ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

イエスマン “YES”は人生のパスワード

今週は春休み映画がたくさん封切られたので、また暫く映画漬けです。
でもそれが終わったらGW映画まで落ち着きます。

実話を基にした映画にハズレはない、って思ってるんですけど、
実体験を基にした映画となるとハズレが多くなるような気がします。
実話を基にした映画ってのは、その実話自体が興味深いから映画化されているわけで、
面白いのは保証済みみたいなところがあるけど、実体験を基にした映画は
実話を基にした映画に比べるとフィクションが増えるから面白くないのかも。
でも『おくりびと』だって実体験を基にした映画だし、全部ダメってことはないです。
今週は実体験を基にした映画が2つ封切られました。
ひとつはお笑い芸人の実体験を基にした映画『ドロップ』、
そしてもうひとつは今日感想を書くコレです。

イエスマン “YES”は人生のパスワード

2009年3月20日日本公開。
BBCラジオディレクターの体験実話が基になったジム・キャリー主演のコメディー。

仕事でもプライベートでも「ノー」を連発し、親友の婚約パーティーまですっぽかしてしまう後ろ向き男カール(ジム・キャリー)。生き方を変えようと決心した彼は、いつどんなときも「イエス」と言うルールを自分に課す。その結果、偶然知り合ったアリソン(ゾーイー・デシャネル)から好意を持たれるなど、運気を上げていくカールだったが…。(シネマトゥデイより)

"イエスマン"といえば上司の言うことを何でも肯定する太鼓持ちのことで、
自分の意見を持たないダメ人間としてネガティブな評価を受ける人たちですが、
それはどうやら日本だけで伝わる俗語の類みたいですね。
もちろん今作はハリウッド映画なので、そんな意味はなく、
全てのことを否定しないことで前向きに生きようというポジティブなものです。

怪しい啓発セミナーで何事にも「イエス」と答えるように洗脳(?)されたカール。
「イエス」ということで酷い目にも会うが、結果的にいい方に転がっている気がする。
それは「イエス」ということに意味があるんじゃなくて、
普段は引きこもり気味だった彼が、いろいろなことに挑戦するようになったことで
出会いが増えたり、趣味が増えたりして人生が豊かになっただけで、
なんでも「イエス」と答えることが重要だったわけではありません。
セミナーの主催者テレンス(テレンス・スタンプ)の意図も実はそこだが、
カールを含めセミナーの信者たちは拡大解釈してしまっているんですね。
そこはなんだか今の宗教への皮肉になっているんじゃないかと思います。
どの主教ももともとは正しいこと言ってるんですけどね、みたいな。

なのでこの映画は何事にも「イエス」ということが正しいと伝えたいわけじゃなくて、
自分の意思に従いポジティブに生きることが大事だという旨だと思いました。
「ノー」ばかりの人生じゃ面白いことなんて何も起きないけど
「イエス」ばかりでもうまくいかない、
たまには「メイビー」もいいよね、みたいな。
まぁ基本的にコメディーなんで、あんまり深い意味はないでしょうが…。

『ナンバー23』の時のシリアスなジム・キャリーも悪くはないけど、
やっぱり彼は素晴らしいコメディー俳優です。
彼の顔芸は世界一で、たいしたストーリーでなくてもそれだけで笑えます。
それを証拠に、彼が主演を降りた映画の続編はことごとく滑ってますね。
今作もストーリー的には凡作だけど、彼の魅力で面白い映画に仕上がっています。
ただこれも彼の一面ではあるけど、大人でもドン引きしてしまうような
下ネタが織り込まれているのはちょっと残念かな…。
あれさへなければ、春休みのファミリー映画としてもっと拡大上映されてたはず。
親御さんは気まずい思いをすること必至なので子供と一緒には観ないように。

ジム・キャリーの魅力もさることながら、ゾーイー・デシャネル演じる
アリソンがやばいくらい可愛らしいです。
外見も美人なのですが、ちょっと浮世離れした不思議ちゃんキャラですごく魅力的。
特に彼女がボーカルのバンドのライブシーンは何回も見たいくらいです。

映画の話題性からしても、上映館数も上映回数も少なめで、期待度も低く、
半ばハズレを掴まされる覚悟で観に行ったのですが、満足の出来でした。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/101-0379b31a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad