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劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ

最近は本文が100行程度でまとまるように心掛けているのですが、
前記事、前々記事では200行近く書いてしまい、ちょっと長文すぎたと反省してます。
(それでも伝えたい内容の7割程度しか書けてません。)
長文書くのは楽しいですが、きっと読み難いですよね…?

さて、いつもクールの始めは、どの新ドラマや新アニメを視聴すべきか悩みます。
ボクの番組選びの基準は「劇場版になるか否か」ですが、これは予想が難しいです。
『ガリレオ』みたいに先に劇場版化を発表してもらえると有難いのです。
今季で言えば、新春公開の『劇場版トリック』のスピンオフ『警部補 矢部謙三2』は、
見ておいた方がいい気もしますが、前作が面白くなかったのでスルーです。
まぁ大抵はテレビで視聴者の反応を確かめてから、劇場版化が決まりますもんね。
そういう意味では『半沢直樹』なんて人気ありそうなので劇場版化の可能性も高いけど、
ヒロインの女優が嫌いなのでやっぱりスルーです。

アニメの方は全く詳しくないので更に予想が難しいです。
『〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』というのは劇場版化が決まってるみたいですが、
ファーストシーズンも見てないので、劇場版公開までに全部視聴できるか微妙…。
『ガッチャマン クラウズ』は実写版『ガッチャマン』とは関係ないのかな?
あとはよくわからないものばかりで判断が付きませんが、
『Free!』ってやつは京都アニメーションだから劇場版化の可能性もあるかも?
…と思って1話目視聴したけど、どうも女の子の見るアニメっぽかったです。
まぁドラマもアニメも、テレビ放送は見てなくても劇場版が面白そうなら観に行くけどね。

ということで、テレビ放送見てないけど面白そうだから観に行った劇場版の感想です。
なるべく短めに書くつもりですが、長文がクセになったのでまだ長くなるかも。

劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ
銀魂 完結篇

2013年7月6日公開。
『週刊少年ジャンプ』で連載されているSF時代劇漫画の劇場版第2弾。

自分の存在しない、もう一つの未来の世界へと投げ出されてしまった坂田銀時。なぜか荒廃している江戸の町並みを目にして驚き、そこに暮らす貧しい人々や混乱に乗じて政府転覆の機会をうかがう攘夷(じょうい)志士たちや、無法の限りを尽くすゴロツキたちの姿を嘆く。そんな中、洞爺湖の文字が刻まれた木刀でゴロツキをなぎ倒すメガネの青年と、銀時の着ていた服と雰囲気の似たチャイナ服をまとい、巨大な犬を引き連れた女性と出くわす。二人が成長した志村新八と神楽であるのを知り、さらなる衝撃を受ける銀時だったが……。(シネマトゥデイより)



テレビアニメ『銀魂』のアニメ完結編として制作された本作。
アニメ完結編ってことは、劇場版はもちろん、テレビアニメも完全終了なのかな?
完結編があってもその人気次第で続編が制作されるということは、
劇場版では間々ありますが、本作は公式から「やめるやめる詐欺ではない」と発表され、
どうやら本当に閉店商法ではないみたいです。
原作漫画はこれからも続くだろうし、劇場版になるくらい人気アニメなのに、
そんな優良コンテンツを急に完全終了させちゃうなんて、ちょっと不思議ですね。

前述のようにボクは『銀魂』のテレビアニメは全く見ていません。
ただ、たまに『週刊少年ジャンプ』を読む機会があると、原作漫画を読んだりもします。
もう何年も読んでないので、かなり初期の頃、数話読んだだけだと思いますが。
でも劇場版第一作目『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』は観ました。
なので基本的な設定や簡単なキャラの相関関係は、全く知らないわけでもないです。
…いや、この程度の知識では、全く知らないと言った方がいいのかも。

そんな状況で観に行った本作ですが、驚くほど楽しめてしまいました。
今年観た日本のアニメ映画14本の中では『DRAGON BALL Z 神と神』に次ぐ面白さで、
予告編でも面白そうだとは思っていたものの、予想を遥かに超える出来でした。
前作『~新訳紅桜篇』の不満点は、原作にギャグ漫画のイメージがあったのに、
かなりマジメで平凡なアドベンチャー作品だったことでしたが、
本作はイメージ通り…、いや、イメージ以上にギャグ満載で、かなり笑えます。
ほとんどのネタは面白いものの、笑えなかったネタもそれなりにありましたが、
それは原作やテレビアニメを見ていないとわからない内輪ネタだったためで、
原作ファンには大ウケで、ギャグの度に劇場がドッカンドッカンです。
『DRAGON BALL Z 神と神』もギャグ満載で、劇場もかなり沸いてましたが、
本作でもその時と同じくらい笑いが起こっていたように思います。
いや『DBZ』の時は満席だったから、6割程度の入りの本作で同程度に感じるってことは、
同条件なら本作の方がウケていたってことになるかも…。

まずガッチリ心を掴まれたネタが、冒頭の映画ネタです。
というか、映画ファンのボクとしてはここがピークだったりもしますが…。
前作でも劇場版らしく最初は映画ネタを持ってきて、そこが一番面白かったですが、
本作は前作の映画ネタの更に上をいく、かなり面白いネタとなっています。
どういうものかは、実際に観てもらうのが一番いいのですが、
簡単に言えば、映画の本編前に必ず流される「NO MORE 映画泥棒」のパロディで、
お馴染みのビデオカメラ頭で黒スーツの映画泥棒を、
主人公の銀さんが捕まえて説教するというものです。
銀さんは映画泥棒に対し「映画を盗撮するな」と説教するのではなく、
「毎度毎度出てくるな、長い予告で疲れた客の空気読めよ」と、
「NO MORE 映画泥棒」の映像自体にダメ出しするんですよね。
それが面白いのはもちろん、普段感じていたことを代弁してもらって痛快でした。
ボクも観客を盗撮犯扱いして警告してくるあの映像は不愉快だったので。
しかも年間100本以上映画を観るボクは、あの映像も100回以上観させられるので、
本当に「NO MORE 映画泥棒」にNO MOREでしたからね。

でもその説教シーンが長くて、そろそろちょっと飽きてきたな…、
…って時に、「どんだけ尺取るつもりだ!」と新八の絶妙なタイミングのツッコミ。
その後は神楽によるマナームービーのパロディ「映画鑑賞心得」が始まり、
さらに映画ネタが続き、それもまた笑えるんですよね。
神楽の「映画鑑賞心得」は、第四の壁を破るメタネタですが、
盗撮禁止などの観客に対する注意喚起だけでなく、
アニメ映画に多い入場者特典を利用した景品商法やフィルムリピータ商法など、
悪どい商売をする配給側のモラルについても注意喚起されるのも痛快です。
本作も実は入場者特典がもらえるのですが、「コミックス零(ゼロ)巻風メモ帳」で、
コミックスっぽいカヴァーが付いてるけど、中身はただのメモ帳という代物です。
これは非売品のコミックス零巻を特典にすることで、原作ファンを動員する、
『ONE PIECE』や『HUNTER×HUNTER』などジャンプ系アニメの劇場版の景品商法を、
シニカルにパロった入場者特典だと思います。
まぁコアなファンなら、これが目当てで何度も観に来る人もいるかもしれないけど…。

かなり面白いんですが「NO MORE 映画泥棒」のパロディで残念だったのは、
ティアラが登場する旧タイプの映像のパロディだったことかな。
あとTOHOシネマズで観ると、本物の「NO MORE 映画泥棒」の後に、
『風立ちぬ』の特別フィルム(4分間)が流されてしまうので、
本物とパロディが分断され、天丼ネタとしての機能が若干損なわれることです。
最近は「映画泥棒」よりも、くそ長い『風立ちぬ』の特別フィルムの方がウザいですが、
なんと本作は、冒頭部分で『風立ちぬ』までパロってるんですよね。
銀さんが映画泥棒を捕まえたのは、万事屋の仕事で映画館警備の依頼を受けたからですが、
その時そこで上映されていたのが『アレ勃ちぬ』というSM映画。(笑)
宮崎駿のジブリアニメを堂々と下ネタでパロるなんて根性ありますよね。
ポルノを上映しているので成人映画館のはずですが、なぜか『トリコ』も上映してました。
もしや『トリコ』の原作者に対する揶揄、…ってのは考えすぎですね。

冒頭から映画ネタの連発でツカミはOKって感じだったのですが、
このネタがツカミだけで終わらなかったのが意外でした。
映画泥棒が盗撮した『アレ勃ちぬ』の映像で、一発シコろうと考えた銀さんは、
映画泥棒をトイレに連れ込み、ビデオカメラの映像を再生するのですが、
レンズから謎の光が放出され、気が付くとなぜか映画泥棒と一緒に墓場に立っており、
なんとそこは5年後の世界だったのです。
実は映画泥棒は時空間転送装置(タイムマシン)、その名も「時間泥棒」だったのです。
冒頭の映画ネタは観客サービスのギャグパートで、前作でそうだったように、
その後普通に本編が始まるのかと思いきや、すでに本編の導入になっていたわけです。
しかもこの時間泥棒は単なる導入のためのブリッジ的キャラではなく、
この物語の最重要キーパーソンで、終盤ではすごい活躍を見せます。
しかも時間泥棒だけではなく、『アレ勃ちぬ』までが伏線となっており、
『アレ勃ちぬ』のフィルムリピーター商法でもらえるフィルムが、
クライマックス前の感動的なシーンに繋がっているんだからビックリです。
いやー、伏線をギャグで伏線とは悟られないようにコーティングしてしまう手法は、
正直かなり感心させられました。

…あ、冒頭の映画ネタだけで、もうかなり長文になっちゃってますね。
本作の物語の印象を例えるなら『ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』みたい。
主人公がパラレルワールドに送り込まれるという展開で、
そこでいつもとは別人のような性格になった仲間(ライバル)たちと出会い、
元の世界に戻すため冒険する、というところが共通してますね。
あと、どちらも原作者が脚本を書いているというところも同じです。
パラレルワールド設定は、原作のストーリーに影響が出ないので使いやすいし、
原作のキャラも沢山出せるので、ファンサービスにも持ってこいの設定です。
パロディは本作独自で、『北斗の拳』や『るろうに剣心』などジャンプ系ネタから、
『ガンダム』やチェッカーズ、プロレスラーまで、多才なネタが用意されています。

5年後の世界は、感染すると髪の色素が抜け半年以内に必ず死ぬ謎の疫病「白詛」により、
地球人口の3割が死に、4割が地球外に移住して、かなり荒廃していました。
その白詛を解決するため、ある人物が時間泥棒を使って5年前から銀さんを呼んだのです。
この時代の銀さんは、すでに死んでいるため、タイムスリップした銀さんは、
変装(?)してチンさんと名乗り、銀さんの義兄弟のフリをして行動します。
銀さんが死んだことで万事屋は分裂し、新八と神楽(+定春)は別行動しています。
5年の月日は彼らの性格も外見も別人のようにしてしまいましたが、
チンさんの登場で3人は再び万事屋を組み、白詛問題を解決しようとします。
別人になったのは2人だけでなく、真選組や攘夷党など他の登場人物もです。
そのあまりの変貌ぶりに場内は爆笑(特にエリザベスでは大爆笑)でしたが、
原作をちゃんと知らないボクはその面白味を味わうことはできず、
そんなに笑えるならテレビアニメを見ておくべきだったと後悔したほどです。
展開上もグラサンのオッサンがかなり重要な役割だったのですが、
このオッサンと銀さんの関係性が全くわからず、一部の展開でキョトンとなりました…。
一見さんには少々不親切な劇場版だったといえます。

白詛の調査を進めると、白詛は人為的に作られたナノマシンウィルスで、
銀さんはそれとよく似た「コドク」という術を使う「星崩し」のエンミという男を、
15年前の攘夷戦争で殺したことを思い出します。
しかしエンミはこの時代に姿を現し、銀さんの前に立ちはだかります。
この死んだはずのエンミがなぜ生きているのか、その正体は何者なのかが焦点ですが、
誰とは言わないけど、このオチも『ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』と同じ。
ここはもうちょっとミスリードを用意するなり工夫があってもよかったですが、
エンミの正体がわかってからが怒涛の展開なので、そこはあまり重要じゃないかも。
エンミの正体と共に衝撃の事実を知った銀さんは、時間泥棒で再びタイムスリップし、
15年前の攘夷戦争で、未来を変えるためにある行動に出るのです。
正直、攘夷戦争以降はタイムパラドックスが発生し、SF的に納得し難い展開だけど、
この主要キャラ総登場の大戦争シーンは、かなり盛り上がります。
ボクでもそうなんだから、原作ファンだったら鳥肌ものだったんじゃないかな?
感動的なシーンやシリアスな戦闘シーンでも、雰囲気を壊さない程度のギャグを差し込み、
ちゃんと笑いを取っているところが憎いです。

これだけ面白い作品だと、完結させてしまうのが勿体ない気もしますが、
これ以上のものはなかなか難しいだろうし、有終の美とも言えるのかな?
これだけの脚本が書けるなんて、原作者を漫画家にしておくのは惜しいくらいです。

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