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2013年アニメ映画ベスト10

今週末には新作映画の公開が始まるので、金曜からは映画の感想になりますが、
それまでの今日から4日間は、昨年の映画の個人的ランキングを書きます。
アニメ映画、日本映画、外国映画、そして総合のベスト10をそれぞれ書く予定。
まずは例年通りアニメ映画のベスト10から書きたいと思います。

昨年は年間興行成績のベスト10にアニメ映画が7本もランクインしており、
年間ランキングだけ一見するとアニメ映画が人気があるように思えますが、
実際は実写映画がさっぱり振るわなかっただけで、
例年通り稼働したアニメ映画が相対的に上位になっただけのようです。
とはいえ、その中にもバケモノ級の大ヒット作があり、
年間1位だった宮崎駿監督の『風立ちぬ』は120億円の超絶ヒットを記録。
2位のピクサー作品『モンスターズ・ユニバーシティ』も89.5億円の大健闘で、
昨年50億円を超えた映画は、実写含めてもこの2本だけだったようで、
どれだけ飛び抜けた存在だったかがわかりますよね。

ボクは昨年37本のアニメ映画を観ましたが、外国アニメは3割にも満たず…。
本当は海外アニメの方が好きなので、たくさん観たいのですが、
日本でまともに公開が決まるのはディズニーかイルミネーション作品だけで、
ドリームワークス作品やブルースカイ作品は公開を見送られる傾向にあり、
日本で観れる海外アニメの絶対数がかなり減ってしまい残念です。
逆に日本のアニメ映画は増加傾向にありますが、依然オリジナル作品は少なく、
テレビアニメの劇場版が次から次へと公開されている印象です。
特に深夜アニメの劇場版は、作品自体の出来ではなく、
劇場の物販で儲けたいのではないかと思われるものばかりで懸念されます。
興行的には堅調なアニメ映画ですが、この状態が続けば長くはもたないかも…。
やっぱり良作揃いの海外アニメ映画が日本でも公開されて、
日本のアニメ映画と競合して、切磋琢磨してくれないとダメですね。

2013年アニメ映画ベスト10

1位『かぐや姫の物語
かぐや姫の物語
昨年はジブリ作品が2本も公開される異例の年でしたが、
方や120億円で年間1位の『風立ちぬ』、方や15.5億円の本作と、
同じジブリ作品でもここまで差があるのかと驚きます。
高畑勲の本作は線画による挑戦的な作品で、その映像は本当に素晴らしく、
出来は圧倒的に優るのに、駄作でもヒットする宮崎駿のブランド力って…。

2位『シュガー・ラッシュ
Wreck-It Ralph
日本でも30億円のヒットでしたが、それでも控えめすぎる成績です。
任天堂をはじめとする日本のテレビゲームへのオマージュが満載な作品で、
それだけでも日本でヒットするには十分な理由ですが、物語もとても面白く、
本作を観た時(3月)には、今年はこれ以上のアニメ映画は出ないと思いました。
今回は僅差で『かぐや姫』に軍配を挙げましたが、同率1位でもいい傑作です。

3位『DRAGON BALL Z 神と神
ドラゴンボールZ 神と神
任せきりで駄作となった実写版『DRAGONBALL EVOLUTION』の教訓から、
原作者・鳥山明が初めて脚本を手掛け、17年ぶりとなる劇場版アニメです。
さすがは原作者、作品のことを誰よりも理解しているといった印象で、
バトルものではなくコメディになっており、原作初期の楽しさが味わえます。
興行的にも30億円の大ヒットとなり、年間10位の好成績を残しました。

4位『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密
Cloudy with a Chance of Meatballs 2
前作から4年ぶりとなるシリーズ最新作。
とにかくポップでキュートなキャラクターが魅力的なアニメで、
ハリウッド・アニメらしい楽しさに溢れた佳作です。
昨年末に公開となった本作なので、初週末の成績もまだわかりませんが、
ぜひともヒットしてほしい面白い作品で、絶賛公開中なのでオススメです。

5位『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ
銀魂 完結篇
「NO MORE 映画泥棒」のパロディや、映画を使ったメタネタは最高でした。
アニメもドラマも単なるレギュラー放送のスペシャル版的な劇場版が多い中、
映画でやることの面白味を追求した劇場版は他にはないです。
ボクはレギュラー放送は見たことがなかったけど、とても楽しめました。
巨匠・宮崎駿の『風立ちぬ』をコケにする製作サイドの勇気にも脱帽です。

6位『スーサイド・ショップ
The Suicide Shop
フランスの国民的監督パリトス・ルコントが初めて手掛けたアニメ映画。
脚本、映像、音楽、テーマの独創性が素晴らしく、
『はじまりのみち』の原恵一もそうですが、本当に腕のある監督は、
実写でもアニメでも、プラットホームは選ばないんだなと感心しました。
自殺を題材にしたブラックな作品ですが、とても清々しい鑑賞後感です。

7位『サカサマのパテマ
サカサマのパテマ
ジブリ以外のアニメ映画は劇場版ばかりで、ほとんどオリジナル作品はなく、
あってもあまり出来がいいとは言えないものばかりだった昨年ですが、
そんな中で本作は抜きに出た存在だったと思います。
王道のボーイ・ミーツ・ガールなSFですが、予想外の大どんでん返しもあり、
本当によくできた作品でしたが、如何せん公開規模が小さいのが悔やまれます。

8位『怪盗グルーのミニオン危機一発
Despicable Me 2
『怪盗グルーの月泥棒』の続編で、マスコットキャラだったミニオンが、
今回は大活躍するとても可愛くて楽しい作品です。
前作は劇場公開時はイマイチでしたが、口コミでその面白さが波及し、
本作は前作の2倍、23億円以上を稼ぐ大ヒット作になりました。
でも正直、前作の方が面白かったので、ここでの順位は控えめに8位です。

9位『鷹の爪GO 美しきエリエール消臭プラス
鷹の爪GO
FLASHアニメ『秘密結社 鷹の爪』の劇場版の実質第4弾となる第5弾です。
バジェットゲージ、プロダクト・プライスメントなど、
仕掛けの面白さに拘ったシリーズでしたが、本作は物語も秀逸で、
まさか本作に、ちょっとウルッとさせられるとは思ってもみませんでした。
今年は実質第6弾となる劇場版第7弾が公開される予定で、楽しみです。

10位『モンスターズ・ユニバーシティ
Monsters University
昨年ナンバー2ヒットとなった本作ですが、もちろん面白かったものの、
前作『モンスターズ・インク』に比べるとかなり落ちる印象は否めず、
やはり結末を知っているプリクエルの難しさを痛感します。
過去の話より、ブーを含めたキャラたちのその後の方が気になるしね。
でも今年はピクサー作品は公開されないようで寂しいです。

今年の展望ですが、ディズニー最新作の『アナと雪の女王』は期待できます。
前述のようにピクサー作品の公開はないのは、とても残念ですが、
『カーズ』のスピンオフ『プレーンズ』の続編は公開されます。
もしかするとディズニーの『ビッグ・ヒーロー6』も今年中に間に合うかも。
全米ではブルースカイの『ブルー 初めての空へ』の続編や、
ドリームワークス作品4本も公開される予定ですが、日本ではビデオスルーかな。
傑作『ヒックとドラゴン』の続編だけでいいので公開してほしいのですが…。
イルミネーションの『怪盗グルー』シリーズのスピンオフ『ミニオンズ』は、
前作がヒットしたので公開されるはずです。
日本のアニメ映画の方では、まず気になるのは宮崎駿と高畑勲が引退し、
両巨頭を失ったジブリの今後を占う作品『思い出のマーニー』の動向です。
春の『ドラえもん』『名探偵コナン』『クレしん』も毎年楽しみですが、
特に今年はCGIアニメ『STAND BY ME ドラえもん』も公開されるようで、
それがどんな作品に仕上がっているのか、とても気になります。
あとは昨年公開予定だった『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の最新作が、
今年中に公開されるかどうかですが、まぁ無理でしょうね。
明日は実写の日本映画のベスト10を書きたいと思います。

以下、2013年アニメ映画ワースト5も書いておきますが、
不愉快な気持ちになるかもしれないので注意です。

2013年アニメ映画ワースト5

1位『風立ちぬ
傑作戦争映画『永遠の0』を戦争賛美の架空戦記と批判する
反日左翼の宮崎駿による自虐史観な戦争映画。
こんなものが昨年の興行成績1位になったことも悔やまれますが、
ゴールデン・グローブ賞の外国語映画賞にノミネートされたりと、
誤った日本人の戦争観を世界に流布してしまいそうで心配です。

2位『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語
まさに「わけがわからないよ」な超難解な超展開の連続で、
かなりコアなファンしかついていけない内容です。
でもついていけるコアなファンでも、この展開を望んでいるかは微妙で、
とにかくファンの期待を裏切ることだけを念頭に置かれて作られた作品。
観客動員も100万人を突破していますが、悪質なリピーター商法のお蔭です。

3位『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE
夢のクロスオーバー、というか『ルパン三世』のフックアップ企画ですが、
4年前にテレビ放送されたスペシャルアニメの後日譚を映画館でやり、
そのスペシャルアニメを見てない人や内容を忘れてる人を無視するという、
劇場版としてあるまじきことをやってのける、劇場版アニメの悪い見本です。
オワコンの『ルパン三世』を、優良コンテンツ『名探偵コナン』と絡ませるな。

4位『小鳥遊六花・改 劇場版 中二病でも恋がしたい!
ほとんどテレビアニメの総集編ですが、総集編なのに内容が全く伝わりません。
「どうせファンしか観ないから」と思って作ってるのでしょうが、
それならば総集編ではなく、ファンのために完全新作にすればいいと思います。
今クールから深夜テレビで『中二恋』第二期が始まるみたいですが、
ぶっちゃけ本作はそれの有料宣伝だったのではないかと思います。

5位『パラノーマン ブライス・ホローの謎
日本のアニメばかり貶していると思われたら癪なので、海外作品も1本。
それほどの駄作でもないけど、なんだか方向性に疑問を感じてしまう作品です。
本作はコマ撮りアニメですが、3Dプリンターなどの技術の進歩により、
映像が精巧になりすぎて、コマ撮りアニメ本来の持ち味を失っています。
これならもうCGIアニメにしちゃえばいいのに…。

安易な劇場版テレビアニメばかりが公開され、オリジナル作品はジブリ一強。
海外の優秀なアニメ映画は締め出され、アニメ映画市場は衰退の一途です。

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