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40歳からの家族ケーカク

最近、近所のレンタルビデオ店が値下げを行い、
新作ビデオのレンタル料金が460円から380円に引き下げられ、地味に嬉しいです。
まぁネット宅配レンタルの定額プランだと、新作も旧作も関係なく、
実質1枚250円以下で借りれるし、返却期限もないのでお得ですが、
返却期限がないと「いつでも見れるし」と思って、なかなか見ないんですよね。
返却期限があると無理やりにでも時間を作るって見るので、
PCN(先延ばし)症候群気味のボクには店舗でレンタルする方が向いてるのかも。
ネット宅配レンタルだと2~3週間借りっぱなしなことはザラですが、
品薄な人気作だと「待ってる人がいるのに」と思って罪悪感を覚えるし…。

ということで、今日は店舗でレンタルしたDVDの感想です。
明日返却日なので、ちょっと眠たかったけど、さっき無理して見ました。

40歳からの家族ケーカク
This Is 40

2013年9月4日リリース。
ポール・ラッド、レスリー・マン共演のロマコメ。

結婚してから早十数年、ピートは妻のデビー、13歳のセイディーと8歳のシャーロットという二人の娘たち、即ち彼以外は全員女性の家で暮らしていた。夫婦ともども40歳という節目を迎え、型通りの倦怠期。ピートは自ら立ち上げたレコード・レーベルの経営に苦戦、デビーの店では店員が売上を使い込んでいるなど、仕事は前途多難。年頃の娘たちは親の言うことにことごとく反目、手が付けられない。それに加えて、多くの問題を抱えているそれぞれの親たちも悩みの種。そんな折、デビーは妊娠していることを知って…。(公式サイトより)



完全に失敗しました。
本作は日本ではビデオスルーとなったものの、全米初登場3位の好成績の作品なので、
ハリウッド映画ファンとしては一応押さえておくべきかと思い鑑賞したのですが、
まさかセス・ローゲン主演のコメディ『無ケーカクの命中男』のスピンオフだったとは…。
『無ケーカクの命中男』は5~6年前の映画なので、ほとんど記憶になく、
(実際に見たかどうかも定かではないほどで、)本作を楽しむには復習が必須でした。
いや、別に『無ケーカクの命中男』を未鑑賞だからといって、
本作の内容がわからいわけでもないですが、本作は単品として全く面白味のないコメディで、
『無ケーカクの命中男』のファンに対するサービス映画としか思えません。
まず『無ケーカクの命中男』の登場人物だった本作の主人公たちに思い入れがないと、
どうしようもなく退屈な作品になってしまうと思われます。

ただファンサービスというのも微妙で、主人公のポール・ラッド演じるピートは、
『無ケーカクの命中男』のセス・ローゲン演じる主人公ベンの義兄ですが、
ベンは本作には一切登場しませんし、キャサリン・ハイグル演じるヒロインも同様で、
スピンオフとしてもちょっと物足りない作品ではないかと思われます。
(ハイグルは前作を「女性差別的だ」と批判しているので降板は当然かな。)
大好評だった『無ケーカクの命中男』の惰性で作られたのが本作であり、
前作の記憶がない(または未鑑賞な)ボクには、何の価値もない作品でした。
それがわかっていれば同時に前作もレンタルしたのに、
パッケージ等にも全くスピンオフだなんて謳ってないんだもんなぁ…。
せめてこんな避妊具みたいな邦題じゃなくて、もっと察し易い邦題にしてくれたら…。
まぁ前作は日本でも小規模公開で、特に話題にもなっていないので、
そんな作品のスピンオフなんて謳っても敷居が上がるだけでメリットなさそうですが…。

前作の記憶がなく、本作の主人公たちに全く思い入れがないボクにとっては、
40歳になったバカ夫婦の日常が描かれているだけの退屈な作品ですが、
なんと上映時間が133分もあるんだから堪りません。
ロマコメなんてのは、面白かろうが退屈だろうが、90分程度が楽しめるベストです。
「そろそろ終わりかな?」と思って残り時間を表示させたら、
まだ1時間以上も残っていたので驚愕しましたよ。
上映時間が長いのは内容が詰まっているからならばまだいいけど、
この程度の物語ならば、60分もいらないくらいの内容の薄さです。
キャラのファンであれば、ありふれた日常のシーンでも楽しめるかもしれませんが、
ボクにとってはテンポが悪いだけの無意味なシーンの連続でしかありません。
多少笑えるところはありましたが、山場らしい山場もないし、明確なテーマもなく、
133分我慢した挙句、「だから何?」って思わずにはいられない物語でした。

40歳の誕生日を迎えたデビーは、夫ピートがバイアグラを使っていたことに、
「私ではもう勃たないのか」とショックを受けます。
そんな倦怠期な夫婦生活に将来の不安を感じた彼女は、家庭生活の改善に着手。
食事制限や禁煙、運動などヘルシーな生活を家族に押し付け、
ついでに家計の倹約のため、ピートの父への援助を打ち切ろうとしたり、
タブレットPCで『LOST』ばかり見ている娘からスマホやパソコンを没収します。
それにより、家族や親戚間でいろんなトラブルを引き起こすのですが、
うーん、なんか展開がとっ散らかってるんですよね。
夫婦間の倦怠期の改善に話を絞ればいいのに、いろいろ手を出しすぎです。
そのキッカケとなった倦怠期も、別に全然深刻な問題でもなく、
セックスレスという割には2人はラブラブで、2人きりでラグーナビーチに旅行して、
ホテルでマリファナ使って普通にセックスしてるし…。
そもそもヘルシーな生活するのに、マリファナ使ったらダメでしょ。
もうデビーが何をしたいのかが全くわかりません。

倦怠期とは名ばかりで、ラブラブな2人でしたが、財政的な問題でケンカになります。
デビーが経営するブティックでは、韓国人店員が売上を1万2000ドルも横領しており、
ピートはソニー・ミュージックから独立して新レーベルを立ち上げますが、
契約した往年のロック歌手グレアム・パーカーのアルバムが612枚しか売れず、
もう家を売るしかないような状況なのに、ピートは無職の父親へ8万ドルも援助しており…。
そのことで2人は言い争いになるのですが、確かに家計が火の車なのはわかるけど、
それならまず豪勢な誕生日パーティとか、旅行とかしなければいいのに、
彼ら自身に全く倹約している素振りがないので、その状況に逼迫感がありません。
バカップルのケンカが始まったことで、やっと物語が動き出したかと思いきや、
他に問題が多すぎるという理由で、なし崩し的にケンカは収束し…。
結局小競り合いは何度もあるけど、毎度すぐ収束するため、物語に山場がないのです。

クライマックスも、誕生日パーティでお互いの父親の悪口合戦になり、
更にデビーが隠していた妊娠が発覚したことで、また険悪なムードになりますが、
その問題は特に解決されず、ピートが交通事故に遭ったことで、またなし崩し的に収束…。
何も解決してないのにハッピーエンドのような雰囲気になるんですよね。
まぁ強いて言うなら倦怠期は持ち直したかもしれませんが、
劇中で小競り合いする度に仲直りしているので、どうせまたすぐケンカしますよ。
それにこの家庭で一番の問題は、3人目が生まれるのに財政問題が解決してないことです。
結局、家は手放すことになりましたが、収入が増えるわけでもなく…。
グレアム・パーカーのアルバムが『glee』の影響で大ヒットして、
ピートのレーベルが倒産の危機を脱したとか、そんな救済的展開が必要だったと思います。
ラストでライアン・アダムスにダメモトで契約交渉しようとして終わるけど、
そんな倒産寸前のレーベルではダメでしょうね。
それに劇中のグレアム・パーカーはとても感じのいい人だったので、
彼には是非返り咲いてほしいと思ったし…。

結論、『無ケーカクの命中男』のファン以外見る価値なし。

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