ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

アメイジング・スパイダーマン2

今月から放送が始まった『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』ですが、
マーベルのアメコミを題材に、ディズニーの日本法人が製作したテレビアニメで、
アメコミ好きとしては気になる作品だと思います。
普段はあまりテレビアニメを見ないボクですが、
アメコミ映画が大好きなので、このアニメは欠かさず見ています。
どうやら2クール以上はあるみたいで、まだ物語も序盤ですが、
今のところ、予想していたよりも面白いと思います。
正直、あまり期待してなかったというか、むしろ懸念が強かったですが、
この出来であれば、まずまず及第点ではないでしょうか。

前情報では、登場するヒーローは、アイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカ、
ハルク、ワスプのアベンジャーズ5人と、スパイダーマンのみかと思ったけど、
サイクロプス、アイアンフィスト、ドクター・ストレンジなども登場して、
シリーズの垣根なく、マーベルキャラは登場できる作品のようです。
キャラデザには難があるけど、設定はほぼ原作を踏襲してるのも意外で、
アメコミファンであれば、次々登場するキャラを見るだけでも楽しめるはず。
子どもがディスクに封じられたヒーローを召喚して戦わせる、
『ポケモン』や『デジモン』系のホビーアニメですが、
キャラ数3000体を超えるマーベルに目を付けたのが素晴らしいです。
『妖怪ウォッチ』などと同じ夕方のアニメで、主に見るのは子どもでしょうが、
本作をキッカケにアメコミやアメコミ映画に興味を持つ子どもが増えて、
日本でもアメコミ文化が盛り上がれば嬉しいです。

しかしマーベルのアニメとしてはそこそこの出来ではあるものの、
タイアップしているバンダイの玩具が致命的に面白くなさそうで、
ホビーアニメとしては最悪な出来だと思います。
「バチ魂バット」というメンコをアレンジしたゲームの玩具ですが、
今どきメンコなんかで楽しめる子どもなんているはずありません。
その玩具の人気がなさすぎて、アニメまで人気が出ない気がして不安です。

ということで、今日はそのアニメにも登場するスパイダーマンの映画の感想です。

アメイジング・スパイダーマン2
The Amazing Spider-Man 2

2014年4月25日日本公開。
アメコミ映画『アメイジング・スパイダーマン』の続編。

スパイダーマンとしてニューヨークの平和を守り、グウェン(エマ・ストーン)との関係も好調なピーター(アンドリュー・ガーフィールド)。だが、旧友のハリー・オズボーン(デイン・デハーン)がニューヨークに戻ってきたのを機に、充足していた生活が微妙に変化していく。そんな折、サイ型パワードスーツを装着したライノ(ポール・ジアマッティ)、人間発電機エレクトロ(ジェイミー・フォックス)という敵が出現。苦闘を強いられる中、追い打ちをかけるように怪人グリーン・ゴブリンとなったハリーが襲い掛かってくる。(シネマトゥデイより)



日本では、同じマーベル系アメコミ映画『キャプテン・アメリカ2』の、
一週間後に公開されることになった本作ですが、
ボクはアメコミ映画が大好きだけど、こうも連発されるとどうにも…。
いや、嬉しいのは嬉しいけど、競合して共倒れになるのは嫌だし、
楽しみはちょっとずつ味わいたいので、月一ペースが理想です。
本作は全米では来月公開なのですが、日本ではちょっと先行公開されます。
前作も世界に先駆けて日本で先行公開され、
それは『スパイダーマン』の旧三部作の日本での興収がよかったので、
それに報いるサービスだったのだろうと思われますが、
本作は別に日本の客へのサービスではなく、ただGWに間に合わせて、
少しでも儲けようと公開日を前倒ししただけでしょう。
そのお蔭でアメコミ映画が2週連続になっちゃいましたが、
来月も同じマーベル系アメコミ映画『X-MEN』最新作が控えてるし、
先行公開されなくても、アメコミ映画がやたら詰まっている状況に
それほど違いはないかもしれませんね。

アメコミ映画の感想は長くなりがちなので、前置きはこのくらいにして、
ストーリーの感想に入りたいと思います。ネタバレ注意です。

物語は前作同様、スパイダーマンことピーター・パーカーの
子供時代のエピソードから始まります。
ピーターの両親が息子を兄夫婦に預けて出て行き、
その後、飛行機事故で帰らぬ人になったことは前作でも描かれましたが、
本作ではその経緯がちょっと詳しく描かれます。
両親の乗る飛行機は、オズコープ社の刺客の男にハイジャックされ、
両親はその男に襲われるのですが、父リチャードは意外と強く、
逆にその男を倒してしまいます。
なので、ピーターの両親はまだ生きているんだと思ったのですが、
パイロットが殺されたので、飛行機は墜落し、やっぱり死んだみたいですね。
いや、まだ生存の可能性もありますが、それは次回作以降に明かされるかな?
『アメイジング・スパイダーマン(アメスパ)』シリーズは、旧三部作と違い、
ピーターの両親の死の真相が焦点となっています。
ピーターの両親については、原作でもあまり詳しく描かれていないため、
脚本の自由度が高く、なかなか興味深い物語になりそうですが、
両親にばかり注目が行くあまり、ピーターの伯父夫婦、
ベンおじさんとメイおばさんが軽んじられている気がするのは、
ちょっと釈然としないものがありますね。
生きているメイおばさんはまだしも、前作で死んだベンおじさんなんて、
本作ではメイおばさんの会話の中で少し出てくるだけです。
まだ彼を殺した強盗犯も捕まってないのに、忘れられたような感じで…。

ピーターはベンおじさんの死に自責の念を感じていて、
それがスパイダーマンとして自警活動する動機でもあるはずですが、
本作のピーターにはベンおじさんの死なせたことよりも、
もっと深く自責の念を感じている人物がいます。
それはヒロインであるグウェン・ステイシーの父で、
彼は前作でコナーズ博士ことリザートとの戦いで命を落としますが、
死の間際に「もうグウェンに近づくな」とピーターに約束させます。
ヒーローの恋人なんて危険すぎるという親心ですが、
ピーターは約束したのに、グウェンと交際を続けていることが後ろめたくて、
頻繁に彼の幻覚を見るようになります。
ピーター自身もグウェンの身に危険が迫ることを警戒して、
グウェンと交際しながらも、ちょっと距離を取っていたのですが、
「キミを失いたくないから一緒にいられない」という、
彼の煮え切らない態度に厭きれたグウェンは、「別れてあげる」と彼をふり、
イギリスのオックスフォード大学への留学を決めてしまうのです。
スパイディの時は、傲慢なくらいの自信と決断力に溢れてるピーターなのに、
なんで恋愛はこんなにイジイジしてるんでしょうね。

本作でのスパイディとしての最初の活躍は、
プルトニウムを積載したオズコープ社のトラックを強奪した
凶悪犯罪者アレクセイ・シツェビッチ率いる強盗団の逮捕です。
NYを舞台にした暴走トラックとスパイディのチェイスで、
初っ端から派手なアクションが満載で盛り上がります。
スパイディの空中アクションも前作より当然パワーアップしていますが、
何気にコスチュームもマイナーチェンジされていますね。
前作では細めだった目が大きくなって、旧三部作に近づいたというか、
原作のスパイディに近づいて、かなり「らしく」なりました。
そのチェイスの途中で、トラックに轢かれそうになった黒人男性を助けますが、
その黒人男性こそが、後に本作のメインヴィラン「エレクトロ」となる、
オズボーン社の電気技師マックス・ディロンです。
アメコミ映画で黒人がメインヴィランになるのは珍しい気がします。
演じるのはあのジェイミー・フォックスですが、
エレクトロになる前のマックスはバーコードハゲのオッサンで、
まさかあのフォックスがこんな役を受けるなんて意外でした。
髪だけではなく影も薄く、友達も一人もいないマックスですが、
彼を助けたユーモア溢れるスパイディは、いかにも親しげな感じで、
「キミが必要だ、街の見張り役を頼む」と言います。
見るからに情けないオヤジだったので、軽いリップサービスでしたが、
友達もおらず、誰からも必要とされなかったマックスは感激し、
スパイディを親友と思い込み、彼に陶酔するのです。
そんなマックスがなぜスパイディと敵対することになるのか、
その経緯がなんとも興味深いです。

マックスはせっかくの誕生日にも関わらず、
オズコープ社の異種交配計画のラボの電気配線が故障したため、
ひとりで修理するように残業を押し付けられます。
その作業中、バランスを崩した彼は、実験用の電気ウナギの水槽に転落。
電気ウナギに噛まれて、電気を操る超人になってしまうのです。
遺伝子実験で作られた特殊な生き物に噛まれて超人化するのは、
特殊なクモに噛まれて超人になったピーターと同じような経緯ですね。
彼は電気を放出して感電させるだけではなく、
磁力で機械を持ち上げたり、自分自身が宙に浮いたりできますが、
グレムリンのように電気配線の中を自由に移動することもできます。
NY中に張り巡らされている電磁配電網は彼が設計したものなので、
全て把握する彼はNY中どこにでも配電網を使って一瞬で移動できます。
はっきり言ってメチャメチャ強く、旧三部作合わせても最強のヴィランかも。

しかし真面目で人がいいマックスは、はじめからヴィランなわけではないです。
電気超人になってしまい、これからどうしていいかわからず、
街を徘徊していたマックスは、タイムズ・スクエアで警官に取り囲まれます。
全身が青白く、放電している彼を警察が怪しむのも当然です。
しかし何も悪いことをするつもりがないマックスは困惑しますが、
マスコミも駆け付け、テレビで生放送されると、
こんなに世間から注目されたことがなかったマックスは嬉しくなります。
そこにスパイダーセンスで異変を察知したスパイディが飛んで来て、
銃撃する警察を制止し、マックスに優しく話しかけるのです。
敬愛するスパイディに再び会えて喜ぶマックスですが、
ふいに狙撃された彼は周囲に電気を放出して攻撃してしまい、
野次馬は彼を怪物と決め付け、怪物を倒せとスパイディに声援を送ります。
それにマックスは怒り、ヴィラン・エレクトロとして目覚めるのですが、
面白いのは怪物扱いされたことよりも、自分よりスパイディが注目されたことに
嫉妬してスパイディを敵視するようになるということです。
くだらないとも思える理由ですが、そこが庶民的というか人間くさいというか、
なんだかちょっと共感を覚えてしまうヴィランですよね。

前作でも警察のテーザー銃を受けてもすぐに立ち上がったスパイディですが、
どうやらゴム製のコスチュームのお陰で、エレクトロの電撃を軽減できます。
しかし旧三部作と違って、彼が手首から出すクモの糸は、
ウェブシューターという自作の機械で出しているので、
クモの糸がエレクトロ自信や電撃に触れると、糸に電流が走り、
シューターがショートして、使い物にならなくなるのです。
前作でも最後の戦いでシュートを壊されて苦戦しましたが、
クモの糸が出せないスパイディは、かなり戦力ダウンします。
そこでスパイディは、消防隊の力を借りて、エレクトロに放水。
水に電気を吸い取られるためか、エレクトロは水に弱いみたいで、
彼は捕まり、レイヴンクロフト異常犯罪者収容所に連行され、
オズコープ社のカフカ博士の人体実験に使われることになります。

本作のヴィランはエレクトロだけではありません。
スパイダーマンの最大の宿敵である「グリーンゴブリン」も、
本作で『アメスパ』シリーズ初登場となります。
旧三部作でも登場したヴィラン、グリーンゴブリンですが、
本作ではかなり設定が変更になっているものの、
ピーターを精神的に追い詰める存在という意味では同じです。
本作のグリーン・ゴブリンの正体は、オズコープ社の御曹司ハリー・オズボーン。
旧作ではピーターの高校の同級生で恋のライバル、
そしてゴリーンゴブリンだった父ノーマン・オズボーンの意思を継ぎ、
ゴブリンジュニアとしてスパイディと戦ったハリーですが、
本作ではピーターの幼馴染という設定になっていますが、
11歳で寄宿舎に入れられたので、再会は8年ぶりとのことです。
父ノーマンは、R-ウイルス増殖異常という遺伝病で他界し、
オズコープ社を継いだハリーですが、彼も遺伝病に蝕まれ始め…。
ハリーは自分が余命僅かだと悟り、苦悩するのです。
ノーマンは享年何歳だか知りませんが、結構年寄りに見えたので、
同じ歳に発症したならハリーも少なくとも20年以上は生きられるはずですが…。

父ノーマンが遺伝病治療のために残したデバイスの記録映像から、
人間の遺伝子を移植したクモの毒を摂取することで、
遺伝病も治す自然治癒力が手に入ると知ったハリーですが、
そのクモは前作のリザードの一件で、全て処分されていました。
そこで彼は、そのクモの毒で超人化したスパイディに目を付け、
スパイディの血を分けてもらおうと、幼馴染のピーターに相談するのです。
ハリーってスパイディの正体に気付いていたのか?と思ったのですが、
ピーターがデイリー・ビューグル紙に持ち込んだスパイディの写真を見て、
ピーターがスパイディの知り合いだと勘違いしただけみたいですね。
ピーターはスパイディとしてハリーに会いに行きますが、血の提供は断ります。
そんなスパイディに幻滅したハリーは、スパイディを憎むようになるのです。
ピーターもハリーの気が晴れるなら少しくらい血を分けてやればいいと思うけど、
もし適合しなければ、彼が死んでしまうと考えたのかな。
何にしてもハリーの憎しみは理不尽で、旧三部作のハリーの憎しみに比べると、
取って付けたような展開で、なんだか浅はかで軽い気がします。
4作目まで製作が決定している『アメスパ』シリーズですが、
おそらくグリーンゴブリンは最後まで続投するはずですが、
彼のスパイディへの憎しみが、そんな陳腐な動機でいいのかな。

スパイディに血の提供を断られたハリーに、彼の秘書フェリシアから朗報が。
オズボーン社の幹部メンケンが、クモの毒をこっそり保管しているらしいのです。
この秘書フェリシアですが、原作では「ブラックキャット」という女盗賊で、
次回作ではブラックキャットとして続投することが公言されています。
それを見つけるためにメンケンの機密データにアクセスすると、
彼がレイヴンクロフト収容所でエレクトロの人体実験をしているとわかります。
その後、メンケンに一方的に社長を解任されたハリーは、
収容所からエレクトロを脱獄させ、彼と一緒にオズボーン社を襲撃します。
エレクトロはハリーに「キミが必要だ」と言われて、今度は彼に陶酔します。
うーん、すごい能力のヴィランなのに、何とも単純で憎めません。
エレクトロに脅されて、メンケンはハリーを地下の秘密ラボに案内します。
そこにはドクター・オクトパスの触手アームらしきものや、
バルチャーのウィングパックらしきものなども置いてありました。
そこでクモの毒を摂取したハリーですが、期待していた結果は得られず、
毒に犯されて苦しみ、悪魔のような風貌になってしまいます。
そしてそこにあった治癒機能付きフライトアーマーを装着し、
グリーンゴブリンになってしまうのです。

ピーターは毒で超人化したのに、ハリーには適合しなかったのには理由があり、
それは人間の遺伝子を移植したグモを作ったピーターの父リチャードが、
自分の遺伝子を使ったので、息子であるピーターにしか効果がなかったのです。
ピーターはメイおばさんから、父リチャードは金銭目的でオズコープ社を裏切り、
殺されたという話を聞き、ショックを受けましたが、
父のブリーフケースに入っていた電卓に、コインが隠されていて、
それが地下鉄の廃駅ルーズベルトと何か関係があると気付き、
ルーズベルト構内の父の秘密ラボに残されていたメッセージビデオで、
父が生物兵器の開発を断るためにオズコープ社を裏切ったと知ります。
それで粛清されたわけですが、まだ2作目なのに、
両親が殺された理由について、ほぼ判明しちゃいましたね。

グウェンがイギリスに旅立つ日、ピーターは空港へ向かう彼女に会いに行き、
愛を告白して、一緒にイギリスに行くと言います。
喜ぶグウェンですが、その直後NY中が停電し、
エレクトロの仕業だと気付いたピーターは、発電所に直行します。
ウェブシューターの電流対策がまだできていませんでしたが、
グウェンから「磁化」による対策を教えてもらいます。
彼女曰く、初歩的な理科の知識らしいのですが、
その仕組みがボクにはイマイチ理解できませんでした…。
電磁石で電流を吸収するってことなのかな?
その対策のお陰で、なんとか戦えるようになったスパイディですが、
エレクトロの強さはバケモノ染みていて、かなり押され気味…。
そこに駆け付けたグウェンが、停電した発電所を再稼働させることで、
エレクトロに過充電を起こさせることに成功します。
なんでもエレクトロをバッテリーに見立てる作戦だったようですが、
理科が苦手なボクには、やっぱりよくわからない倒し方で…。
そもそもエレクトロは過充電で雲散霧消しちゃったのですが、
もともと全身電気で実体がないだけに、消えただけで本当に倒したのかな?

彼らの知らないところでは、停電のせいで悲惨な飛行機事故が起きそうでしたが、
エレクトロを倒して電気を復旧させたことで、彼らも知らないうちに解決。
NYは元通りとなり一件落着、…と思いきや、忘れちゃならないグリーンゴブリン。
エレクトロ消滅後、息つく暇もなく、今度はグリーンゴブリンに襲撃されます。
ピーターの恋人グウェンが、スパイディと一緒にいるところを見たゴブリンは、
スパイディの正体がピーターだと気付き、グウェンを掻っ攫います。
そして時計台の上空から彼女を投げ落とすのです。
原作でもゴブリンとの戦闘でグウェンは転落死しているので、
本作にゴブリンが出ると知った時から、この展開はあり得ると思いましたが、
正直まだ2作目だし、ヒロインが死ぬのは早すぎるので、
今回はスパイディが助けられるかもしれないとも思いました。
投げ落とされたグウェンを糸で捕まえたスパイディですが、
エレクトロに比べたらゴブリンなんて大した相手ではないですが、
彼女を守りながらの戦闘は困難を極め、なんとか倒したものの、
時計台の歯車で糸が切れて、またグウェンは落下します。
(糸は鋼鉄ケーブルの4倍の強度なのに、そんなことで切れるかな?)
地面ギリギリのところで、糸が届いて直撃は避けられました。
やっぱり今回は助けることができましたね。

…と思いきや、なんと糸の伸長力の衝撃でグウェンは死んでしまうのです。
予想してたような、意外だったような、やっぱり意外な展開でしたが、
考えてみれば、彼女が健在のままなら、2人でイギリス行きになったわけで、
そんな展開はあり得ないから、あれが死亡フラグでしたね。
ここで彼女を殺すなんて、ヒロイン不在のまま残り最低2作製作するのかな?
『スパイダーマン』シリーズは青春アメコミ映画なので、
ロマンスなしは考えられませんが、次回作ですぐに新ヒロイン登場というのも、
なんだか釈然としない気がします。
候補としては旧三部作のヒロインMJか、ブラックキャットが有力ですが、
グウェンはけっこうお気に入りのヒロインだったので、
そのどちらであっても残念な気持ちは引きずることになると思います。
けっきょくグウェンの死んだ父の懸念が的中してしまったわけで、
約束を守らなかったピーターの自責の念は相当で、なんだか鬱展開になりそう…。
それも嫌だけど、全く引きずらないのも不自然で嫌なので、困った状態です。

しかし本作は次回作にあまり引きずらせないようにする配慮か、
本作中である程度の鬱展開を消化してしまっています。
ピーターはグウェンの死後、5カ月間もスパイディにはならず、
彼女の墓の前でウジウジと後悔し続けます。
しかしその間にも、レイヴンクロフトに収容されていたハリーは、
面会に来た謎の人物に、「シニスター・シックス」の組織を命令します。
シニスター・シックスとは6人で構成するヴィランのチームで、
その最初の志願者が序盤のプルトニウム強盗アクセレイです。
彼はオズコープ社の例の地下ラボにあるサイのような装甲アーマーを装着し、
ヴィラン「ライノ」として、スパイディなきNYを荒らし回ります。
それでもウジウジ引き籠っているピーターですが、
ピーターがスパイディだと気付いているメイおばさんが彼を励まし、
更に卒業生総代になった時のグウェンのスピーチの動画を見た彼は、
再びコスチュームを着る決心をするのです。
そのピーターが再び立ち上がる過程にも感動しましたが、
何より感動したのは、スパイディ不在の中、彼の代わりにコスプレをして、
ライノの前に立ちはだかった小さな男の子の勇気です。
これを見たら、メイおばさんの励ましやグウェンのスピーチがなくても、
ピーターは再び立ち上がったと思います。

スパイディとライノの戦闘開始で本作は幕を閉じ、
その戦いの結果がどうなったかはわかりませんが、
ライノがシニスター・シックスなのは間違いないので、
彼は次回作にも登場し、再びスパイディと戦うことになるでしょう。
シニスター・シックスの他のメンバーですが、
原作でもメンバーを入れ替えては何度も登場しているので明言はできませんが、
ラボに装備があったドク・オクとバルチャーの参加はほぼ確実です。
グリーンゴブリン自身やブラックキャットも加わるかも。
(原作ではエレクトロもほぼレギュラーメンバーです。)
でもメインヴィランになるのはヴェノムが有力なようです。
前作のピーターの同級生フラッシュがヴェノムになるのかな?
しかし本作のヴィラン3人体制もトゥーマッチ感があって懸念したのに、
ヴィランを6人も7人も出すなんて大盤振る舞いしすぎです。
連戦に次ぐ連戦で、ちゃんとドラマが描かれるのか心配です。
ベンおじさんの事件も進展させてほしいし、ロマンスも重要なのに…。
でもそんな心配も杞憂になるはずなので、2016年公開予定の
『アメイジング・スパイダーマン3』を楽しみに待ちたいと思います。

余談というか、ちょっと驚いたのですが、
本作のエンドロール中に、ちょっとしたオマケシーンがあるのだけど、
なんとそのシーンに、ミスティークをはじめ、ハヴォック、トードなど、
ミュータントが登場するんですよね。
ついに『アメスパ』と『X-MEN』のクロスオーバーか、と色めき立ったのですが、
ストライカーのキャンプをミュータントが襲うという、その内容を鑑みれば、
来月公開の『X-MEN:フューチャー&パスト』の宣伝だとわかります。
同じマーベル製作ですが、『アメスパ』シリーズはコロムビア(ソニー)配給、
『X-MEN』シリーズは20世紀フォックス配給なので、
コロムビア映画のエンドロール中にフォックス映画の予告が入るのは異例のこと。
将来的にはクロスオーバーも考えていると思われますが、
今の両者の世界観は相容れないので、実現するのは少なくとも
『アメスパ』四部作が終了するであろう、2018年以降になると思います。
その頃には両シリーズともディズニーに映画化権を返上してるかも。
もし『X-MEN』がクロスオーバーをするとしたら、
まず同じフォックス配給の『ファンタスティック・フォー』かな。

<前作の感想>
アメイジング・スパイダーマン

コメント

一昨日IMAXで見てきました。
ピーターの秘密をメイおばさんが気づいてる場面て
ありましたっけ?

  • 2014/05/05(月) 01:21:26 |
  • URL |
  • 無記名 #G553sPsg
  • [ 編集 ]

直接的なシーンはありませんが、
前作の時点ですでに気付いている素振りはありました。
ピーターがベンおじさんとケンカして家を飛び出した時に、
ドアを破壊した彼に異常な力があるのは気付いたはずだし、
リザード戦でボロボロになって帰宅した彼に何も言わないなど、
これで気付いてないのは不自然です。
本作でメイおばさんが看護の勉強(仕事)を始めたのも、
万が一ピーターがヒーロー活動で怪我した時に、
すぐに手当してあげれるようになりたいからでは?
でも明言はされていないので、ボクの勘違いかも。

  • 2014/05/05(月) 14:26:15 |
  • URL |
  • BLRPN #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/1276-a4898541
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad