ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

スマーフ2 アイドル救出大作戦!

アメコミ映画『マン・オブ・スティール』の続編では、
スーパーマンとバットマンが共演することが決定していましたが、
『ダークナイト』シリーズのクリスチャン・ベイルの降板に伴い、
この度、ベン・アフレックがバットマン役に決まりました。
降板劇でどうなる事かと思ったけど、これは予想以上のキャスティングで期待できそう。
むしろ中国の反日映画に主演して評価を下げたベイルの続投より嬉しいかも。
ただ気になるのは、ベン・アフレックはアメコミ映画『デアデビル』の主演でしたが、
当時「暫らくヒーローのコスチュームは来たくない」みたいなことを言ってた気が…。
今回単発の出演で終わらないことを願います。
ちなみに『デアデビル』も20世紀フォックスからリブートされる予定で、
主演もジェイソン・ステイサムで決まりそうだったのですが、
ディベロップメント・ヘルに陥り、結局映画化権をディズニーに返したそうです。
ディズニーが『デアデビル』をリブートするとは思えませんが、
『アベンジャーズ』に合流することはあり得るかもしれませんね。

ということで、今日は吹替えキャストの交代があった映画の感想です。
前作の声優が続投を断ったのではなく、客寄せのためにアイドルを起用したパターンです。
逆に前作で声優をしていたアイドルは降板し、本作のその役は声優が務めています。

スマーフ2 アイドル救出大作戦!
The Smurfs 2

2013年8月16日日本公開。
ベルギーの漫画を原作に実写とCGIで制作したアドベンチャー・コメディ第二弾。

リンゴ三つ分の大きさの青い妖精スマーフ。スマーフのパワーを手に入れることに執着する宿敵ガーガメル(ハンク・アザリア)は、スマーフそっくりの白い妖精を作り出す。しかし、本物のスマーフにするにはスマーフの魔法が必要。そこでガーガメルは妖精の国のアイドル、スマーフェットを誘拐する。スマーフたちは“チーム青”を結成し、スマーフェットを救うべく“チーム白”に立ち向かう。(シネマトゥデイより)



本作はコロンビア映画なのにソニーではなく東宝東和が配給していますが、
それは前作に東宝東和の資本が入っていたからです。
たぶん本作には東宝東和の資本は入っていないと思われますが、
配給はソニーには戻らず、東宝東和のままで日本公開をしたみたいですね。
ソニーとしても「こんな儲からない作品、配給したくない」と思ったのかもしれませんが、
むしろ本作もちゃんと日本公開してくれた東宝東和の義理堅さに感心します。
というのも、本作は全米でのコケ方が酷く、オープニング成績も前作から半減し、
批評家からもかなり酷評されている、ぶっちゃけ失敗作です。
漫画『スマーフ』に馴染みのない日本で成功できるとは考えにくく、
本来なら日本未公開でも致し方ない状況だったと思うので…。

現に本作の日本でのオープニング成績は、第13位と前作5位から大幅ダウンです。
200館以上で公開しながら興収も3000万円にも届かず、やっぱり興行失敗でしょう。
テコ入れのため本作のヒロインの吹替え声優にAKB48の高橋みなみを起用していますが、
シングルが13作連続ミリオンなんて言っても、AKB48の実際の人気なんてこんなものです。
前作では主人公の吹替えをジャニーズのHey! Say! JUMPが担当していましたが、
その時は一定の客寄せ効果があった気がしましたが、今回は全くその気配を感じません。
高橋みなみの声の演技自体は、『TIME』の篠田麻里子と違って特に問題なかったですが、
AKB48大島優子がヒロインの吹替えで好演した『メリダとおそろしの森』も
近年のピクサー映画の中でも最低の成績だったこともあるし、
AKB48による集客効果よりも、アンチAKB48や声優ファンの敬遠効果の方が大きいことに、
日本の外国映画配給会社もそろそろ気付いた方がいいと思います。
11月日本公開の『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズの最新作でも、
前作の声優を降板させてAKB48の渡辺麻友を捻じ込んだみたいですが、
今からでも遅くないので考え直した方がいいです。
まぁボクは字幕版で観るので関係ないですが、本作は吹替え版の公開のみで…。

AKB48を起用したことで、客足が遠のいたとすれば遺憾に思いますが、
ボク自身は声優ファンでもなければ、タレントの声優起用にも肯定的なので、
そのことで作品の評価を下げるようなことにはなりません。
全米での批評家の酷評にしても、本作が児童向け映画であることを考えれば、
大人げない批評家たちのウケが悪いのも当たり前です。
児童向け映画も好きなボクとしては、本作は至って健全で堅実な作品で、
親子で安心して観られるなかなかいい映画だと思いました。
ベルギーの漫画が原作で、パリが舞台だっただけに、全米や日本ではコケたけど、
欧州を中心にそこそこヒットしており、世界興収では大成功しているし。
それも作品の出来が全米での評価ほど悪くないからに違いありません。
ちっちゃくて可愛いスマーフがチョコマカ動くだけでも、十分観る価値あると思うけど。

スマーフ村に住むスマーフは不思議な小さな青い妖精です。
悪い魔法使いガーガメルは、スマーフ・エキスを使うことで魔法を使えます。
その魔法をマジックとして見世物にして、パリのオペラ座で公演するほどの
大人気マジシャンになった彼ですが、前作で得たエキスはもう残り少なく…。
そこで彼はスマーフを作って無尽蔵にエキスを絞り出す計画を立てますが、
出来あがったのはスマーフそっくりの白い妖精で…。
青いスマーフでないとエキスは絞り出せないため、ガーガメルはスマーフ村から、
唯一の女の子スマーフであるスマーフェットと拉致します。
実はスマーフェットは、もともとガーガメルが作った白い妖精でしたが、
村長のパパスマーフの魔法の呪文により、青いスマーフに生まれ変わったのです。
彼女からその呪文を聞き出して、出来そこないの白いスマーフを青くするって寸法ですね。
原作を知らないボクは、前作でスマーフェットがガーガメルによって生み出されたことが
シレッと言及された時に、彼女の複雑な生い立ちにちょっと驚いたのですが、
その部分がフィーチャーされる本作は、興味深かったです。
まぁ彼女がどんな経緯で生まれてスマーフに転生したのかまではわかりませんでしたが、
優しい女の子の今とは違い、もともとはイジワルな白いスマーフだったんですね。

スマーフはみんなスマーフェットのことが大好きですが、
彼女はみんなと生まれが違うことを気にし、自分がスマーフ村にいていいのか悩みます。
彼女を拉致したガーガメルは彼女の生みの親なわけですが、
今の家族であるスマーフを迫害する彼のことは大嫌いです。
でもガーガメルが作った白いスマーフ、ベクシーとハッカスは彼女にとっては実の妹と弟。
ガーガメルに捕まって悲しんでいた彼女も、妹と弟とは意気投合します。
きっとパパスマーフたちは自分を助けに来ないと思ったスマーフェットは、
ココが自分の本当の居場所だと思い始めるのです。
実の父だが自分を利用しようとするガーガメルか、愛してくれる義理の父パパスマーフか、
実の家族と義理の家族の間で揺れ動くスマーフェットが描かれ、
家族とは何かを問う、なかなか道徳的なファミリー映画になっています。

もちろんパパスマーフは、すぐにスマフェットを取り戻すため奪還チームを編成します。
ガーガメルを見つけるため、前作でお世話になった人間ウィンスロウ夫妻を頼ろうと、
スマーフ村から彼らの家にワープするのですが、それに必要なクリスタルが4人分しかなく、
パパスマーフの他3人のスマーフしかワープできません。
当然前作のメインどころのクラムジー、ブレイニー、ガッツィーが有力かと思ったけど、
いざ選ばれたのはクラムジーと、皮肉屋のグラウチー、そしてオネエ系のバニティでした。
まぁ性格的には個性的なメンバーだけど、外見的には地味な3人が選ばれましたね。
遠目では誰が誰だかわからなくなるような特徴が乏しいメンバーです。
まぁ本作の中心は、スマーフェットと妹ベクシーと弟ハッカスの3姉弟なので、
奪還チームはパパスマーフとその同行者程度の扱いだから、誰が選ばれても大差ないけど、
ボクとしてはブレイニーは同行させてほしかったかな…。

ウィンスロウ夫妻の協力で、パリまでやってきたパパスマーフたちですが、
その旅には夫妻の4歳の息子ブルーと、夫パトリックの義理の父ビクターも同行します。
ビクターはパトリックの義父ですが、妻グレースの実父というわけではなく、
パトリックの実母の再婚相手です。
パトリックは幼い頃にオウムを大切に飼っていたのですが、
継父のビクターがそのオウムを勝手に逃がしたのがキッカケで彼のことを嫌います。
だけどそれは誤解で、実は鳥アレルギーのパトリックのための行動だったのです。
この旅を通して2人は和解するのですが、このパトリックと義父ビクターの関係は、
スマーフェットと義父パパスマーフの関係と通じるものがあり、
血の繋がらない父子の愛情が本作の最大のテーマであることが窺えます。
なかなか感動的な物語だと思うのですが、なぜアメリカ人には伝わらないのか…。

ラストではスマーフェットが口を割り、ガーガメルに呪文を知られてしまい、
ベクシーとハッカスも青いスマーフに生まれ変わるのですが、
助けに来たパパスマーフたち諸共、ガーガメルに捕まってしまい、
7人のスマーフはエキスを絞り取るスマーフィレーターに閉じ込められます。
このままでは大量のエキスでガーガメルが強力な魔法を使えるようになり、
「トータルスマーフゲドン」で世界が滅ぼされてしまうかもしれない…、
という時に、パトリックとビクターが救出に現れ、見事ガーガメルの野望を阻止します。
スマーフェットの奪還に成功し、結果的にバクシーとハッカスも青いスマーフになれて、
みんなでスマーフ村に帰ってハッピーエンドという物語でした。
スマーフェットは青いスマーフになる時に、黒髪がブロンドになったのに、
ベクシーは肌の色の変化だけで髪の色は変わらないのは変かも…。
というか、もっと大きな変化を期待したので、少し物足りない気がしました。
ハッカスは異彩を放ちすぎで、青くなってもスマーフ村では浮きまくりです。

ボクとしては悪くない映画だと思ったけど、このシリーズもこれで打ち止めかな。
もし続編が作られたとしても、日本公開はまずあり得ないでしょうね。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/1099-65f69539
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad