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L.A. ギャング ストーリー

ゴールデンウィークも今日で最終日です。
ボクは仕事柄、祝日は関係ないので連休なんて全くありませんでしたが、
休日に映画館に行くと、人が大勢いてゴールデンウィークを実感します。
"ゴールデンウィーク"が映画業界用語なのは有名な話ですが、
今年のゴールデンウィークの映画ラインナップは、
バラエティに富んでいてかなりよかったように思います。
アニメ映画の充実もさることながら、日本映画がなかなかよかったですね。
目立ったハリウッド映画は『アイアンマン3』と『リンカーン』くらいだけど、
それだけあれば十分だったかな。
ゴールデンウィークは日本の行事だし、日本映画が充実するのは当たり前。
むしろハリウッド映画は、これからのサマーシーズンが本番ですもんね。

ということで、今日はゴールデンウィーク中に公開されたハリウッド映画の感想です。
ゴールデンウィーク前半のオススメ映画は『アイアンマン3』でしたが、
後半のオススメ映画は断然本作でした。

L.A. ギャング ストーリー
Gangster Squad

2013年5月3日日本公開。
ジョシュ・ブローリン主演のアクション・クライム映画。

1949年ロサンゼルス、ギャング王ミッキー・コーエン(ショーン・ペン)はドラッグや銃器売買、売春などで得た金で街を牛耳っていた。警察や政治家も意のままに操るコーエンに誰も歯向かえずにいたが、街の平和を取り戻すべく6人の男たちが立ち上がる。ロサンゼルス市警のジョン・オマラ(ジョシュ・ブローリン)とジェリー・ウーターズ(ライアン・ゴズリング)らのチームは、身分を隠し闇社会に戦いを挑んでいく。(シネマトゥデイより)



面白い映画はそこそこありますが、こんなに熱くなった映画は久しぶりかも。
思わず身を乗り出してしまうほど魅入ってしまいました。
男臭くてハードボイルドで、とにかくカッコいいです。
それなのにアメリカの批評家の評価はあまり芳しくないみたいで不思議ですが、
ギャングの抗争を題材に、市街地で派手な銃撃戦を描いた作品であるため、
昨年7月の映画館銃乱射事件などの影響を受けたのだろうと思われます。
このくらいのドンパチは特に珍しいわけでもないはずなのに、
やたら「暴力的」という評価が多いようなので…。
実際、全米公開日も昨年9月7日から今月まで延期されてしまいました。
全く銃乱射事件の犯人は迷惑や野郎ですが、そんなことで自粛ムードになるわりに、
オバマ大統領の銃規制法案は通らないんだから、アメリカって変な国です。

…おっと、ちょっと話がズレました。
たしかに本作は、銃乱射の他にもけっこうグロいシーンもあります。
冒頭も車で引っ張って人間を真っ二つに割くシーンだったし、
頭に電動ドリルを突き刺したり、エレベーターの扉に挟まった腕がもげるなど、
思わず目を覆いたくなるようなシーンもあります。
そこそこハードなので、グロが苦手な人は注意が必要ですが、
多少我慢しても観る価値のある面白い作品だと思います。

舞台は第二次世界大戦直後のロサンゼルスです。
当時、ミッキー・コーエンというギャングが街を牛耳っており、
判事も買収され、彼を恐れて誰も証言できないため、警察も手が出せない状態です。
コーエンがシカゴにまで勢力拡大を目論んでおり、
ロスがシカゴのギャングと全面戦争に巻き込まれることを懸念した市警本部長は、
コーエンをロスから排除するための極秘部隊を組織します。
そのリーダーに選ばれたのが、コーエンの娼館を潰したオマラ巡査部長でした。
本作は事実に着想を得て作られた物語だそうで、コーエンは実在のギャングです。
しかしオマラたち6人の部隊「ギャングスタ・スクワット」は、
極秘の存在なので歴史の表舞台には出ていないという設定ですね。
本作の基となったノンフィクション小説では、そんな舞台が実在したことになってますが、
本当のところはさだかではありませんね。
コーエンから警察の関与を隠すため、バッチを外して活動していたわけですが、
事件解決後は別に公表されてもいい気がしますけどね。

正義感溢れるオマラは、市警本部長の申し出を快諾し、部隊のメンバーを人選します。
しかしコーエンは警察官も買収しているので、安易に選ぶわけにはいきません。
そこで彼は、あえて警察のはぐれ者たちを集めるのです。
集まったのは売人潰しのナイフの名手である黒人警官ハリス、陸軍情報部だったキーラー、
ギャング殺しで拳銃の名手であるケナードと、その相棒のメキシコ人ラミレス、
そしてオマラの友人ウォーターズ巡査部長の計6人です。
全くタイプの違う曲者ぞろいで、部隊に加わる動機もバラバラですが、
権力や金や名誉では動かない男たちで、なんだかワクワクする熱いメンバーです。
その6人はいいけど、腐敗する市警の上層部であるパーカー本部長は、
コーエンとの会食にも参加していたし、なんか胡散臭い奴だと思っちゃいました。
オマラもなんでこんな人物を信用するのかと不思議に思いましたが、
史実のパーカー本部長は、コーエンのギャングを潰した英雄だったらしいので、
彼が正義感の強い人物であることは前提だったみたいですね。

そんな部隊のメンバーを実際に選んだのは、オマラの妻だったのですが、
メキシコ人ラミレスだけは誘ってないのに勝手に加わったので、
コイツも何だかちょっと怪しいな…、と思ったのですが、
クライマックスでのケナードとの師弟関係には熱くなりました。
人種差別の強い当時のロスですが、メキシコ人の彼や黒人のハリスが部隊に加え、
人種的にも多様な編成にして、人種を超越した絆を描いているのでしょう。
そんな演出も物語を更に熱くしていると思います。

彼らは警察バッチを外し、身分を隠してギャングに戦いを挑むのですが、
その方法は、ギャングのふりをしてコーエンに縄張り争いを仕掛けるのです。
コーエンのカジノに強盗に押し入ったり、麻薬の輸送車を襲ったりします。
まさに「目には目を」って感じですが、傍目には彼らもギャングと同じなので、
うっかり警察に捕まっちゃうことも…。
仲間のひとりで、ちょっと真面目すぎるキーラーは、
「自分たちと奴らの違いは何だ?」なんて悩んだりもします。
まぁ彼らはなるべく市民は巻き込まないようにしているし、
なぜか悪者でもあまり殺さないようにしているみたいなので、
コーエンら本物のギャングとは一線を画すのですが、一番の違いはその目的でしょう。
彼らはコーエンの新しい資金源である電信事業局に襲撃をかけ成功しますが、
資金源を潰すことがもくなために、金は持ち去らずその場で燃やしてしまいます。
そのことでその犯行がギャングの仕業ではなく、警察の仕業だとコーエンにばれ、
彼らや市警本部長は窮地に立たされることになるのです。
金なんてあって困るものじゃないんだし、とりあえず奪っとけばよかったのに、
信念や正義感が強すぎるのも考えものですね。

正体がバレたことで、コーエンとの縄張り争いに敗北したオマラたち。
窮地に立たされた彼らが取った最後の手段は、とても意外なものでした。
なんと司法の手順に則り、警察官としてコーエンを逮捕しちゃおうというのです。
それが出来ないからわざわざギャングのふりまでしてたのにね。
コーエンの情婦を味方に付け、殺人の目撃証言をしてもらうことにして、
コーエンから買収されてる判事を脅し、逮捕令状を作らせます。
その程度のことだったら、なんだかいつでも簡単に出来そうなものだけど…。
でも結局は、令状なんか持って行っても、コーエンが簡単に投降するはずもなく、
最後は壮絶な銃撃戦になるのですが…。
このクライマックスの銃撃戦を含め、ギャングとの抗争シーンは、
手に汗握るガンアクションで面白いのですが、ちょっと残念なことも…。
敵味方問わずみんな中折れ帽にトレンチコートの出で立ちなので、
引きの画だと誰が誰だかわからなくなっちゃうんですよね…。
せっかく部隊は個性派集団なのに、誰がどんな活躍をしているのか、
完全に把握できないのはちょっと残念に思いました。
まぁ当時の時代考証を忠実に再現してるんだろうから仕方ないけど…。

ラストはオマラとコーエンの一騎打ちになります。
今まで散々ドンパチしてきたのに、最後はまさかの殴り合いです。
ボクシング経験者のコーエンは殴り合いもかなり強いですが、
オマラはボクサーではないので、蹴るは投げるは…。
ルールなんてないけど、ボクシングに徹しているコーエンは完全に不利で、
腹にニーキックされて形勢逆転しちゃったコーエンはちょっと気の毒だったかも…。
まぁコーエンがウォーターズの友人ウェイレンを殺した時は、
丸腰で戦うと見せかけて銃殺したので、因果応報なのかもしれませんね。

事実を基にしたというには、ちょっと無理がある展開ですが、
カッコいい男の物語で、男子必見の作品です。
やっぱりたまに観るギャング映画はいいものですね。

コメント

前のblogからずっと見てました(^-^)/
コメントはそんなに書いてないんですけど(__)すみません(>_<)
でも毎回楽しみにしてます(^-^)/頑張ってください(>.<)y-~

  • 2013/05/08(水) 16:18:37 |
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Re: タイトルなし

旧ブログが検索エンジンに引っ掛かり難くなって引っ越したものの、
ここもなかなかクローラーに見つけてもらえず、
早くも腐りかけていたので、とても励みになります。
今はまだ、旧ブログに張ったリンクから訪問して下さる方だけが頼りで、
カウンター回してもらえるだけでも嬉しいですが、
コメントまで頂けて、本当にありがたいです。

  • 2013/05/09(木) 20:46:31 |
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