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エンド・オブ・ウォッチ

最近世間を騒がしている従業員による悪ふざけ写真のネット投稿ですが、
ローソンやファミリーマート、レストラン「ブロンコビリー」などに続き、
今度はピザハットでも起こったみたいです。
バイト従業員が自分の顔にピザ生地を貼り付けた悪ふざけ写真がツイッターに投稿され、
「またか」と批難の声が上がっています。

ボクの知り合いのバイト先でも、最近の悪ふざけ投稿問題を受けてか、
主任から「職場の写真をSNSにアップしたら厳しく処分する」とお達しがあったそうです。
でも、この問題は職場の写真がネット上に投稿されたことが不適切なのではなく、
その写真で撮られている行為が食べ物を扱う店として不衛生なのが不適切なのです。
しかし世間でもネットに投稿した行為の愚かさに対する非難が目立つ気がします。
もし同じような不衛生な行為が行われても、ネットにさえ流出させなければ、
従業員は大したお咎めも受けないでしょうが、それって消費者の利益にはなりませんよね。
ボクも数店の大手飲食チェーンでバイトしていたことがありますが、
厨房の不衛生さは衝撃的で、こんな店で一生飲み食いしたくないと思ったものです。
件の主任も、例え悪ふざけでなくても、職場を撮られたらマズいと思ってるんでしょう。
一連の写真投稿も、ある意味では店の不衛生さを世間に報せる内部告発のようなものです。
まぁ投稿者がバカなことは間違いないですが…。

ということで、今日は公務員が職場にカメラを持ち込んで撮った映像の感想です。

エンド・オブ・ウォッチ
End of Watch

2013年8月17日日本公開。
ロス市警を舞台にしたクライム・スリラー。

ロサンゼルスの重犯罪多発地区サウス・セントラルを担当する白人巡査テイラー(ジェイク・ギレンホール)とメキシコ系巡査ザヴァラ(マイケル・ペーニャ)は、固い絆で結ばれた警官コンビ。パトロール中に通報を受けて向かった家で、図らずもメキシコ麻薬カルテルの秘密に触れてしまう。組織の怒りを買った二人は命を狙われてしまい……。(シネマトゥデイより)



逃走車を追跡中のパトカーに搭載されたドライブレコーダーの映像で始まる本作。
警官はカーチェイスの末、逃走車を追い詰め、激しい銃撃戦を経て犯罪者を制圧しますが、
その後、その警官がロッカールームで自分撮りをしながら自己紹介するになります。
本作はロス市警の警官テイラーが、自分の仕事模様を勝手に撮影した映像という、
ドキュメンタリー映画ですが、もちろんフィクションです。
でも別にフェイク・ドキュメンタリーにしたいわけではないようで、
ずっと主観映像が続くわけでもなく、普通のカメラワークのシーンも多いです。
映像の一部にドライブレコーダーやハンディカムなどの主観映像を使うことで、
犯罪現場の臨場感を演出する意図があるのだと思われます。
まぁフェイク・ドキュメンタリーなら普通は無名俳優しか使いませんが、
本作の主人公のテイラー役が有名俳優のジェイク・ギレンホールですからね。
端から誰もドキュメンタリーだなんて思いませんよね。
テイラーが街をパトロールしながら犯罪者を見つけて取り締まったり、
警察無線の要請に応じ現場に急行したりする様子をドキュメンタリータッチで描いた、
さながら「警察密着24時」って感じの作品です。

「警察密着24時」系のドキュメンタリー番組は、日本でもテレビでよく放送されてますが、
本作の舞台は日本の夜の繁華街なんて生易しい場所ではなく、
アメリカで最も犯罪が多発するカリフォルニア州ロサンゼルスのサウスセントラル地区。
黒人ギャングとヒスパニック系ギャングが日々抗争している超危険地帯です。
主人公テイラーは白人警官ですが、相棒のザヴァリもメキシコ系です。
そこを管轄するニュートン署に勤める警官たちは、常に防弾衣を着こみ、
銃を抜く機会や銃撃戦も多い、戦場並に命懸けの職場です。
同僚のひとりは、ギャングから目玉にナイフ突き刺された人もいましたが、
こんな恐ろしい職場で働くなんて考えられません。
というか、サウスセントラル地区に住むこと自体無理ですね。
フィクションだから誇張はあると思うけど、かなり刺激的な「警察密着24時」です。
まぁ酔っ払いのケンカの仲裁も面白いけどね。

ある日、ビッグ・イーブル率いるヒスパニック系ギャング「カーブサイド」が、
路上に溜っていた黒人ギャングにドライブバイし、黒人がひとり死ぬ殺人事件が発生。
翌日テイラーらによって、それに使用された盗難車が発見されます。
でも殺人事件の捜査は刑事の仕事で、テイラーら所轄の警官は現場から追い出されます。
テイラーは刑事志望ですが、高卒だからなかなか難しいのかもしれませんね。
ロス市警でも日本の警視庁みたいにキャリアとノンキャリみたい構図があるんですね。
まぁテイラーも職場に勝手にカメラを持ち込んで撮影しているような男なので、
あまり真面目な警官とは言えないし、出世できそうなタイプではないですね。
パトロール中も相棒ザヴァリとずっとバカ話してるし、呑気なものです。
でも正義感が強く勇敢な面もあり、けっこう手柄を立てたりもします。
ギャングの実家を勝手に張り込み、そこに出入りしている車に職質をかけ、
車内から大金と超豪華に装飾されたAK-47を押収したりします。
(金はスープの中に隠すという巧妙な手口なのに、AK-47はむき出しで積んでるし…。)
また火災で燃え盛る一軒家に飛び込み、2歳の女児を救出し、勇士勲章を授与されました。
英雄的行為ですけど、そんなのは消防士の仕事で、警官がやるのは無謀なだけかも。

ある日、テイラーらは、警察無線で誘拐事件の通報を受け、ある民家に急行。
泣き叫ぶ母親をなだめながら、とりあえず家の中を捜索すると、
クローゼットの中に1歳と3歳の児童が閉じ込められており…。
勝手に捜査を始めたテイラーは、別の家で子供を含む大勢の人が監禁されているのを発見。
人身売買を疑い、彼らを救出しますが、そこに連邦捜査官がやってきて怒られます。
どうやら麻薬カルテルの捜査で、その家は内偵中だったみたいです。
その数日後、独居老人の安否確認の要請を受けたテイラーらは、その老人宅に急行。
呼びかけても返事がないので、ドアを蹴破って中に入ると、部屋には死臭が漂い…。
更に奥に踏み込むと、複数の人間のバラバラ死体があり…。
生首が転がり四肢が散乱する凄惨なシーンで、まさかのグロ映像にビックリしました。
半ドキュメンタリー形式だから、臨場感があって衝撃が増幅しますね。
部屋には大量の麻薬もあり、どうやら麻薬カルテルが絡んでいるみたいで、
先の誘拐事件や人身売買と何か関係がありそうです。
犯人の目的は人身売買ではなく、何かの儀式で猟奇的に殺すために人を監禁してたのかな?
そこの経緯はちゃんと描かれなかったので、ちょっと気になります。

おそらく事件と関係のあるヒスパニック系ギャングのビッグ・イーブルは、
チョコマカと目障りな警官テイラーとザヴィラを始末する計画を練り、
パトロール中の彼らの目前でわざとスピード違反を行い、追ってきた彼らを、
武装したギャングが待ち伏せしているアパートに誘い込み、一斉掃射します。
腕に被弾するも奇跡的に脱出できた彼らですが、路地で挟みうちに遭い、
テイラーは胸を撃たれ、死んでしまうのです。
いやー、主人公が死んでしまうまさかの展開で驚きました。
一方のザヴァリは、妻が出産したり、テイラーの結婚式で柄にもないことを言ったりと、
死亡フラグが立ちまくっていたので、最後にきっと死ぬだろうと予想してたけど、
まさかザヴァリが生き残って、テイラーが死ぬとは予想外でした。
…と思ったら、撃たれたテイラーに駆け寄ったザヴァリも、
背後からギャングに蜂の巣にされて死んでしまうのです。
いやー、まさか両方殺されちゃうなんて、露程も思ってなかったのでビックリです。
2人を殺害したギャングたちは、駆けつけた警官たちに殲滅されます。
その後、葬儀のシーンになるのですが、「あれ?棺桶がひとつしかないぞ?」と思ったら、
その式はザヴァリの葬儀で、なんとテイラーが参列してるじゃないですか。
胸を撃たれて死んだように見えたテイラーですが、実はギリギリ生きていたみたいです。
テイラーの生存には驚いたけど、大局的には死亡フラグの読みは正しかったわけで、
終わってみれば「やっぱり」って感じでしたね。

途中でザヴァラの妹の誕生会とかテイラーの結婚式とかプライベートなシーンがあって、
そこには多少の冗長感を覚えたものの、世界一ハードな「警察密着24時」的な演出で、
なかなか面白いポリスアクション映画だったと思います。

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