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インシディアス 第2章

ボクは西宮神社の近所に住んでいるので、十日戎の今日は、
笹を持って歩いている参拝客をよく見掛けます。
せっかく近所なんだし、ボクも行こうと思っていたのですが、
人が多いし寒いので何だか億劫になってしまい、まだ行ってません。
明日までやってるので、明日行くかもしれませんが、
土曜日だから本戎の今日より混むのかな?
ちなみに福男レースこと開門神事も、本当は参加したいのですが、
ボクは仕事が早朝からなので、開門時間にはすでに就業中で…。
今年は時間休申請するのも失念していたので、泣く泣く諦めました。

十日戎には行かなくても映画館には行きます。
今日は2014年の初映画の感想です。
そういえば、まだ初詣にも行ってないや…。

インシディアス 第2章
Insidious Chapter 2

2014年1月10日日本公開。
低予算ながら全米で大ヒットしたホラー映画『インシディアス』の続編。

3人の子どもたちを狙っていた悪霊も去り、ジョシュ(パトリック・ウィルソン)とレネ(ローズ・バーン)夫妻にようやく平穏な日々が訪れたように見えた。だが、息子を救うために幽体離脱したジョシュは、自分と共にこちら側の世界にやって来た何かに取りつかれていた。実は彼には幼い頃から、幽体離脱してあちら側の世界とつながる特別な能力が宿っており……。(シネマトゥデイより)



2014年一発目に観る映画なので、幸先のいい作品がいいと思い、
今日公開になる3作品を慎重に吟味した結果、本作を選びました。
スタローンとシュワちゃん共演の『大脱出』は全米4位と微妙な成績だし、
『オッド・トーマス』は今月中にDVDレンタルされるので、
あえて劇場で観る必要もないかと思ったので選びませんでした。
本作も批評家の評価がイマイチ芳しくないのは懸念したけど、
とりあえず全米1位の作品だし、最近当たりの多いホラー映画なので、
最悪でも退屈な作品ではないはずと考え、観に行きました。
その結果、本作を選んだのは正解だったと思えるほど、
なかなか面白く、幸先のいい作品でよかったです。

面白い作品ですが、観る前に注意点がひとつあります。
楽しむためには前作を必ず観ておく必要があり、
もし観ていてもあまり内容を覚えていないなら、復習が必須です。
ホラー映画って、シリーズものでも作品毎に主人公が変わることが多く、
シリーズ初見でも全然楽しめちゃうことも多々ありますが、
本作は前作の完全な後日談(前作の1日後から始まる)で、
主人公家族もそのまま続投するので、前作覚えてないと話にならないです。
後付けだとは思いますが、前作の超常現象のタネ明かしみたいなものもあり、
そこが本作の特に興味深いところだったりするので。
ボクは復習はしませんでしたが、比較的覚えていたので楽しめました。

前作ももちろんホラー映画ですが、かなりコメディ的なシーンがあったり、
恐怖シーンも、とにかく大きな音を立てて驚かせるような虚仮威しで、
(でも映画館の大音響だと、その虚仮威しが効果的。)
低予算ホラーらしいギミック的な作品だったように思いますが、
本作はそれをあまり使わず、脚本で勝負する正統派ホラーになっています。
なので本作は、前作に比べても恐怖シーン自体も少ないし、怖くないかも。
でも超常現象の原因を追究するような展開で、ホラー映画というよりは、
スリラー映画的な魅力が高まっていて、よかったと思います。
終盤で、前作のものも含めて、謎がガンガン解き明かされていく展開は、
なかなか痛快なものがありました。
まぁ、特に前作の謎なんかは後付けなので、矛盾箇所も多いですけどね。

以下、ネタバレです。

物語は1986年のランバート邸から始まります。
ロレーヌは幼い息子ジョシュの写真に謎の老婆が写っているのに気付き、
霊媒師(超常現象の専門家)のエリーゼとカールに助けを求めます。
老婆は幽体離脱体質のジョシュの体を乗っ取ろうとしている悪霊だとわかり、
エリーゼは彼が幽体離脱を忘れるように暗示をかけ、一応解決します。
その二十数年後、大人になったジョッシュの家族に起こった
超常現象を描いたのが前作で、前作の劇中でも
ジョシュの子供の頃の超常現象の話が少し語られていましたね。
ジョシュの息子で幽体離脱体質のダルトンが悪魔に憑かれ、昏睡状態に。
その解決のために再び呼ばれた霊媒師エリーゼにより、
ジョシュの幽体離脱体質が解放され、わざと幽体離脱を行い、
彼は暗黒の領域から息子ダルトンを連れ帰るという話でした。
ところが、幽体離脱中にジョシュの体が悪霊に乗っ取られたようで、
前作の最後で、エリーゼは悪霊に憑かれたジョシュに人知れず殺されてしまう。
…というのが、大まかな前作までの流れですね。
ジョシュに憑いた悪霊はなんと86年に写真に写っていた老婆で、
本作はその老婆による超常現象が描かれます。

前作は引っ越し先の家に憑いていた悪魔がダルトンに憑いたわけですが、
その悪魔と老婆は基本的には関係ありません。
老婆は隙あらば体を奪おうとずっとジョシュを狙っていたようで、
前作の悪魔の事件で、彼が仕方なく幽体離脱した隙に体を奪ったのです。
息子ダルトンは昏睡中に老婆をはじめ様々な悪霊から体を狙われますが、
実はそれを阻止していたのが悪魔だったということになり、
ダルトンにとっては悪魔事件は何気に不幸中の幸いだったわけですね。
(悪魔はダルトンの体よりも、彼の昏睡状態で家族が苦しむのが望みなので。)
本作ではその赤い顔の悪魔は登場せず、メインの脅威は老婆となりますが、
老婆は悪魔には手出しできなかったわけで、脅威として格下です。
続編なのに脅威が弱くなるなんて、普通だったらダメなことですが、
ボクを含め多くの日本人には、悪魔より悪霊の方が宗教観的にわかりやすく、
悪魔ホラーよりも心霊ホラーの方が楽しみやすいので、
本作の脅威が悪魔ではなく悪霊になったことは歓迎です。

ジョシュの妻レネは、エリーゼを殺したのは夫ではないかと疑っています。
エリーゼが死の間際に残したジョシュの写真に老婆が写っていたからです。
悪魔事件の後、夫の実家に引っ越した家族ですが、そこでも超常現象は続き、
レネは「やっぱり恐怖は終わってなかった」と確信するのですが、
誰もいない部屋でピアノが独りでに奏でられたりする超常現象は、
実は悪霊ではなく、前作で幽体離脱したまま、体を老婆に奪われて戻れなくなった
夫ジョシュの幽体が奏でているものだったと終盤に判明します。
恐れていた超常現象が実は幽体になった夫からのメッセージだったという、
何気にちょっとしたどんでん返しだったわけですが、
本作には他にもそんなちょっとしたどんでん返しが散見できるのが面白いです。

息子夫婦が越してきた自宅で、白いドレスの女を見たジョシュの母ロレーヌは、
エリーゼの助手コンビに助けを求めます。
この文系のスペッズと理系のタッカーの凸凹コンビは、
前作ではまるで漫才師のようなとても面白いコンビでしたが、
コメディ色の薄まった本作では前作ほどは魅力的に感じませんでした。
でもすでにシリーズの名物キャラ的存在なので続投しただけでも嬉しいけど…。
面白コンビですが、超常現象の専門家としてはまだまだで、
エリーゼがいないと大したことは何もできません。
彼らは死んだエリーゼの書斎から1986年の心霊写真事件のビデオを見つけ、
その中になぜか大人になったジョシュが映っていることを発見しますが、
その理由は全く見当がつかず、途方にくれます。
彼らは「エリーゼがいればわかるのに…」というロレーヌの言葉を受け、
心霊写真事件でエリーゼの助手だったカールを急遽呼び出します。
カールは凸凹コンビと違って、そこそこの霊媒師みたいで、
交霊術やサイコメトリーもできるみたいです。
ただやはり霊能力はエリーゼの足元にも及ばなそうですが…。

カールはエリーゼとの交信をはかり、サイコロを使った交霊術を行います。
ホラー映画で今までいろんな交霊方法を観たけど、サイコロは斬新でした。
アルファベットの書かれた複数のサイコロを同時に投げて、
出た目から言葉になっているものを探すのですが、なんだか解りにくい上に、
偶然でもいろいろな言葉ができてしまいそうな交霊術です。
サイコロの目から「天使のマリア」という言葉を見つけた彼ら。
「天使のマリア」は今は廃墟ですがロレーヌが昔勤めていた病院で、
「エリーゼの助言に違いない」と彼らは調査に向かいます。
そこでロレーヌは自分の患者だったパーカーのことを思い出し、
「事件と何か関係があるのかも?」と考えパーカーの家を訪れます。

パーカーは老いた患者でしたが、ある日突然飛び降り自殺しており、
彼の家も今は廃墟となっていましたが、そこで彼らは、
例の白いドレスの女と、娘らしい女の子が描かれた肖像画を見つけます。
どうもその女は、今回の超常現象の根源のようで、
カールがエリーゼだと思って交信していた相手も彼女だったのです。
なのでこの女が例の老婆の霊の正体かと思ったのですが、
なんと老婆の正体は、その女の息子である患者パーカーの方だったのです。
パーカーは母親、つまり白いドレスの女に強要され、
女装をして女性を14人以上殺して「黒衣の花嫁」と称された連続殺人犯で、
死んだ今でも母親の悪霊から殺人を強要される悪霊になっているようです。
でも本人は本当は殺人なんかしたくないようで、
ジョシュの体を奪っても、はじめは誰も殺すつもりはありませんでした。
でも妻レネからは疑われるし、母親の悪霊からも強要は続き、
ついには自分を探っている霊媒師カールを殴り殺してしまうのです。

あー、最後の頼みの綱カールまで殺されちゃったら、もう打つ手なし…、
…と思いきや、死んで幽体になったことで、カールは暗黒の領域に入れ、
死んだエリーゼの幽体と直接会うことができるようになります。
ついでに自分の体に戻れず困っていた本物のジョシュの幽体とも出会い、
二人でエリーゼ探して暗黒の領域を彷徨うのです。
暗黒の領域の面白いところは、時空を超越しているところで、
二人はエリーゼを探しながら、数日前の元我が家に辿り着くのです。
そこは前作の世界であり、そこで彼らが行ったこと(ドアを叩いたり)が、
前作の超常現象の原因の一部だったという時空系SF的な展開になります。
前作は単発映画として作られているので、後付けなのは間違いないけど、
そのわりにはあまり違和感なく演出されており感心しました。
そこでエリーゼの幽体とも再会し、この危機を打開するためには、
パーカーの母親を倒すしかないということになり、
彼女の居場所を暗黒の領域で探すのですが、その場所を知るのは、
子供時代のジョシュだけなので、彼らは1986年のランバート邸に向かい、
その時の映像が、書斎から発見された例のビデオに残っていたのです。
例のビデオに大人のジョシュが映ってるのは本当に不思議だったので、
その謎がちゃんと解き明かされてスッキリしました。
ピアノや前作の超常現象にしてもそうだけど、作中の超常現象の多くは、
実は悪霊ではなく、ジョシュ本人が起こしていたということで、
なかなか意外な展開で面白かったと思います。

子供のジョシュからパーカーの母親の居場所を聞き出した彼ら。
その場所は更に時代を遡って、パーカーの子供時代の彼の家で、
そこで母親に虐待されている幼いパーカーを目撃します。
彼らを発見した母親にジョシュは殺されそうになりますが、
(もうすでに幽体だから殺せるかどうかはわからないけど。)
エリーゼが幼いジョジュの協力を得て阻止し、
木馬で母親を滅多打ちにして退治するのです。
暗黒の領域でそんな死闘が繰り広げられていたころ、
現実世界でもパーカーに憑かれたジョシュが、レネを殺そうとします。
そこに助けに入ったのが、なんと息子のダルトンで、
悪霊に憑かれたとはいえ、父親の頭部をバットでぶん殴ります。
いやー、前作では悪魔にやられっぱなしでほとんど昏睡状態だった彼が、
ずいぶん成長したものだと、なんだか感慨深いものがあります。
彼を演じた子役のタイ・シンプキンスも、前作と本作との間に、
『アイアンマン3』で大活躍したりと、すっかり大物子役になりました。
それもあって、こんな見せ場が用意されたのかもしれませんね。
でも、中身は成長してるけど、見た目はほとんど変わってない気が…。
前作から実時間で2年は経ってるはずなのに不思議ですが、
もしかすると撮影期間は1年も空いてないのかも?
前作とは逆に、今度はダルトンが自ら幽体離脱をして、
暗黒の領域から父ジョシュを連れ戻し、めでたしめでたしです。

ラストカットでは、凸凹コンビがエリーゼの幽体と共に、
ある昏睡状態の女性アリソンの家を訪問するシーンがあり、
これは一応続編への伏線のつもりなのでしょうが、
本作とはほぼ関係ないシーンで、正直蛇足だったように思います。
おそらく続編はジョシュたちランバート一家の話じゃなくなるし、
ヒットしたからって、無理やりシリーズ化することもないと思いますね。
凸凹コンビの新たな活躍が観れると思えば楽しみな気もするけど、
主人公を変えるのであれば、新たなホラー映画を立ち上げた方がいいです。
全米では前作を超えるヒットを記録した本作ですが、
日本では前作を観た人自体が少ないので、きっと集客は先細りだし、
シリーズとして続けると、続編はビデオスルーになる懸念が強いので…。

-前作の感想-
インシディアス

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