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ジャッカス クソジジイのアメリカ横断チン道中

先週は体調不良やネット回線不良、それに増税前の買い物で大忙しで、
あまりブログ更新できませんでしたが、映画にも全く行けませんでした。
丸1週間も映画館に行かなかったのは、正月以来かもしれません。
ボクの職場も消費増税の改定作業に追われて、いつもより忙しかったし、
消費増税さえなければ、もっと落ち着いた年度末を迎えられたのに…。
来年ももう一度上がると思うと、今からウンザリします。

世間では自販機の缶ジュースが130円になることに対し、
「便乗値上げではないか」と話題になっていますが、そうに決まっています。
多少のタイムラグはありますが、缶ジュースは消費税が上がるごとに
上がる税率を大きく上回る便乗値上げを行っています。
コカ・コーラ社曰く、ミネラルウォーターなど一部商品の値段を据え置いて、
全体で3%の値上げになるようにした、とのことですが、
つまり消費税10%になる時には、もう一度値上げする可能性があります。
来年の今頃は缶ジュースが140円になってるかもしれませんよ。

まぁ自販機なんて使わなくても、スーパーや薬局で買うなど、
ジュースを安く買う方法なんていくらでもあるから問題ないですが、
困るのは映画館でしか観ることができない映画の便乗値上げです。
本日はファーストデイなので、先月までなら映画1000円で観れたのに、
今後は多くの映画館で、ファーストデイ料金が1100円になります。
映画料金は内税ですが、今までは1000円の映画料金に、
5%の税が含まれていたので、本体価格(税抜価格)953円だったはず。
そこに新しい消費税率8%が乗れば、1029円になるはずですが実際は1100円。
これは消費税15%に相当する価格で、7%分は便乗値上げです。
その抗議のために、すでに鑑賞本数を減らしているのですが、
今日も映画館は盛況だったので、あまり問題視する人はいないのかも…。

といことで、今日は便乗値上げしたテアトル系映画館で観た映画の感想です。
でもテアトルは会員サービス料金は据え置いているので、
会員料金まで値上げしたTOHOシネマズなんかよりはマシです。
(直前まで値上げ前の料金を表示して会員を募集していたのに不誠実です。)

ジャッカス クソジジイのアメリカ横断チン道中
Jackass Presents Bad Grandpa

2014年3月29日日本公開。
アメリカMTVの人気番組『jackass』の劇場版。

アーヴィング(ジョニー・ノックスヴィル)は、86歳のエッチなじいさん。8歳の孫ビリーの父親を捜すために、二人はアメリカ横断の旅に出ることに。スーパーで万引き、結婚式のシャンパンタワーを崩壊、美少女コンテストで孫に下品なダンスをさせるなど、二人が過激で破天荒な行動で波乱を巻き起こす。(シネマトゥデイより)



本日はエイプリルフールです。
エイプリルフールといえば、嘘をついて人を騙しても許される日。
騙すと言えばドッキリ、ということでドッキリ映画を観て来ました。
本作はアメリカMTVのドッキリ番組『jackass』の劇場版ですが、
もうシリーズ4作目を数えるのだそうです。
その番組のことは名前しか知らず、劇場版も今回が初鑑賞かも。
でも『ボラッド』『ブルーノ』『ディクテーター』など、
サシャ・バロン・コーエン主演のドッキリ映画はよく観ていたので、
本作も楽しみに観に行きました。

なんだかよくわからないけど、ドッキリ番組って好きなんですよね。
性格が悪いからか、人が騙されている姿が滑稽で仕方がないです。
一時は地上波から姿を消した時期もありましたが、
最近また増えてきた感じで、時間が合えば楽しく見ています。
でも本作を観て、ドッキリ番組を楽しめるかどうかで重要なのは、
騙されているのが誰かってことに尽きると思いました。
「この人にはこんな一面もあるのか」と知れたりするのも
ドッキリ番組の魅力のひとつですが、本作で騙されるのは素人です。
正直、全然興味がない人が騙されている姿なんて、興味が湧きません。
日本のドッキリ番組は、基本的に騙されるのはタレントです。
例外的に『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』では、
素人を騙す企画もあるけど、やっぱりあまり面白いとは思えないです。
(素人とはいえエキストラなのでセミプロだけど。)
日本では倫理的な問題で、素人を騙すドッキリはできないと言われますが、
実際は素人のドッキリでは視聴率が取れないからやらないだけでしょ。
素人ばかりを騙す本作も、アメリカ人の趣向には嵌ったようで、
全米初登場1位の大ヒットでしたが、日本人は素人ドッキリを好まないためか、
劇場で笑っている人はほんとに少なかったです。
それでもボクは数か所、笑いそうになりましたが、そんな静まり返った劇場では、
とても笑いにくく、笑いを堪えてしまいました。
みんなそうだったから静まり返っていたのかもしれませんが、
どちらにしろ結局は堪えられるほどの笑しかなかったということです。

ボクが笑いかけた数か所は、どれも仕掛け人が子役のところばかりです。
本作は番組の名物出演者であるジョニー・ノックスビルが、
80代の爺さんの特殊メイクをして、人々を騙すのですが、
彼の9歳の孫ビリー役の子役と一緒にドッキリを仕掛けるところもあります。
正直ジョニー・ノックスビルの単独ドッキリは、度が過ぎる下ネタと、
不謹慎なジョークばかりで、不愉快さすら感じるくらいです。
チンコとかキンタマとか露出したジジイの姿なんて見たくもないし、
そもそもボケ老人に扮して無茶苦茶やるという趣向自体に嫌悪感があるかも。
ちなみにそのメイクはかなり精巧にできており、
40代のノックスビルの面影は全く消え、本当に老人に見えます。
この特殊メイクで第86回アカデミー賞のメイクアップ賞にノミネートされました。
結局『ダラス・バイヤーズクラブ』が受賞しましたが、
たしかに素晴らしいメイクだけど、本作みたいなお下劣コメディが、
まさかアカデミー賞にノミネートされるなんて意外ですよね。
ノミネート作は3つで、もうひとつは『ローン・レンジャー』でしたが、
もっと候補はあるだろと思ってしまいました。

一方、子役は年相応の役なので、ボケ老人役のような嫌悪感も全くないし、
ビリーが出演するシーンは、子役の取り扱い上の倫理的問題があるためか、
スタッフもあまり度が過ぎる不謹慎な演出はできず、下ネタも控えめです。
美少女コンテストでストリップクラブのポールダンスするシーンなんかは、
子役にやらせるには、けっこう攻めた下ネタだと思うけど、
仕上がりはとても可愛らしくて、いやらしさは全く感じませんでした。
大人が他人を騙すと、どうしても悪意を感じてしまう部分があるが、
子供が大人を騙すという行為には可愛げがあるので、
見ていて嫌な気分にはなりにくいし、たぶん騙された人も、
あまり嫌な気分にはならないと思うんですよね。
ノックスビルの単独シーンだと、怒っているターゲットも多かったけど、
ビリーに対しては、ターゲットも困りはするものの怒ってはないしね。
本屋さんなんて、ビリーにストリッパー扱いされたのにニコニコしてました。
もし爺さんにストリッパー扱いされたら憤慨したでしょうけど。
日本のドッキリ番組は、結果的にターゲットのイメージアップになることが多く、
ターゲットが怒るような場面は放送されませんが、それを見慣れているせいか、
ターゲットを怒らせるようなドッキリはやりすぎだと感じてしまいます。

あと、日本のドッキリ番組だと、落とし穴に嵌ったり、モミクチャにされたり、
痛い思いをするのはターゲットの方ですが、さすがに素人相手にそれはできず、
本作では痛い思いをするのはノックスビルだけです。
可動式ベッドで二つ折りにされたり、エアバッグに顔面を弾かれたり、
児童用遊具ごとガラス窓に突っ込んだりと、ターゲットの素人は、
大変な目に遭っている爺さんの姿を目の当たりにして驚いているだけです。
そんなの誰だって驚くに決まってるし、在り来たりなリアクションで、
騙された人のリアクションを楽しむのが醍醐味なドッキリとしては、
あまり面白いものではないように思えます。
アメリカ人はこれの何が面白いんだかわかりませんが、
たぶんみんな番組でノックスビルのことをよく知っているので、
ターゲットのリアクションではなく彼のリアクションで楽しんでいるのでしょう。

あと、本作には一応ストーリーもあるのですが、これもイマイチです。
ビリーの母キミーが薬物で収監されることになり、
彼女が出所するまで、ビリーは別居中の父が預かることになります。
キミーは自分の父(ビリーの祖父)アーヴィングに、
夫のところに息子を連れて行ってもらえるように頼みます。
アーヴィングは疎遠の孫の世話なんて御免だけど、渋々了承します。
ビリーもアーヴィングのことをイカれたジジイだと思っていて、
2人の仲はあまりよくないが、旅するうち徐々に絆が深まります。
ビリーの父は月600ドルの養育補助金目当てで息子を預かるクソ野郎で、
結局アーヴィングは、そんな娘婿に孫を預けることを拒否する、
というようなストーリーです。
祖父と孫の絆を描いた感動できそうな物語ですが、
アーヴィングとビリーの絆が深まる過程をちゃんと描いてないので、
カタルシスが全くないのは如何なものか。
2人は道中、いたるところでイタズラ(迷惑行為)を繰り返すだけで、
2人の仲が深まるような出来事も特にありません。
それどころかアーヴィングは孫をほったらかしにして、
度々単独行動(単独ドッキリ)に繰り出してますからね。

サシャ・バロン・コーエン主演の『ディクテーター』なんかは、
同じ素人ドッキリ映画でも、ストーリーがシッカリしているので、
とても楽しめましたが、結局本作のストーリーは、
ドッキリとドッキリの間を埋めるための、どうでもいい繋ぎでしかないのです。
その構成もあって、次から次へとドッキリが挿入されますが、
あまりにも前後と脈絡がなかったり、尻切れトンボだったりするので、
一本の映画としての纏まりの悪さを感じてしまいます。
特に尻切れトンボの方は、ドッキリで騙すだけ騙して次のシーンに移るので、
その後、ターゲットがどうなったかスッキリしないまま進行します。
やっぱりドッキリは、ネタバラシがあってはじめて完結するので、
騙したまま放置するような展開には居心地の悪さを感じます。
ストーリー展開上、途中でネタバラシはできないのは当然なので、
仕方ないことではあるのですが…。
エンドロールに各ドッキリのネタバラシシーンが集めてあるため、
それを見てちょっとスッキリできましたが、
ストーリーの後味が最悪だったので、鑑賞後感は悪いです。
祖母の遺体を鉄橋から河に捨てて、その場で釣りを楽しむなんてラスト、
シュールすぎてどこが面白いのか全く理解できませんよ。

『世界まる見え!テレビ特捜部』でも、たまに海外のドッキリ番組の特集があるけど、
それも面白いと思ったことはあまりないし、もしかしたら日本のドッキリ番組って、
かなりよく出来ているのかもしれないと思いました。

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