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ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船

『アナと雪の女王』が先週末で累計興収185億円を超えたそうで、
日本の歴代興収6位となり、5位の『もののけ姫』(193億円)、
4位の『ハウルの動く城』(196億円)も射程圏内に捉えました。
上手くいけば今週末にも『もののけ姫』を抜けるかもしれません。
ボクは昨年No.1の『風立ちぬ』を抜いた時点で満足していましたが、
ここまで来たら行くとこまで行ってほしいと思うようになり、
ちょっとでも興収の足しになればと、もう一度観に行こうかなと思ったりも…。
公開初日に2D字幕版を観たきりなので、もう2カ月以上も経つし、
評判のいい吹替版で観たら、また新鮮な気持ちで観れるかもしれません。
(興収に貢献するなら、やっぱり割増料金の3Dで観るべきかな?)
今週末は観たい封切り映画が多いので、ちょっと無理ですが…。

『アナと雪の女王』関連の話題としては、
童話を題材にしたディズニーの米国ドラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』の
シーズン3最終回に、雪の女王ことエルサが登場したそうです。
ボクは『ワンス・アポン・ア・タイム』シーズン1の4話までは見たものの、
あまり感性に合わないと思って打ち切っていましたが、
そんなサプライズがあるならまた続けて見ようかなと思いました。
『アナと雪の女王』の続編の噂も浮上してますね。
反響を受けて安易に続編の製作を決定したなら警鐘を鳴らしたいですが、
それでもちょっと期待しちゃうかも…。
たぶんディズニークラシックスでの続編ということではなく、
ディズニートゥーンからのビデオシーケンスになるんじゃないかな?
出来次第では劇場公開されるかもしれません。
まぁ続編については本当に噂でしかないので実現しない可能性も高く、
期待せずに待ちましょう。

ということで、今日はディズニートゥーンのビデオシーケンスの感想です。
全米では小規模ながら劇場公開されましたが、日本ではビデオスルーです。

ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船
The Pirate Fairy

2014年5月21日リリース。
CGIアニメーション『ティンカー・ベル』シリーズ第5弾。

ある日、孤独な妖精ザリーナが、とても貴重な“青い妖精の粉”と共に姿を消してしまいました。なんと彼女はネバーランドに現れた海賊と手を組み、盗んだ粉でピクシー・ホロウだけでなく人間の世界も危機にさらす“あること”を企んでいたのです。そこで立ち上がったティンクと仲間たち!!しかし、すでにザリーナは独自にブレンドした妖精の粉を使い、ティンクたちの能力を操ろうとします。果たしてティンクたちは“青い妖精の粉”を取り戻すことができるのでしょうか…!? (公式サイトより)



本作は、ディズニークラシックス『ピーター・パン』のスピンオフで、
ピーター・パンと出会う前のティンカー・ベルを主人公にした
ビデオシーケンス「ディズニー・フェアリーズ」の長編第5作目です。
このシリーズは当初「四季の四部作」として、
春夏秋冬を舞台にした4作で完結するはずでしたが、
最後の季節、冬を舞台にした前作『ティンカー・ベルと輝く羽の秘密』のBDに、
更なる続編の特報映像が収録されていて、まだ続くのかと驚きました。
本シリーズは好きなので、もちろん嬉しい驚きでした。

特報映像の時は『Quest for the Queen』というタイトルだったので、
クラリオン女王のために何かを捜す話になるかと思いましたが、
蓋を開けてみたら海賊が登場する話に仕上がっており、
『The Pirate Fairy』に改題されてました。
前作リリース時からかなり内容が変わったのだろうと推測されます。
海賊を登場させるというのは、ディズニーアニメーションとピクサーのCCO、
ジョン・ラセターのアイディアを採用したらしいのですが、
『ピーター・パン』シリーズの海賊といえば、あの人ですよね。
あの人が満を持して、ついに「ディズニー・フェアリーズ」に登場です。
この展開で『ピーター・パン』のプリクエルらしい作品になりました。

本作のヒロインはティンクというよりも、新登場の妖精ザリーナです。
ザリーナは妖精が飛ぶために必要な「妖精の粉」を粉の木から採取して、
包装し、妖精たちに配達する「粉の番人」の仕事をする妖精のひとりです。
とても重要な仕事ですが、裏方だし、ライン作業だし、
自然を操る才能を持つ光や水や花の妖精らの仕事と比べると地味かな。
ティンクは裏方の仕事である物作りの妖精で、当初はそれを嫌がってましたが、
ザリーナも自分の仕事にちょっと物足りなさを感じているようです。
妖精の粉を扱うのはとても好きなので、好奇心旺盛な彼女は、
「他の色の粉は作れないの?」という疑問を粉の補給所の所長にぶつけ、
「まるでティンクだ」と呆れられています。
物作りの妖精にとって好奇心は力ですが、粉に手を加えることは禁止なので、
粉の番人にとって好奇心は邪魔な感情なのです。
妖精は生まれ持った才能で仕事が決まるはずなので、
なぜ彼女が粉の番人に割り振られたのか不思議ですね。
というか、粉の番人なんて特に何の才能もないので、ちょっと可哀想かも。

妖精の粉は金色ですが、強力な力を持つ青い粉も存在し、
それを毎日26粒だけ粉の木に与えることで、木から粉が大量に分泌されます。
ザリーナは自宅でこっそり他の色の粉を作る実験をして、
いつも失敗していますが、ある日、青い粉を一粒だけ持ち帰ってしまい、
その欠片を使うことで、オレンジの粉を発明することに成功します。
オレンジの粉を使うと、光の妖精でなくても光が操れるようになるのです。
さらに高速飛行の妖精のように速く飛べる紫の粉や、
植物の妖精のように植物を育てるピンクの粉も発明します。
これさえあれば誰でも生まれ持った才能以外の仕事もできるようになるわけで、
かなり画期的な発明ですが、粉に手を加えるのは禁止なので…。

そのことを友達ティンクに打ち明けるのです。
ルールを破ることにかけては右に出る者がいないティンクならば、
自分の違法な実験も理解してくれると思ったのでしょう。
しかし、これにはさすがのティンクも懸念を覚えます。
その懸念が的中し、ザリーナがピンクの粉を植木にかけると、
植木は急速に成長し、その根が補給所を破壊してしまうのです。
ザリーナは所長から怒られ、粉の番人を解雇されてしまい、
人知れずピクシーホロウを去るのです。

それから1年後、フォーシーズンズ・フェスティバルが開催され、
会場にはティンクの姉妹ペリウィンクルら冬の妖精たちもやってきますが、
彼女らは寒い冬の森じゃないと羽が破れてしまうはずなのに、
こんなところまで無理してやってきて大丈夫なのかな?
とにかく、ピクシーホロウの全妖精が参加するお祭りです。
その会場上空に、1年前に消息を絶ったザリーナが襲来し、
ピンクの粉をばら撒き、会場を取り囲むポピーを成長させます。
開花したポピーは花粉を噴出し、それを吸った妖精たちは睡魔に襲われ…。
ポピーの花粉に睡眠作用があるの?妖精にしか利かないのかな?
植物の妖精ロゼッタも、苦手なのかポピーは育てないと言ってましたが、
ポピーはケシだから、妖精がケシを育てるなんてイメージ悪いしね。
(妖精の白い粉なんて洒落にならない。)
いち早くザリーナの飛来に気付いたティンクは、ロゼッタら友達と避難し、
ポピーの花粉にやられずに済みました。

ザリーナは全妖精が寝た隙に、補給所から青い粉を全て盗み、逃げます。
青い粉がなくなると粉の供給ができなくなるため、
ティンクと5人の友達は、すぐにザリーナを追いかけますが、
着いた先は海で、青い粉は海賊たちの手に渡ったようです。
ティンクは「ザリーナは海賊に脅されて青い粉を盗んだ」と考えますが、
どうやらその海賊船の船長がザリーナのようで…。
まぁ妖精の社会では生まれながらに課された仕事を解雇されたら、
転職も出来ないし、もう犯罪者にでもなるしかないですよね。
でもてっきり海賊船の船長は、あの人かと思いました。
海賊は何でも浮かせる妖精の粉を使って、空飛ぶ海賊船を作り、
港という港を全て襲う計画を立てているようです。
ピーター・パンのようにネバーランドの空に輝く星を通れば、
メインランドにも行くことができます。
ザリーナは妖精なので、彼女の言葉は人間には鐘の音に聞こえますが、
海賊船の給仕係ジェームズは妖精の言葉が理解できるようです。
なぜ彼だけが理解できるのか不思議ですが、
ピーター・パンもティンクの言葉は理解していたように思うので、
むしろネバーランドの人間は全員理解できるのかと思ってました。

ティンクらが追いかけてきたことに気付いたザリーナは、
彼女らに自作のいろんな色の妖精の粉を浴びせかけます。
粉を浴びた彼女らは、才能が入れ替わってしまうのです。
ティンクがシルバーミストの水の妖精の才能になったり、
シルバーミストがヴィディアの高速飛行の妖精の才能になったりします。
が、才能が入れ替わったというよりは、違う才能を引き出す粉を浴びて、
違う才能の妖精になってしまったと考えるべきでしょうね。
でも生まれ持っての才能とは違い、うまく制御するのは難しいようで、
彼女たちは足止めをくらい、ザリーナに逃げられてしまいます。
その時に、動物の妖精になったロゼッタは、ワニの卵を孵化させてしまい、
生まれたワニの赤ちゃんは刷り込みでロゼッタを母親だと思い込み…。
海賊の出てくる物語でワニ…、ということは…。

物作りの妖精になったヴィディアがワニの卵から即席ボートを作り、
すぐに海賊船を追いかけ、ドクロ岩にたどりつきます。
ドクロ岩といえば、あの人の拠点ですよね。
やはりこの海賊団は、あの人と何か関係があるのではないかと思いました。
ドクロ岩ではザリーナが妖精の粉の木を栽培していて、
彼女はその木に青い粉を使って、粉を大量生産するつもりだったようです。
たぶん彼女自身は、ネバーランドやメインランドの港を襲撃することなんて、
別にどうでもいいのでしょうね。
木に青い粉を使うと粉が大量に分泌され、予定通り空飛ぶ海賊船が完成。
すると今までザリーナに優しく接していた給仕係ジェームズの態度が急変し、
「もうおまえは用済みだ」と彼女をランタンに閉じ込めるのです。
実はジェームズはこの海賊団を率いる真の船長で、
空飛ぶ海賊船を作るためにザリーナを利用していたのでした。

このジェームズこそ、誰あろう若き日のフック船長だったのです。
もっとも、まだピーター・パンに出会う前で、左手も斬り落とされてないので、
トレードマークの左手のフックもまだありませんが。
フック船長の登場で、いよいよこのプリクエルシリーズも、
本家『ピーター・パン』に近づいたような気もしましたが、
このフック船長は若いので、本家の物語はまだまだ先の話な気も…。
それにしても若すぎで、シリーズ1作目で幼いウェンディが登場したけど、
その子が10代の時の物語が『ピーター・パン』だとすると、
本作のフック船長はもう少し年配でもよかった気がします。
…というか、ネバーランドって歳を取れるんでしたっけ?

粉で空飛ぶ海賊船を完成させたジェームズは、
ザリーナをランタンごと海に投げ捨て、星に向かって出航します。
ティンクは水を操る才能で海からザリーナを救出し、
協力してジェームズが持ち去った青い粉を奪還することになり、
海賊たちと激戦を繰り広げ、何とか青い粉の奪還に成功します。
あのワニの赤ちゃんのロゼッタを追って来ており、参戦して大活躍します。
その時、ジェームズの部下オッペンハイマーの時計を飲み込んでしまい、
後にフック船長が最も恐れるチクタクワニになるようです。
本作ではまだ小さいし、まだジェームズの左手も食べませんが、
海に落ちたジェームズに襲い掛かる姿はチクタクワニの片鱗を感じさせます。
そんな海に落ちて漂流するジェームズを助けたのが、
後にフック船長の右腕となるスミーでした。

青い粉を奪還したティンクらは、ザリーナも連れてピクシーホロウに帰ります。
ザリーナはもちろん気まずそうでしたが、目を覚ましたクラリオン女王も所長も
意外にも彼女が戻ってきたことを歓迎してくれて、めでたしめでたしです。
ザリーナがドクロ岩にひとりで粉の木を栽培した実績が認められたようです。
ティンクたちの才能も、彼女の作った色違いの粉で元に戻ります。
でもこの簡単にジョブチェンジできてしまう色違いの粉は、
妖精の社会システムを根底から揺るがしかねないもので、
この粉の存在は今後のシリーズの世界観に影響しそうな気がします。
たぶん色違いの粉の製造は禁止され、その存在はなかったものになるでしょう。
ザリーナも粉の番人に戻るでしょうが、粉の番人テレンスの影が薄くなるし、
今後ザリーナの出番はないか、あってもカメオ程度の扱いでしょうね。
なお次回作は『Legend of the NeverBeast』というタイトルで、
どうやら動物の妖精フォーンが中心の話になりそうな雰囲気です。
フォーンはティンクの友達の中では一番好きなキャラなので楽しみです。

ちなみに本作のBD版には、
DVD版未収録の短編「ピクシー・ホロウ ケーキ作り対決」が収録されるので、
もし見れるならBD版をレンタルする(買う)といいかもしれません。

-関連作の感想-
ティンカー・ベルと輝く羽の秘密
ティンカー・ベルと妖精の家
ティンカー・ベルと月の石
ティンカー・ベル

コメント

はじめまして

娘のために借りてみたら、思いの外、面白くはまってしまいました。飽きっぽい娘-アナ雪だと途中で「まだー!?」となってしまう-も、短かめだったので、最後まで集中していました。
前4作は未見なので、これから見るのが楽しみです!そしてまたあるんですね!

  • 2014/10/29(水) 05:26:05 |
  • URL |
  • ihuru #-
  • [ 編集 ]

Re: はじめまして

このシリーズはビデオ用に作られたとは思えないクオリティで全作面白いですが、
あまりの出来のよさに日本では劇場公開された一作目が傑作で特にオススメです。
新作『Legend of the NeverBeast』は北米で来年春リリースなので、
日本でも夏にはリリースされそうかなと楽しみに待っています。

  • 2014/10/29(水) 20:55:44 |
  • URL |
  • BLRPN #-
  • [ 編集 ]

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