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チョコレート・ファイター

テレビで新型インフルエンザの影響で映画館にもお客さんがいないみたいな
報道をしていましたが、今日行った大阪の映画館はけっこう盛況でした。
街中にはマスク姿の人が多いような気がしましたが、劇場内はそうでもなく、
やっぱりこんな時期にわざわざ映画観に行こうなんて人は、
もともと新型インフルエンザに対する危機感も薄いんでしょうね。
それが悪いというんではなくて、むしろ大げさに報道するマスコミが異常です。
観光業も大打撃とかいってるけど、マスコミがいうと嘘っぽく感じちゃいますね。
映画館もビビりすぎで、チケットの先売りやネット販売中止にしてるとこ多いし、
わざわざ早めに行ってチケットカウンターに並ばなきゃいけなくて面倒です。

チョコレート・ファイター

2009年5月23日日本公開。
『マッハ!』『トム・ヤム・クン!』のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督の
ノー・スタント、ノー・ワイヤの神業アクション映画。

アクションの映像を観ただけで、同じ技を習得できる人並外れた能力を持っている美少女ゼン(ジージャー)は、最愛の母が末期の白血病に侵されていることを知る。ゼンは母からすべてを奪ったマフィアに復讐(ふくしゅう)するため、自ら体を張って抗争に身を投じるが、そこで生き別れになっていた父マサシ(阿部寛)と再会を果たし…。(シネマトゥデイより)

本作は『マッハ!』『トム・ヤム・クン!』と同じようにノースタント、
ノーワイヤがウリのムエタイアクション映画です。
今はどんな運動音痴でも映画の中では無敵のヒーローになれる時代、
そんな時代にCGも特撮も使わないで危険なアクション映画を撮るなんて、
ハイリスクなだけで、無駄な労力でしかないとバカにしてました。
昔のカンフー映画だってノースタント、ノーワイヤが普通だし、
無駄に時代に逆行しているな、と。
だから、『マッハ!』シリーズも今まで観る気もおきなかったんですが、
シリーズ最新作ともいえる本作をはじめて観て、認識が変わりました。
タイのムエタイ映画って凄ェな!って。

いくらリアリティのあるバトルとはいえ、結局は殺陣やカンフーアクションのように
段取りをちゃんと覚えたら、いくら運痴な役者でも何テイクかすれば撮れます。
ムエタイ・アクションももちろん段取りはシッカリあるのですが、
カンフー・アクションのように形だけで軽そうに見える組み手と違って、
殴りも蹴りもきっちり振り切り、かなり痛そうです。
実際にダメージを受けるので何テイクもできそうにありません。
役者にシッカリとアクションの心得がないとできない芸当ですね。
ところどころ"これOKテイクでいいのか?"みたいなシーンがありますが、
2度とできないシーンだったんだろうと思うと、逆に壮絶な感じ。
しかもそんなアクション映画の中心で演じるのは、可憐な女の子です。
今までのシリーズみたく、トニー・ジャーみたいな屈強な男とはわけが違います。

この女の子、主人公ジンを演じるジージャーですが、なんでも映画初出演らしい。
テコンドーの経験者らしいけど、アクションももちろんはじめて。
なのにノースタントであの激しいアクションをこなすのは、ただただ凄いです。
なによりかわいい!こんなキュートな子、久しぶりに見たと思ったほどです。
シュッと鼻筋の通ったパッチリお目々のナチュラル美少女。
そんな端正な顔面をオッサンの蹴りが掠めます。(たまに直撃することも…。)
それだけでもちょっとヒヤッとしますよ。
最近は『ラスト・ブラッド』とかガールズアクション映画が頻繁に作られますが、
あれだけ高い水準で体技と容姿を両立させている子は他にいないでしょうね。
女子格闘選手って強さとルックスが反比例してることが多いですからね。(失礼…。)
まぁ彼女はやっつける側なのであまり痛そうなアクションはしてませんが、
とにかく彼女が屈強なオッサンたちを蹴り倒すとこだけでも観る価値のある映画です。

本国ではこの作品で大人気になったんだそうで、次回作も決まってるんだとか。
劇中の彼女はせいぜい10代半ばに見えるけど、ホントは現在24歳らしいです。
すごい童顔だと思ったけど、来日した時の彼女は茶髪で歳相応でした。
それもかわいいけど、本作の髪型の方がかわいいかなぁ…。

でも彼女のかわいさを映画を観る前から知ってたわけではないので、
実際に観に行った動機はそんな不純なものではないです。
映画の内容自体ほぼ知らなかったんですが、どうやら阿部寛が出演するとのこと。
阿部寛といえば、ボクのフェバリット俳優ナンバー1です。
そんな彼がアジア映画に進出するとなれば、そりゃ観に行きますよ。
彼がどんな役かといえば、日本のヤクザでジージャーの父親役。
もちろんノースタントでアクションもしてます。危険なアクションではないですが…。
いやぁ~、それでもやっぱりかっこいいです。
他のタイ人俳優とは貫禄が違います。顔もタイ人に負けない濃さです。
う~ん、美男美女の親子だなぁ…。

そんな阿部寛がかっこよく出演していたり、主人公が日本人とのハーフ役だったり、
日本家屋みたいな場所でバトルしたりと、かなり親日映画だと思いますが、
日本では公開館数少ないし、あまりマスコミも取り上げてくれません。
この原因はやっぱり物語にちょっとデリケートな内容が含まれるからでしょうね。
ボクは『チョコレート・ファイター』というポップなタイトルから、
強くてかわいい女の子がチョコレートを食べれば食べるほど強くなるみたいな、
酔拳的ノリのアクション・コメディを想像しましたが、
実際は自閉症の女の子が主人公で、母親は白血病という悲劇的な設定。
知的障害者の娘に難病の母ってだけで、日本では二の足を踏んでしまいます。
障害者の若い女の子に包丁で襲い掛かる食肉業者やオカママフィア…。
同じくキチガイぽい格闘狂との壮絶な蹴りあい…。
ポップなのはジージャーのルックスだけで、他は暗くてバイオレンス。
逆に少ない館数ながらもちゃんと公開してもらってよかったです。
ボクもキャストがジージャーや阿部寛じゃなかったらゲンナリすると思いますが、
俳優の魅力ってのは凄いモンで、かなり楽しめる映画でした。

エンドロール前にオマケのメイキング映像で、入院や流血する役者の姿など、
撮影裏の壮絶さをアピールする映像が流されますが、
クライマックスの高所アクションで、ノーワイヤとはいえ、
命綱がついていたのにはちょっと裏切られた気分でした…。

今月末には日本映画でもノースタント・ノーワイヤのガールズアクション映画
『ハイキック・ガール』が公開になりますね。
主演の武田梨奈も十分な格闘美少女だけど、ジージャーほどではないので、
この映画観た後だとちょっとショボく感じそうな気がします。
まぁ端から観に行く当てはいというか、首都圏でしかやってないので観れませんが…。

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