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劇場版 BAD BOYS J 最後に守るもの

元AKB48の前田敦子の主演映画が、第8回ローマ国際映画祭で二冠に輝いたそうです。
最優秀監督賞と最優秀技術貢献賞なので、主演女優は直接関係はないものの、
出演作が国際映画祭で評価されるというのは、なかなか大したことだと思います。
その受賞作『Seventh Code』は日本公開未定ですが、どんな作品か興味が沸きますね。
彼女の主演作『もらとりあむタマ子』が明日から公開になりますが、
それも観てみようか検討したいと思いました。
(その作品からゼロ年代臭がするのが悩みどころなんですよね…。)
ボクはAKB48グループは全く興味がないし、所詮はアイドルだと軽く見ていますが、
前田敦子みたいに、ちゃんと女優として開花するメンバーもいるとわかって、
ちょっとだけAKB48グループ全体も見直しました。
ただ、前田敦子は『クロユリ団地』の演技も好評だったけど、
今日放送終了の彼女が主演したNHKの時代劇は散々な叩かれようだし、
まだ女優としてやっていけると判断するのは早いのかも?

ということで、今日は元AKB48のメンバーも出演するアイドル映画の感想です。

劇場版 BAD BOYS J 最後に守るもの
バッドボーイズJ

2013年11月9日公開。
田中宏の人気ヤンキー漫画を原作のテレビドラマ『BAD BOYS J』の劇場版。

広島で覇権争いを繰り広げる極楽蝶の桐木司(中島健人)、ビイストの段野秀典(二階堂高嗣)、廣島ナイツのヒロ(橋本良亮)。これら三大勢力は互いを敵視しながらも均衡を保っていたが、少年院から帰ってきた極楽蝶の元メンバー、圭太(重岡大毅)が新勢力・エデンに入り、ナイツとビイストを襲撃。そして、極楽蝶に現われる。しかも、圭太が引き連れていたのは、極楽蝶のナンバー2・陽二(岩本照)だった。(シネマトゥデイより)



今、年間映画鑑賞本数の自己記録更新のため、作品に少しでも興味があれば、
なるべく観るようにしているのですが、これはさすがに後悔しました。
完全にジャニーズのファン向けの作品で、ボクはお呼びではなかったです。
ボクもジャニーズは嫌いではないんですが、関ジャニ∞より下の世代は把握できず、
Sexy Zone、Kis-My-Ft2、A.B.C-Zのメンバーも誰一人知りません。
そんなジャニーズの若い子たちが、10人以上出演する本作ですが、
役名と顔を一致させるだけでも一苦労でした。
(全員、似非広島弁喋ってて、セリフにも個性がないし…。)
彼らは劇中で主に3チームに分かれていて、各チームで衣装の方向性を統一しているので、
個々の判別は出来なくても、大まかな立ち位置は理解できたのがせめてもの救いです。
結局衣装しか見てないので、鑑賞後でも彼らを認識することは不可能です。
まぁアイドル映画なんてそんなものなので、観に行った門外漢の方が悪いんです。

…いや、やっぱりそんなことはない。
悪いのはこんな映画を企画したアホですよ。
ボクがなぜ本作に僅かでも興味を持ったかと言えば、原作が暴走族漫画だからです。
『莫逆家族』の田中宏原作のヤンキー漫画だからですよ。
青年漫画誌『ヤングキング』に連載されてる男性向け漫画を、
ジャニーズを起用して女子向けにするのがそもそもの間違いですよ。
バイクにも乗れないガキどもで暴走族漫画を実写化するなんて、頭おかしいんじゃないか?
ジャニーズ事務所主導の企画らしいが、ちゃんとターゲットに合わせて原作選べよ。
原作ファンはこんなもの観に来ないんだから、オリジナル脚本でもいいだろうに…。
原作者もこんなアイドル映画に映画化権を与えるなんてどうかしてます。
まぁ彼は『莫逆家族』でもお笑い芸人が主演なのに許可しちゃってるんで、
よっぽど自分の作品に愛情がないんでしょうね。
映画『莫逆家族』の失敗を知っているのに観に行ってしまったのはボクの落ち度か…。
まぁそれ以前に、テレビドラマも見てないのに、劇場版に挑むのは無謀だったかも…。
これだけ避ける余地があったのに避けなかった自分の責任かも…。

同じ週に公開された映画の中では『清須会議』に次ぐ興行成績で、
たったの90スクリーンでこの成績はかなり健闘していたと言えます。
ボクが観たのは公開2週目ですが、まだそこそこ盛況でした。
やっぱりほとんどが女性客、というかたぶん男性客はボクだけでカップルすらいません。
凄まじい場違い感に、入場直後に後悔を覚えるほどでした。
ただ、ここまで女性客オンリーなのは、いささか不思議ではあります。
このキャスティングでは、原作ファンが観に来ないのは頷けるとして、
このキャスティングだと、男性客もそれなりに来てもおかしくないんですよね。
なぜなら女性キャストの多くが、人気女性アイドルグループの乃木坂46であり、
事実上日本一の女性アイドルグループAKB48のOG板野友美まで出てるのに、
彼女たちの男性ファンは何故観に来ないのでしょうか?
彼女たちのトップである前田敦子の『苦役列車』でさえ、閑古鳥が鳴く状態だったので、
AKB48グループのファンは、握手会には参加しても映画館には来ないんですね。
まぁ本作での彼女たちの大根役者っぷりを鑑みれば、期待できないのも当然か。
あのトリンドル玲奈が、この中にいると演技達者に見えるくらいですからね。
ちなみに彼女は映画初出演だったみたいです。

桐木司が率いる「極楽蝶」、段野秀典が率いる「BEAST」、ヒロが率いる「Nights」。
広島の覇権争いは、この3大勢力に信頼関係が生まれたことで均衡が保たれていた。
しかし、少年院から出所してきた「極楽蝶」メンバーで圭太が、
榊聖人が率いる新興勢力「エデン」に加入したことで、次第にバランスが崩れ始めて…。
不良高校生風情が広島の覇権で勢力争いをするとか、現実味ゼロの設定ですが、
ヤンキー漫画なんて一種のファンタジーなので、それはいいとしても、
あんなヒョロい少年が、県で最もケンカが強いというのはどうもね…。
ヒョロい奴らだけで統一すればまだマシなのに、敵勢力「エデン」には、
普段からヤクザやヤンキー役の多い阿部亮平演じるガチでイカツイ構成員もおり、
さすがコイツには勝つのは不自然だろ、と思わされます。
それとバトル中にオフザケ的なボケを挟むのもどうかと思いますね。
ただでさえオママゴトみたいなアクションなのに、よりチープに感じるので、
せめて一生懸命さだけでも伝わるように、オフザケはやめた方がいいです。
特に「Nights」のホストたちね。

2年前に公開された同漫画原作で三浦貴大主演の『BAD BOYS』は、
不良たちはイカツかったし、広島弁も迫力があったし、バイクにも乗ってたし、
ケンカシーンも鼻血とか顔に痣とかできてたし、痛そうだったのに、
ジャニーズが同じことをすると、こうも温い内容になっちゃうんですね。
先輩方の頑張りで、ジャニーズも俳優として認められてきたのに、
こんなものを見せられては「所詮はジャニーズか…」と思っちゃいます。
それにしても、三浦貴大主演の『BAD BOYS』も本作も監督が同じってことが驚きですよ。
監督はどんな心境でこんな劣化版を撮ったんでしょうか…。

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