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ティモシーの小さな奇跡

顎がなくなっちゃうほどのキアヌ・リーブスの激太りにちょっとビックリしました。
ハリウッド版「忠臣蔵」の『47RONIN』に主演していますが、
昨年公開予定だったのに公開延期になり、年を越えても公開日が不透明なのは、
それが原因なのではないかと勘繰ってしまいます。
まぁ彼はハリウッドスターなので、役作りで肉体改造し、
太ったり痩せたりマッチョになったりを繰り返しているだろうから、
今はこんなでも何か出演オファーがあればすぐに元に戻るでしょうね。

ハリウッドスターでビックリしたと言えば、アンジーの乳房切除手術です。
乳癌が発症したわけでもないのに、予防のために先に摘出してしまうなんて、
思い切ったことをするものだと感心しました。
なんでも次は卵巣癌予防のために卵巣摘出手術も検討しているそうで…。
彼女がそれを発表することで、予防手術の認知度も上がるのはいいことだと思うけど、
そのすぐ後に彼女が卵巣癌で亡くなった女優(彼女の実母)の伝記映画に
出演することが発表され、「手術は役作りの肉体改造だったの?」なんて思ったりも…。
まぁ役作りではないでしょうが、その映画出演が手術に影響を与えたのはあり得るかな。
彼女の母親が癌で苦しみ、それを家族として目の当たりにしていれば、
自分の家族、特に子どもたちのために健康で居続けようと思うのは当然かな。
たしか彼女には実子が3人、養子も3~4人いたような気がするし、
そんな子沢山なら尚更でしょう。

ということで、今日は養子を取ろうと考える夫婦の物語の感想です。

ティモシーの小さな奇跡
The Odd Life of Timothy Green

2013年5月22日リリース。
ジョエル・エドガートンとジェニファー・ガーナー共演によるハートフルドラマ。

エンピツ工場で働くジム・グリーンと妻シンディは、子供を授かることを夢見ていたが、その望みが叶わないことを宣告される。ある夜2人は、「自分たちの理想の子供」について紙に書き出し、それを庭に埋めた。それは2人が子供を授かる願いを断ち切ろうとした行為であったが、その真夜中に、ひとりの泥だらけの少年が現れる。自ら「ティモシー」と名乗った少年は、普通の子供と変わらないが、奇妙なことに両足のくるぶしあたりに葉っぱが生えていたのだ。 突然現れた10歳の少年に困惑しながらも、2人はティモシーを温かく迎え入れ、翌朝から3人の生活がスタートする。純真無垢なティモシーは、グリーン夫妻はもちろん、小さな町のまわりの人々にも小さな幸せと小さな変化をもたらしていった。しかし、季節が過ぎゆくように、ティモシーの足の葉っぱも1枚ずつ落ちていく。ずっと一緒と思っていたティモシーとの別れが、近づいていくかのように…。(公式サイトより)



全米初登場7位(最高6位)と、ちょっと物足りない成績だった本作。
それほど有名なハリウッドスターが出演しているわけでもなく、
日本では劇場公開が見送られ、ビデオスルーでのリリースとなりました。
全米での評価もそれほどいいわけではなかったし、それも仕方ないですが、
そんなにダメな出来の映画でもないと思います。
安心安全なディズニーのファンタジー映画なので、
子どもも大人も気楽に楽しめるハートフルな作品です。

ただちょっと詰め込みすぎな感じは否めません。
夫ジムの父親とのエピソードなど、特に活かされもしない設定が散見されます。
そもそも本作の本編は養子縁組センターに里親申請にやってきた夫婦が、
申請を認可してもらうために審査員を説得するのですが、
彼らが説明する養子が欲しい動機を回想で描いたものなのだけど、
その入れ子構造がすでに無用な構成だったかも…。
その構成自体はよくあるものだし、悪いわけではないのですが、
彼らの話はあまりに現実的ではないため、そんな不利になる話を養子縁組センターでする、
或いは審査員が真剣に聞くという状況は、ちょっと考えにくいものだと思います。
しかもそんなあり得ない話で申請を認可してしまうなんて、それこそあり得ないです。
そこは本作の評価を大きく落とすポイントだったと思いました。

でも彼らの話はあり得ない話ですが、ファンタジー映画としては面白い内容です。
シンディとジムの夫婦は、長年不妊治療を続けてきましたが、
子どもは授かれず、ついに医者から匙を投げられてしまいます。
しかし諦めきれない2人は、せめてもの慰みにと、自分たちの理想の子ども像を空想し、
それを書き出したメモを木箱に入れ、庭の家庭菜園に埋めます。
するとその夜、木箱を埋めた場所から10歳くらいの男の子が生えてきたのです。
でも2人はその子を自分たちの子どもとして育てることにします。
ティモシーという名前のその子は、まさにメモ通りの理想の子どもでしたが、
なぜか足に葉っぱが数枚生えており…。
ティモシーはきっと人間ではなく植物なんでしょうね。(たまに光合成もします。)
土の中から泥だらけの子どもが這い出してくるなんて少し不気味ですが、
葉っぱが生えてて人間ではないのは明白なので、不気味さは緩和されました。

夫婦は近所や親せきにはティモシーは養子だと言って育てます。
ティモシーは学校に通うようになり、イジメを受けたり、恋をしたり、
サッカーチームに入ったりと、普通の小学生のように生活しますが、
彼の足の葉っぱは、一枚、また一枚と落葉し…。
全て散ったらティモシーはいなくなるんだろうなと予感させます。
ティモシーはそのことをシンディとジムには内緒にしていますが、
自分が消えることを自覚しており、気丈に振る舞っているのが何とも切ないです。

彼らの住むスタンリーヴィルは鉛筆の町で、夫ジムも鉛筆工場で働いていますが、
工場は閉鎖寸前で、大規模なリストラが行われようとしています。
ジムは上司からリストラの肩叩き役を押し付けられて悩みますが、
ティモシーの発案で、妻シンディと新しい鉛筆を作ることになります。
結局その新しい鉛筆が工場の経営を立て直すことになるのですが、
どんな高性能な鉛筆かと思いきや、材料がほとんど葉っぱという鉛筆で…。
ティモシーの葉っぱに着想を得たのはわかりますが、やはり単なる鉛筆です。
エコだとか言っていたので、葉っぱが原材料だから材料費が不要ってことかな?
でも葉っぱを固めるなんて木の鉛筆より手間がかかって割高になりそうですよね。
たしかにちょっとお洒落なデザインだったけど、これで工場が持ち直すとは思えず、
なにかもう少しいいアイディアはなかったものかと思います。

そんなこんなでティモシーが町(工場)を救った夜、
ついに彼の最後の一葉も枯れ落ちてしまい、彼は姿を消してしまいます。
悲しむシンディたちですが、その後、養子を取る決心をして、
件の養子縁組センターに申請しに行くわけです。
でも、ティモシーは彼らの理想の子ども像を体現した存在だから、
養子を迎えたところでティモシーに勝てるはずもないし、
彼らはそれで満足するはずがないと思ったのですが、ここが本作の上手いところ。
なんと彼らが迎えた養子は女の子だったんですね。
男の子と女の子では比較なんかできないので、不満に思うこともないだろうし、
ティモシーと生活した経験で彼らも親として成長したし、
この家族はきっと幸せになると思います。

そこそこ感動できたし、鑑賞後感も悪くないので、無難に楽しめる作品でした。

コメント

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  • 2013/06/02(日) 19:48:54 |
  • |
  • #
  • [ 編集 ]

Re: いつも大感謝です。

ありがとうございます。とても励まされました。
FC2に引っ越してまだ1カ月なので、まだまだ大丈夫です。

  • 2013/06/03(月) 18:10:16 |
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