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ヘアスプレー

昨日、映画『ヘアスプレー』を見てきました。
かなりいい前評判だったし、すごく期待して見に行きました。
結論からいうと、前評判どおりかそれ以上の楽しい映画でした。
てことで久しぶりに映画の感想です。

ヘアスプレー
Hairspray.jpg


2007年10月20日日本公開。
ミュージカル原作のミュージカル映画。

ぽっちゃりした女の子トレシーが人気ダンス番組に出演して人気者になっていく…みたいな話。
この女の子がぽっちゃりしてるけど小っこいんで、デブというより丸っこい感じ。
そんな体型の彼女がコロコロ踊るシーンはなんとも愛くるしくて和みます。
顔も美人でも可憐でもないんだけど愛嬌があってかわいいし。
だからデブなのに暑苦しさがなくて、ペット的なかわいさとでも言うんでしょうか。
正確も天真爛漫で誰からも好かれるタイプです。

でも主演はこの子じゃなくて彼女の母親エドナ役のジョン・トラヴォルタらしいです。
この母親がまたかなりの巨漢(女役なのにw)で、厳つい顔の化け物。
だけど内気で優しいステキなお母さんです。
そのインパクトは絶大でお笑いシーンのほとんどが彼(彼女)の出演シーンですかね。
なんでわざわざ男が演じる必要があるのかとも思いますが、
あるシーンでその設定が大いに生かされる爆笑ポイントがあって、
そこがこの映画でいちばん笑えるシーンだったかもw

この映画、見る前は太った女の子がデブなのにもかかわらずスターになっていくという
シンデレラストーリーだと思っていたんですが、実は全然違います。
映画の初っ端にでてくる記事の内容が全てを物語っていますが、テーマは人種差別。
体型的マイノリティであるデブの女の子が、それを乗り越えて番組に出演し脚光を浴び、
その地区でマイノリティであった黒人を公然と差別するテレビ番組を変えようとする話。
まだまだ人種差別が酷かった60年代が舞台ですからね。
白人のデブが人気者になることよりも黒人がテレビに出演する事すら憚られた時代です。
まぁ日本でも昔から踊れるデブタレントはお茶の間の人気者だったし、
デブのサクセスストーリーだけなら話題にもならないでしょうね。
そんな人種差別を扱った映画だとギスギスする内容になりそうなもんだけど、
ヒロインの女の子の天真爛漫な性格のおかげで痛快なコメディ映画に仕上がっています。
最後はありがちなコンテストシーンだけど、ちょっと斜めにいった終わり方も好感度アップです。

ボクは日本に住んでるからそんなに感じることはないけど、
白人黒人の軋轢ってかなりのものですね。
まぁ60年代が舞台だから今ではそんなでもないんだろうけど…
白人は歴史的既得権や見た目なんかから有色人種をさげずんで見てるし、
黒人も音楽・スポーツ分野で比類なき才能があって白人を馬鹿にしてる部分がある。
まぁ立場的優劣はあるけどどちらも自分の人種に誇りを持ってて一番だと思ってると思う。
映画の中でも双方罵り合ってるけど、当事者同士はどう思って見てるのかな?

そこで自分たち黄色人種はどうなのよ?って話ですよ。
この映画、最後は黒人白人入り乱れてのミックス・ダンスで大団円を迎えるんだけど、
そこには当然の如くアジア系の人はいません。
いたらいたでテーマがぼやけるし、いてほしいとも思いませんけど…
黒人白人に比べるとアジア人のダンスって派手さに欠けるというか見栄えが悪いですよね。
だから国産ミュージカルとか、どうも野暮ったく感じるし…
日本映画じゃこんな映画はつくれないんだろうなぁ… つくられても見ないけど…

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