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怪盗グルーのミニオン危機一発

昨日の深夜(25時23分)に関西テレビで『怪盗グルーの月泥棒』が放送されました。
なぜ子供向けアニメ映画を深夜に放送するんでしょうね。
調べてみると系列元のフジテレビでは21日土曜日の朝9時55分から放送するようで、
その方がまだまともな放送時間だと思いましたが、
ボクはこの映画が好きなので、なぜプライムで放送しないのかと不満に思います。
フジテレビはこの映画の制作スタジオであるイルミネーションと提携しているので、
パートナーとしてもっと宣伝に尽力するべきだと思います。
放送も当然、プライムの映画枠である「土曜プレミアム」でするべきです。
自社制作の邦画は見境ないくらいに電波使って宣伝するくせに…。
はっきり言ってTBSにすら抜かれ、キー局4位に転落したフジテレビの番組より、
『怪盗グルーの月泥棒』の方が断然視聴率も稼げるはずです。
「土曜プレミアム」も原作者に三行半を付きつけられた『海猿』の2週連続放送より、
現在公開中の『怪盗グルーのミニオン危機一発』の前作を放送するのが優先ですよ。
イルミネーションは不誠実なテレビ局との提携は解消すべきで、
フジテレビなんかと関わると評判を落とすだけですよ。
クソつまらないフジテレビのドラマの劇場版に利用されているミニオンが可哀想です。

ということで、今日は『怪盗グルー』シリーズ最新作の感想です。

怪盗グルーのミニオン危機一発
Despicable Me 2

2013年9月21日日本公開。
イルミネーション製作のCGIアニメ『怪盗グルーの月泥棒』の続編。

皮肉屋の怪盗グルーは心を入れ替え、バナナが大好きなミニオンたちに支えられながらマイホームパパになろうと努力していた。ある日、彼は世界トップクラスの超極秘組織「反悪人同盟」に引き抜かれ、相棒のルーシーと共に捜査にあたることになる。そんな折り、彼の家から無敵のチームであるミニオンたちが何者かにさらわれてしまう。(シネマトゥデイより)



前作『怪盗グルーの月泥棒』が公開されたのは2010年でしたが、
その年はディズニー・ピクサー最高傑作『トイ・ストーリー3』と、
ドリームワークス最高傑作『ヒックとドラゴン』が公開されたCGIアニメ当たり年で、
もちろんその2本も本当に素晴らしい作品でしたが、
『怪盗グルーの月泥棒』もその2作に比肩する素晴らしい作品でした。
それが新参スタジオのイルミネーションの初作品だったのは驚きですが、
これによりCGIアニメ業界はピクサーとドリームワークスの二強時代から、
イルミネーションを含むビッグスリー時代に突入したと思います。
むしろ最高傑作以降、ピクサーとドリームワークスは低迷していますが、
まだ始まったばかりのイルミネーションが最も勢いがあるかもしれません。
そんなイルミネーションの最新作にして『怪盗グルーの月泥棒』の続編が本作で、
これは期待せざるを得ない作品でしょう。

そんな高い期待の中公開された本作ですが、安定感抜群の面白さだったと思います。
前作から比べると、新鮮味という面では劣りますが、それでも十分楽しい作品です。
特に劇場に来ていたチビッコたちの笑いが絶えることがなく、
チビッコには前作以上に楽しめる内容だったのかもしれません。
というのもマスコット的キャラである大人気ミニオンたちが前作以上に活躍するので、
ミニオン大好きなチビッコにしてみれば、前作よりも楽しめるのかも。
ミニオンって本当によく出来たキャラで、その外見の可愛さもさることながら、
あの意味不明なミニオン語が何とも言えない魅力を醸しだしていますね。
台詞の内容がわからないからこそ、小さな子供でも直感的に楽しめるんだと思います。
100匹近くいるミニオンには、目の数や髪型や体格など、微妙に個体差がありますが、
本作では更にメイド服のミニオン(たぶんフィル)や、
ゴルフウェアのミニオン(たぶんケビン)など可愛いコスプレも披露しており、
更に個体ごとに個性が出て、愛着を感じるようになりました。

ミニオンの登場シーンが増えて、更にチビッコ受けがよくなったのは、
子ども向けアニメ映画としてはいい傾向だと思いますが、
ボクのような大人の観客としては賛否が分かれるところかもしれません。
ボクももちろんミニオンは好きですが、それ以上にグルーの養女3姉妹も好きなので、
ミニオンの活躍が増えたことで3姉妹の出番が減った気がしたのは残念だったかも。
長女マーゴにボーイフレンドが出来て、グルーが父親として心配展開はありますが、
もっとグルーと3姉妹の親子関係も深く掘り下げてほしかったと思います。
特に末っ子のアグネスがお気に入りなので、もっと出番がほしかったです。

グルーと3姉妹の親子関係の描写が減ったのは、なにもミニオンだけのせいではなく、
本作の主題が親子の物語ではなく、恋愛物語へとシフトしたからです。
まぁ前作が親子の物語なので、2作続けて同じことをするのは芸がないし、
その方向性は間違ってないとは思うのですが…。
本作ではルーシーという新キャラとグルーの恋が描かれます。
グルーは子供の頃、好きな女の子に「キモい」と避けられたことがトラウマで、
女性との交際に消極的になっているのですが、本作でルーシーに恋をして、
そのトラウマを乗り越えようと奮闘するのです。
でも、前作のように養女を迎えて父親になることに比べたら、
恋人を作るなんて大したことではなく、ちょっとスケールダウン感は否めないかも…。
またルーシーにアタックする後押しになったのは、末っ子アグネスが母親をほしがり、
娘たちがルーシーとの恋を応援してくれたからですが、
どうもルーシーには軽薄なところがあり、母親になってほしいタイプではない気が…。
この展開であれば、ルーシーと3姉妹の交流ももう少し描くべきだと思います。

3姉妹を養女に迎え、堅気として働こうとする元怪盗グルーですが、
秘密基地を改造してゼリーの製造工場を作るも、なかなか美味しいゼリーは作れず…。
ある時、怪盗時代からの協力者で、ゼリー開発をしていたネファリオ博士が、
「もっと大きな(悪の)仕事がしたい」とグルーの元を去ってしまいます。
そんな折、北極圏の研究所から「PX-41」という薬品が何者かに盗まれる事件が発生し、
その犯人捜査をはじめた「反悪党同盟」は、元怪盗のグルーに協力を仰ぎます。
しぶしぶ捜査に協力することになったグルーは、新米捜査官ルーシーと共に、
犯人が潜伏している可能性が高いショッピングモールに潜入捜査することに。
グルーはモールに出店しているメキシコ料理店の主人エドアルドが、
かつて世間を騒がせて死んだはずの伝説の怪盗エル・マッチュではないかと考え…。

そのグルーの読みは的中しており、エル・マッチョが研究所を襲った犯人でした。
彼が盗んだ「PX-41」は動物を凶暴な姿と性格に変異させる薬品で、
それを投与した動物を使って世界征服をするつもりです。
彼が変異させる動物に選んだのが、なんとグルーの助手であるミニオンたちで、
こっそり次々とミニオンたちを拉致してしまうのです。
何十匹もミニオンが姿を消しているのに、グルーは全然気付かないんですよね。
グルーってミニオンに対して愛着がないというか、意外とドライなんですよね。
しかしそれ以上にドライだと思ったのは、ネファリオ博士です。
彼はグルーの元を去ってエル・マッチョに雇われていましたが、
元助手のミニオンたちを薬品で凶暴化させることに何の抵抗も感じていないようで…。
アグネス以外の誰からも愛されていないミニオンが気の毒に思えました。
(そんなこと全く気にしていないミニオンたちの健気さもいいですけど。)
というか、ミニオンはもともとネファリオ博士がバナナから作った生物なので、
ネファリオ博士を仲間に引き込めば、わざわざミニオンを拉致する必要はない気が…。
ミニオンが変異したイーブル・ミニオンは、何でも食べちゃう凶暴な奴ですが、
ミニオンと同等かそれ以上にオツムがカラッポなため、あまり脅威でもないですよね。
どうせならもっと強そうな動物を凶暴化させたらいいのにね。
まぁ自分にPX-41を投与して凶暴化したエル・マッチョも大して強くはなかったけど…。

エル・マッチョはイーブル・ミニオンによる世界征服の計画にグルーも誘います。
グルーは怒るかと思ったけど、意外にも「前向きに検討する」と答えて帰ります。
どうやら「あまり関わりたくない」と思ったのかもしれません。
でもエル・マッチョはグルーを引き入れたいため、ルーシーを人質に取り、
それを知ったグルーは、ルーシー奪還のためにエル・マッチョに戦いを挑むのです。
ミニオンが拉致されても平然としていたのに、ミニオンよりもルーシーなのか…。

エル・マッチョを裏切ったネファリオ博士の協力もあり、
見事ルーシー(とミニオン)を奪還したグルーは、彼女と結婚することになります。
といっても事件後すぐではなく、147回もデートを重ねた後だったみたいで、
グルーがあんな顔して如何に晩熟(おくて)かわかり、微笑ましいですが、
結婚式でも3姉妹は全く成長してなかったので、交際期間自体は短かったのかも。
結婚式ではミニオンによる「I Swear」の替え歌「アンダーウェア」から始まり、
ミニオンによる「Y.M.C.A」の大合唱で大団円となりますが、
楽しい歌とダンスで幕を下ろすのは、古き良きドリームワークス作品みたいで、
とても盛り上がるいいラストだったと思います。

さて本作でも大活躍したミニオンですが、来年公開の最新作では、
グルーを抑えてついに主役になるみたいです。(というかスピンオフかな?)
そのタイトルもズバリ『ミニオンズ(原題)』で、本作以上にミニオン祭でしょうね。
なのでグルーや3姉妹もあまり登場しないであろうことは残念ですが、
ちゃんと本作の続編、『怪盗グルー』の第3弾も企画はされているみたいです。
『ロラックスおじさんの秘密の種』に続くDr.スースの絵本のアニメ化や、
浦沢直樹×手塚治虫の漫画『PLUTO』のアニメ化の企画も進行しており、
今後のイルミネーション作品も要チェックです。

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