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かぞくモメはじめました

明日からプロ野球クライマックスシリーズ(CS)が始まりますね。
何かと批判されているCSですが、ボクも廃止すべきだと思います。
ボクはプロ野球にそれほど興味があるわけではないけど、
阪神タイガースの御膝元、西宮市出身なので、昔はよく見てました。
でも6年前に阪神が属するセ・リーグにもポストシーズンが導入され、
1年目は注目してましたが、その翌年から急激に興味を失ってしまいました。
やっぱりCSなんかがあると、レギュラーシーズンが面白くなくなりますね。
その頃くらいから野球中継の視聴率もガタ落ちになりはじめ、
ウケが悪いのは明白なのに、なぜ機構がCSに執着するのか謎です。

今年のセ・リーグのCSなんて特に酷いですよね。
1位の読売は2位の阪神とのゲーム差は12.5で、とんでもない大差で圧勝しているのに、
CSでまだ日本シリーズ出場を賭けて戦わなければいけないなんてね。
もし相手が3位の広島になった場合は、実に17ゲーム差もの大差になります。
これでCSで負けて日本シリーズを逃したら、いくら嫌いな読売とはいえ気の毒すぎます。
てか、レギュラーシーズンの勝率が5割にも満たない広島が、
よくも堂々とCSに出場できるものだと思います。
リーグで負け越しているチームに、リーグを背負うチャンスなんて与える必要ないです。
でも内心では、今年は広島に日本シリーズ出場してほしいです。
そうなればCSへの批判がもっと高まるはずなので。

ということで、今日はメジャーリーグのポストシーズンがキッカケで、
野球の実況アナウンサーになった主人公の物語の感想です。

かぞくモメはじめました
Parental Guidance

2013年10月2日レンタル開始。
ビリー・クリスタル主演ののファミリー・コメディ。

古臭いスタイルが理由で突然のリストラにあった野球実況者アーティ。ある日不仲だった娘アリスに頼まれ、彼女が留守の間に3人の孫の世話をすることに。しかし、久々に会った孫たちは手に負えないくらいの問題児に成長していた。頑固ジジイと現代っ子の戦いの中、アーティの子守に不安を覚えたアリスが帰ってきて、家族入り乱れての揉め事に発展。それはやがて思いもよらないトラブルを巻き起こし……。(シネマトゥデイより)



本作は全米初登場4位、4週連続TOP10入りと、そこそこヒットした映画ですが、
評価はいまいち芳しくなかったし、キャストもかなり地味目なためか、
日本では劇場公開は見送られ、ビデオスルーとなりました。
主演のコメディ俳優ビリー・クリスタルなんて、
(『モンスターズ・インク』シリーズの主人公マイクのオリジナル声優ですが、)
ボクも本作で初めて見たかもしれない俳優なので、日本での知名度は皆無だろうし、
むしろビデオスルーになれただけでも奇跡かもしれません。
とはいえビデオの販売はされず、レンタルのみでのリリースのようです。

それにしてもどうにも不可解なのが、「かぞくモメはじめました」という邦題です。
おそらくキャサリン・ハイグル主演のロマコメ『かぞくはじめました』に
便乗したと思われる邦題ですが、キャストもスタッフも配給会社も全く関係ないし、
そもそも『かぞくはじめました』もビデオスルーになった作品で知名度がなく、
便乗する意図が全くわからないんですよね。
強いて言えば育児が題材ということは共通しているのですが…。
本作の原題は『Parental Guidance』と言うのですが、
映画のレイティングの「PG12指定」の「PG」は「Parental Guidance」の略で、
「保護者同伴」とか「保護者の指導」という意味です。
(「PG12指定」は「12歳未満の鑑賞には保護者の助言や指導が必要」という意味。)
子供の指導方針で両親と祖父母がモメる話をよく表した原題だと思います。
ちなみに本作はアメリカ公開時にはPG指定を受けていたそうですが、
この程度の内容ならG指定でも全然問題ないと思うのに、
まさかタイトルに合わせてわざとPG指定にしてもらったのかな?
邦題もどうせ便乗するなら、レンタル開始直後に公開された映画『R100』に便乗して、
『PG12』にでもすればよかったのにね。

長女ハーパー、長男ターナー、次男バーカーの3人の子供の世話に追われるシモンズ夫妻。
毎日忙しそうな妻アリスを、夫フィルはバケーションに誘います。
その間の子供たちの世話は、フィルの両親に頼もうとしますが、あいにく留守だたため、
仕方なく疎遠にしていたアリスの両親、アーティとダイアンに頼むことに…。
夫アーティは野球チーム「フレズノ・グリズリーズ」の実況アナウンサーの職を
解雇されたばかりで、あまり乗り気ではありませんでしたが、
疎遠だった孫たちに会えると大喜びの妻ダイアンに引っ張られて娘夫婦の家を訪れます。
ところが3人の孫はみんな問題児で、全く懐いてくれない孫の世話に手を焼き…。
更に出掛けたはずの娘アリスも、両親のことを全く信用しておらず、
「あの人たちには任せてられない」と戻って来てしまい…。

12歳の長女ハーパーは、完璧主義症候群で、本当は遊びたい年頃なのに、
楽団のオーディションに合格するためにヴァイオリンの練習ばかりしています。
問題児というよりも、むしろ優等生タイプですが、かなり神経質で、
ヴァイオリンがなかなか上達しないことにピリピリしており、
この歳の女の子らしくない息苦しい生活をしています。
それを見かねた祖母ダイアンは、彼女にお洒落させたり、
恋を後押ししてあげたりと、女の子らしい楽しみを教えるのです。
その結果、ハーパーはオーディションを棄権するのですが、
彼女自身ヴァイオリンの練習よりも友達と遊んだりしたいと思っていたようなので、
ストレスの原因だったヴァイオリンから解放されたのはよかったのかもしれないけど、
せっかく5歳から続けていたのに、それを捨てて平凡な普通の女の子になっちゃうのは、
傍から見ればちょっと勿体ない気がしますね…。
ハーパーを演じるベイリー・マディソンは、『ダーク・フェアリー』の主演など、
ボクも注目していた子役でしたが、このところ映画で見る機会がなく、
本作で久々に見た気がしましたけど、ずいぶん大人っぽくなりましたね。
前は下膨れで愛嬌のある顔でしたが、普通に可愛い系のティーンになりました。

9歳の長男ターナーは大人しいイジメられっ子です。
吃音があり、スピーチ教室に通っていますが、あまり効果は見られず…。
そのスピーチ教室は、「ハウトン・メソッド」なる理論を実践していますが、
スピーチ教室なのに子供たちに積極的に喋らせない方針なので、
こんなところにいては吃音も改善されるわけないです。
祖父アーティは、自分も子供の頃は無口で引っ込み思案だったけど、
1951年のナ・リーグのプレーオフの実況を聞いたことがキッカケで、
野球の実況アナウンサーになったという話を聞かせます。
その話に感銘を受けたターナーは、その実況をドモらずに人前で完コピしてみせ、
リトルリーグの試合で実況アナウンサーを始めるのです。
吃音だった子が大勢の聴衆相手に野球の実況ができるようになるなんて、
とんでもない進歩で、ちょっと感動してしまいましたが、
彼自身リトルリーグのピッチャーだったので、裏方に回るのは勿体ない気が…。
対戦相手からどんどんアウトを取る、なかなか才能あるピッチャーなのにね。
でも彼の所属するリトルリーグは、アウトもなければスコアもないルールで…。
アメリカにもあるんですね、ゆとり教育。

5歳の次男(末っ子)バーカーは、本当に手に負えないやんちゃな悪ガキ。
シモンズ夫妻の子供の自尊心を尊重する育児方針により、
親から怒られず甘やかされて育ったため、我儘な性格に育ったのでしょう。
姉ハーパーや兄ターナーも同じ環境で育ったはずなのに、
3人とも全く違う性格に育っているのは不思議ですね。
バーカーは名前の通り本当におバカで、エクストリームスポーツのハーフパイプの上で
オシッコしてスケボー選手を転倒させたり、全く躾けがなっていません。
どうやら彼の無茶苦茶な行動は、「見えないお友達」のカールが唆しているようです。
想像の友達は幼い子にはよくあることですが、彼の友達カールはカンガルーなんだとか。
祖父アーティはバーカーに、カールを注意するように促します。
するとカールは家出してしまい、バーカーの目前で車に轢かれて死んでしまうのです。
見えないお友達が死ぬなんて意外な展開でしたが、家族でカールのエア葬式を執り行い、
結果的にバーカーは見えないお友達から卒業し、ちょっと成長したのでしょう。

本作は疎遠だった祖父母が、孫たちと交流し、関係を築くだけの話ではなく、
むしろその育児を通して、娘夫婦との関係を修復する話です。
はじめは娘アリスの言うように、アーティたちに子供の世話なんて無理だと思ったけど、
子供たちの問題児っっぷりを見る限り、アリスの育児方針にも問題を感じます。
バーカーを甘やかし、ターナーを過保護に育てる一方で、ハーパーの自由は拘束し、
ついにアリスはハーパーに「ママなんて大嫌い」と言われてしまいます。
アリスは正しいと思っていた育児方針の壁にぶつかったことで、
自分の両親の育児の苦労も理解し、疎遠だった両親と娘は和解するのです。
それにしても、娘婿フィルの影の薄さは何なんでしょうね。
彼は「Rライフ」なる自動音声のスマートハウスシステムを設計し、
それを自宅に導入しているのですが、家事も勝手にこなす近未来的なシステムなのに、
なんで彼ら夫婦はあんなに忙しそうなんでしょうね。
奇抜な設定にもかかわらず「Rライフ」が活かされる展開も皆無で…。

あと全く意味がわからなかったのは、中華料理店の店主チェンの設定です。
彼はパン・アジア人を自称し、母が日本人、父が中国人のアジア人ハーフですが、
それは理解できるものの、なぜか子供は韓国人なんですよね…。
妻が韓国人であれば、あり得る話ですけど…。
何にしても、日本人のことを中国人や韓国人なんかと一緒くたにして、
パン・アジア人なんて括られるのは不愉快極まりないです。
ちなみにチェンを演じるのは日系アメリカ人俳優のゲディ・ワタナベでした。

まぁそれなりに楽しめるコメディではありましたが、
20世紀フォックスは『グレッグのダメ日記3』など、
本作よりも優先的にビデオリリースすべき劇場未公開作品があるはずです。

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