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くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密

米マクドナルドの社内サイトに、「ハンバーガーなどのファストフードは食べない方がいい」
という旨の助言が掲載されていたことがわかり話題になりました。
ハンバーガー屋が「ハンバーガーは不健康」と言ってしまう本末転倒な話で、
まるで作り話じゃないかと思ってしまうような笑い話ですね。
そんな自分たちは食べない不健康なものを客に提供してるかと思うと呆れますが、
客もハンバーガーが健康に悪いなんてことは知ってるから大した問題でもないか。
ボクも健康に悪いと知っていてもチーズバーガーが大好きで、
どうしても食べたくなることがありますからね。

…というのは暫らく前の話で、今は全然チーズバーガーを食べたくなくなりました。
1年くらい前は週に2~3度はマクドにふらっと立ち寄って、
チーズバーガーとコーヒー(S)を頼んでいたのですが、
チーズバーガーが120円から150円に値上がりしてからは全く行かなくなりました。
マクドで最も美味しいメニューはチーズバーガーだと思っていますが、
それでも120円が適正価格で、150円払ってまで食べる価値はないです。
値上げ当初はチーズバーガーが無性に食べたくなる禁断症状にもなりましたが、
1カ月も我慢すれば嘘みたいに食べたくなくなり、コールドターキーに成功しました。
値上げのお陰で不健康な間食から解放されてよかったです。

ということで、今日は恐ろしいチーズバーガーが登場する映画の感想です。

くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密
Cloudy with a Chance of Meatballs 2

2013年12月28日日本公開。
児童書を原作にしたCGIアニメのシリーズ第二弾。

水を食べ物に変える「食べ物マシーン」を発明したものの、巨大ミートボールなどが空から落ちてくる異常気象を引き起こして町をパニック状態にしてしまった青年フリント。何とか町を救った彼だったが、思わぬ事態が新たに発生していたことを知る。何と壊したはずのマシーンが再び作動してしまい、マンゴーとフラミンゴが一緒になったフラマンゴーといった、食べ物と動物の融合生物フード・アニマルたちが生み出されていたのだった。(シネマトゥデイより)



本作はソニー・ピクチャーズ・アニメーション(SPA)制作のCGIアニメ映画で、
数年前のボクは「実績のないSPAのアニメなんて期待できない」と思っていたのですが、
その先入観を見事に覆してくれたのが本作の前作『くもりときどきミートボール』でした。
前作の公開が2009年なので、実に4年ぶりの続編ということになる本作ですが、
続編製作が決まった時は嬉しかったものの、ブランクが開きすぎなのは懸念しました。
児童書が原作の子ども向けアニメですが、4年も経ったら子供はかなり成長します。
前作当時は楽しく観ていた子も、アニメなんて観る歳じゃなくなってるかもしれません。
(ボクみたいに大人になってもアニメ映画が大好きな人もいるけど…。)
しかも本作の物語は前作の物語の終了直後から始まっている直結型続編なので、
前作の内容もキチンと覚えておいた方が確実に楽しめますが、
普通は4年も経てばかなり忘れちゃいますよね。
ボクもなんとなくしか覚えてなかったので、先月に復習のためDVDをレンタルしました。
見直してみて改めて面白いなと思いましたが、すごく新鮮な気持ちで見れたので、
前作の内容を予想以上に忘れていたんだと思います。

前作の公開は2009年夏でしたが、2009年は年末に『アバター』が公開された年です。
日米問わず、映画業界が新しく登場したデジタル3D映画に期待していた時期で、
前作も日本では3D版のみでの公開となったことを覚えています。
当時はまだ3D映画は2000円均一で、今よりも割高なので鑑賞には少し勇気が必要でした。
しかし新技術に期待して3D設備を導入した映画館の思いとは裏腹に、
3D映画は単なる一過性のブームだったようで、今ではすっかり下火に…。
本作も一応3D映画なのですが、日本ではほとんどの劇場で2D版のみの上映となっています。
そう思うとこの4年の歳月の流れには、ちょっと感慨深いものがありますね。

劇場に行って驚いたのは、親子連れが多かったのですが、その多くは未就学児だったことです。
下手すると4年前にはこの世に存在すらしてなかったであろう子も多くて、
ブランクが心配だったけど、ちゃんとお客さんの世代交代は行われているようで安心しました。
その子たちがちゃんと前作を見てきているのかは心配でしたが、
その年代の子たちは絵が動いているだけでも楽しめるので、無用な心配かな。
新キャラのフード・アニマルたちは、とてもポップでキュートなので、
前作よりも子供ウケしそうなアニメ映画に仕上がっています。
逆に人間キャラは、いい意味でバタ臭くてクセがあって魅力的なので、大人も楽しめます。
ボクも本シリーズのヒロインであるサム・スパークスは、
全CGIアニメの女性(人間)キャラの中で最も魅力的じゃないかと思っています。
正直、物語自体は大したものではないんですが、キャラの魅力で楽しめる作品です。

前作も本作も批評家や観客からの評価も高く大ヒットしましたが、
MOTTAINAI精神を持つ日本では、食べ物を雨のように降らせるという前作の内容に、
「食べ物を粗末にしている。不衛生だ。」みたいな嫌悪感を示す人も多かったです。
実はボクもそのひとりだったのですが、不思議と本作からはそんな印象を受けません。
食べ物が生き物になる内容なので、粗末にしている気にならないのかも。
なので本作は子供をちゃんと躾けたい親御さんにも安心の内容です。
それに本作は、アフリカの子供たちを支援して、農作物を提供する活動をしているようです。
まぁプロモーションの一環だし、「食べ物を大事にしている」というポーズかもしれないけど、
そこは「やらぬ善よりやる偽善」で、本作が作られたことにより、
助かる子供たちがいるなら、よかったんじゃないかと思います。

以下、ネタバレ注意です。

小さな島スワロー・フォールズに住む発明家フリントは、
水を食べ物に変えて降らせる画期的なマシーン「FLDSMDFR」を作りますが、
暴走したマシーンがフードストームを起こして町に壊滅的な被害をもたらします。
父親ティムやお天気お姉さんサムの協力で、フリントはFLDSMDFRの停止に成功し、
島を救って喝采を浴びる、というのが前作までのお話。
その8分後、フリントが町の人たちから喝采を浴びている最中に、
天才発明家でリブコー(LIVE CORP)の代表チェスターV(のホログラム)が現れ、
フードストームで島中を埋め尽くしている食べ残しを除去するから、
島から少しの間だけ避難してほしいと言って、島民をサンフランノゼに移住させます。
フリントはチェスターVにスカウトされ、リブコーで働くことになり、
彼は子供の頃からの憧れの発明家の会社で働けることになって大はしゃぎ。
リブコーのエリート社員「頭脳飛行士」になるため、日々発明に勤しみます。
しかし半年経っても食べ残し除去は進展せず、フリントも頭脳飛行士に昇進できません。
それもそのはず、チェスターVの目的は食べ残しの除去ではなく、
自分の新発明のために島のどこかに墜落したFLDSMDFRをこっそりと回収することで、
その邪魔になりそうなフリントを監視するためリブコーで雇っただけなのでした。

本作も前作に引き続きFLDSMDFRが物語のキーになるのですが、FLDSMDFRは、
Flint Lockwood Diatonic Super Mutating Dynamic Food Replicatorの略で、
頭字語の発音は明確ではないため、作ったフリントでさえ毎回呼び方が変わります。
それも本作の面白いネタのひとつではあるのですが、
いちいちFLDSMDFRと打つのが面倒なので、以後「フリズムドファー」で統一します。

島では、チェスターVの命令でフリズムドファーを捜索していた頭脳飛行士たちが、
謎の動物に次々と襲われるという事態になっていました。
どうやらフリズムドファーは完全に停止しておらず、
なぜか食べ物でできた生き物「フード・アニマル」を次々と生んでいたのです。
食べ物に命が宿るなんて、どういう原理かは全くわかりませんが、
前作のフードストームでも、防衛本能を持った食べ物が襲ってきたので、その進化系かな?
フリズムドファーが見つからないことに業を煮やしたチェスターVは、
このままではフード・アニマルが泳ぎを覚えて、島を出て世界中で暴れることになると脅し、
島とフリムズドファーを知り尽くしたフリントに捜索するように命じます。
他言無用の任務でしたが、初めての大きな仕事に大はしゃぎのフリントは、
ペットの猿スティーブ、友達のサム、ブレント、アール、マーニにも声を掛けます。
そして父親ティムも息子が心配で島に同行します。
うーん…、前作の主要キャラ総登場はいいのですが、6人と1匹なんてパーティ多すぎです。
特にブレント、アール、マーニは、それぞれ個性的なキャラなのですが、
本作では賑やかし程度の存在感しかなく残念でした。

島で彼らを待っていたのは、エビのようなチンパンジー「シュリンパンジー」や、
ダチョウのようなバナナ「バナダチョウ」など、おかしな生物のフード・アニマルたち。
頭脳飛行士が襲われた場所に到着したフリントたちは、
そこでクリクリお目々のイチゴ「イチゴちゃん」に遭遇します。
本作のマスコットキャラとなるイチゴちゃんですが、想像以上に可愛くて堪りません。
ポスターなどのスチールで見たイチゴちゃんには全くピンとこなかったけど、
動いているイチゴちゃんの可愛らしさと言ったら尋常ではありません。
本作の前売券の特典がイチゴちゃんのキーホルダーだったのですが、
公開前に全然欲しくなかったので前売券は買わなかったこと後悔しました。
他のフード・アニマルたちも、擬獣化した食べ物キャラなんて珍しくないと思ってたけど、
動く姿は予想を遥かに上回る魅力を秘めており、ただ眺めているだけでも楽しい作品です。
とても人懐っこくて、こんなに可愛いイチゴちゃんですが、フリントはおっかなびっくり。
逆にサムはイチゴちゃんをとても可愛がり、イチゴちゃんもサムに懐きます。
他のみんなも、生きた食べ物の生態系に感動するのです。

でもイチゴちゃんみたいな可愛く人懐っこいフード・アニマルばかりではなく、
クモのようなチーズバーガー「チーズパイダー」みたいに人を襲う凶暴なやつも…。
チーズパイダーに襲われるフリントたちを助けたに来たのは、
チェスターV率いる武装ロボスーツ軍団「安全レンジャー」です。
そこからはチェスターVたちもフリズムドファー探しに同行するのですが、
もちろん裏があり、彼はフリントの友達が他言無用の任務に同行していると知り、
友達とフリントを仲違させようと考えていたのです。
そしてフリントに「ブリントは元イジメっ子だから信用するな」と吹き込み、
尊敬するチェスターVの言葉を真に受けてしまった彼は、友達とギクシャクします。
秘密の作戦だから一般人に知られては困るということもあったでしょうが、
チェスターVはきっと友達が沢山いるフリントが羨ましくて悔しかったんでしょうね。
フリントやサムもそうですが、理系の子供の頃にイジメられるみたいなので、
チェスターVには人間の友達がいなかったのです。
彼のモデルは嫌われ者の発明家で経営者のスティーブ・ジョブズな気がします。

それにしても騙されているとはいえフリントの態度も酷いですよね。
友達を信じないのも酷いけど、父親ティムに対する邪険な態度も相変わらずで、
ティムは島の冒険には参加させてもらえず、船で留守番させられています。
そんなティムが島で食糧を探していると、ピクルスの一族「ピックルさん」たちに遭遇。
サーディンの缶詰が大好きな者同士、すぐに意気投合します。
ピックルさんたちもとても可愛くて人懐っこいですが、それにしても食糧探しって、
島の動植物はほとんど食べ物から出来てるのに、フード・アニマルは食べられないのかな?
やっぱり食べ物じゃなくて動物なんですかね。
子育てをしている獰猛なタコスワニを見たサムは、フード・アニマルはバケモノではなく、
退治するためフリズムドファーを停止させるのは間違いではないかと考え進言します。
しかしチェスターVに言いなりのフリントはサムの言葉に聞く耳を持たず、
サムと友達はそんな彼に愛想を尽かし、フリズムドファー捜索隊から離れます。
結果的にチェスターVの思惑通り仲違いしてしまったわけです。
帰路に付いたサムたちですが、口封じのため追ってきた安全レンジャーに拘束されます。

その後、フリントはフリズムドファーをついに発見し、
停止させるための破壊プログラムが入ったUSO-USBを差そうとしますが、
フリズムドファーから生まれた沼に住むマシュマロ「ヌマシュマロ」の親子を見て感動し、
サムの言っていたことは正しかったと考え直しますが、時すでに遅く、
チェスターVによってUSBは差され、フリズムドファーのプログラムが書き換えられ、
用済みのフリントも彼に崖から突き落とされてしまうのです。
ヌマシュマロとピックルさんに助けられ、一命を取り留めたフリントは父親ティムと合流。
イチゴちゃんからサムたちが安全レンジャーに攫われたと聞かされ、
フード・アニマルに協力してもらい、友達を助けに建設中の工場に乗り込むのです。

チェスターVはフリズムドファーが生み出すフード・アニマルをミンチにして、
新発売の発明品「フードバー8.0」の原料する「スマッシュマッシュ作戦」を企みますが、
工場に乗り込んできたフリントとイチゴちゃんによって作戦は阻止されます。
まさか序盤に登場したフリントの失敗作「お祝いタイムネーター」がここで役に立つとは、
正直予想はしていましたが、こんな形で役に立つとまでは予想外で、とても面白かったです。
ただマーニも言ってましたが、チェスターVがチーズパイダーに食べられて死んじゃう展開は、
「後味悪い」というか、やっぱりフード・アニマルって危険じゃないかと思っちゃいます。
フリズムドファーを再起動させフード・アニマルの生存は守られますが、
フード・アニマルは繁殖で増えるわけじゃないので、ある程度個体数を管理しないと、
際限なく生み続けるフリズムドファーを起動させ続けるのは危険かも…。
チェスターVの建前のように、海を渡って世界中に散ったら大変なことになりそうです。
もうすでに「サブマリンクジラ」のような海に棲むフード・アニマルもいたし…。
まぁフリントも友達たちと和解できたし、とりあえず一件落着かな。

今年の冬休み映画は、ホントにアニメ映画が豊富ですが、
何気に一番オススメの作品かもしれません。

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