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ホワイトハウス・ダウン

ブログ開設してから約4カ月、合計アクセス数が漸く5桁に突入しました。
開設してから2カ月間は、一日のアクセス数が平均30件くらいだったので、
5桁に届くまで、1年はかかると覚悟していたので、ボクとしては上出来の結果です。
それもこんなところに訪れてくださる皆さんのお陰です。ありがとうございます。
でも最近は何故か思うように記事が書けなくなって、ちょっとスランプ気味…。
そのせいか先月から堅調に伸びてきた一日のアクセス数もちょっと下降気味で、
なんとか3桁はキープさせていただいてますが、戦々恐々です。
というか、なんとか3桁を堅持しようという気負いがスランプの原因かも?
検索エンジンに引っ掛かりたいから、いろんなワードを盛り込もうとして、
記事が長くて纏まりのない、読み難いものになっちゃてるような気がします。
もっと力を抜いて、読み易い文章を書けるように精進します。

ということで、動画再生回数7億越えのカリスマブロガーが登場する物語の感想です。

ホワイトハウス・ダウン
White House Down

2013年8月16日日本公開。
ローランド・エメリッヒ監督描くアクション大作。

大統領ジェームズ・ソイヤー(ジェイミー・フォックス)を警護するシークレットサービスを目指すも、不採用となってしまった議会警察官のジョン・ケイル(チャニング・テイタム)。不採用だったことで幼い娘を悲しませたくないと、気晴らしも兼ねて彼女を連れてホワイトハウスの見学ツアーに参加する。だが、そこへ謎の武装グループが乗り込み、瞬く間にホワイトハウスを制圧した上に大統領とケイルの娘らを人質にして籠城。未曽有の事態に全世界が混乱する中、ケイルは武装グループに挑む。(シネマトゥデイより)



本作は謎のテロリストにホワイトハウスが乗っ取られ、
大統領救出のために元軍人の議会警察官が単身テロリストと戦うという物語。
予想はしていましたが今年6月に公開された『エンド・オブ・ホワイトハウス』と、
驚くほど内容が似ている気がしました。
『エンド・オブ・ホワイトハウス』は、朝鮮人テロリストにホワイトハウスが乗っ取られ、
大統領救出のために元特殊部隊隊員のシークレットサービスが単身テロリストと戦います。
同じホワイトハウスが舞台で、同じ大統領救出を題材にしているのだから、
プロットが似てしまうのはある程度仕方ないですが、
大統領だけでなく子供を救出する展開や、下院議長に大統領権限が委譲されること、
核発射装置をめぐるクライマックスなど、細かい設定や展開まで共通項だらけです。
まるで同じ脚本を別の人が大胆にアレンジしたような印象です。

そうなると、面白さとしては先行する方が新鮮な分だけ有利になります。
実際に後発の本作の物語にはかなり強い既視感を覚えてしまいました。
製作費で言えば、先行した『エンド・オブ・ホワイトハウス』は7000万ドル、
後発の本作は1億5000万ドルと、倍以上の巨額が投じられており、
VFX面でも本作の方が派手なのは当然ですが、映像に倍ほどの差を感じず、
せいぜい1.3倍くらいの派手さだと思いました。
かなり『エンド・オブ・ホワイトハウス』のVFXが頑張っていたのもありますが、
本作での独自性の強いアクションといえば、庭園でのカーチェイスくらいで、
ホワイトハウス屋上から飛行機を撃ち落としたり、やはりアクションシーンも似ており、
いくら金をかけても既視感を覆すほどのVFXにはなりません。

それに本作の監督はディザスター・ムービーの巨匠ローランド・エメリッヒですが、
彼の仕事の割には、ホワイトハウスの破壊っぷりも大人しい気がします。
『インディペンデンス・デイ』や『2012』ではホワイトハウスを完全に崩壊させたのに、
本作では内装を無茶苦茶にしたり、爆弾や火災で一部破壊する程度ですからね。
本作はディザスター・ムービーではないので、破壊の規模で面白さが決まりはしなけど、
彼がメガホンを取るとなれば、そこも期待しちゃうし、ちょっと物足りなさを感じます。
なお、余談ですが、製作費は『エンド・オブ・ホワイトハウス』の倍以上かけてますが、
後発が響いたのか全米興収は本作の方が低い、…というか興行的にコケています。
日本では夏休み期間中ということもあり、本作の方が多少高そうですけど…。

しかし、後発で既視感があったり、全米でコケたからと言って、
本作が全く面白くない作品ということはないです。
キャストでは、ジェラルド・バトラー単独主演の『エンド・オブ・ホワイトハウス』と、
チャニング・テイタムとジェイミー・フォックスのダブル主演の本作を比較すれば、
本作の方がちょっと華やかさで優ってる気がします。
フォックスは米国大統領役で、テイタム演じる議会警察官ジョンと協力して、
ホワイトハウスの危機を救うのですが、そこが『エンド・オブ・ホワイトハウス』と違う、
本作最大の特徴でもあり、本作だけの面白味でもあります。
正直『エンド・オブ・ホワイトハウス』の大統領はいくらでも代えが利くような凡人で、
こんな大統領、必死に救う価値があるのか?って感じでしたが、
本作の大統領は、とても英雄的な立派なオンリーワンな人物です。
命懸けで助けるだけの価値はあるし、大統領自身が市民のために命懸けで戦います。
といっても、ハリソン・フォード演じる『エアフォース・ワン』の大統領のような、
マッチョで超人的な男ではなく、正義感とリーダーシップはあるが普通の黒人青年です。
襲われているジョンを助けるため、テロリストを撃ち殺してしまうが、
悪者とはいえ殺してしまったことを、少し後悔する人間的なところも魅力です。

そんな大統領以上にいいキャラだったのが、
テロリストのホワイトハウス占拠に巻き込まれた11歳の少女エミリーです。
『エンド・オブ・ホワイトハウス』にも、主人公が子供を助ける展開があり、
その子は大統領の幼い息子でしたが、エミリーは逆に議会警察官ジョンの娘で、
テロリストの人質となり、絶体絶命のところを大統領に助けられます。
でもただ助けられるのを待つ大統領の息子と違って、彼女はかなりアクティブで、
隠れながらテロリストの様子をスマートフォンで録画し、
それを現場からYouTubeにアップして自分のブログに掲載します。
その映像がマスコミに報道され、テロリストの身元特定に至り、彼女のお手柄でした。
でもアホなマスコミが撮影者である彼女のフルネームや顔写真まで放送したため、
人質中の彼女はかなり危機的な状況になっちゃいましたが…。
更にラストでホワイトハウス崩壊を救ったのもエミリーで、
ただ救出を待つだけの受け身ではない彼女の活躍はとても楽しかったです。

エミリーは官邸マニアで、ホワイトハウスの雑学を沢山知っている変わった女の子ですが、
本作にはホワイトハウスのトリビアがいろいろ語られ、それが伏線にもなっています。
例えば、ケネディー大統領とマリリン・モンローが逢瀬に使ったと噂される
都市伝説的な地下トンネルを脱出ルートに使ったり、
英米戦争により燃えるホワイトハウスの絵画を見たジョンがある作戦を閃いたり、
大統領専用車は超すごい防弾仕様のキャデラックで、それでカーチェイスしたりとか、
序盤のエミリーや見学ツアーガイドの何気ない会話で出てきたトリビアが、
テロリストと戦うためのヒントになってたりするんですよね。
そういうところは、ある意味『エンド・オブ・ホワイトハウス』よりも、
ホワイトハウスが舞台であることを活かした展開だったかもしれません。

そんなホワイトハウスを占拠したテロリストですが、これはちょっと微妙だったかな。
『エンド・オブ・ホワイトハウス』は北朝鮮のテロリストという設定が斬新でしたが、
本作は中東絡みのテロリストで、ちょっとベタな気がします。
まぁアルカイダとか中東のテロリストそのものではないのですが。
本作のテロリストは、過激派右翼、白人至上主義者、元NSA、元デルタ、元CIAなど、
今の政府に不満を持つ寄せ集めの傭兵集団です。(そのわりには仲がいいけど。)
しかし彼らを率いるのはシークレットサービスこの道25年のウォーカー隊長で、
この占拠事件はクーデターということになります。
ウォーカーは大統領を人質に、連邦準備銀行から多額の身代金を要求します。
しかし真の目的は金ではなく、大統領が米軍を中東から撤退させることに対する抗議です。
オバマ大統領もイラクやアフガンから駐留米軍撤退を発表しましたが、
本作のソーヤー大統領はやっぱりオバマ大統領がモデルなんですね。
オバマ大統領は禁煙中なので、ソーヤー大統領もニコレットを食べてます。
ウォーカーがなぜ米軍撤退に反対するかと言えば、彼の息子は海兵隊でしたが、
イランの核開発疑惑調査の秘密作戦で命を落としてしまったからで、
このままイランから撤退させたら、息子の犠牲が無駄になると考えたからです。
イランの核開発の証拠は見つかりませんでしたが、これもイラク核開発疑惑が元ネタで、
本作はホワイトハウスのトリビアだけでなく、時事ネタも盛り込んであり面白いです。
…が、やっぱりテロリスト自体は単なる武装集団で普通すぎますね。

大統領が占拠されたホワイトハウスから脱出できないため、
アメリカ合衆国憲法修正第25条により、エアフォースツーに搭乗中の副大統領に、
大統領の権限が移譲されることになります。
副大統領は自分が大統領になれることを嬉しがってるような俗物なので、
実はコイツが黒幕なんじゃないかなと勘繰りましたが、彼は大統領就任直後、
NORADのシステムを乗っ取ったウォーカーに、エアフォースワンを撃墜されます。
(※副大統領が大統領になった時点でエアフォースツーからエアフォースワンになる。)
すると大統領権限は継承順位3番目の下院議長に移るのです。
議長も中東からの米軍撤退には反対の立場ですが、実はコイツが黒幕でした。
彼は大統領しか知り得ない核発射装置の発射コードを中東嫌いのウォーカーに教えて、
中東に向けて核ミサイルを発射させるように仕向けますが、
議長自身は中東に核攻撃する気はなく、核発射装置起動を阻止する名目で、
まだソーヤー大統領や人質のいるホワイトハウスを空爆するように指示を出します。
彼は米軍撤退を反対する防衛産業の族議員だったのです。

指示を受けた戦闘機のパイロットがホワイトハウスを空爆しようとしますが、
彼の目に庭で大統領旗を振る少女エミリーの姿が映り、直前で空爆中止します。
またしてもエミリーのお手柄でしたが、それはその直前にたまたまジョンが、
核発射装置を止めていたから結果オーライなだけで、もし止まってなかったら、
空爆中止したことで、核ミサイルが中東に飛んで行ってしまっていたところでした。
パイロットが装置の停止を知る術はなく、ちょっと納得できない展開ですが、
エミリーの英雄的行動には感動したので見逃します。

米軍が気付かれないように低空飛行でブラックホークをホワイトハウスに差し向けたら、
オービスに撮られてテロリストに気付かれ、ジャベリンで撃墜されたり、
大統領が脱出のために、革靴をやめて動き易いエアジョーダンに履き替えたり、
「ペンは剣よりも強い」を否定したウォーカーを、大統領がペンで突き刺したりと、
思わず笑ってしまったネタもけっこうありました。
やはり本作の問題は後発であることの既視感だけで、総合的には面白い作品です。
『エンド・オブ・ホワイトハウス』の鑑賞者にはあまりオススメできませんが、
どちらも未鑑賞の人はけっこう楽しく本作を観ることができると思います。

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