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2014年ハリウッド映画ベスト10

2014年の総括記事もこれで最後。
次の投稿からは新作映画の感想に戻ります。
最後のランキングはハリウッド映画ベスト10です。
ハリウッド映画以外の外国映画のベスト10は前回書きましたが、
なんだかんだ言っても映画はやはりハリウッドが頂点で、
ボクもハリウッド映画が最も好きです。

でも日本ではなかなかハリウッド映画がヒットしなくて歯がゆいです。
そのせいでハリウッド・メジャーも日本での劇場公開する意欲を失っちゃって、
『22 Jump Street』『Think Like A Man Too』『The Other Woman』のような
全米1位の大ヒット作など劇場公開されて然るべき作品でもビデオスルー、
或は未公開のままになってしまうことも増えてきていて悲しいです。
全米1位だった『Neighbors』も先日やっと日本公開が決まったと思ったら、
DVDリリース前のお披露目上映らしく、超小規模公開みたいだし…。
全米ボックスオフィストップ10とまでは言わないものの、
せめて3位くらいまでのヒット作は無条件で日本劇場公開してほしいです。
まぁ配給会社も商売なので、売れる見込みがなければ公開しないのも仕方ないです。
ちょっと見切りが早すぎて、腰抜けなんじゃないかとも思うけど、
ディズニー映画以外のハリウッド映画を観ようとしない日本人客も悪いです。
『マレフィセント』なんて反日偽善女優主演の駄作に有難がって群がらないで、
もっと他のハリウッド映画にも目を向けてほしいです。

ということで、2014年ハリウッド映画ベスト10の発表です。
ただし、すでにランキング発表済みのアメコミ映画とアニメ映画は除外しています。

1位『GODZILLA
Godzilla.jpg
日本年間興収11位、全米年間興収12位、世界興収5億2500万ドル。
傑作だったこともさることながら、ゴジラファンのボクとしては
東宝が10年前に見限ったゴジラを再び復活させてくれたことに感謝です。
しかも興行的にも大成功し、エメリッヒ版とは違って高評価を得たことで、
東宝製ゴジラのプロジェクトも再び動き出し、いくら感謝してもしたりないです。
ただ、新ハリウッド版ゴジラは素晴らしかったけど、敵怪獣MUTOはイマイチでしたね。

2位『オール・ユー・ニード・イズ・キル
Edge of Tomorrow
日本年間興収21位、全米年間興収29位、世界興収3億7000万ドル。
日本のライトノベルをハリウッド映画化した作品で、それだけでも親近感が湧くけど、
原作を超える素晴らしい超大作SFに仕上がっていることに感動です。
日本原作のハリウッド映画はたまにあるけど、だいたい悲しい出来になりますもんね。
主演トム・クルーズ、ロボットものでありループもので日本人好みな内容だけど、
それでも日本では同週公開の『マレフィセント』の1/6未満の15億円ほどの成績で…。

3位『ヘラクレス
Hercules.jpg
ボクはギリシャ神話が大好きなので、ギリシャ神話が題材の映画には期待しちゃうが、
だいたい裏切られることが多いけど、これは本当に期待通りの出来で大満足。
ドウェイン・ジョンソンが演じたヘラクレスは見た目100点満点です。
(性格はもう少し粗暴でアホな方がヘラクレスっぽいけど…。)
ファンタジー色を排しながらも、ちゃんと原作神話を活かした物語にしてあるのも感心。
同年公開のケラン・ラッツ主演『ザ・ヘラクレス』の「これじゃない」感が強かったです。

4位『ラッシュ プライドと友情
Rush.jpg
ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門にもノミネートされた作品で、
ニキ・ラウダとジェームズ・ハントという天才ドライバーのライバル関係を描いた物語で、
もしF1に興味がなくても男子必見の超熱血スポ根ドラマです。
レースシーンの迫力は半端なく、最終戦となる雨の日本GPでの熱い展開に感動します。
実際は事実と異なるところも多いそうだけど、面白ければOK!
(ハリウッドとの合作ですが実はイギリス映画です。)

5位『ニード・フォー・スピード
Need for Speed
EAの人気レースゲーム『Need for Speed』をドリームワークスが実写映画化。
『ワイルド・スピード』シリーズを意識して製作されましたが、興行的にはイマイチで…。
しかし内容はかなり健闘しており、とても面白いカーアクション映画になっています。
ほとんど特撮も使わずに撮られたカーアクションですが迫力満点で、
公道バトルシーンも多くて、カーアクション映画ファンには堪りません。
ただ原作ゲームは日本車が多かったのに、本作にはほとんど登場しないのは残念。

6位『MUD -マッド-
Mud.jpg
「未体験ゾーンの映画たち」が今年も始まってますが、昨年のラインナップからの1本。
現代版『スタンド・バイ・ミー』とも評される作品で、なるほど確かにそんな感じですが、
ボクとしては『スタンド・バイ・ミー』よりも面白かったです。
子役らの演技もよかったけど、主演マシュー・マコノヒーがまた素晴らしい。
彼の他の主演作『ダラス・バイヤーズ・クラブ』や『インターステラー』も
ベスト10最終候補まで残ってましたが、やはりこれが最もよかったかな。

7位『プリズナーズ
Prisoners.jpg
ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール共演のハードなサイコスリラーです。
幼い娘をイタズラ目的で誘拐した疑いのある知的障害者を監禁し拷問する話で、
観客の倫理観を揺さぶる壮絶な物語で、三転四転する先の読めない展開で、
本当に障害者が犯人なのか、それとも他に真犯人がいるのか、それとも…、
…と150分にも及ぶ上映時間中、引き込まれっぱなしになる上質なミステリーです。
何とも言えない映像の趣も素晴らしいです。

8位『ディス/コネクト
Disconnect.jpg
ネットでの人間の繋がりをテーマにした群像スリラーで、
児童ポルノ、ネットいじめによる自殺、遠隔操作、なりすましなど、
ネット問題が描かれた興味深い作品です。
最近の子は安易に自画撮りをアップしちゃったりするけど、
それがどんな恐ろしいことか知らしめるにはなかなかいい教材です。
面白い上に警鐘にもなるので、もっといろんな人に観てもらうべき作品です。

9位『イントゥ・ザ・ストーム
Into the Storm
最近は減ってしまいましたが、ディザスター・ムービーを観ると
これぞハリウッドならではの映画って感じがしますね。
竜巻をPOV映像なども駆使して、臨場感と緊迫感たっぷりに描いており、
「超・体感型ムービー」の謳い文句に偽りない大迫力の作品です。
炎上する多重渦竜巻、EF5のスーパーセル型超巨大竜巻などの映像も凄いけど、
ストームチェイサーの乗る竜巻撮影用改造車の男子心を擽るデザインも秀逸でした。

10位『ミリオンダラー・アーム
Million Dollar Arm
初のインド人メジャーリーガー誕生の経緯を描いた作品ですが、
ハリウッド映画もインドが絡むと何故か楽しい作品になるのが不思議です。
実話が基になっているとは思えないほど、コミカルな物語ですが、
感動させるところはちゃんと泣かせてくれる熱いスポーツドラマでもあり、
野球好きにはマスト、それ以外の人にも是非観てもらいたい作品です。
ちなみに次点は公開中の『ゴーン・ガール』かな。

近年、内容は余裕で優っているにも関わらず、
興収ではずっと日本映画に押されっぱなしのハリウッド映画ですが、
今年こそは興収面でも大健闘してくれる予感がします。
『ナイトミュージアム』『ワイルド・スピード』『アベンジャーズ』
『ターミネーター』『ジュラシック・パーク』『テッド』『007』
『スター・ウォーズ』『ミッション・インポッシブル』などなど、
日本でも人気のある超大作の続編が目白押しですからね。
それに対して日本は、特に際立ったキラータイトルもないので、
ハリウッド映画復権を図るなら、もう今年しかありません。
ここで一発、日本映画を完膚なきまでに打ち負かして、
ハリウッド映画が日本でもっと上映されやすくなる環境を整えるのと同時に、
日本映画の危機感を煽り、切磋琢磨して映画を盛り上げてほしいです。
日本人も(たしかに面白いけど)アニメ映画ばかり観てちゃダメですよ。

2014年(非ハリウッド)外国映画ベスト10

今日は2014年外国映画ベスト10を発表しようと思いましたが、
昨年劇場鑑賞した142本の外国映画から10本を絞り込むのは困難を極めたため、
外国映画をハリウッド映画とそれ以外の国の映画に分けることにしました。
今回は非ハリウッドの外国映画ベスト10を発表します。

昨年は例年になくいろんな国の映画を観ることが出来ました。
ハリウッドとの合作も多いので、具体的に何本観たかはカウントしていませんが…。
ハリウッド映画は邦高洋低の影響か日本公開本数が減っている気がしますが、
それはハリウッド・メジャーが日本での自社配給に及び腰だからで、
逆に非ハリウッドの外国映画を観る機会が増えたような気がします。
日本は諸外国に比べるといろんな国の映画が公開される環境だと聞きますが、
それでもハリウッド映画に比べたら、他の国の映画の公開ハードルが高いので、
そのハードルを乗り越えてくるだけあり、個性的で面白い作品が多いです。
でも如何せん公開規模が小さいため、なかなか興収ランキング上位には入らないので、
シネコンでいろんな国の映画を公開してくれるようになればいいですね。

ということで、2014年非ハリウッド外国映画ベスト10の発表です。

1位『チェイス!
Dhoom 3
一昨年のインド最大のヒット作で、インド映画の世界興収歴代1位だった作品。
毎年のように記録が更新されているインド映画ですが、本当に勢いがありますね。
この作品もハリウッド映画に引けを取らない壮大な規模で撮られており、
歌ありダンスありアクションあり感動ありサプライズありの最高の娯楽作品です。

2位『ある過去の行方
The Past
イラン映画『別離』のアスガル・ファルハーディー監督が撮ったフランス映画です。
『別離』は外国語映画にも関わらずアカデミー脚本賞にノミネートされましたが、
本作の脚本も素晴らしく、キャストも地味だし絵的に全く華がないのに、
脚本だけでここまで観客を惹きつけられるものかと感心します。

3位『キョンシー
Rigor Mortis
「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2014」の中の1本。
『呪怨』の清水崇監督が製作した香港映画で、『霊幻道士』のリブートです。
キョンシー・ホラーとJホラーが見事に融合し、とても趣のある良質ホラーですが、
それをサイコスリラー的にまとめてあるところも興味深いです。

4位『100歳の華麗なる冒険
The Hundred-Year-Old Man Who Climbed Out the Window and Disappeared
スウェーデンの国民的ベストセラー小説『窓から逃げた100歳老人』を映画化し、
本国での大ヒットに留まらず、世界興収歴代1位となったスウェーデン映画です。
100歳の主人公の過去を叙事詩、現在をクライムコメディとして平行に描き、
そのどちらの物語も等しく面白いという稀有な傑作です。

5位『バルフィ!人生に唄えば
Barfi.jpg
2012年に世界最大のヒットとなったインド映画です。
ハリウッド、日本映画も含む世界の名作へのオマージュが満載なのも面白いけど、
聾唖者の男性と自閉症の女性の純愛を描いているにも関わらず、全く重苦しくなく、
とても見やすいロマコメになっていて、尚且つ感動できるんだから素晴らしいです。

6位『愛しのゴースト
Pee Mak
タイのバンコクに伝わる国民的怪談を映画化し、タイ歴代一位の興収を記録した
ホラーありコメディありミステリーありロマンスありの一粒で何度も美味しい娯楽作です。
めちゃめちゃ笑えてちょっと泣けるとても面白い物語で、
タイ映画なんてムエタイだけだろと思ってたけど、侮れません。

7位『NO
No.jpg
第85回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたチリ映画。
独裁政権を深夜の15分のテレビ宣伝だけで失脚に追い込むという、
信じられないような物語ですが、実話を基にしているというのだから驚きです。
しかも社会派作品ではなく娯楽作品なのでとても見やすく、誰でも楽しめるはずです。

8位『オオカミは嘘をつく
Big Bad Wolves
タランティーノ絶賛、バイオレンスとユーモアが満載のイスラエル製スリラー映画。
イスラエルは映画の製作があまり盛んではなく、まだまだ映画後進国ですが、
それでもこれほどの作品が撮られるんだから、おちおち出来ません。
残酷描写に次ぐ残酷描写なので、観る人を選ぶけど面白い作品です。

9位『ザ・レイド GOKUDO
The Raid 2
世界的大ヒットとなったインドネシアのバイオレンス映画『ザ・レイド』の続編。
邦題の通り「極道」が絡む話で、有名日本人俳優が3人出演しているものの、
そこはあまり期待しない方がいいですが、それを差し引いたとしても、
ハードなマーシャルアーツ映画で見応え十分です。

10位『ニンフォマニアック
Nymphomaniac Volume I
鬼才ラース・フォン・トリアー監督が2部作で描くエロチック・ドラマ。
「鬱三部作」の最終作だし、前後編合わせて4時間もあるのですが、
意外にもトリアー監督史上、最も見やすく楽しみ易いコメディタッチの物語でした。
ただエロ描写は直接的過ぎてセクシーさがないので、エロ目当てはオススメしません。

ハリウッド以外の外国映画は、なかなか情報が集まらないので、
今年の展望も見えにくいですが、近日公開で気になるのは、
ベルリン金熊賞の香港映画『薄氷の殺人』、インドのアカデミー賞作品賞『ミルカ』、
高校野球台湾代表の史実を基にした台湾映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』、
タイ映画『トム・ヤム・クン!』シリーズ最新作なのに邦題が謎な『マッハ!無限大』かな。
韓国映画はオワコンですが、それ以外のアジア映画は勢いがあります。
日本映画も負けないように世界に発信できる作品を撮ってほしいです。

2014年アメコミ映画ベスト5

昨日も更新するつもりでしたが、なんだか体調悪くて、寝てしまいました。
それで今朝、病院に行くと、インフルエンザだと診断されてしまい…。
これではあと数日は仕事に行くことも出来ず、図らずも正月休み延長です。
今も38度を超えていますが、タミフルが効いているのか昨日より楽なので、
今日は布団の中から更新します。

さて、前回は日本映画のベスト10を発表したので、今回は外国映画ですが、
ボクはアメコミ映画が好きすぎるので、普通にランキングを作ると
アメコミ映画が上位を独占してしまう偏ったランキングになるため、
先にアメコミ映画だけでベスト5を作ってしまうことにします。
今回選んだ5本は外国映画ベスト10でも全部ラインクインしちゃいます。

昨年は非常にアメコミ映画の多い年でした。
ボクが観ただけでも10本以上はあります。
ただ、その線引きは微妙で、『トランスフォーマー/ロストエイジ』もアメコミ映画だし、
グラフィックノベルも含めれば、『ヘラクレス』や『アイ、フランケンシュタイン』、
『300 帝国の進撃』などもアメコミ映画になりますからね。
なので今回はアメコミヒーロー映画に更に限定したいと思います。
更にアニメ映画ベスト5で扱った『ベイマックス』や『LEGO(R)ムービー』も除外します。
そうすると実質6本から5本を選ぶことになりますが、
それが全て面白いんだから、アメコミ映画恐るべしです。

ということで、2014年アメコミ映画ベスト5の発表です。

1位『X-MEN:フューチャー&パスト
X-Men Days of Future Past
普通ならリブートされると、旧シリーズはなかったことにされるものですが、
この作品はリブートされた新シリーズ2作目でありながら、
旧シリーズの最終作という位置づけでもある興味深い物語です。
まぁ結局は旧シリーズの物語はなかったことになるオチではあるんですが…。
残念ながら『X-MEN』シリーズは今年公開されませんが、
20世紀フォックスからは『ファンタスティック・フォー』がリブートされます。
そして来年、スピンオフ『デッドプール』と続編『X-MEN:アポカリプス』が公開です。

2位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
Guardians of the Galaxy
『アベンジャーズ』シリーズこと、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)第10弾。
超マイナーなヒーローチームが主人公だし、今までのMCUとの関連性も薄い上に、
スペースオペラ・コメディなので、どうなることかと思ったけれど、
ある意味ディズニーらしい、とてもキャッチーで面白い作品に仕上がっていました。
たぶんガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々は今年公開の
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』には登場しないでしょうが、
再来年続編が公開予定で、その後『アベンジャーズ』最新作に合流するかな?

3位『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
Captain America The Winter Soldier
MCU第9弾、戦争アクション映画だった前作とは全く趣が変わるので、
どうなることかと思いましたが、ポリティカルアクションとなり、
前作を超える面白い作品に仕上がっています。
事実上『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の前日譚であるのも興味深いです。
今回はアベンジャーズの味方だったはずのS.H.I.E.L.D.を敵に回しましたが、
再来年公開予定の『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー』では、
アベンジャーズの仲間であるアイアンマンとの戦いとなる予定です。

4位『アメイジング・スパイダーマン2
The Amazing Spider-Man 2
リブート2作目、やはり『スパイダーマン』シリーズはヒーローがひとりだけなので、
ヴィランの出来によって面白さが大きく左右される気がしますが、
その点、今回のヴィランであるエレクトロはめちゃめちゃ魅力的なので、
とても面白い作品に仕上がっていますね。
次回作はなんとヴィランチームを描いた『シニスター・シックス』になるようで、
『アメイジング・スパイダーマン3』はその次になりそうですが、
MCU下での再リブートも検討されているらしく、その動向に注目です。

5位『マイティ・ソー/ダーク・ワールド
Thor 2
MCU第8弾、『マイティ・ソー』の単独シリーズとしては2作目ですね。
前作、そして『アベンジャーズ』で敵対したロキとの共闘が熱いです。
浅野忠信演じるモーガンが事実上お払い箱だったのは残念でしたが…。
もちろんソーは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』にも出演しますが、
単独シリーズの続編は再来年の『マイティ・ソー:ラグナロック』になるみたいです。
でも『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にはソーは出ないらしいし、
ソーを女性化しちゃう計画もあるとかで、その動向が気がかりです。

さて、今年公開されるアメコミヒーロー映画は4本と少な目です。
まず昨年末公開予定だった『ミュータント・タートルズ』が今年2月に延期され、
7月にはMCU第11弾『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、
9月にはMCU第12弾『アントマン』、秋には『ファンタスティック・フォー』のリブート。
DC(ワーナー)が2年連続でアメコミ映画を公開しないのは残念で、
どんどんマーベルと水をあけられてしまっている気がします。
MCUは映画2本公開となりますが、テレビドラマでそれ以上の広がりを見せており、
日本では今週漸くDVDリリースとなった『エージェント・オブ・シールド』は、
現在シーズン2が放映中で、キャプテン・アメリカの恋人ペギーを主人公にした
『エージェント・カーター』もそろそろ放送開始するみたいです。
また別のチャンネルでは『デアデビル』と『A.K.A.ジェシカ・ジョーンズ』がスタートし、
その後も『アイアン・フィスト』『ルーク・ケイジ』『ディフェンダーズ』と続きます。
これらは全てMCUの一部として明言されているので、
いずれは映画シリーズ(特に『シビル・ウォー』)とも関係してくると思われますが、
日本でもなるべく間をおかずにリリースしてほしいです。

2014年日本映画ベスト10

昨日の2014年アニメ映画ベスト5に続いて、今回は日本映画ベスト10です。
といっても、昨年はあまり日本映画を観れなかったんですよね。
一昨年(2013年)は97本も観たのに、昨年は58本だけで、
そこからベスト10対象外のアニメを除けば46本になります。
5本に1本がランクインするベスト10なんて甘すぎますし、
けっこう見逃した日本映画も多かったので、あまり参考にはならないです。

なぜ日本映画を観る本数が減ったかといえば、一昨年は幅広く観たのですが、
あまり面白い作品に出合えず、日本映画に対して期待が持てなくなったためです。
折しも消費増税や円安などによる物価高で、遊興費を削る必要に迫られ、
何を削るかと考えると、期待できない日本映画を削るしかなかったので…。
余裕があったら観たかった日本映画も相当ありましたが、泣く泣くスルーしました。
でもスルーした日本映画も、後にレンタルビデオで観ましたが、
スルーして正解だったなと思うことが多く、やはり日本映画は打率が低いかも…。
劇場鑑賞したものにしても、かなり篩に掛けていたにも拘わらず、
面白いと思えるものはそれほど多くなかったです。

でもやはり世間では日本映画の方が人気があるみたいです。
ヒットの目安とされる興収10億円を超えた本数は外国映画の倍です。
まぁ『アナと雪の女王』がヒット作十何本もの興収を上げているので、
洋邦の興収比ではそれほど差はないかもしれませんが…。
最もヒットした日本映画も『STAND BY ME ドラえもん』で、
やはり日本のアニメ映画人気はすごいですが、アニメや漫画の実写化も強く、
実写日本映画のトップは『るろうに剣心 京都大火編』で、
その後も『テルマエ・ロマエII』『るろうに剣心 伝説の最期編』、
『ホットロード』『ルパン三世』『土竜の唄』と漫画実写化作品が続きます。
アニメや漫画の実写化は叩かれることも多いので、やめとけばいいのにと思うけど、
漫画の実写化作品しかヒットしない現状では作られ続けるのも当然ですね。
叩かれながらも作り続けたことにより、多少腕も上がってきたみたいで、
原作ファンからも歓迎される実写化作品も増えてきました。
『るろうに剣心』なんてまさにそうですが、前評判は最悪だった『ルパン三世』が、
ふたを開けてみれば「意外とありかも」と概ね好評だったのは予想外でしたね。
今年も『暗殺教室』『進撃の巨人』『バクマン。』など、無謀としか思えないような
人気漫画の実写化作品は控えていますが、果たして結果は如何に…。

あと、昨年の日本映画の重要な出来事といえば、
『小さいおうち』のベルリン映画祭での銀熊賞(最優秀女優賞:黒木華)、
『私の男』のモスクワ映画祭での最優秀作品賞と最優秀男優(浅野忠信)、
『ふしぎな岬の物語』のモントリオール世界映画祭での審査員特別賞、
『渇き。』のシッチェス映画祭での最優秀男優賞(役所広司)受賞くらいかな。
日本アカデミー賞はこのあたりの作品で決まるんじゃないかな?
特に興収がいいわけでもないし、それほど面白くもないですが…。

ということで、2014年日本映画ベスト10の発表です。
でも実際は1位の作品が頭ふたつくらい跳び抜けていますが、
2位以下は同率2位でもいいくらい団子で、思いつく順に書いただけだったり…。

1位『青天の霹靂
青天の霹靂
劇団ひとり原作、脚本、監督、出演の作品ですが、まさかまさかの傑作です。
芸人なんかにこんな傑作を撮られて、本職の監督は恥を知れと言いたいところですが、
ここは素直に劇団ひとりのマルチな才能を褒めるべきですね。
松本何某や品川何某とは別格、本職にも劣らぬ芸人監督で次回作が楽しみです。

2位『寄生獣
寄生獣
今年4月に『寄生獣 完結編』公開で、物語自体はまだ完結しておらず、
現段階での評価は尚早かもしれませんが、あの映像化不可能そうな原作漫画を、
見事に映像化してしまう山崎貴監督には脱帽、世界に通用するVFXです。
適材適所なキャストの演技も素晴らしかったです。

3位『KILLERS キラーズ
キラーズ KILLERS
インドネシアの俳優を主演に迎え、インドネシアで撮られた日本映画です。
悪役、というかW主演の北村一輝のサイコキラーっぷりが本当に素晴らしかったですね。
この縁で彼は大人気インドネシア映画『ザ・レイド GOKUDO』にも出演しましたが、
そちらはあまり出番がなくて残念でした。

4位『TOKYO TRIBE
トーキョー・トライブ TOKYO TRIBE
バトル・ラップ・ミュージカルという前代未聞の意味不明なジャンルで、
人を選ぶかもしれませんが、日本語ラップ好きなボクにはド直球でした。
カルト的人気漫画を、あのカルト的人気監督・園子温が映像化しており、
彼らしいバイオレンス・ハイテンション・コメディでとても面白かったです。

5位『イン・ザ・ヒーロー
イン・ザ・ヒーロー
まず今となっては希少なオリジナル脚本作品であることを評価したいです。
スーツアクター(スタントマン)という題材も映画ファンなら興味深いはず。
演出的にかなり惜しいところもあるのですが、それを差し引いても、
とても面白い熱血ドラマで、なかなか燃える映画ですね。

6位『海月姫
海月姫
先週末公開の昨年最後に観た映画ですが、映画納めに相応しい楽しい作品でした。
これも漫画の実写化作品で、能年玲奈が腐った女の子役で主演してますが、
大人気朝ドラ『あまちゃん』の後、彼女が満を持して主演した『ホットロード』は、
退屈極まりない作品だったので、その残念さの反動もあって本当に面白かったです。

7位『白ゆき姫殺人事件
白ゆき姫殺人事件
日本の監督の中でボクが最も信頼している中村義洋監督の作品ですが、
やはり信頼に応えてくれる、とても見応えのあるミステリーでした。
湊かなえの原作も面白いでしょうが、映画という媒体に合わせて演出する
監督の映像化センスは感心します。今年公開の監督最新作『予告犯』にも期待です。

8位『舞妓はレディ
舞妓はレディ
『マイ・フェア・レディ』の日本版パロディ作品ですが、さすがは周防正行監督、
パロディなんて言うのは失礼なくらいの、上質な国産ミュージカルになっています。
主演の新人女優の、透き通るような雰囲気と歌声も素晴らしいです。
もっとミュージカル映画が増えたらいいのにな。

9位『ある優しき殺人者の記録
ある優しき殺人者の記録
フェイクドキュメンタリーの第一人者、白石晃士監督のPOVスリラーです。
実は『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版』の後日談なんですよね。
韓国との関係が悪化する中、韓国を舞台にした日韓合作なのは引っかかるけど、
その内容は日韓友好なんかとは正反対のバイオレンススリラーで面白いです。

10位『ジャッジ!
ジャッジ!
海外の広告祭の審査員たちを描いた非常に興味深いコメディ映画です。
昨年、最初に観た日本映画がこの作品でしたが、とても面白かったので、
「今年は日本映画も幸先いいな」なんて思ったのですが、結果的には上記の通り…。
なお次点は芦田愛菜主演『円卓 コッコ、ひと夏のイマジン』です。

今年の日本映画の展望ですが、もうだいたい書いちゃってますね。
現時点で楽しみなのは『寄生獣 完結編』と『予告犯』くらいです。
今年は一層倹約に励むことになるから、日本映画はあまり観れなさそう。
評判がいいものや、映画賞受賞作を後追いで観る感じになるかな。

2014年アニメ映画ベスト5

今年最初に観る映画は9日公開の『96時間 レクイエム』を予定しているので、
それまでは映画の感想記事も書けません。
その間に昨年の映画の面白かったランキングを書いていきたいと思います。
例年通り、アニメ映画、日本映画、外国映画に分けてベスト10を書くつもりでしたが、
昨年はアニメ映画を17本しか観てないので、そこから10本も選べないため、
アニメ映画はベスト5にしたいと思います。

一昨年はアニメ映画を37本も観れたのに、今年20本も減ってしまったのは、
ハリウッド・アニメ映画の公開本数が減ってしまったためです。
その最大の原因はハリウッドの強豪アニメーションスタジオである
ドリームワークスとブルースカイを有する20世紀フォックスが、
日本でのアニメ映画の公開に後ろ向きなためです。
特に『ヒックとドラゴン2』を日本で公開しないのは正気の沙汰とは思えません。
世界興収6億ドル以上を稼ぎ出した昨年最もヒットしたアニメ映画なのに、
なぜ日本でだけ公開しないのか、残念を通り越して怒りすら感じます。
そんな考えだから、他のドリームワークスのアニメ作品である
『ミスター・ピーボディ&シャーマン』も当然のように日本公開しません。
『ターボ』も面白いのにビデオスルーとなってしまいました。
ブルースカイの『ブルー 初めての空へ』の続編も日本公開しませんし、
『メアリーと秘密の王国』は他の配給会社が小規模ながら公開してくれましたが、
20世紀フォックスには本当にいい加減にしてほしいです。
まぁ今年はドリームワークスの『ペンギンズ FROM マダガスカル』と
ブルースカイの『I LOVE スヌーピー』を日本公開してくれるらしいです。
この2本がヒットすれば、20世紀フォックスも方針を改めるかもしれないので、
皆さま、ぜひ観に行ってあげてください。

ボクは観る本数が減ってしまった昨年のアニメ映画ですが、
昨年の映画業界を騒がせたのも、アニメ映画だったと思います。
昨年のアニメ映画三大事件といえば、『映画 妖怪ウォッチ』の前売券特典騒動、
スタジオ・ジブリ『思い出のマーニー』でアニメ制作撤退宣言、
そして社会現象となった『アナと雪の女王』の超特大ヒットでしょう。
特に『アナと雪の女王』は興収254億7000万円で歴代3位の記録的ヒットになりました。
まだ劇場公開中にビデオリリースが始まってしまいましたが、
ビデオリリースを先延ばしにすればもっと記録は伸びたはずです。
まぁビデオは歴代最高の約227万枚を売り上げたみたいで、
興収歴代1位の『千と千尋の神隠し』のビデオ売り上げを抜いているので、
本当にとんでもない映画だったと思います。

ということで、2014年アニメ映画ベスト5の発表です。

1位『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
クレヨンしんちゃん 2014
ずっとハリウッド・アニメ映画の話題ばかりしていましたが、
昨年最も面白かったと思ったアニメ映画は日本のアニメ映画でした。
毎年GW恒例の『映画 クレヨンしんちゃん』ですが、この10年で最高の出来。
父ヒロシと息子しんのすけの父子愛に、思い出しただけで涙腺が…。
興収もシリーズ歴代3位(18億円)の大健闘で、今年の新作にも期待が持てますが、
今年のGWのライバルはいつもの『名探偵コナン』だけではなく、
『ドラゴンゴールZ 復活の「F」』も同日公開になるんですよね…。
パイの食い合いが懸念されますが、相乗効果で盛り上がる可能性も?

2位『ベイマックス
Baymax.jpg
ディズニー初のマーベル原作アニメで、更に日本カルチャーのオマージュも満載と、
ディズニー好きでマーベル好きな日本人のボクには堪らない作品でした。
今年は久々にピクサー作品の公開がなく寂しかったですが、
ディズニー長編アニメーション作品が2本公開されたわけだけど、
もう1本がバケモノ級の『アナと雪の女王』なので比べられると辛いですね。
更に同日公開もバケモノ級の『映画 妖怪ウォッチ』とぶつかり、
興収的にも厳しいかと懸念しましたが、興収50億円に届きそうな好スタート。
まだまだ絶賛公開中なので、ぜひ観に行ってください。

3位『LEGO(R)ムービー
The LEGO Movie
アメコミ映画はマーベルも大好きですが、ライバルのDCも大好き。
そんなDCのヒーローがLEGOのミニフィグになって大活躍するアニメです。
DCキャラの登場だけでも高評価ですが、その物語というか設定も秀逸で、
LEGOという舞台を見事に活かした世界観、そして映像に感心しきりです。
いやはや、あのまさかの展開には本当に驚かされましたね。
ちなみに昨年北米で最もヒットしたアニメ映画でもあります。
全米で2億6000万ドルも稼ぎ、『トランスフォーマー/ロスト・エイジ』をも凌ぎ、
実写も合わせた北米年間ランキング4位のスマッシュヒット作です。

4位『アナと雪の女王
Frozen.jpg
紅白でもコーナーが設けられるほど、日本で「レリゴー」旋風を巻き起こしましたが、
実は世界でも半端ない成績で、本国北米では4億ドル超を稼ぎオスカーも受賞。
世界興収は12億ドルにもなり、これは『トイ・ストーリー3』を抜いて、
世界で史上最もヒットしたアニメ映画になってるんですよね。
その記録的成績に見合うだけの面白い作品だったと思いますが、
日本では映画通を気取ってる輩に限って本作を過小評価(批判)しています。
なぜ世界歴代1位のアニメ映画になれたのか、その魅力に気付けない奴は、
映画を観る目がない、単なる流行りもの嫌いの天邪鬼です。

5位『STAND BY ME ドラえもん
ドラえもん STAND BY ME
『ドラえもん』シリーズ初のCGIアニメーションとして注目され、83.8億円を稼ぎ、
2014年の年間興行ランキングで『アナと雪の女王』に次ぐ2位になった作品です。
毎年春休み恒例の『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境』は35.8億円だったので、
ボクもここまでの大ヒットは予想外でしたが、口コミの効果なのかな?
原作のエピソードのいいとこどりをした、かなり泣ける物語に仕上がってますね。
ハリウッド・アニメにも引けを取らない映像のクオリティも素晴らしいです。
そういえば『Doraemon』がアメリカで放送されたけど、評判はよかったそうです。
ちなみにベスト5の次点は『ジョバンニの島』でした。

今年の展望ですが、大ヒット連発のディズニー長編アニメーションの公開はなく、
2年ぶりとなるピクサー最新作『インサイド・ヘッド』が7月18日公開されます。
ただ予告映像を観る限りではちょっと独創的すぎて不安も…。
同月31日には同じく2年ぶりにイルミネーション最新作『ミニオンズ』が公開となり、
今のところコチラの方が楽しみです。
20世紀フォックスは上記に加え自社制作の『The Book of Life』や
ドリームワークスの『Home』と『カンフーパンダ3』も公開してほしいけど、
とにかく『ヒックとドラゴン2』だけはさっさと公開しやがれと。
そのためにはオスカー受賞してもらうしかないか…。
ソニーは前作が振るわなかった『モンスター・ホテル2』を公開してくれるか心配…。
パラマウントからはあの人気キャラが実写とアニメの融合で描かれる
『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo』が春に公開されます。
スヌーピーにしてもそうですが、やはり日本でも知名度のあるキャラの映画だと
ちゃんと日本公開され、ハリウッド・アニメではないけど『ムーミン』、
『ひつじのショーン』や『星の王子さま』も公開されるみたいです。
とりあえずは新春早々に公開される『オズ めざせ!エメラルドの国へ』に期待です。

日本のアニメ映画だと、ジブリなき今となっては
細田守監督の最新作『バケモノの子』が最大の話題作になるでしょうか。
ボクは彼の作品と相性が悪いので期待できませんが…。
あと、FROGMANの『天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬』は気になります。
とりあえずは新春早々公開の『劇場版 PSYCHO-PASS』は観る予定です。

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