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セイフ ヘイヴン

映画鑑賞本数の自己記録更新のため、年間240本を目標にラストスパート中ですが、
頑張って観に行き過ぎちゃって、今ちょっと大変な状況になってます。
ボクは劇場鑑賞した映画は、全部感想をアップしたいと思っているのですが、
鑑賞済みなのに感想執筆できてない映画が、現在8本も溜まってしまいました。
ウチは基本的に日に1本しか記事をアップしない方針でしたが、
この3日ほど記事を日に2本アップしているのは、ストックをなんとか減らすためです。
でも今日は2本書いたけど、今日はまた2本映画を観ちゃったのでストックは減らず…。
公開中の観たい映画が更に5本もあるので、2本ずつ書いてもなかなか減りません。
観た順番で書いているわけでもなく、書き易いものから書いているので、
まだ書いてないのに、先に観た映画の記憶がどんどん薄れていくんですよね。
もう11月になって半月が経つのに、先月観た映画もまだ全部は書けてません。
そんな作品は記憶も需要も薄れるので、更に書き難くなるんですよね…。

ということで、今日は先月公開の映画の感想を2本書きました。
でも本作の方は関西で公開が遅れたので、観たのは今月になってからです。

セイフ ヘイヴン
Safe Haven

2013年10月26日日本公開。
ジュリアン・ハフ、ジョシュ・デュアメル共演のロマンス映画。

小さな港町。長距離バスに乗り、逃げるようにやって来たケイティ(ジュリアン・ハフ)は、そこで新しい生活をスタートさせる。ケイティは男手ひとつで2人の子どもを養っているアレックス(ジョシュ・デュアメル)と出会い、近所に住むジョー(コビー・スマルダーズ)のアドバイスもあって親しくなっていく。そんなある日、アレックスは警察署でケイティの指名手配書を目にする。(シネマトゥデイより)



ボクはロマコメは好きですが、メロドラマ的なロマンス映画はちょっと苦手。
なので『きみに読む物語』『親愛なるきみへ』などで知られる、
恋愛小説家ニコラス・スパークスの同名小説を映画化した本作も、
それほど興味があったわけでもありません。
前作『一枚のめぐり逢い』も観に行こうか迷った挙句、スルーしましたし。
でも現在、年間何本観れるか挑戦中なので、鑑賞基準がかなり下がっており、
本作はその基準を十分満たしているため観に行きました。
決め手となったのは、やっぱり全米初登場3位という高い実績です。
2週目も4位に留まり、興行的にはかなり健闘しているのが窺えます。
でも評判がいいかと言えば全くそんなことはなく、批評家からは酷評の嵐で、
正直本当に観に行って大丈夫なのかと不安になりました。
でも批評家は何故だか往々にしてニコラス・スパークス原作映画に対して辛いので、
彼らの評価はあまり当てにならないし、5週目までトップ10をキープした作品だから、
一般客の評価はそれほど悪くなかったはずだと思うようにして観に行きました。
その結果、ロングランさせた一般客の評価の方が正しいと感じました。
本作はかなり面白い作品だと思います。

まず嬉しかったのは、それほどメロドラマじゃなかったことです。
冒頭から、ヒロインのケイティがボストン市警の刑事に追われ、
アトランタ行きの長距離バスに乗り込む、緊張感のあるシーンから始まります。
「ロマンス観に来たつもりだったけど、サスペンス映画なのか?」と思うほどで、
観る前は寝ちゃわないか懸念してたのに、なぜケイティが刑事に追われるのか、
彼女が何をやらかしたのかが気になり、気付けば物語にのめり込んでました。
その後、ケイティは南部の港町で下車し、そこで雑貨屋の店主と出会い、
ロマンスも始まるのですが、それと並行してケイティの足取りを追う刑事の話も描かれ、
集中力が切れることなく、どんどん観進めることができました。
そんな本作は、どちらかと言えば店主との恋の行方よりも、
ケイティが何故刑事に追われるのかとか、その逃亡劇の顛末の方に重点が置かれ、
ロマンスというよりもサスペンスの色合いの方が強く感じられます。
しかもまさかのどんでん返しのある、なかなかよく出来たサスペンスで、
ロマンス映画に興味ない人でも楽しく観れると思われます。

刑事から逃げ、南部の港町に降り立ったケイティは、
その街でウェイトレスのバイトをはじめ、街の外れに購入した小さなボロ家で生活します。
彼女は家の床にペンキを塗ろうと、街の雑貨屋に行き、店主のアレックスと出会います。
アレックスは息子ジョシュと娘レクシーの幼い兄妹の父親ですが、
妻は2~3年前に事故で他界し、今は男手ひとつで二児を育てるシングルファーザーです。
アレックスが街の外れに住むケイティのために自転車を贈ったことがキッカケで親しくなり、
彼女はアレックスと家族ぐるみの付き合いをするようになります。
娘のレクシーは、ケイティにとても懐きますが、この子がとにかくめちゃめちゃ可愛いです。
本当にまだ幼いのにとても賢く、店番や接客までこなすシッカリ者ですが、
寂しがりやで「パパがいないと寂しくて眠れない」なんて甘えたりして、
なんというか、「理想の娘・オブ・ザ・イヤー」ですよ。
一方の息子ジョシュは、口には出しませんが父とケイティが親しくなるのは嫌で、
ケイティに対してちょっと無愛想に接することが多いですが、
それは彼は母の死を未だに引きずっているためで、本当はとてもいい子です。
まぁ「理想の息子・オブ・ザ・イヤー」には及びませんが…。
(レクシーは幼く母のことを覚えておらず、父の恋を応援している感じです。)
そんなジョシュも少しずつケイティを認めるようになりますが、
単なる男女の恋愛ではなく、家族的な繋がりになる展開が感動的です。

アレックスの家族と、とてもいい感じのお付き合いをするケイティですが、
忘れてはならないのは彼女が警察に追われる身であることです。
ある日、例のボストン市警の刑事ケビンにより、全国指名手配されます。
その容疑はなんと第一級殺人で、ケイティこと本名エリンは殺人犯だったようです。
地元警察署の掲示板で手配書を目にしたアレックスは当然ビックリして、
ケイティのことを愛しているけど、子供たちを不幸にできないと、
彼女に「もう二度と家族の前に現れないでくれ」と言い放ちます。
絶望したケイティは街を出ることにします。
まぁ家族を守りたいアレックスの気持ちは当然だし、
どんな理由だろうと殺人犯なら絶交されても仕方ないですよね…。

…と思ったら、大どんでん返し。
実はケイティの殺人容疑は冤罪であり、刑事ケビンはなんとケイティの夫で、
夫のDVに耐えかねて逃げ出した妻を探し出すため、ケビンは職権乱用して、
彼女を殺人犯に仕立て上げ、全国指名手配を掛けたのです。
全くトンデモない悪徳刑事で、実は追っていた刑事の方が犯罪者という予想外の展開です。
結局アレックスはケイティの無罪を信じて、街に留まるように言います。
ところが、偽装手配書が上司の目に止まり、停職処分を受けたケビンは、
その後あらゆる不法手段を用いて、妻ケイティの居場所を突き止め、
彼女を連れ戻すために、この南部の港町にやってくるのです。

ケビンはアレックスの留守を見計らい、ケイティとレクシーのいる家に侵入。
拳銃を突き付けケイティを脅しますが、それでも彼女が言うことを聞かないと、
家にガソリンを撒いて火を付け、大炎上させます。
もうケビンはDV夫とかストーカーの域を超えた完全なサイコ野郎です。
まさかロマンス映画だと思ってた本作が、こんなスペクタクルな展開なろうとは…。
家事に気付き戻って来たアレックスは、火の中から必死に娘レクシーを助け出しますが、
その隙にケビンは連れ戻せないなら殺してしまおうとケイティに襲いかかります。
もみ合いの末、持っていた拳銃が暴発して自分の頭を貫通し、ケビンは絶命するのです
サイコ野郎らしい壮絶な死に方ですが、まさかロマンス映画でバイオレンスが…。
このクライマックスシーンはハラハラドキドキで、かなり楽しめました。

これでケイティを脅かす悪者もいなくなり、ハッピーエンドなのですが、
本作には最後にもうひとつ、予想外のサプライズがあります。
アレックスはケイティに亡くなった妻が遺した手紙を読ませます。
それは「夫に愛する人が出来たことは私も心から嬉しい」と伝えるためのもので、
彼の妻が本当に素晴らしい女性だったことがわかる感動的な手紙でしたが、
その中にあった彼女の写真を見てビックリ。
なんとその女性は、ケイティがこの街でできた初めての友達ジョーだったのです。
つまりジョーはアレックスの妻の霊だったわけで、まさかのファンタジーオチです。
正直、観ている最中はケイティとジョーの交流シーンはあまり本筋と関係ないし、
「こんな女友達の役なんて、必要あるのか?」と思っていましたが、
まさかそれがこのオチの伏線だったとは、全く予想していませんでした。
終盤にケイティの夢の中にジョーが現れ、ケビンが街に来たことを報せるシーンがあって、
「なんだこの変な演出は?」と思いましたが、ジョーが超常的な存在であれば納得です。
それにしても、死んでまで夫のために恋人作りを手伝うなんて、なんて素敵な奥さん。
まさに「理想の妻・オブ・ザ・イヤー」ですね。

いやー、危うくスルーするところでしたが、観てよかったです。

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