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ランナウェイ 逃亡者

昨日、JR尼崎駅直結のショッピングモールの名称が、
「ココエあまがさき」から「あまがさきキューズモール」に変更されたので、
併設されたシネコンに映画を行くついでに見物してきました。
でも店舗や内装などもココエの時とほとんど変わってなくて、ちょっと拍子抜け…。
正直、微妙な施設だったので、これを機にテコ入れされるかと期待しましたが、
名称が変更になっただけで、中身は微妙なまんまでした。
でも新名称は前より好きなので、それだけでも少しお洒落になった感じはします。
チャウチャウがモチーフのゆるキャラもなかなか可愛いです。

ということで、今日は「ココエあまがさき」改め「あまがさきキューズモール」併設の、
「MOVIXココエあまがさき」改め「MOVIXあまがさき」で鑑賞した映画の感想です。
当然このシネコンも名称以外何も変わってませんでした。

ランナウェイ 逃亡者
The Company You Keep

2013年10月5日日本公開。
ロバート・レッドフォードが監督と主演を兼任した社会派サスペンス。

1969年、ベトナム戦争反対を世に訴えるために連続爆破事件を起こした過激派組織ウェザーマンはFBIの最重要指名手配リストに記載された後、突如消息を絶つ。30年後、元メンバーの一人(スーザン・サランドン)が警察に捕まる。再び話題を呼んでいる事件を調査する新聞記者のベン(シャイア・ラブーフ)は、一見真面目そうな雰囲気のシングルファーザーの弁護士ジム・グラント(ロバート・レッドフォード)にたどり着く。(シネマトゥデイより)



本作はロバート・レッドフォードの監督作で主演作ですが、
ボクとしては彼は監督のイメージが強く、彼の姿は久々に見た気がします。
実際に自身が監督を務めた『大いなる陰謀』から6年ぶりとなる映画出演のようです。
しかし、何とも味気のない邦題を付けられてしまったものですね。
『ランナウェイ 逃亡者』だなんて、在り来たりなB級アクション映画丸出しで、
あまり興味をそそり難い邦題で、興行的に絶対損してます。
たしかに主人公が逃げ回る話ではあるものの、アクション映画ではなく、
社会派スリラーで、邦題から受ける印象とはかなり違う内容でした。
けっこう面白い内容だっただけに、勿体ない気がします。
ちなみに原題は『The Company You Keep』で、「付き合う仲間」です。
本作は昔付き合っていた仲間のせいでとんでもない目に遭ってしまう話なので、
それをうまく表現した原題ですが、もう少しマシな邦題はなかったものかな?

主人公のニック・スローンは、30年前に過激派学生運動組織「ウェザーマン」に所属し、
当時2人の仲間とミシガン銀行を襲撃し、守衛を殺してしまったことで指名手配される。
しかし彼は素性を隠し、ジム・グラントという偽名を名乗り、
弁護士として11歳の娘イザブルと幸せに暮らしています。
そんなある日、銀行襲撃した仲間のひとりシャロン・ソラーズがFBIに逮捕されます。
シャロンの逮捕の経緯を調べる地方紙「サン・タイムズ」の記者ベンが会いに来たため、
捜査の手が自分にも及ぶかもしれないと考えたニックは、娘を弟に預け、
FBIから逃げながら、もう一人の仲間ミミ・ルーリーを捜す、という話です。

新聞記者のベンは、弁護士ジム・グラントが何かを隠していると直感し、
彼の経歴を調べると、約30年以前の記録が全くないことに気付き、
ジム・グラントがニック・スローンだと考えます。
それをすぐさま記事にするのですが、そんな憶測だけでよく発表できますね。
FBIもその記事を真に受けて、ジムをニックだと断定して捜査します。
しかもジムは、ニックが娘を弟に預けて逃亡したことで、
彼の守衛殺害容疑は冤罪ではないかと考えますが、その憶測も的中しており、
ジムの勘の良さはちょっと異常だと思ってしまいました。
更にその後も、とんでもない憶測を的中させ、真相に辿りつくのです。
こんな新聞記者を、地方紙の記者にしておくのは勿体ないですね。

ジムの予想通り、ニックの守衛殺害容疑は冤罪で、
彼はそれを証明するために、守衛殺しの実行犯であるミミを捜すのです。
でも彼らが属していた学生運動組織「ウェザーマン」は、
ベトナム戦争に反対し、政府の施設に対して連続爆破事件を起こしているのに、
そんな爆弾テロよりも守衛殺害の容疑で追われるなんてちょっと不思議かも…。
「ウェザーマン」は13人で構成されているのですが、当時逮捕された1人と、
銀行強盗をしたとされるニックとミミとシャロンの3人以外の残り9人は、
材木製造所の経営者だったり、大学の教授だったり、今でも普通に生活しています。
爆弾テロに関しては全く不問だったということでしょうか?
爆弾テロはやりすぎにしても、ベトナム戦争は政府が悪いのは明白です。
なので、ニックたちの運動も同情の余地は多分にありますが、
足を洗ったメンバーとは違い、ミミはその後も麻薬の密輸をしたりと、
「革命」と称して反社会的な活動を続けており、彼女だけは同情できません。
大麻密輸しても社会はよくなるはずないのに…。

ジムはニックの潔白を調べようと、当時の銀行強盗事件に関わった元警察官に会います。
元警察官なんかに会っても仕方ないような気がしましたが、
その元警察官ヘンリーはとんでもない秘密を隠していたのです。
ヘンリーはミミとは幼馴染みで、なんとミミとニックの子供を養子にしていたのです。
どうもジムはヘンリーが端から何かを隠していると確信があったようですが、
ヘンリーの娘レベッカを見るなり、彼の実の娘ではないと気付いたような素振りでした。
ジムは勘がいいにも程がありますね。
つまりレベッカは30年以上前に生まれたはずなので、30歳以上なわけですが、
ボクには彼女が20代半ばくらいに見えたので、全く予想外でした。
そんな彼女を、会うなり「ミミとニックの娘では?」と推測できるなんて…。

元メンバーたちの伝手を辿り、ついにミミに再会したニックは、
彼女に自分の潔白を証明するために自首してほしいと頼みます。
そんなムシのいい話が通るはずないですが、彼女は一度断るも、
結局気が変わって自首してしまうんですよね…。
ミミの心境はちょっと理解に苦しいですが、
ニックの潔白を証明するだけなら、別に所在のわからないミミを捜さなくても、
事情を知っているはずの元警察官ヘンリーに証言を頼んだ方が簡単ですよね。
始めに逮捕されたシャロンも、なぜ黙秘するのかわかりません。
シャロンは逮捕前に自首する気でいたくらいだから、
もうちょっと捜査に協力してもよさそうなものなのに、ミミの肩を持ったのかな?
でも逮捕前まで連絡を取り合っていたニックよりも、疎遠のミミを優先するかな?

ベンは、ヘンリーの養女レベッカがミミとニックの子供であるという特ダネを
なぜか記事にしませんでした。
その記事でレベッカが傷付くと思って配慮したということでしょうが、
彼女は養父ヘンリーから事実を聞かされた後だし、大してダメージはないはず。
上司の命令を無視するほど取材に執着していたベンとは思えない行動です。
もし記事でショックを受けるとしたら、腹違いの姉がいると知ってしまう
ニックの11歳の娘イザベルくらいのものでしょう。
このイザベルを演じる子役ですが、なんだか妙に印象的な女の子です。
ジャッキー・エヴァンコという子で、本業は有名な歌手のようですが、
魅力的な演技で本作に華を添えており、これからの活躍に期待です。

ちょっと登場人物の心境には理解できかねるところもありましたが、
予想外な展開もあり、なかなか面白いスリラーだったと思います。
ロバート・レッドフォードも渋くてよかったです。

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