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天使と悪魔

祖父が急逝したため1週間ほど実家に帰っていたので暫く更新できませんでした。
祖父が他界したのは悲しいですが、ここ数年、親戚が亡くなることがやたら多いので、
妙に葬式なれしてきました…。
何度も葬式に出席して感じることは、絢爛豪華な祭壇、やたら細かい作法、
意味不明なお経、香典システムなどなど、なんか逆に哀悼の意も冷めるような
無駄な決まりごとが多いということです。
火葬は理にかなった制度だと思うけど、通夜も葬式も告別式も法要も要らないです。
あんなものは全部、葬儀屋や坊さんが設けるためのイベントでしかないです。
マジで宗教なんて百害あって一利なしです。
今日は仏教じゃなくて、キリスト教に関する映画の感想です。

天使と悪魔
Angels Demons

2009年5月15日世界同時公開。
映画『ダ・ヴィンチ・コード』の続編となる歴史犯罪ミステリー。

宗教象徴学の権威、ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)は、秘密結社・イルミナティの復活を探るべくローマへ旅立つ。17世紀、ヴァチカンの科学者への弾圧の陰で結成されたイルミナティが、今にも教皇候補の暗殺を計画しているという。ラングドンと科学者ヴィットリア(アイェレット・ゾラー)は、ガリレオの暗号コードの解明に乗り出すが…。(シネマトゥデイより)



前作『ダ・ヴィンチ・コード』みたいなものを期待していたせいかイマイチでした。
前作は主人公ラングドンがキリスト教にまつわるトンデモ説を披露しながら、
ついでに殺人事件を解決してしまうという内容の歴史ミステリーで、
そのトンデモ説は荒唐無稽ではあるものの、なかなか説得力もあり、
新説といってもいいほどよく出来てました。
扱う題材も誰もが見たことあるような有名なものが多く、身近に感じられたし。
アンチ宗教的な内容もボクの趣向にピッタリだったし。

でも本作は歴史ミステリーというよりはテロ事件がメインのサスペンス映画です。
舞台もヴァチカンとローマ市内のごく狭い範囲で、登場する芸術作品も教会も、
そこに行ったことがない限りはイマイチ馴染みのないものばかり。
映画化にあたって簡素化しすぎたせいか、ラングドンの推理も説明不足だし、
トンデモ説はペラペラで説得力がありません。
前作に比べアクション性、エンタテイメント性は格段にアップしてますが、
それを期待するなら素直にアクション映画を見に行った方がいいし、
本シリーズのウリであるはずの歴史ミステリー部分は大幅ダウン。
結果的に話題性や魅力は前作からパワーダウンしてしまってるように感じます。
小説では『ダ・ヴィンチ・コード』の方が後発らしいので、
続編の『ダ・ヴィンチ・コード』の方がパワーアップしてて当然ですが…。

でもまぁコンクラーベ(教皇選挙)の様子やヴァチカンの警備システムなど、
あまり見る機会のない題材には興味深いところもありました。
たかだか一宗教のトップを決めるのに、あんな仰々しくて
アホらしいイベントをしてるんですね。
あんな密室で決められたオッサンを指導者として10億人が崇めてるなんて、
やっぱり宗教ってのは正気の沙汰じゃないです。

見立て殺人をしたり、不確実な殺害方法だったりで、
結局このテロ計画が実際はどうゆう計画で、何が目的だったのか理解し切れませんが、
謎の実行犯のシリアルキラーぷりはなかなか楽しめました。
特にひとりめの枢機卿殺害はかなりエグい感じで。
まぁミスリードの罠が露骨すぎて、真犯人はすぐわかっちゃいますが…。

本作は実際にはテロ事件解決がメインですが、
表向きには"宗教と科学の対立"がテーマということになってます。
ボクはアンチ宗教なので、科学を応援(?)したいところですが、
本作を観て、科学も宗教も突き詰めたら大差ないことに気が付きました。
結局どちらも宇宙の起源みたいなものを証明するための学問なんですね。
宗教に至っては理解する余地もないけど、先端科学も凡人には理解できないんだから、
結局はどちらもわけのわからないものであることに違いないです。
本作のキーとなる"反物質"も結局どうゆうものなのか理解できませんでした。
とりあえず、あんな核爆弾みたいな危険なものを勝手に生成する科学者は、
キリスト教だけでなく、ボクから見ても脅威だと思います。
そういえば、前作と比べて、本作はあまりアンチ宗教みたいな感じではないですね。
逆に科学者たちの秘密結社"イルミナティ"は過激派テロ組織みたいな感じだし…。
ラングドンももっと破天荒に暴れてくれたらいいのに、かなり教会に配慮してます。
アンチ宗教なボクにとってはそれもちょっと物足りないですね…。

小説の方では今年中にもシリーズ第3弾が発売されるようですが、
単なるミステリーじゃなくて、また『ダ・ヴィンチ・コード』みたいな
教会から叩かれるようなセンセーショナルな内容だといいなぁ。
その時はまた映画化もしてほしいなぁ。

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