ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

寫眞館/陽なたのアオシグレ

ボクは貧乏なので唯一の趣味の映画鑑賞でも、あまりお金は掛けたくないです。
そこでサービスデイやポイント招待、格安チケットなど、いろんな割引制度を利用して、
鑑賞料を安く抑えており、その甲斐あって、1本当たりの平均単価は700円台です。
女性割引やシニア割引を利用できない成人男性としては、かなり安いと思います。
自転車で行ける距離にシネコンがあるので、交通費もそれほどかかりません。
なので映画館に入り浸って、年間200本も観てしまうのですが、
それでも海外旅行に一回行くよりも、たぶん安いと思います。
でも「百見は一試に如かず」と言うし、外国映画100本観るよりも、
外国に一回行った方が価値があるかもしれませんね。

ということで、今日は鑑賞料がちょっと気になった映画の感想です。

寫眞館/陽なたのアオシグレ
寫眞館 陽なたのアオシグレ

2013年11月9日公開。
スタジオコロリド制作の短編アニメ2本立て。

「スタジオコロリド」というアニメ制作スタジオが制作した
オリジナル短編アニメ2作を同時公開したのが本作ですが、
初めて聞く制作スタジオで、ボクも全く予備知識がありません。
でも「国内外から注目を集める」というフレコミに惹かれて観てみることにしました。
同じ劇場で『セイフ ヘイブン』を上映していたので、そのついででしたが…。

短編2作ともとても意欲的な作品で、たしかに国外でも通用しそうな佳作です。
でも短編というだけあって、如何せん短いですね…。
『寫眞館』は17分、『陽なたのアオシグレ』は18分で、合わせても計35分です。
通常料金は1000円と安めには設定してあるのですが、その日は劇場のサービスデイで、
どの作品を観ても1000円だったので、全くお得感がありませんでした。
ボクは貧乏性なので、時間をすぐに料金換算してしまう癖があり、
「5分あたり約140円の作品か…」なんて考えちゃうんですよね。
『セイフ ヘイヴン』は同じ料金でも約2時間ありますから5分あたり約40円です。
そう考えると本作は時間あたり『セイフ ヘイヴン』の3.5倍楽しまなきゃと思うのですが、
少しでも映像を堪能しなきゃと思って、映像を隅々までガン見するあまり、
物語への注意が散漫になって、素直に普通に観るよりも楽しめなかった気がします。
自分の貧乏性が恨めしいです。

でもこの短編2本の売りは、やっぱり物語よりも映像だと思うんですよね。
どちらも短編らしいわかりやすい物語ですが、映像がとても意欲的で、
どちらも実際の上映時間の半分ほどの長さに感じるほどだったので、
これはボク自身、相当楽しめていたのではないかと思います。

寫眞館

戦前、丘の上で写真館を経営する主人のところには、さまざまな人々が写真を撮りにやって来た。ある日、訪れた夫婦の妻が、恥ずかしがってなかなか顔を上げようとしないので、彼はあれこれと工夫しながらようやく彼女の笑顔を引き出すことに成功。翌年その夫婦はまな娘を連れて来るのだが、彼女はむっつりした表情のままで……。(シネマトゥデイより)



『パルムの樹』のなかむらたかし監督の最新作。
手描きによるレトロモダンなアニメーションがとても魅力的で、
ムスッとした女の子も可愛くて、いつまでも観ていたい素敵な映像です。
それに特筆すべきは、この短編が無声映画ということです。
やっぱり国外でも評価されるには、言語に縛られない無声映画は強いし、
台詞なしでも伝えることができるのは、アニメーションがよく出来ている証拠です。
でも明治から大正、そして昭和へと、時代の移ろいを描いた作品であるため、
本作をノスタルジーを味わえるのは、やはり日本人じゃないと難しいかもしれません。

陽なたのアオシグレ

絵を描くのが大好きな小学生のヒナタは、クラスメートの少女シグレのことが好きで好きでたまらなかった。だが、シャイな彼は彼女との会話もままならず、ひたすらシグレの姿を胸の中で追い続けるばかり。そんなある日、突然シグレが転校することになり、別れの日、ヒナタは走り去る彼女を乗せた車の後を必死で追い掛ける。(シネマトゥデイより)



自主制作短編アニメが動画サイトで話題となった新人アニメ作家
石井祐康監督の劇場公開デビュー作らしいです。
その話題のことは全く知りませんでしたが、優しい色彩のポップな映像と、
飛行シーンの疾走感が素晴らしかったと思います。
そこが魅力なのかもしれないけど、虚実倒錯するファンタジー表現は、
世界観がちょっとわかり難かったようにも思えます。
かなり手間がかかってそうだし、上映順的にもコチラの方がメインだと思いますが、
ボクとしてはキャラデザや物語なども含め、『寫眞館』の方が好きかな。

うーん、やっぱり短編映画だと書けることが少ないですね。
2本ともいい作品だけど、35分で1000円取る作品だから相当な出来を期待しちゃいますが、
この2本では満足には至らず、まだ「元を取れてない」という気持ちが残るかな…。
『寫眞館』ならばギリギリ500円払ってもいい気がしましたが、
『陽なたのアオシグレ』はせいぜい200円ってところかな。
1000円取るなら、もう一本くらい短編を追加して上映してほしいかも。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/1164-05d2ca44
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad