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オブリビオン

今日からTOHOシネマズは高校生1000円ですが、今日はファーストデイなので、
高校生じゃなくても1000円ということで、ボクも映画を観に行きました。
やっぱり誰でも1000円均一の日はお客さんが多く、ボクが観たスクリーンもほぼ満席。
こんな時によく思うのですが、高校生やシニアなど、いつでも1000円で観れる客は、
誰でも1000円均一の日くらいは遠慮して他の客に機会を譲るべきじゃないかと…。
まぁ土曜日なので学校がお休みの高校生はまだ許せる気がしますが、
定年して時間にゆとりのありそうなご老人は、別に今日観なくてもいいだろと…。

今日ボクの隣にお爺さんが座ったのですが、そのお爺さん、
…いやジジイは、本編開始早々イビキをかいて寝始めやがったんですよね。
映画を観る気がないんなら映画館に来るんじゃねぇよ。
しかも誰でも1000円均一の日に…。
てか、イビキも寝息も迷惑だから、映画館で寝るんじゃねぇよ。
そういえば、先週の日曜日だったかテレビアニメの『サザエさん』で、
アナゴさんの趣味が「映画館で寝ること」というようなエピソードがありました。
その時のアナゴさんも映画館で盛大にイビキをかいて寝ていましたが、
それを是とする内容で、『サザエさん』を見ていて初めて殺意を覚えました。

ということで、今日はイビキジジイの横で観る羽目になった映画の感想です。
アナゴさんは寝るためにわざと退屈な映画を選択するそうですが、
本作は退屈な作品ではないし、あんな大音響の中で寝られるなんて異常です。

オブリビオン
Oblivion.jpg

2013年6月1日日本公開。
ジョセフ・コシンスキー監督、トム・クルーズ主演によるSF大作。

エイリアン“スカヴ”の侵略を食い止めたものの、その戦いによって地球が半壊してから60年。生き残った者たちがほかの惑星へと移住してしまった中、ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)だけが地球に残って上空から偵察していた。パトロールに向かっていた彼は、誰一人として生存しているわけがないエリアで何者かの襲撃を受けてしまう。混乱するジャックの前に現れたのは、ビーチ(モーガン・フリーマン)という謎の男。彼との遭遇を機に、ジャックは地球、人類、そして自身の運命を担う冒険に出ることに。(シネマトゥデイより)



トム・クルーズにとっては久々のSF映画ですね。
断片的な情報だけで構成され、どうやら終末ものSFらしいということ以外、
ほとんど内容が想像できない予告編に惹かれて観に行きました。
でも、うーん、映像はとてもよかったけど、内容は…。
楽しくは観れたけど、予告編とは違って、展開が読めすぎるんですよね…。
どんでん返しがあるのですが、この手の作品としてはベタな真相で、
ちょっと古めかしいSF映画を観ているような気になりました。
まぁ本作は70年代のSF映画をオマージュしているらしいので、
古めかしく感じるのは製作サイドの狙い通りなのかもしれませんが…。

2017年、宇宙から「スカヴ」という侵略者が地球にやってきます。
スカヴが月を破壊したことで、地球は地震や津波など大災害に見舞われますが、
人類も核兵器などを用いてスカヴと戦争し、なんとか勝利します。
しかし核戦争の代償で地球は放射能汚染され、わずかに生き残った人類は、
地球に海水から核融合発電する採水プラントを設置し、
その電力を宇宙ステーション「テット」や、土星の衛星「タイタン」に送電し、
そこに移住して生活しています。
しかし地球にはスカヴの残党がいるため、自立型ロボット「ドローン」を使用し、
採水プラントを警護させ、スカヴの残党からの攻撃を防いでいます。
そのドローンの修理屋として地球に送られたのがトム・クルーズ演じるジャックです。

2077年、ジャックは通信担当の女性ヴィッカと共に任務に就きます。
2人は宇宙ステーション「テット」からの指示で任務に当たりますが、
任務の期間は2週間で、それが終われば楽園タイタンで暮らせるという条件です。
2人は任務に就く前に何故か一度記憶を削除されています。
もしスカヴに捕まった時に、任務を守秘できるようにするためのようですが、
わざわざ記憶を削除して任務させる組織なんて、あからさまに怪しいです。
あー、これはテットの方が何か隠しているに違いない、と思いますよね。
序盤で記憶の削除に関して、あっさり流す感じで説明していたので、
それが真相に繋がる伏線だとあまり気付かれたくないような印象の演出でしたが、
なにしろタイトルが『オブリビオン』…、訳すと「忘却」ですからね。
ジャックの消された記憶が物語のカギなのは見え見えです。
なのでジャックがテットに騙されているに違いないと予想できるわけです。
以下、ネタバレ注意。

そしてその予想は案の定でした。
ジャックはパトロール中にスカヴに捕まるが、連行された先で見たスカヴの正体は人間。
スカヴのリーダーであるビーチは、「エイリアンの侵略はデタラメだ」と諭します。
彼らはドローンも一機捕まえていて、NASAが開発した小型原子炉をドローンに搭載し、
それをテットに送り込んでその中枢で爆発させる計画を立てています。
そのために修理屋ジャックにドローンのプログラムを書き変えてもらう必要があります。
スカヴを簡単には信用できないジャックは一度は拒否するも…。
やっぱりスカヴはエイリアンではなく、テットの嘘だったわけです。
そうなるとテットの正体は何なのかですよね。

スカヴに捕まる少し前に、戦争前の宇宙船「オデッセイ号」が地球に墜落します。
ジャックは墜落現場の残骸の中からコールドスリープで眠っている女性を発見し救出。
彼はその女性ジュリアと、どこかで会ったことがある気がします。
スカヴから解放された彼がジュリアと一緒にエンパイアステートビル跡に行くと、
彼の消された記憶が蘇り、ジュリアが自分の妻であることを思い出します。
彼女曰く、自分は宇宙飛行士で、60年前に宇宙船でタイタンの調査に行くはずが、
出発直前に宇宙に謎の物体が出現し、任務が物体の調査に変更されたとか。
その謎の物体こそがテットだったのです。
つまりテットの方が地球侵略に来たエイリアンだったわけですね。
どんでん返しではあるものの「やっぱりか」って感じです。
そうなるとコールドスリープで保存されていたジュリアは歳を取らないのはわかるけど、
なぜジャックも歳を取ってないのかが謎ですよね。

テットの正体がわかったジャックは、ジュリアと一緒にヴィッカの元に帰ります。
しかしジャックの話を信用できないヴィッカは、テットに報告。
テットは彼らを殺すためにドローンを差し向けてきます。
ドローンの攻撃でヴィッカは跡形もなく消されてしまいますが、
ジャックとジュリアはパトロール用シップに乗り込み逃走します。
彼のシップは破壊されるも、なんとかドローンを撃墜し、事なきを得ます。
追ってくるドローンとのドッグファイトの映像はかなりかっこいいです。
ジュリアは戦闘中に被弾しますが、なぜかヴィッカのように消し飛びませんでした。
その後、撃墜されたドロールの所に、どこからか同じパトロール用シップが現れ、
その乗組員の男がそのドローンの修理を始めるのです。
ジャックがその男を止めようと近づくと、なんとその男もジャックで…。

つまりジャックはクローンで、お互い気付いてないけど複数体いるということですね。
主人公のジャックは49号、そこで現れたジャックは52号でした。
クローンなので記憶は任務前に消されたわけではなく、もともとなかったわけです。
ただジュリアの本当の旦那であるオリジナルの記憶が断片的に残っているようです。
途中で薄々気付きはしたものの、序盤はジャックがクローンだなんて思いもせず、
ここまでの展開になるとは、ある意味驚きでした。
エイリアンにロボット、ハイテク兵器や乗り物、そしてクローンまで登場とは、
SF映画のオイシイところ集めたような作品です。
テットや自分の正体を確信したジャックは、スカヴの計画に乗ることにし、
激しい妨害に遭いながらも、なんとかテットの破壊に成功する、という物語です。

いろいろな謎の真相が明かされた本作ですが、その真相にどうも納得できないのは、
エイリアンであるテットが、一体何がしたかったのかがイマイチわからないことです。
地球侵略の目的は水資源であろうことは間違いないと思いますが、
ジャックのクローンに自分が普通の地球人だと思わせる必要性がありません。
結局そんなことをしたから裏切られたわけだしね。
もともとジャックのクローンはドロールの修理用に作ったわけではなく、
地球人と戦うための兵士として作られていたのですが、
スカヴのビーチ曰く、その時のクローンは完全に殺人マシーンだったとのことで、
そこまで記憶を操れるなら、わざわざ騙す必要もないですよね。
戦争時には宇宙船から数千のジャックのクローンが降りて来たそうですが、
セリフだけでなく、そんなトム・クルーズだらけのシュールな映像も観たかったな…。
任務期間が2週間というのも、テットにとって全く意味がない設定だと思いました。
2週間ごとにわざわざ新しいクローンに取り換えるということになるけど、
クローンが2週間しか生存できないというのであれば理解できますが、
ラストのジャック52号は3年くらい普通に生存していたようだし…。
要するにどんでん返しのために取って付けた、意味のない設定だったわけです。

あと、テットの中枢も単なる人工知能だったのは少し味気ないです。
どんな宇宙人が待っているのかと期待したのに…。
ついでに、テットの倒し方についても、別に宇宙まで行って中枢から破壊せずとも、
地球上にある採水プラントをいくつか破壊するだけでよかった気が…。
ジャックとジュリアならいいけど、ジャックとビーチのオッサン2人が、
テット中枢まで行ってバルスするシーンなんて、画的にちょっとアレですよね…。

設定に妙なところは多いものの、古典的なSFを最新技術で映像化したような作品で、
とりあえず観ている間は楽しかったのは確かだと思います。
でもやはり内容がベタすぎるので、数ヵ月後には忘れてしまっていそうな印象でした。

コメント

今日観ました。
全く同感ですね。

Re: タイトルなし

つまりちょっとイマイチな作品という印象でしょうか?
それだと残念でしたね…。

  • 2013/06/07(金) 21:41:14 |
  • URL |
  • BLRPN #-
  • [ 編集 ]

今日観ました。
私も同感です。
まあ、つまらない訳でもないんですが、
仰るようにツッコミどころが多すぎて・・・・。

トム・クルーズのファンではないのですが、
好感は持っています。いつまでも若々しいですね。
スターのオーラがあります。
今後もこの調子で頑張ってほしいです。

  • 2013/06/12(水) 18:58:16 |
  • URL |
  • 翡翠 #flPMGraQ
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

SFスリラーにツッコミどころは付きものですが、本作は多すぎますね。

ボクはトム・クルーズも好きですけど、実年齢も知っているだけに、
いつまでも若々しい役ができることに感心する反面、
無理して若々しく頑張っているような違和感も覚えます。
『M:i:4』も主演をジェレミー・レナーに譲るかと思いきや、やっぱり彼が主演で…。
そろそろアクション映画の主演は遠慮して、大御所として若手の脇を固める時期かも?

  • 2013/06/12(水) 23:33:27 |
  • URL |
  • BLRPN #-
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