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2013年外国映画ベスト10

前回の2013年日本映画ベスト10に続いて、今回は外国映画ベスト10です。
昨年観た実写洋画は138本で、自己最高本数を観た年でした。
やっぱり、数を観ると、いい作品も沢山見つけることができるので、
そこから10本に絞るのは至難の業でしたが、なんとかベスト10を決めました。
でも正直かなり流動的で、明日また決め直したら、全然違う結果になるかも。

今年、最もヒットした実写洋画は『テッド』です。
年間興行成績も『風立ちぬ』『モンスターズ・ユニバーシティ』に次ぐ3位で、
トップ5で唯一の実写映画で、今年最もヒットした実写映画でもあります。
日本ではハリウッドのコメディ映画が劇場公開されることすら珍しいのに、
まさかR指定コメディ映画が1位に輝くなんて驚きですが、
日本でハリウッド・コメディがヒットしないなんてのは、
配給会社の勝手な思い込みであることを証明してくれた功績は大きいです。
ボクのベスト10にも入れたかったのですが、ギリギリ及ばず、
『テッド』は次点の11位ということにしておきます。

実写洋画2位は『アイアンマン3』でしたが、コチラは全体の15位…。
如何に日本人の洋画離れが進んでいるかがわかる、悲しい結果です。
3位以下、『ダイ・ハード』『ローン・レンジャー』『ワイルド・スピードEM』
『ライフ・オブ・パイ』『ワールド・ウォーZ』『オズ』『パシフィック・リム』
『オブリビオン』と続き、全体的に低調ながらも日本でヒットする洋画は、
超大作ばかりだということがわかります。
まぁその傾向は全米年間ボックスオフィスでも同じですけどね。
ちなみに全米の年間1位は『アイアンマン3』でした。
『アイアンマン3』も悪くはなかったけど、ボクのベスト10からは落選…。
『アベンジャーズ』後、一発目のMCU作品で期待が高かっただけに、
この程度の出来では満足できなかったので…。

2013年外国映画ベスト10

1位『ワイルド・スピード EURO MISSION
Fast Furious 6
昨年末、主要キャストのひとり、ポール・ウォーカーが交通事故死して、
本当に悲しかったので、正直その補正が掛かっての1位なのは否めませんが、
J・ステイサムの登板など、その補正を差し引いても上位は間違いないです。
今年、続編が公開されるはずでしたが、不慮の事故により延期です。
でも今月18日にウォーカー主演の『スティーラーズ』が公開されます。

2位『世界にひとつのプレイブック
Silver Linings Playbook
昨年度のオスカー主演女優賞を受賞作品ですが、
作品賞を取ってもおかしくなかった傑作ロマコメです。
俳優部門に全てノミネートされるだけあって、出演者の演技が素晴らしい、
というか、登場人物がとても魅力的な作品だったと思います。
主演二人は今月公開『アメリカン・ハッスル』でも共演し、コチラも期待。

3位『終戦のエンペラー
Emperor.jpg
マッカーサー元帥の部下ボナー・フェラーズを主人公に、
終戦直後の日本を題材にした歴史ドラマで、日米の友好が描かれた感動作。
ハリウッド映画でありながら、日本のトンデモな描写が全くなく、
当時の日本人のメンタリティがちゃんと描かれていますが、
ほとんど日本人が作ったも同然のハリウッド映画だから当然か…。

4位『ウルヴァリン:SAMURAI
The Wolverine
コチラは日本のトンデモ描写が満載な作品ですが、そんなのは些末なこと。
あのアメコミ屈指の人気者ウルヴァリンが日本を舞台に暴れるだけで幸せです。
悔やまれるのは日本人ヴィランを、またしても韓国系俳優に取られたことと、
全米では評価は高かったものの、興収は『X-MEN』シリーズ最低だったことです。
でもラストには今年公開のシリーズ最新作に繋がるシーンがあり必見です。

5位『ゼロ・グラビティ
Gravity.jpg
本年度のオスカー作品賞候補は間違いなく、その大本命とも言われている傑作。
SF映画ですが、まるで宇宙空間でロケをしていると錯覚してしまうほど、
とにかく映像が素晴らしく、この映像美は絶対に映画館で観るべきです。
未鑑賞の人も、まだ絶賛公開中なので間に合いますよ。
全体の2/3はサンドラ・ブロックのひとり芝居なのも興味深いです。

6位『パシフィック・リム
Pacific Rim
芦田愛菜ちゃんなど、日本人俳優も出演しており、
日本の怪獣映画とロボットアニメに対するオマージュが満載のSF超大作です。
さすがは親日家のギレルモ・デル・トロ監督、痒い所に手が届く演出で、
これだけ日本贔屓のハリウッド映画なんだから、日本人なら観ましょうよ。
今年は怪獣映画『ゴジラ』の再リメイクも公開ですが、当然みんな観るよね?

7位『インポッシブル
The Impossible
2004年のスマトラ島沖地震が題材で、主に津波被害について描かれ、
東日本大震災で津波被害を経験した日本人としては他人事ではない物語。
津波のシーンがリアルで衝撃的で、恐怖と興奮で震えました。
津波で家族がバラバラになりますが、震災映画は辛い展開のものが大半だけど、
本作はハッピーエンドで終わり、救われた気持ちになったのもよかったです。

8位『きっと、うまくいく
3 Idiots
本国で歴代最高の興収を樹立したインド映画ですが、
歌って踊るだけじゃないインド映画の魅力が詰まった傑作コメディです。
上映時間が170分もあるのは少々辛いものがありますが、難点はそれだけ。
前半はドタバタ喜劇ですが、後半は感動のドラマで、ラストも痛快です。
もっとインド映画も劇場公開してほしいですね。

9位『タイピスト!
Populaire.jpg
続きましてはフランス映画、『アーティスト』『最強のふたり』など、
昨今のフランス映画は佳作揃いですが、本作も傑作フレンチ・ロマコメです。
タイプライターの早打ち大会という独創的な題材も興味深いですが、
なにより主演女優デボラ・フランソワのキュートな魅力が堪りません。
まさに「現代のオードリー・ヘップバーン」でした。

10位『人生、ブラボー!
Starbuck.jpg
最後はカナダのコメディドラマですが、カナダ映画としては生涯ベストかも。
安易に精子提供し、533人の生物学上の父親となってしまい、
うち142人の子供から名乗り出るように訴えられるという話で、
メチャクチャなドタバタ喜劇かと思いきや、超感動の家族ドラマでした。
なんでも、スピルバーグ製作でハリウッド・リメイクするみたいです。

外国映画の今年の展望ですが、今年はとにかくアメコミ映画が豊富で、
マーベルだけでも『マイティ・ソー』『キック・アス』『キャプテン・アメリカ』
『アメイジング・スパイダーマン』『X-MEN』のシリーズ最新作と、
新シリーズ『ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシー』が公開になります。
ちなみに実写映画ではないのですが、ディズニークラシックス54作目となる
『Big Hero 6(原題)』もマーベル原作のアメコミ映画です。
なお原作ではBIG-HERO6は、シルバーサムライなどが名を連ねる、
日本公認の超人諜報員だそうで、どんな内容になるのか楽しみです。
(全米11月公開なので、今年中に日本で公開されないとは思いますが…。)
DCコミック原作アメコミ映画は今年公開しないみたいなので残念ですが、
マーベル映画ファンには堪らない一年になりそうですね。
(一応、LEGOのDCキャラが登場する『レゴ(R)ムービー』はあります。)
ボクもアメコミ映画が大好きなので、どれも期待していますが、
最も期待しているのは件の怪獣映画『GODZILLA』です。
ボクは子供の頃からゴジラが本当に大好きだったので、
何とか『GODZILLA』を大ヒットさせて、ハリウッドでシリーズ化してもらい、
あわよくば日本映画でもゴジラが復活してくれたら嬉しいです。
まぁボクだけの力ではどうにもならないことですけどね…。

明日はアニメ映画、日本映画、そして外国映画を合わせた、
2013年の総合ベスト10を書こうかと思ってましたが、
結局これまでの3つのベスト10の上位作を並べるだけなので止めます。
最後に、2013年の外国映画のワースト10も書きますが、
例によって、不愉快な気持ちになるかもしれないので注意です。

2013年外国映画ワースト10

1位『クラウド アトラス
時代も地域も違う6つのエピソードからなるオムニバスで、
ほとんどの俳優が全エピソードに配役され、人種も性別も違う役を演じるけど、
白人俳優が特殊メイクで朝鮮人を演じたりするのは正直キモいです。
各話あまり面白くないのもさることながら、構成が酷すぎて観てられないが、
それが172分も続くんだから、もはや拷問でした。

2位『愛、アムール
カンヌでパルムドールを受賞し、アカデミー賞では外国語映画賞受賞のみならず、
作品賞の候補にまでなるほど、業界ウケのいい作品ですが、正直クソ退屈。
娯楽性皆無の重苦しい鬱屈した展開が続き、金を積まれても二度は観れません。
監督が鬼才ミヒャエル・ハネケなので、彼の作品というだけで、
業界人や批評家は盲目的に賛美してしまっているのでしょう。

3位『リンカーン
スピルバーグ監督による伝記映画で、もちろんオスカー作品賞候補になり、
主演男優賞を受賞しましたが、とにかくボクはリンカーン大統領が嫌いなので、
彼を称賛するような内容の本作が楽しめるはずはなく、むしろ不愉快でした。
なんであんな偽善者のレイシストを偉人として讃えるのか謎ですが、
「黒人を開放してやった」という白人のエゴなのかも…。

4位『悪の法則
キャメロン・ディアス、ブラッド・ピットなど豪華キャストだったので、
日本でも大規模公開されたし、期待もかなり高かったですが、
どうも人を選ぶ作品のようですが、ボクは選ばれなかったようで超退屈でした。
俗っぽいのに抽象的で哲学的な物語で、いまいち要領を得ず、睡魔に襲われ…。
昨年は大スター出演作が不調でしたが、特にブラピは要注意です。

5位『ワールド・ウォー Z
そんなブラピの単独主演作ですが、やたら金を掛けただけのZombie映画。
本来、ゾンビ映画は低予算ホラーで、アイディア勝負になるものですが、
20億ドルも投じて古典的で凡庸なゾンビ映画を撮ってしまった本作を観て、
製作費とアイディアというのは反比例の関係にあると実感しました。
ゾンビ映画なことを宣伝で周知してくれていたら、期待せずに済んだのに…。

6位『最愛の大地
そんなブラピの伴侶であるアンジェリーナ・ジョリーの初監督作品で、
ボスニア紛争での女性の人権を題材にしたシリアスな社会派映画ですが、
誰もアンジーにそんな重たい作品でメガホンを取ることは望んでなく、
内容云々は別としても、アンジーには女優業で頑張ってほしいです。
観客のニーズを無視してるので、当然コケましたね。

7位『アフター・アース
こちらも人気俳優ウィル・スミスの出演作ですが、彼の親バカには困ったもので、
人気も実力もない息子を主演にゴリ推しして製作し、案の定、駄作にしています。
主演のミスキャストもさることながら、監督の人選も大失敗で、
低予算SFが得意なM・ナイト・シャマラン監督に、SF超大作なんて撮らせても、
彼の才能を活かせるはずなく、ツッコミどころだらけの拙い物語になってます。

8位『REDリターンズ
ミスキャストといえば、この映画が最たるものでしょう。
前作は大御所シニア俳優の豪華共演で、かなり面白くて大ヒットしましたが、
新キャストとして中年のほぼ無名俳優イ・ビョンホンを迎えるという、
誰も望んでないミスキャストで台無しにしてしまいました。
彼をゴリ推しした主演のウィリスの、アクション映画に対する姿勢も問題です。

9位『ハングオーバー!!! 最後の反省会
シリーズ1作目は傑作コメディだったのに、よくもここまで堕とせたものです。
ハングオーバー(二日酔い)にならない物語なのも、反省すべきですが、、
人気主要キャラであるアランを発達障害という設定にしてしまったのは最悪。
今までは彼が変人の困ったちゃんだったから笑えたけど、
知的障害者であれば不謹慎で笑えるはずなく、コメディとして致命的です。

10位『マン・オブ・スティール
出来としてはワースト10に入るほど悪い作品でもないのですが、
昨年屈指の期待作だっただけに、この程度の出来だったのが悲しくて、
ガッカリさせられたという意味では昨年ワースト作品だったかも。
『ダークナイト』シリーズのノーラン監督が製作総指揮ですが、彼のリアル路線は、
バットマンと相性が良くても、スーパーマンとは相性が悪いんじゃないかな…。

他にも駄作は何本かありましたが、138本も観て20本前後なら、
駄作率は2割以下で、半分が駄作だと思った日本映画より断然マシです。
でも駄作でも佳作でも、日本では外国映画というだけでヒットしないのが、
洋画ファンとしてはなんとも虚しいです。
配給会社さんには「どうせ日本では儲からない」と諦めないで、
もう駄作でもいいので、なるべく多くの外国映画を劇場公開してほしいです。

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