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デンジャラス・バディ

昨日書いた『マレフィセント』の感想記事ですが、
本文だけで300行以上も書いてしまいました…。
こんな長い文章を誰が読んでくれるんだよって感じですが、
それに限らず、最近の感想記事はだらだら長すぎると反省してます。
200行超えるのが普通になっちゃってますが、もう少し短くまとめたいです。
でも文章力が気持ちに追いつかず、なかなか思うようにできません。
ブログはじめた頃は100行未満で書けていたのに、
今思えばどうしてそんなことが出来たのか不思議…。

ということで、今日はなんとか200行未満で書いてみたいと思います。
今後もなるべく200行未満で収める努力をするつもりです。

デンジャラス・バディ
The Heat

2014年5月31日日本公開。
サンドラ・ブロックとメリッサ・マッカーシー共演のアクションコメディ。

マジメで偏屈なFBI捜査官アッシュバーンは、ある日ボストンの麻薬組織の捜査を命じられる。大物の逮捕に野心を燃やし早速現地へと急行するが、待ち受けていたのは野蛮で暴力的な超不良マリンズだった!相棒として一緒に捜査をする羽目になった2人は何処に行っても反発しあって、ありえないトラブルを連発。果たして、のこ危険すぎるバディは町を救うことが出来るのか!? (公式サイトより)



本作は今年の5月31日に日本公開されたのですが、
ボクは劇場には観に行けず、ビデオリリースされてから鑑賞しました。
本作は20世紀フォックス作品ですが、一昨年にエスピーオーと業務提携し、
20世紀フォックス作品の一部がエスピーオーから配給されることになり、
エスピーオーが運営する映画館で上映されます。
関西だとシネマート心斎橋になりますが、ウチからだと心斎橋は1時間弱もかかるので、
近所にシネコンは何件もあるのに、そこまで行くのが面倒なんですよね…。
20世紀フォックスが自社配給してくれたら、近所のシネコンでもかかるので、
エスピーオーとの提携は正直あまり有難くはないですが、
自社配給したくないから委託するわけで、エスピーオーが配給しなければ、
劇場公開されずビデオスルーになっちゃうだけでしょうけど…。
ただでさえ20世紀フォックスが自社配給を見送った作品なので期待薄に感じるし、
公開から約1カ月でこうしてビデオリリースされるとわかっていたので、
そのために1時間弱もかけて心斎橋まで行きたくはないです。
頑張れば40分で行けるけど、消費増税で電車賃が往復40円も上がったし…。

でもエスピーオーはビデオスルーになるところを救済してくれているので、
そこに非は全くなく、映画ファンとしては感謝すべきでしょうね。
ボクも約1カ月後のビデオリリースさえなければ足を延ばしたと思います。
非があるのは大作映画以外全て劇場配給を見送る20世紀フォックスです。
特にコメディ、アニメ、ホラーは馬鹿のひとつ覚えみたいにスルーします。
きっと内容も吟味せず「このジャンルだからスルー」って感じで決めてるんでしょう。
本作はアクションコメディですが、全米で約1.6億ドルの大ヒットを記録し、
昨年公開された20世紀フォックスの実写映画の中では最もヒットした作品です。
内容もその成績に見合うだけの面白い作品であり、
きっと日本でも自社配給で全国のシネコンで大規模公開しても好評だったはず。
それを「コメディだから」という理由で配給を他社に委託したとしたらバカですよ。
本作を含め20世紀フォックスは昨年の自社作品の年間上位5本中、
実に4本を日本でスルーしていますが、ハリウッド映画ファンとして本当に勘弁です。
(ちなみにスルーした残りの3本はアニメ映画です。)
『ミケランジェロ・プロジェクト』ですら日本公開中止にするんだから、
もう20世紀フォックスが何を考えているのか、全くわかりません。

本作はいわゆるバディフィルムで、その中でもよくある刑事ものです。
最近でも『21ジャンプストリート』、『エンド・オブ・ウォッチ』、
『2ガンズ』などのヒット作が生まれた大人気ジャンルです。
内容としても凸凹コンビがケンカしながらも事件解決のために奮闘する、
よくあるストーリーのものなのですが、本作が珍しいのは、
バディを組む凸凹コンビの2人が、どちらも女性だということです。
そんなパターンは、ボクの知る限りでは今までありませんでしたが、
バディフィルムは腐るほどあるのに、なぜ女性バディがなかったのかは不思議です。
まぁそもそもバディには「男同士の友情」という意味が含まれているので、
女性同士だとバディフィルムとは呼ばないのかもしれませんが…。

ボクも女性コンビだと友情なんて生まれにくい気がするので、
女性のバディものは成立しにくいようにも思いますが、
本作はちゃんと成立しており、なおかつとても面白い仕上がりになっています。
警察やFBIという男社会が舞台なだけあって、男のバディでは描かれない、
ジェンダーの悩みなんかも盛り込まれており、目新しさも感じます。
女性を主人公にしてしまうと、すぐにロマンスに流れがちですが、
本作はそれも控えて、ちゃんと友情を描くことに重点が置かれているのも好印象です。
そしてなにより、主人公の凸凹コンビの凸凹加減が絶妙でした。
真面目で頭脳派なFBI捜査官アッシュバーンと、
武闘派で問題児な所轄の刑事マリンズがコンビを組むのですが、
FBIと地元警察や、頭脳派と武闘派なんて凸凹コンビはありがちな設定のはずなのに、
女性になるだけでこれほど新鮮で魅力的なコンビになるとは驚きです。
ただ真逆なだけではなく、女性という共通項がコンビに深みを与えているのかも。
2人ともタイプは違えど優秀ですが、男性の同僚からは疎まれていたりだとか、
非モテ女子だったりとか、女性ならではの共通項があります。
(いや、マリンズ刑事はデブだけど非モテではないかな?)

サンドラ・ブロック演じるアッシュバーン捜査官は、仕事一筋でガリ勉なタイプで、
自分のキャリアを笠に着た高慢ちきな女性で、男からは倦厭されています。
もちろん所轄の警察を軽く見ており、初めはマリンズ刑事に対しても偉そうですが、
女性らしくお淑やかなところがあり、態度も男勝りなマリンズ刑事に押し切られ、
なんだかんだで彼女の言いなりになっちゃってるところが可愛いです。
学歴も高く頭脳派で、凄まじい観察眼で麻薬犬でも見抜けない
麻薬の隠し場所を当てたりするのですが、かなり抜けたところもあります。
基本的には常識人だと思っていたのですが、ダイナーで喉を詰まらせた客に、
テレビの見様見真似で切開手術を始め、案の定失敗した時は、
こいつホントはバカなんじゃないのかと思いましたが、そのドジっ子っぷりも魅力です。
彼女の人格形成には、子供時代に里子だったことが影響しているようで、
たぶん里親に気を使って、真面目なガリ勉少女になっちゃたんでしょうね。

一方のメリッサ・マッカーシー演じるマリンズ刑事は、見た目の破壊力とは裏腹に、
意外とアッシュバーン捜査官よりも常識人かもしれません。
行動はかなり無茶苦茶だけど、ちゃんと理にかなった振る舞いが多いし、
2人でいる時はどちらかというとツッコミ役な印象です。
ただ自宅の銃火器コレクションを見ると、やはり常識人とはいえないかな。
なにしろ手榴弾からRPGまで持っているのですが、
いくら刑事とはいえRPGなんて個人所有していいの?
あと麻薬組織のアジトのペンキ工場に乗り込んだ時に、
躊躇なく構成員のひとりを撃ち殺したのは、ちょっと意外でした。
見た目はパンクだけど、なんとなく人情刑事的な印象もあったので…。
彼女に人情味を感じるのは、彼女の家族の影響があるのかもしれません。
彼女は麻薬組織の使い走りだった自分の弟をブタ箱にぶち込み、
他の家族から勘当状態でしたが、実は一番弟のことを心配している優しい姉です。
その見た目とのギャップが彼女の魅力ですね。

そんな個性的な2人が反発しあいながらも協力して捜査するのは、
麻薬組織のボスである男サイモン・バーキンの逮捕です。
FBIもバーキンの顔も素性も掴んでいませんが、側近ジュリアンの情報は掴んでいて、
まずはボストンに潜伏中の彼を捕まえるために、NY支部のアッシュバーン捜査官は、
人脈と土地勘のある地元ボストン警察のマリンズ刑事に協力を要請し、
2人は(嫌々)バディを組むことになるわけです。
まずは末端の売人ロハスを尋問して麻薬の供給元の女タチアナを情報を聞き出し、
タチアナを尋問して、元締めのルソワールのことを調べ…、
という感じで、ジュリアンまで辿り着こうとするわけですが、
途中でFBIとは別にバーキンを追っていたDEA(麻薬取締局)から、
捜査の邪魔をするなと抗議を受けたりもします。
このDEAのクレイグ捜査官は女性蔑視が凄まじい強烈キャラで面白かったです。

一度はジュリアンを逮捕するも、FBIかDEAか警察かに内通者がいたため、
脱走されてしまいますが、その内通者が誰なのかが本作の事件のポイントです。
結局その内通者こそが麻薬組織のボスであるバーキンと同一人物なのですが、
うーん、あまり意外な人物でもなかったので、真相には驚けませんでした。
内通者候補の選択肢が少なく、予想が容易だったのが問題かな。
でも本作はそんなミステリーがメインの物語ではなく、
あくまで凸凹コンビの友情を描いたコメディなので、それを楽しむには、
事件が単純でわかりやすかったのはよかったかもしれませんね。

でもちょっとそれはないんじゃないかと思ってしまったのは、
ジュリアンに脱走され捜査は振り出しに戻ってしまうけど、
末端の売人ロハスを拷問したら、ジュリアンの居場所を聞き出せたことです。
初っ端にロハスにちゃんと尋問していれば、供給元とか元締めなんて飛ばして、
一気にバーキンの側近に辿り着けていたことになりますね…。

凸凹コンビは捜査からも外されて、一度コンビ解消してしまうも、
再び協力し、麻薬組織の倉庫に乗り込みます。
しかし逆に捕まってしまい、かなりの窮地に立たされますが、ジュリアンを逮捕します。
捕まった時のナイフのくだりなんかはホントに面白く、かなり笑えました。
そして正体の判明した内通者でありボスであるバーキンも逮捕し、大手柄を上げます。
その功績によりアッシュバーン捜査官はNY支部で昇進するはずでしたが、
昇進を辞退してボストン支部に残ります。
おそらく親友になったマリンズ刑事と離れたくなかったからでしょうね。
マリンズ刑事も彼女を姉妹のように思うようになり、交流が続くのですが、
2人が離ればなれにならなかったのはもちろん続編を見据えてのことでしょう。
ボクもこの名凸凹コンビに再び会えるのが楽しみです。

…と思いきや、なんとアッシュバーン捜査官を演じたサンドラ・ブロックが、
続編には続投しないことを表明してしまったようで…。
そのため続編の企画は頓挫し、代わりにスピンオフが企画されたのですが、
当然マリンズ捜査官を演じるメリッサ・マッカーシー単独主演になると思いきや、
ベスとジーナを主人公にしたスピンオフになるとのこと…。
それを知ってベスとジーナって誰だよ、と思ってしまいましたが、
どうやらマリンズ捜査官の兄の恋人がベスで、その親友がジーナらしいです。
女性同士のバディものというところは意地でも継承したいのはわかるけど、
そんな端役のスピンオフなんて…。
その2人ならマリンズ刑事にも多少は出番がありそうなのが救いかな。
まぁどのみち20世紀フォックスは日本での自社配給をスルーするでしょうけどね。

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