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ラスト・ベガス

シンガポールを訪問する安倍首相がカジノを視察するそうで、
いよいよ日本でもカジノ導入が現実味を帯びてきましたが、ボクはカジノ賛成です。
たしかに裏社会との繋がりとか治安悪化の懸念はありますが、
ハリウッド映画などでラスベガスを見ていると、本当に楽しそうで、
単純にボクもカジノに行ってみたいと思うからです。
なので、できれば大阪に作ってほしいです。
大阪ならボクも行くことができるからですが、やはり行けるところがいいと言っても、
地元(兵庫)にカジノができるのはちょっと抵抗を感じるかな…。
合法カジノの導入で脱法パチンコ業界が衰退してくれたら尚いいです。

ということで、今日はラスベガスを舞台にした映画の感想です。

ラスト・ベガス
Last Vegas

2014年5月24日日本公開。
マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマンら共演のコメディ。

58年来の親友同士であるビリー(マイケル・ダグラス)とパディ(ロバート・デ・ニーロ)、アーチー(モーガン・フリーマン)とサム(ケヴィン・クライン)。彼らの中で唯一独身のビリーが年下の恋人と結婚することになり、仲間たちがラスベガスに集結する。独身最後のバカ騒ぎとばかりにアーチーらが盛り上がる中、パディだけがしかめ面をしていた。(シネマトゥデイより)



マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケビン・クライン、
大御所オスカー俳優4人が共演したコメディ映画の本作。
約70歳の老人3人が、約60年来の親友が結婚するので、
バチェラー(独身さよなら)パーティのためラスベガスを訪れるという内容で、
批評家からは『ハングオーバー!』のシニア版みたいに評され、
それほどレビューはよくなかったみたいですが、ボクはけっこう好きです。
ラスベガスでバチェラーパティという展開は『ハングオーバー!』と同じですが、
むしろ同じなのはそこくらいで、本質的には全く違います。
どちらかといえば『カルテット!』とか『アンコール!!』とか、
『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』の系譜に属する、シニア向けコメディです。
だけどシニアにはまだ30年ほど早いボクでも、本作はとても楽しめたので、
シニアに限らず(批評家以外)誰でも楽しめるコメディに仕上がってると思います。
少なくとも『ハングオーバー!』シリーズの2~3作目よりは出来がいいです。
以下、ネタバレ注意です。

約70歳のビリー(ダグラス)は、ある事情から今までずっと未婚でしたが、
人生の最後にと32歳の恋人と結婚することを決め、
仲良し4人組だった幼馴染のサム(クライン)とアーチー(フリーマン)に報告。
するとアーチーがバチェラーパーティをやろうと言い出し、
4人組の残るひとりパディも誘って、結婚式をするベガスに繰り出します。
久しぶりの再会でしたが、パディは一年前に他界した妻ソフィーの葬儀に
ビリーが出席しなかったことを根に持っており、2人は険悪ムードで…。
ソフィーも幼馴染なので、その葬儀に出席しないなんて酷いと思うし、
パディの怒りもわからないではないけど、せっかくのバチェラーパーティなのに、
ひとり仏頂面で水を差されると、ちょっと鬱陶しいですね。
ビリーは自業自得ですが、楽しみにしていたサムとアーチーが気の毒。
普段のサムはフロリダのシニアタウンで妻と退屈な隠居生活だし、
アーチーは体調を心配する息子から過保護にされ、全く自由がない生活です。
もうKYなパディなんて放っておいて3人で楽しめばいいのにと思いました。

4人はベガスに到着するも、馴染みのホテルは改装中で、
カジノホールは営業していますが、宿泊はできず、パディはますます不機嫌に。
ところがラウンジの60歳くらいの美人歌手ダイアナにパディが一目惚れし、
4人組は彼女と仲良くなり、一緒に挙式するホテルのカジノで遊ぶことになったので、
結局パディもみんなと同行することになります。
パディは一年前に妻を亡くしたばかりだし、それを引きずってビリーとも険悪なのに、
簡単に新しい女性に惹かれるなんて、なんともゲンキンなことです。
でもなんとビリーも、32歳の婚約者がいながら、ダイアナが気になる様子で…。
サムもあわよくばと思っていますが、彼の場合は理解のある妻から
ホールパス(火遊び許可)を得て参加しているので、ただ火遊びしたいだけで、
女性なら相手は誰でもいいみたいです。
後に女性ではなく、オカマをナンパしてしまいますが…。

彼らは挙式するホテルに宿泊しようと考えますが、あいにく満室のようで、
とりあえずキャンセル待ちをして、ホテルのカジノホールで遊びます。
アーチーは年金基金の半額を解約し、1万5000ドルもの大金を軍資金に、
ブラックジャックに興じるのですが、大勝ちして10万ドルにまで増やします。
年金暮らしで1万5000ドル(約150万円)賭けるのも常軌を逸してますが、
10万ドル(約1000万円)も稼ぐなんて、アーチーの強運は尋常じゃないですね。
ボクだったらそんなに稼いだら、もうバチェラーパーティなんてどうでもよくなりますね。
大損したホテル側は、少しでも負けを回収するために、
彼らにセレブ御用達の超高級スウィートルームを用意するのです。
なんとその部屋は、大物ラッパーの50セントが宿泊する予定だったのですが、
ホテル側が彼らのためにキャンセルしたみたいで、
50セントの大ファンだったスウィート専属客室係ロニーはあからさまにガッカリします。
憧れのスターの世話ができると思ったら、爺さん4人組の世話をすることになり、
残念な気持ちはわかるけど、仮にもスウィートの宿泊客にあの態度はないよね。

客室係ロニーは彼らにナイトクラブで遊ぶのを勧めますが、またパディがヘソを曲げ、
彼を除く3人でナイトクラブに行くことになります。
ところがそのナイトクラブは超人気で、VIPじゃないとなかなか入場できません。
彼らはクラブのバウンサーと交渉し、1800ドルのボトルを4本入れることを条件に
VIP扱いで入場するのですが、いくらアーチーが10万ドル儲けたとはいえ、
ここで7200ドル以上も支払うことになるなんて勿体ないです。
スウィートの宿泊客なら、客室係の紹介で無条件でVIPだったみたいだし…。
そんな高級ナイトクラブなのに、質の悪い客もいるみたいで、
ビリーはディーンという若者に絡まれ、殴られそうになります。
それを助けたのがなんとパディで、彼はディーンをぶん殴り、ノックアウト。
どうやらパディを演じるデ・ニーロの『レイジング・ブル』へのオマージュらしいです。
彼が来た目的は、アーチーが部屋に置いていったケータイを届けるため。
アーチーは過保護な息子に秘密で参加しているので、
息子から心配されて何度も不在者着信があるみたいです。

翌朝、パディはダイアナに会いにひとりでラウンジを訪ねます。
そして彼女に妻の話をするのですが、彼女から
「奥さんは失意のあなたを望んでいないのでは?」と言われ、
葬儀を欠席したビリーを許し、ちゃんと祝ってやろうと思うようになり、
サムとアーチーと一緒に、最高のバチェラーパーティを企画するのです。
クラブの一件で彼らを気に入った客室係ロニーも協力を惜しまず、
ベガス中に招待状をばら撒き、超盛大なパーティの準備が進みます。
3人が準備に奔走する間、ビリーもパーティに招待するためダイアナを訪ねます。
その時、彼女も自分に気があることを知るのです。
ボクはダイアナはパディに気があると思っていたので意外な展開でした。
実はパディの亡くなった妻ソフィーも、本当はビリーに気があり、
ビリーも彼女が好きだったのですが、友達想いのビリーは、
彼女にパディを選ぶように諭し、ソフィーとパディは結婚したそうです。
パディはそのことを知らず、ソフィーは初めから自分を選んだと思っています。
なんだか複雑というか、切ない関係ですね。
それはそうと、ビリーとダイアナは絶叫マシーンで束の間のデートをしますが、
何あの超怖そうな絶叫マシーン…、ボクなら絶対乗れません。

その夜、ビリーのための超盛大なバチェラーパーティが開催されます。
あんな規模のパーティだと、10万ドルといえどもすぐに尽きそうな豪華さです。
招待状を手当たり次第ばら撒いたので、ストリッパーからシルク・ドゥ・ソレイユの団員、
単なる通行人など、ビリーとは縁も所縁もない客も沢山います。
そこに隣の部屋に宿泊していた50セントが訪れ、自分も参加したいと言いますが、
なんとバウンサーをしていた客室係ロニーが断るんですよね。
あれだけ50セントの大ファンだったのに勿体ないと思っちゃいましたが、
今は50セントより爺さん4人の方が好きになったってことでしょうね。
でもほとんど誰でも参加できる状態なんだから、追い返すこともなかったような…。
きっと50セントが参加したら、他の客も盛り上がりそうだし、やっぱり勿体ないです。

しかしビリーとパディにとっては、どんな客よりも待ち望んでいるのはダイアナ。
2人はパディがダイアナに告白するつもりだという話になり、
ビリーもダイアナに気があるとわかり、2人はまた険悪なムードに…。
そこにちょうどダイアナが訪れ、ビリーはパディを押しのけて、
「話がある」と彼女を連れ出します。
ビリーはパディより先にダイアナに告白するつもりかと思ったのですが、
何と彼は「パディの告白を受けてほしい」と彼女に頼むのです。
ソフィーの時と同様に、またパディに好きな女性を譲るつもりなのでした。
その友情には感動しましたが、女性は持ち物じゃないんだから、
譲る譲らないの問題ではないですよね。
2人を追いかけて、その話を聞いてしまったパディは、
妻ソフィーもビリーに譲られたと知り、ショックを受けて飛び出します。

しかし翌朝、パディはビリーの行為が自分のためだったと考え、
愛する妻ソフィーと結婚できたのもビリーのお陰だと思い直し、その仮を返そうと、
結婚式当日、ビリーの婚約者に「彼は君を愛していない」と教えて、
その結果、結婚は破談になってしまうのです。
なんだか恩を仇で返したようにも見えますが、ビリーが愛しているのはダイアナで、
パディはビリーとダイアナをくっつけたいと考えたみたいですね。
実際にダイアナに出会う前に、ビリーが唯一愛したのはソフィーだけだったようです。
彼がソフィーの葬儀に出席しなかったのも、別れが耐えられなかったからですが、
何かもっと深い理由がありそうな気がしたので、その欠席理由は面白くないかな。
パディはビリーに湿っぽさを吹き飛ばすような面白い弔辞を期待していたので、
本当に悲しかった彼は、そのプレッシャーに耐えられなかったのかもね。
婚約者には気の毒ですが、結局ビリーはダイアナとゴールインし、
後にパディも新しい出会いがあって、めでたしめでたしです。

ビリーとパディの友情にも感動したけど、サムとアーチーの展開もよかったです。
バチェラーパーティの最中、ケータイの追跡機能を使って、
父を心配していたアーチーの息子がパーティにやってきます。
そこまで息子から心配されるなんてアーチーは果報者ですが、
彼は過保護にされるより余生を自由に楽しみたいので、
心配して酒を止める息子に「おまえとも楽しく酒を飲みたい」と言い、
息子もやっと父の気持ちを理解してくれるのです。
一方、妻から浮気を許可されたサムは、パーティで若い美女と知り合い、
火遊びできる最高のチャンスが訪れますが、
「こんな最高の出来事なのに最愛の妻に話せないのは辛い」と思い止まります。
うん、あんなに理解のある妻を裏切っちゃダメですよね。
相手の美女も彼の気持ちを理解し、「私もこんな人と結婚したい」と言ってくれます。
このハートフルな展開にも、ちょっと感動しました。
サムの最後の一言は余計でしたが…。(まぁ笑っちゃったけど…。)

友情を中心に、夫婦愛や親子愛も描かれた心温まる楽しいコメディでした。
あんな歳になっても、バカやれる幼馴染がいるのは羨ましい限りです。
その関係が、ひとりも欠けることなく長く続いてほしいと思いましたが、
健康に不安のあるアーチーは、もうあまり長くない気も…。
シニア映画では登場人物が亡くなるパターンも多いので、
本作中でも何か起きるのではないかと懸念したくらいですが、
特に何もなく、後味の悪い作品にならずに、ほっとしました。

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