団のその後についても全く触れられず、
そんな大切な部分を蔑ろにされたままでは、本作の物語に気持ちが入りません。
どうでもいいけど、施設のルームメイトたちは普通の子ばかりで、
不良少女の更生施設みたいで、ネルだけやたら浮いてるのも気になります。
ルームメイトに比べて異常に老けてるしね。

ある日、ルームメイトらと謝肉祭のカーニバルに遊びに行った時に、
カルト教団の儀式で死んだはずの父親の幻を見ます。
さらに怪しい路上パフォーマーから「彼(悪魔)が寂しがっている」と言われ…。
それ以来、彼女の周りで次々と異変が起き始めます。
ルームメイトのひとりが憑りつかれたように悶え苦しんだり、
ラジオから悪魔らしき声が聞こえたり、電話から赤ちゃんの声がしたり、
父親の幻から殺されかけたり、挙句の果てには、
寝ているネルの体が宙に浮きあがるのです。
この辺の超常現象の描写も前作とは異なり、露骨に悪魔の仕業だと描いています。
前作は数々の超常現象も悪魔の仕業と断言できるものではなく、
だからこそ真相が気になって物語に惹き込まれたのですが、
はじめから悪魔ありきな本作には、そんな楽しさはなくなってしまいました。

ある日、前作でマーカス牧師らが撮ったフッテージが動画サイトにアップされ、
ネルの過去を知ったルームメイトから白い目で見られるように…。
その動画を見た恋人クリスも自殺してしまいます。
更にその動画のせいで、ネルは悪魔に憑りつかれた少女として有名になり、
街中で「一緒に写メいいですか?」なんてファンも現れます。
そのファンは写メ撮影後に即死しますが、写メを断らないネルって…。
それにしても誰が動画をアップしたんでしょうね。
普通に考えたら悪魔ですが、世界を滅ぼせるほどの悪魔アバラムが、
こんなネットイジメまがいのことをするなんて…。

悪魔に悩むネルを病院の看護師セシールが訪ねて来ます。
セシールは「道しるべの会」という宗教団体に属していて、
終末を防ぐために悪魔祓いをしてくれると言うのです。
ネルはその申し出を受けるのですが、「道しるべの会」なんて怪しすぎるでしょ。
序盤の病院のシーンでセシールはネルの髪をこっそり持ち去ってたし、
カルト臭が半端なく、ネルも前作でカルト教団に拉致されたばかりなのに、
警戒心がなさすぎますよ。
まぁ「道しるべの会」はネルが悪魔に憑かれて終末が訪れるのを恐れ、
本当に悪魔祓いをしたかっただけみたいですが、
結局悪魔の力が強すぎて、悪魔祓いでは太刀打ちできないとわかるや、
儀式中のネルの点滴に致死量のモルヒネを注入し、
悪魔の器になりそうなネルごと殺してしまおうとします。
ところが一度死んだネルは悪魔の力で蘇り、悪魔と融合して、
「道しるべの会」の連中を殺害し、出て行きます。
そして彼女の通った後は火の海と化し、世界は終末へと向かうのです。

どうせ悪魔祓いは失敗するとは思ってましたが、あまりに酷い展開です。
ネルは死んだのに蘇るし、自らの意思で悪魔と手を結ぶし、
挙句にはパイロキネシスを使えるようになって放火しまくるという…。
でもここまで無茶苦茶なら、もう続編なんて作れないだろうから、
これ以上駄作がリリースされないのはよかったですが、
主演女優からは続編を示唆する発言も…。
本作が駄作な責任の一端は彼女にもあるのにいい気なものですが、
正式な続編の製作はまだ決まってないみたいです。
というか、この成績で続編なんて製作できるわけないと思うのですが、
予算が2倍以上になったといっても500万ドルで十分低予算映画だし、
興収が半減以下になったといっても1500万ドルで儲けは出ているので、
絶対に続編はないとは言い切れないかもしれません。

コメント

ボロクソ言い過ぎでしょ(笑)

  • 2014/11/05(水) 13:12:31 |
  • URL |
  • 無記名 #-
  • [ 編集 ]

どんな駄作でも、ひとつくらいはいいところを言ってあげたいですが、
これはボロクソな映画だったので、ボロクソに言うしかなかったです。

  • 2014/11/05(水) 21:49:35 |
  • URL |
  • BLRPN #-
  • [ 編集 ]

前作は良かったですよね。続編期待してましたがまさかの駄作に同意です。あの後の話しが観たかったのに何故スルー?
最後のマジシャンネルにもガッカリです。
悪魔が放火って。。。

  • 2015/03/11(水) 01:25:36 |
  • URL |
  • 無記名 #-
  • [ 編集 ]

なぜファウンドフッテージじゃないのか。
なぜマーカス牧師のその後を描かないのか。
全てにおいて期待を裏切る続編でしたね…。

  • 2015/03/11(水) 21:18:09 |
  • URL |
  • BLRPN #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/1306-97f44b73
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad