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キル・ユア・ダーリン

ボクは兵庫県在住なので、ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)まで、
電車で40分もあれば行けるんだけど、まだ一回しか行ったことがありません。
近いといつでも行けると思って、逆に行かなかったりするものですね。
その一回も地方から遊びに来た友達を接待するのに行っただけだし…。
でもその時は小雨が降ってたためか、お客さんもかなり少なくて、
一日で十分全アトラクションを回ることができたので、堪能できました。
ハロウィンとか期間限定イベントがあると行きたくなりますが…。

そんなUSJで、もうすぐ新アトラクションというか、新エリアというか、
「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッタ」が出来ますね。
『ハリー・ポッター(ハリポタ)』の世界を再現したエリアだけど、
ボクは『ハリポタ』は好きだったのですが、それが発表された時は、
正直「今更…」と思ってしまいました。
ボクは終わったものに対して急激に醒めるタイプなので、
「映画が完結する前に作れよ」と思ったものです。
でもそれから暫くして、『ハリポタ』のスピンオフ三部作の製作が決まり、
俄然また関心が高まり、USJにも行ってみたくなりました。
でもオープン間近は混んでるだろうから避けるうちに、
またいつでも行けると思って、いつまでも行かない気もします。
そうしているうちにスピンオフも公開になると思いますが、
『ハリポタ』の70年前が舞台ということで、キャストも続投せず、
『ハリポタ』のようにヒットできる可能性はかなり薄いです。

ということで、今日は『ハリポタ』のキャストが主演の映画の感想です。

キル・ユア・ダーリン
Kill Your Darlings

2014年5月2日リリース。
ダニエル・ラドクリフ主演の伝記映画。

1944年、コロンビア大学に合格したアレン・ギンズバーグ。大学の正統な姿勢に不満を覚えたアレンは、ルシアン・カー、ウィリアム・S・バロウズ、ジャック・ケルアックのような聖像破壊の友人に引き寄せられていく。中でもルシアンへの想いが自分の創作活動の原動力になっていくのを強く感じていた。しかし彼らの創造のための欲求と選択は、重大な過ちを招くことになるのだった…。(公式サイトより)



本作は1944年にコロンビア大学で起きたデヴィッド・カマラー殺人事件を中心に、
アレン・ギンズバーグら、ビート文学の作家たちの若者時代を描いた物語です。
ボクはビート文学について無知なので、ビート文学の黎明期を描いた作品としては、
いまいちよくわかりませんでしたが、どうやら彼らはゲイだったみたいで、
ゲイの青春を描いたゲイ映画だということはわかりました。
ボクは基本的にゲイ映画は苦手なので、わかったところで楽しめませんでした。
どうせならビート文学についてもっとわかりやすく描いて、
無知だった人でもそれに関心が持てるような作品にしてほしかったです。
まぁそれでも全く楽しめなかったということはなく、
終盤で殺人事件が起きてからは、サスペンスとして少し楽しめたかな。
殺人事件が起きるまでの長い前振りは、苦痛でしかありませんでしたが…。

それにしても、主人公アレン・ギンズバーグを演じたダニエル・ラドクリフは、
もっと仕事を選んだ方がいいと思います。
大ヒット映画『ハリー・ポッター』の主演として大人気だった彼ですが、
シリーズ終了後、ホラー映画『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』に出るも、
『ハリポタ』ファンから「怖すぎる」と不評を買いました。
急に子持ちのパパ役だったというのも、ギャップがありすぎたかもしれません。
そしてその次に出演したのが本作ですが、まさかのゲイ役で…。
男とのキスシーンくらいならまだしも、ケツ丸出しでのオナニーシーンとか、
男に正常位(?)で掘られるベッドシーンとか、あまりにも頑張りすぎです。
ラドクリフは「僕はハリーを演じるには毛深すぎた」と、
自虐的なコメントをしたことでも知られていますが、
胸毛が陰毛まで繋がっちゃってる彼の体は本当にドン引きで、
たとえゲイ役じゃなくても、彼は裸になるシーンはやっちゃダメです。
ハリーが好きだった彼のファンも、本作を見たら一気に醒めると思います。
特に胸毛が苦手な人が多い日本人のファンは見ない方がいいです。
インデペンデント映画で、全米でも全くヒットしてないから、
スルーしちゃえばいいのに、TSUTAYAがわざわざ発掘してきて、
ビデオリリースしちゃうなんて、酷なことをするものです。

ラドクリフはもっと仕事を選んだ方がいいと思ったけど、実は逆かもしれません。
あの『ハリポタ』の主演を張っていたというプライドから、
主演作のオファーしか受けないのかもしれませんね。
でもハリー役以外は未知数の彼に、まともな主演作のオファーは来るはずもなく、
主演だけどキワモノの役が舞い込み、主演という理由で受けてしまうのでしょう。
彼の主演最新作は、どんな内容かはわかりませんが、
『The F Word』というタイトルだけでもキワモノ感は否めません。
次回作も『フランケンシュタイン』でセムシ男イゴール役をやるとかで、
あの人気者ハリーを演じた彼が、完全にキワモノ俳優化しちゃってます。
子役出身俳優にありがちな容姿の劣化は仕方ないにしても、
もっとマシなキャリアの積み方はあったはずです。
そのいいお手本が『ハリポタ』でヒロインを演じたエマ・ワトソンで、
彼女は主演に拘らず、まるで新人女優のようにキャリアを重ねて、
超大作『ノア 約束の舟』で再びヒロインになれるほどに成長しました。
彼女は容姿も劣化するどころか、可愛い子役から綺麗な女優になりましたが、
それも並々ならぬ努力をしてのことだと思います。
ラドクリフには「金あるんなら脱毛くらいしろ!」と言いたいです。
自分が没落するのは勝手だが、『ハリポタ』ファンを幻滅させないでほしいです。

これだけグチグチと文句を書いておいてなんですが、
ボクもすでにラドクリフには何も期待していません。
ビート文学にも全く興味ないのに、本作を鑑賞したのは、
ボクが『ハリポタ』ファンで、ラドクリフが出ているからではなく、
ボクが『アメスパ』ファンで、デイン・デハーンが出ているからです。
ディハーンは大ヒットSF映画『クロニクル』に主演し脚光を浴び、
『アメイジング・スパイダーマン2』で重要登場人物ハリー役に抜擢され、
(…お、奇しくもハリー役同士の共演ですね。)
今後、大ブレイク間違いなしと言われる注目の若手俳優です。
ピークを越えて急激に落下するラドクリフとは違い、
これからスターダムに駆け上がる彼は、まだ自分を大事にしてますね。
ラドクリフ演じるアレンの憧れの男ルシアン・カー役で、もちろんゲイですが、
際どい演技は男同士のキスくらいで、ベッドシーンなどはありません。
あってもおかしくない役柄だけど、主演作でもないインデペンデント映画で、
安売りしたくないと思ったんじゃないかな。
お陰で、ラドクリフのイメージは失墜した本作ですが、
ディハーンのイメージは全く損なわれていません。
とはいえ、出演するだけでもリスキーなキワモノ映画なので、
彼のフィルモグラフィーを汚さないためにも、
彼も出演する映画はもう少しちゃんと選んだ方がいいかもしれません。

コロンビア大学に入学したアレンは、同級生のルシアンに惹かれます。
ルシアンからウィリアム・バロウズを紹介され、
3人で「新幻想派」なるグループを結成します。
この「新幻想派」が後に「ビート文学」と呼ばれるのかな?
どんな文学かはよくわかりませんでしたが、韻律や押韻を使わないで、
型に囚われない詩を書く、みたいな感じですかね?
型に囚われないのは詩だけではなく、彼ら自身もそうで、ルールを破り、
反社会的な行為をして、それが芸術だと思っている、かなり痛い奴らです。
図書館にある気に入らない本をズタズタに破るところなんて、
文学を名乗るのもおこがましい、本当に最低な奴らだと思いましたね。
そんなクソどもの文学なんて、どうせロクなものじゃないでしょう。
アレンやウィリアムはビート文学を代表する作家らしいですが、
ボクはアランやウィリアムの作品には全く触れたことがないものの、
後に彼らの仲間に加わるジャック・ケルアックの代表作『路上』は
昨年映画化されたので、その時に映画館で観ました。
もちろんビート文学云々なんて全く意識せずに観ていたのですが、
長い割には内容の薄いロードムービーで、つまらなかったです。
なのでやっぱりロクな文学じゃないんだろうなと思います。

ルシアンはデヴィッド・カマラーという男と付き合っています。
というか、デヴィッドはストーカーも同然なのですが、
ルシアンは彼に大学の論文のゴーストライターをしてもらったりと、
かなり依存しているので、無下にもできないようです。
アレンはそんなデヴィッドに嫉妬しています。
ある時、ルシアンは件のジャックと知り合い、恋に落ちたので、
デヴィッドから逃げるため、パリに逃避行しようとするが、
アレンがチクったため、出航直前にデヴィッドに捕まります。
ルシアンはデヴィッドをナイフで刺し、手を縛り上げて、
ハドソン川に沈めて溺死させてしまいます。
ルシアンは警察に捕まり、共犯としてジャックとウィリアムも捕まります。

ルシアンは文章力のあるアレンに、供述書のゴーストライターを依頼し、
アランも愛するルシアンのために、何とか無罪にしようと頑張ります。
同性愛者にレイプされそうな場合、自己防衛で相手を殺すのは、
「名誉の殺人」として無罪になるそうで、それを利用しようと考えます。
それは被害者が異性愛者の場合だけ、被害者も同性愛者なら第一級殺人に…。
つまりルシアンは該当しないが、そこを供述書で誤魔化そうという魂胆です。
そんな法律があったなんて、ちょっと興味深いですが、
まさかそんな同性愛者差別的な法律はもうないのかな?
(日本にもあったほうが、もしもの時に安心ですが…。)
初めはルシアンを助けるための嘘の供述書を書くつもりだったアレンですが、
気が変わってルシアンがゲイであるとする供述書を書きます。
当然ルシアンから「ふざけるな」と突き返され、二人の仲は終わります。
その後、アランはその供述書を期末テストの論文として大学に提出し、
退学になるのですが、なぜアランがそんな無意味なことをしたのか、
ボクにはゲイの考えることが全く理解できません。
これだからゲイ映画は苦手です。
主人公に全く感情移入できないんですからね…。

こんな映画、誰が楽しめるんだ?…って感じですが、
特に『ハリポタ』ファンは絶対観ちゃいけませんです。
本作を見るくらいなら、本作と同日にリリースされた、
ハーマイオニー役のエマ・ワトソンがチョイ役で出演している
『ディス・イズ・ジ・エンド』をオススメします。
或いは本作の一週間前にリリースされた、ロン役のルパート・グリント出演の
『バレット・オブ・ラヴ』の方がマシだと思われます。
(『バレット』は主演のシャイア・ラブーフが嫌いなのでボクは見ませんが。)

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