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クレヨンしんちゃん 2009

ボクが勝手に決めた、東宝配給の劇場版アニメシリーズの御三家は、
『ドラえもん』『名探偵コナン』『クレヨンしんちゃん』です。
(他にも『ポケモン』とかテレ東系アニメがあるけど無視。)
今年は縁あって、その3本とも観に行く機会がありましたが、
毎年観てるのは『クレヨンしんちゃん』だけです。
テレビアニメでも『クレヨンしんちゃん』以外は観てませんが、
それも劇場版『クレヨンしんちゃん』を100%楽しめるようにするために、
予習として観続けているようなものです。
それくらいこの映画シリーズには毎回楽しみにしてるし、期待しています。

クレヨンしんちゃん オタケべ!カスカベ野生王国
クレヨンしんちゃん 2009

2009年4月18日公開。
アニメ『クレヨンしんちゃん』の劇場版第17弾。

カスカベの街では地球に優しいエコロジー活動が盛んになり、しんのすけも地域のゴミ拾いをするようになる。ある日、おいしそうなドリンクを拾ったしんのすけは大切に家に持ち帰って冷蔵庫で冷やしていたが、のどが渇いていた両親が飲んでしまう。しかし、ドリンクを飲んだ両親はニワトリとヒョウの姿に変身してしまい…。(シネマトゥデイより)

御三家でいうと、『名探偵コナン』はレイトショーでも上映している劇場が多く、
比較的大人も観るアニメとして認知されています。
『ドラえもん』は長い歴史があるので往年のファンも多いアニメ。
それに比べるとどうも『クレヨンしんちゃん』は子供向けだと思われがちですが、
実は一番大人向けに作られている作品だと思います。
そもそもが青年漫画雑誌の作品であることも影響しているのかもしれませんが、
本来の主人公はミサエじゃなかったけ?
なので、息子の成長を見守る子育て奮闘期的側面もあるはずです。
20代半ばを過ぎたボクにとってもしんのすけより断然ミサエの方が年齢も近く、
特に劇場版では、しんのすけのことを我が子のように見ている時もあります。
もちろんチビッコはしんのすけの目線から楽しめるようにもなっているので、
真の意味で大人も子供も楽しめるファミリー向け映画なのです。

要は"『クレヨンしんちゃん』好きだからってバカにすんな!"ってことが
言いたかっただけど、まぁそれはさて措き、本作の感想を…。

前作『金矛の勇者』は劇場版史上最悪な出来でしたが、
それほどではないにしても、今作もイマイチな出来栄え。
サブタイトルでも影響を受けていることが予想できますが、
名作と名高い『モーレツ!オトナ帝国の逆襲』の劣化コピーに、
『歌うケツだけ爆弾!』を足して2で割ったような印象です。

劇場版では毎度お馴染みの野原一家がトンデモ組織の陰謀に巻き込まれるパターン。
劇場版の黄金パターンではあるものの、さすがに"またか…"って思ってしまいます。
『モーレツ!オトナ帝国の逆襲』の劣化コピーと書きましたが、
我を忘れたミサエとヒロシがトンデモ組織に連れ去られ、
しんのすけ兄妹と幼稚園の友達が組織に乗り込んでお助けするという物語。
それも全く同じですが、なにより動物化して我を忘れたミサエが記憶を取り戻すという
シークエンスが、『オトナ帝国』で子供化したヒロシが記憶を取り戻すシークエンスと
酷似しています。いや、完全にパクッたと断言できます。
でも『オトナ帝国』では、子供の付き添いで観た親御さんの9割を泣かせたと
いわれる(?)ほどの感動的なシークエンスです。
劣化コピーとはいえ、不覚にもまた泣かされました…。(ボクは未婚ですが…)
ヒロシがミサエに代わっただけだけど、女性はこっちの方が感動するのかな?

劇場版ではお馴染みとなった"追いかけっこアクション"が今作にもあります。
ありますというよりも今作は終始追いかけっこしているような感じ。
とにかくトンデモ組織から逃げるシーンが多いです。
とりあえずスピーディーな感じはしますが、結局毎度捕まるんですよね…。
そんなシーンばかりなので、思い出してみても90分以上あった気がしないくらい
内容が薄かった印象です。

ここ数年の劇場版での課題でもあるんですが、
敵役のトンデモ組織に魅力がないです。
今作のトンデモ組織は、地球環境を破壊する人間に憤りを感じ、
人間を動物に変えてしまう薬を開発して、人間を根絶やしにしようとする
過激派エコ組織Save Keeping Beautiful Earth、通称:スケッベ。
通称の安易さや悪とは割り切れない設定が『歌うケツだけ爆弾!』の組織に似てます。
ボスである四膳守をはじめ、構成員はエコのため半裸に近い感じで、見苦しいです。
女幹部のマイハシはセクシーな衣装でいいんだけども、髪形がオバハンくさい。
もうひとりの幹部ブンベツは馬面以外に特に面白い特徴はないんですが、
声優を「キター」でお馴染み、モノマネ芸人の山本高広が演じています。
でも当然モノマネしてないし、山本高広の普段の声なんて意識したことないし、
彼がゲスト声優で参加した狙いがわかりません。
そういえば黒人演歌歌手のジェロも本人役で声優してますが、
彼も見た目が黒人なのに流暢な日本語を話すところが売りなのに、
顔の出ない声優なんかしてもどうしようもないですね。
逆に今回の味方キャラ・ビクトリアですが、大量消費社会の権化みたいな女で、
過激派エコ組織より性質が悪いです。

よかったのは、しんのすけが動物化した姿がやけに可愛かったこと。
思わず劇場の売店でグッツを買ってしまいました…。
う~ん、それくらいかな?

今回の劇場版『クレヨンしんちゃん』はこんな感じでしたが、
今年はもう一本『クレヨンしんちゃん』関連映画が公開されます。
世界も絶賛した名作『アッパレ!戦国大合戦』の実写リメイク、
SMAP草なぎ剛主演『BALLAD 名も泣き恋のうた』です。
リメイクといってもストーリーを使いまわしただけで、しんのすけは出てきません。
(しんのすけの代わりに武井証演じる川上真一という小学生が出てきます。)
タイトルでもわかるように、家族愛がテーマの原作と違って、恋愛ものです。
正直、『クレヨンしんちゃん』ファンとしては、不安しか感じず、
こんなまがい物は今からでもなんとか阻止したい気持ちでいっぱいです。
まぁ確認のために観には行きますけど…。

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