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攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers

今年の年間興行成績ですが、なんとトップ5中の4本がアニメ映画で、
日本人は本当にアニメ映画が好きなんだなと改めて実感します。
1位は言わずと知れた『風立ちぬ』、2位は大健闘『モンスターズ・ユニバーシティ』、
4位は毎度お馴染み『ドラえもん』、そして5位が幅広い人気の『名探偵コナン』です。
(唯一の実写映画は3位のサプライズヒットの『テッド』でした。)
さらにトップ10まで広げても、過半数の6本がアニメ映画となり、
9位はゲームでは首位の『ポケモン』、10位は久々の復活『ドラゴンボールZ』でした。
ちなみに11位もアニメ映画で、『シュガー・ラッシュ』です。

ランキングだけなら今年はアニメ映画が豊作に見えますが、それは違います。
例えば4位の『ドラえもん』ですが例年程度の興収しか稼いでいませんが、
前年10位からジャンプアップしています。
つまり、今年は実写映画が不甲斐なさすぎたということです。
(ちなみに昨年はトップ5中のアニメ映画は4位の『ONE PIECE』のみでした。)
いや、実写映画の出来がそれほど悪くなったとは思わないので、
日本人の実写映画離れが進んだと考えるのが正しいのかもしれません。
ボクもアニメ映画も好きですが、映画ファンとしてはこの状況に懸念を感じます。
トップ5中4本アニメ映画なんて国は他になく、かなり異常です。
このままでは日本の映画産業、映画市場はまともに発展できないでしょう。

ということで、今日はアニメ映画の感想です。
アニメ映画も二極化していて、本作のようにランキングとは縁のない作品もあります。

攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers
攻殻機動隊ARISE2

2013年11月30日公開。
劇場版SFアニメ『攻殻機動隊』の前日譚第二弾。

501機関から独立したものの、公安9課の荒巻からの誘いを断った草薙素子。そんなある日、何者かがロジコマをハッキング。その後、荒巻からの要請でロジコマをラボに移送する草薙は武装集団から攻撃を受ける。武装集団は、難民虐殺の罪を問われている混成78部隊の元上官ソガ大佐の無実を信じ、特殊軍事モジュールで電子的作戦を断行し、ロジコマを破壊しようとたくらんでいた。(シネマトゥデイより)



ボクはアニメは好きなんだけど、なぜかサイバーパンクSFアニメが苦手で、
『AKIRA』とか『機動警察パトレイバー』とか見たことがないんですよね。
『機動戦士ガンダム』とかロボットアニメも苦手なので、
たぶんメカニカルな内容のアニメが苦手なんだと思われます。
でもメカニカルなSFアニメってかなり多くて、食わず嫌いをしていたら、
見れるアニメの幅が狭まってしまうので、常々チャレンジしたいとは思っており、
最近は『新世紀エヴァンゲリオン』くらいなら見れるようになりました。
ただ、楽しんで見れているかは微妙ですが…。

『AKIRA』に次いで有名なサイバーパンクSFアニメといえば『攻殻機動隊』。
これも是非いつかチャレンジしてみたいと思っていたのですが、
すでに劇場版アニメやらテレビアニメやらが何本も制作されたシリーズで、
今から見はじめるのはさすがに厳しいのではないかと諦めていました。
ところが、シリーズの主人公が所属する攻殻機動隊の創設を描いた
エピソード・ゼロ的な物語『攻殻機動隊ARISE』4部作が公開されると知り、
これはシリーズを見始める絶好のチャンスだと考え、本作を観に行くことにしました。

本作は第2部ですが、第1部公開時には、まだ単なるシリーズ続編だと誤解していたので、
劇場では観ませんでしたが、後にプリクエルと知り、DVDで鑑賞しました。
というか、本作も劇場公開から1カ月と待たずにDVD化されるので、
もともとDVDリリース前のお試し上映なんだと思います。
通常料金はいくらか知りませんが、前売券はちょっと安かったし、
上映時間も1時間なかったように思われ、劇場用アニメではなさそうです。
別にDVDリリースしてからレンタルで安く見てもよかったのですが、
映画ファンとしては、やっぱり大スクリーンで観るのは格別なもので、
きっと映画館に観に行った方が楽しめると考えたのです。
…しかし、それが仇となってしまいました。

とにかく本作は難しくて、一度観ただけではとても理解できません。
たぶんシリーズのファンで、この世界観に慣れ親しんでいる人なら、
一度観ただけでもちゃんと理解できるのかもしれませんが、
まだシリーズに飛び込んだばかりのボクには何が何やらで…。
恥ずかしながら、登場人物が何を喋っているのか、理解できないんですよね。
ロジスティクス・コンベイヤー・ナントカとか、ドミネーションとか、
AIの並列化とか、ニューロチップとか、専門用語が多すぎます。
聞きなれないIT用語や、ミリタリー用語など、カタカナ語が多すぎて、
それが造語かどうかもわからない状態で…。
ネットワーク世界をビジュアル化した電脳世界の設定もよくわからず、
今観ているシーンの虚実も判断できないのです。
これがDVDなら、展開がわからなくなれば一時停止して反芻もできますが、
映画は無情にも流れて行くので、一度見失った展開はもう取り戻せません。
一度躓いたらもうお終い、あとはどんどん取り残されるだけです。

一応、大まかな展開は追えるのですが、詳細を理解してないからか全然面白くないです。
というか、攻殻機動隊の創設過程を描いた作品なんだから、
創設後の攻殻機動隊を知らないと、その成り立ちに興味が沸くはずはないですよね。
誰が後の攻殻機動隊のメンバーかもわからないから、
そいつと主人公が出会ったところで全く感動なんてできないし、
言わばダースベイダーを知らないのに『スターウォーズ』新三部作を観るようなものです。
プリクエルはリメイクやリブートとは違うから、物語の時系列が始めに戻ったところで、
シリーズの世界観は同一なので、一見客はお呼びでないんですね。
そんなことは今更悔やまなくても、わかりきっていたはずなのに、
キャストが刷新されたというフレコミで、リブートと混同してしまいました。

とりあえず、なんとかわかったのは、本作のテーマが、
「機械に魂(ゴースト)は宿るのか」ということです。
ところがボクには誰がサイボーグで誰がアンドロイド(機械)なのかも知らないし、
そもそもサイボーグとアンドロイドの線引きがよくわかりません。
一般的にはサイボーグは人間が機械など人工的なパーツで補強されたものですが、
サイボーグと思われる主人公は生まれながらに全身機械なんだそうで…。
もしかしたら脳だけは生身なのかなとも思うのですが、
電脳世界に接続できるのでそれもあり得ないかなと…。
サイボーグとアンドロイドを見分けられないどころか、
サイボーグと人間も見分けることができず、それでは楽しめるはずはないです。
最悪でも主要キャラのキャラ設定くらいは把握してないと無理な作品でした。

全く内容を理解できない本作を観て、ひとつだけ理解出来たことがあります。
それは、なぜ自分がサイバーパンクSFアニメが苦手なのかということですが、
きっと難解な世界観を理解するのが面倒くさいと思うからでしょう。
実写のサイバーパンク作品だと、一般ウケのため親切に世界観を説明してくれるけど、
アニメはオタクしか観ないと思われているのか、世界観は勝手に補完しろって感じです。
どちらがいいとも言えませんが、ボクにはアニメの敷居は越えられそうにありません。
もう『攻殻機動隊』シリーズに触れることはないと思われ、
観れるアニメの幅を広げることができなくて残念でしたが、
もし実写化でリメイクされるようなことがあれば、また触れる機会があるかも。

コメント

>>トップ5中4本アニメ映画なんて国は他になく、かなり異常です。

なぜそれを肯定的に捉えずに「異常」なんて言うのかな?
日本人の実写映画離れは深刻ですけど「異常」なんてここまで言えるなんて精神は凄いです。尊敬の念なんか抱いちゃいます!

  • 2013/12/19(木) 00:01:43 |
  • URL |
  • 名無し #-
  • [ 編集 ]

うーん、肯定的に捉えろと言われても、
『風立ちぬ』以外のアニメ映画は例年並みにもかかわらず、
実写映画が落ち込むことで、アニメ映画ばかりが上位にきている状況を、
どう肯定的に捉えればいいのかわかりません。
上位5本中4本がアニメ映画なんて、日本でも過去に例のないであろう
通常あり得ない状態で、それはつまり異常ってことじゃないですか?

  • 2013/12/20(金) 20:54:56 |
  • URL |
  • BLRPN #-
  • [ 編集 ]

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